一昨日の10月19日、筆者は極秘裏に佐渡相川を訪ねていた。ヨーロッパ旅行から帰国して4週間も経たないうちでの佐渡への訪問である。頭の中はまだベルリン、プロチダ、パリで撮影した面白い写真画像で埋め尽くされており、何だか佐渡の風景が異質に写る、そんな気分であった。ところが相川祭りでは、ヨーローッパで撮影した画像に引けを取らないほどの面白い写真がたくさん撮れた。全てが連写で埋め尽くされ、その枚数の総数は軽く4000枚を超えた。よく、65GBのCFがフルにならなかったと不思議に思うくらいだった。さすがにEOS-1DXであるが、実は祭りの主会場たる善知鳥神社にはEOS 7DやEOS 5Dを手にしたプロカメラマンが二人ほどいた。だが彼らのレンズを見たら、筆者のレンズよりも安い機種だったので、筆者は写真機材だけはプロに勝てた。ま、そんな事は自慢するほどの事ではないが、以下にお見せする画像の数々は、自分でも充分満足出来るほどの出来栄えで、とても素敵な仕上がりになった。これらの画像が撮影出来たのは、決して撮影技術の賜物ではなく、その被写体の素晴らしさのお陰である。だから筆者のような写真下手の素人でもプロ級の写真が撮れた!相川祭りは基本的に男のお祭りなので、今回はいい女ではなく、いい男の写真ばかりを厳選してみた。どれも皆さんいいお顔で写っていらっしゃる。祭りに参加した相川集落の男衆が「おお、俺はこんなにいい男に写っていたのか?」と感心するほど惚れ惚れする写真ばかりであった。従って今回は当ブログの女性愛読者に対し、「穴が穿くほどいい男の画像を得とご覧頂きたい」と申し上げたい。相川祭りの本格レポートと未公開の秘蔵の素敵な写真の数々の掲載は、ヨーロッパ旅行記が佳境に入る来年2月頃になる予定であり、それまで楽しみにお待ち頂ければと思う。最後に、撮影時にご配慮ご協力を頂いたお祭り実行委員会のスタッフの方々と棒組の皆さん、並びに写真のモデルを務めてくれた、凄く素敵な翁さん並びに神輿の担ぎ手の男性氏さん達にこの場を借りて厚くお礼を申し上げたい。3年連続でお天気に恵まれた相川祭り、今年も無事に無事故でその終焉を迎えられた。筆者は重い神輿が善知鳥神社を出発する際、注連縄が切られた後の境内の階段を神輿が下り降りた時に聞こえて来た、どこからとも無く上がった「よお~し、出て行ったあ~」の地元民の声が忘れられない。涙が出るほど感極まった神輿の出立!この長い歴史と伝統に裏打ちされた佐渡島最大規模を誇る光輝くお祭り、それが佐渡相川祭りであった。
猶蛇足であるが、以下の画像は商用個人利用を問わず、全て無許可及び出典の記載無しで自由に転用転載して頂いてけっこうである。ただし、画像には著作権保護を施してあるので、残念ながら盗用(他人が撮影した画像をさも自分が撮影したかのように装う事)は出来ない。何故なら画像情報の中に、撮影者として「wing of sado」と明記されているからです。
午前10時頃に相川柴町の民家前で撮影した豆撒き翁
翁(祭り用語では豆と言う)が正面を向いてくれた
その横顔!日焼けした精悍な首筋の肌に血管が浮き上がっている
蜜柑を握った彼の左手にご注目あれ
蜜柑投げスマッシュが決まった瞬間!
往年の翁の名役「中川けんぱ」さんによく似た男性に付き添われ、次の門付けの家に向かう翁
本番の善知鳥神社の拝殿前の奉納豆撒きの際に翁の後方で大工町太鼓組の頭として控えていたのが中川けんぱさん。この画像は拝殿前での翁の三度撒きの場面です。
中川けんぱさん、暑さと疲労で少し老けているように見えなくもない。
踊り(祭り用語で豆撒きと言う)が終了し、神様に一礼をした場面
翁の後見役は「けんぱ」さんで、翁役は柴町で豆撒きをした翁に付き添っていた男性との事です
夜のお神輿っす。場所は相川神明神社から出立して奉行所前へと向かう小路。撮影時刻は午後7時26分、垂れ目が可愛いお兄ちゃん!女性なら「やだ可愛い」と叫びそう猶、神明神社の御旅所には、二人の島内有名ブロガー(華岡清史郎さんと藤枝善行さん)さんがいて、華岡清史郎さんは高感度カメラであるソニーα7Sで撮影していらっしゃいました。だが、この場面は、ソニーα7Sが持つ最大ISOと夜間連写能力では撮影出来ないと思う。
二番目、三番目もいずれ劣らぬいい男!!、でも四番目の男性氏は完全に顎が上がっている。神輿の出発から5時間余りが経過しており、そろそろ疲れがピークに達する頃だ
最後までいい男っす!最後の2枚はライトアップされた佐渡奉行所前を神輿が通過する頃に撮影しました。
追記:この記事の写真の説明文は、中川けんぱ様から頂いたメール内容に基づき2014年10月23日午前5時に書き改めました。