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2015年の黄金週間の5月の祝日は、3日から6日までだったが、筆者は7日、8日と二日間の有給休暇を取得し、5泊6日で佐渡へ渡った。1週間近くも佐渡に滞在するとさすがに飽きて来るが、今回の取材では2005枚の画像を撮影し、たっぷり3年分のブログネタが仕込めた。筆者は5月8日の午前7時に佐渡汽船両津港ターミナルの航送車待機場に到着した。両津港ターミナル内にある「海鮮横丁」(2015年度で営業休止となっている)の営業時間は午前9時からのようで、朝食を食べる食堂が見当たらなかった。駅中うどん屋のような食事処はあったが、入る気がしなかったので、改札手前にある売店で、伊万里さんが作成したおにぎりを二個買って、それを車の中で食べた。新潟発午前6時のカーフェリー「ときわ丸」が定刻の8時30分に両津港に到着し、これが折り返し両津発午前9時15分の便になる。
連休明けの平日のカーフェリーである、船内はがらがらだった。特等室の客は筆者だけで、この日は珍しく乗務員が特等室の部屋の鍵を渡してくれた。出航後は甲板に出て、まだ雪を被った大佐度山脈を見ながら、佐渡訪問は今回で最後にしようと堅く心に誓った。佐渡が島とは、ネットカフェチェーン店や山田電機や牛丼の吉野家が上陸しただけで、そしてセーブオンがローソンに変化しただけで掲示板で大騒ぎするような田舎である。佐渡が島は、互いの噂話と足の引っ張り合いに終始する人が多い島である。こんな島に定住を決意する人はよほどのお人よしか、無知な人間かさもなくば佐渡をこよなく愛する人のいずれかであろう。佐渡島へ観光に行けば必ず嫌な思いをしたし、落胆させられる事が多かった。首都圏から佐渡へ行くだけの予算があるのなら、金沢や東北地方の観光地を選ぶべきだと申し上げたい。佐渡の自然は美しいし、佐渡には観光客を歓待する心根の優しい人が大勢いる一方、佐渡出身の有能な人材は島外へ流出し、島には少数の若い世代と高齢者しか残っていないように思える。佐渡には本当に美味しいと自信を持って推薦できる飲食店はそれほど多くはない。地産地消のシステムが確立しておらず、冬に佐渡を訪ねても佐渡産寒鰤は築地へと流れ、それを味わえない場合もある。観光地としての魅力は多いものの、その資源を生かしきれるシステムが確立していないようにも思える。佐渡金銀山の世界遺産登録などは例え実現したとしても2020年の東京オリンピック以後ではないだろうか。「誹謗と中傷に明け暮れ、他人の心情を傷つけても平気でいられるような輩がうようよする島、そんな佐渡はもう懲り懲り、二度と佐渡へは行きたくない」、残念ながらこれが実感であり、8年間佐渡へ通い続けた筆者の結論でもある。ときわ丸は定刻の午前11時45分に新潟港に着岸した。
今回で、ガソリン自家用車での佐渡訪問は最後となるし、電気自動車やPHV車で佐渡を訪ねることもない。佐渡よ永遠にさらばである。i8のようなスーパーカーを島内へ持ち込めば一発でばれてしまうし、そもそも、段差の多い佐渡では車高の低いi8は不向きであるし、夏でもめまぐるしく天気の変わる佐渡では車が汚れて仕方がないからだ。それに海岸線を走れば潮で車体の汚れが益々ひどくなる。佐渡は超高級外車を乗り回す場所ではなかろう。筆者は佐渡とは完全に決別した。今後当ブログで佐渡の神社仏閣などの記事が五月雨式に出現する事があるが、いずれも過去記事の焼き直しであり、それ以外は佐渡とは全く無関係の記事ばかりが続く。当ブログの読者層の中に佐渡島民が占める割合は既に1割ほどにまで低下しているのが現状である。
既に売り払った筆者の旧車
この売店で
伊万里のおにぎりを買った
船首を開けたときわ丸
ときわ丸の煙突
両津湾で羽を休めるかもめ
ベンチ席
ときわ丸の売店ではスイカが使える
ここは
軽食コーナー
特等室の部屋の鍵
ジェットフォイル
甲板から見た大佐渡山脈
おけさ灯台
カーフェリーを追い越して行くジェットフォイル「銀河」
新潟からのおけさ丸とすれ違った
ここで毛布を
貸し出してくれるが
借りるには券売機で券を購入する必要がある
佐渡汽船の全船内でWi-Fiが使用可能
甲板
特等室乗客以外立ち入り禁止の立札
ここが筆者の部屋
間もなく新潟港に入港する
特等室のロビー
二等のベンチ席