スインドンからの列車は6番線に到着したが、隣の7番線からヒースロー空港行きの急行列車であるヒースローエキスプレスが出発予定であった。発車時刻は午前10時25分であり、8分ほどの余裕があった。ヒースローエキスプレスとは、ヒースロー空港のターミナル2,3とロンドン市内のパディントン駅をわずか15分!(ターミナル5までの所要時間は21分で、ターミナル4へ行くためにはヒースロー空港でヒースローコネクトと言う各停列車に乗り変える必要がある)で結ぶ。ヒースローエキスプレスは15分おきに早朝(5時位)から深夜(11時30分位)まで運転されている。全席自由席だが、ファーストクラスとセカンドクラスがあり、ファーストクラスの片道運賃は42EURと非常に高い。旅行開始前に日本で、このサイトからチケットを購入しておけばスムーズに乗り継げる。
ファーストクラスは先頭車両にあるが、この車両の前には黒人検札官が立っていた。筆者が「ファーストクラスに乗りたいのだが」と言うと、彼は「後方に行け」と指示した。筆者が「この車両もファーストだろ」と言うと、「ファーストクラスは前方と後方の二か所にある」と口答えし始めた。筆者が「俺はチケットを持っているんだから、この車両に乗せろよ」と強い調子で言いつつチケットを見せると、すんなりとドアを開けてくれた。外国では日本とは違い、相手のいいなりになるととんでもない方向に行かされるので、自分に自信があれば言い分を押し通した方がいい。無論それをやるためには堪能な語学力が必要なのだが。。
10時17分にパデイントン駅に到着した
電光掲示板には発車時刻が10時40分と表示されていたが、これは筆者が乗車した列車の次に発車する列車を意味していた
ヒースローエキスプレスは7番線から発車する
バルセロナ行きの英国航空の出発ターミナルは3である
ファーストクラスは1車両に6席だけと言う贅沢さだ!
ヒースローエキスプレスのチケットはプラットホームでも買える
ヒースローエキスプレスに間違いない事を確認
ファーストクラスの乗客は筆者だけだった
前方は二等車両。はっきり言って、15分程度の移動に5000円余りを支払うのは馬鹿臭いと思う。二等車で充分である。