佐渡の翼

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居酒屋「おるふぇ」(佐渡相川)    投稿者:メシュラン覆面調査員

2009年12月20日 05時14分09秒 | 佐渡の居酒屋
秋のとある日、僕は相川の人気居酒屋「おるふぇ」さんにお邪魔した。天領通りの商店街を抜けた所にタクシー会社があるが、その隣で丁度「りき寿司」さんの真向かいにこの居酒屋があった。相川の飲食店事情に詳しい人の話によると、このお店はかつてはスナックで常時6~7人の女の子を雇って営業していたが、不景気で客足が減ったため店内の一部を改装し、2007年11月に居酒屋&スナックとしてリニューアルオープンしたのだそうだ。何でも佐渡のスナックで働く女の子の時給は1000~1200円程度とか。佐渡の翼さんが紹介した新潟のキャバクラ「イビザ」の時給が1700円だから、月収に換算するとおおよそ9万近い差になる。そしてこの事情通は「相川のスナックで若い女の子がいるお店は一軒もない」とも言った。

午後6時半頃にお邪魔した。カウンターの椅子はスナックぽくって、以前ボックス席だった所は居酒屋らしく座敷席に改造されていた。なるほど、それで「居酒屋&スナック」の看板を掲げていたのかと思わず納得してしまった。「佐渡食べ歩きグルメガイド」本には座敷席に改造される前の懐かしいボックス席の写真が掲載されている。座敷席は奥の2席を除いて満杯の御盛況だったがカウンター席には客は皆無!僕はカウンター席に陣取った。店内には、30代後半から40代前半とおぼしき美人女性と、眼鏡をかけたややふくよかなる感じのママの二人しかいなかったが、時間が遅くなるともう一人の女性がお店を手伝いに来るのだという。ママがお料理を作り若い女性が運び役をこなしていた。このウエイトレスさんには既にお子さんがいらっしゃるらしく、事情通は「多分Sちゃんかもしれないな」と言った。僕が生ビールを注文したらほどなくしてママさんが「チャーム」ですと言いながら、しただみとじゃがいもの煮つけを出してくれた。これがけっこういい味だった。更にウイスキーの水割りを追加でお願いし、烏賊の生姜焼きを注文した。佐渡で烏賊料理と言えば、刺身か一夜干しを焼いたもの、あるいはバター炒めくらいしか思い浮かばなかったので、烏賊の生姜焼きとは珍しいメニューだなと思った。このお料理、生姜醤油でさらっと炒めた感じでとても美味しかった。女性やママさんは座敷席の団体客の注文を捌くのにてんてこ舞で僕に話しかける暇などなかったようだ。お代は1550円、相川ではお勧めのスナック&居酒屋だな。




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