こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

「2012年4月 初ブログより数えて60回目の投稿となりました」

2018-09-06 | 県労福協

◆ 2020年東京オリンピックまであと2年足らずとなっています。ここにきて、アマスポーツ界では次から次へと不祥事が発覚し、スポーツ庁もいよいよ黙って観ているだけにはいかなくなってきたようです。

毎日新聞による記事では、以下の不祥事が示されていました。

1月

カヌー・スプリント

男子選手が昨年9月にライバル選手の飲料に禁止薬物を混入させたことが発覚、除名処分に

 

2月

 

スピードスケート・ショートトラック

平昌五輪で男子選手がドーピング陽性反応。

五輪に出場できず

レスリング

日本協会の前強化本部長が五輪選手へのパワハラで告発されたことが明らかに

4月

バトミントン

強豪実業団の元監督が賞金の私的流用で告発された

 

5月

 

競泳

日本代表男子選手が3月の抜き打ちドーピング検査で陽性反応だったことが判明。暫定資格停止処分を受け、ジャカルタ・アジア大会の代表も取消

アメリカンフットボール

日大選手が関学大との定期戦で危険なタックル。監督とコーチは、タックルを指示したとして7月に懲戒解雇

7月

ボクシング

都道府県連盟有志が日本連盟の助成金不正流用を告発。日本連盟会長が8月に辞任

 

 

8月

剣道

 

居合道の昇段審査を巡って金銭授受が判明

体操

男性コーチが五輪選手への指導中の暴力行為で無期限の登録抹消処分。コーチは東京地裁に地位保全を求める仮処分の申し立てを行った

バスケットボール

ジャカルタ・アジア大会期間中に男子4選手が買春し、日本選手団の代表認定を取り消し。1年間の公式試合の出場権利剥奪処分を受ける

◆ 選手自らの不祥事もありますが、多くの方の記憶に刻まれたのは、レスリングの日本協会前強化本部長のパワハラ事件、アメリカンフットボールの日大監督とコーチの危険タックル指示事件、そして強烈な印象を残したボクシング日本連盟の会長による助成金不正流用、そして今回の日本体操協会のコーチ処分問題から発展してきた協会自体の専横的な体質問題、すなわちそれぞれの競技団体をとりまとめる○○協会といった組織の古くて形式的と言うか封建的と言うか、おしなべて上から目線で全て成り立つ、上からの命令や指示は正しくかつ絶対であると、盲目的に信奉している悪しき体育系体質に原因があるのではないかと思われます。

更に言わせてもらうなら、お国の政府高官による文書書き換えや不誠実な国会での答弁などもこうした体質の一つだと思われます。

◆ 流行語にもなった「○○ファースト」にちなみ「選手ファースト」と言いながらも、権力を持つ者の独善と専横体制、そしてこうした体制がやはり一部の幹部にもたらす利益と結びついているだろうな~と思わせる諸々の事象の公表。そしてその根源は、長期にわたる独占的な地位の保持、権力の長期的集中、というものにある事は誰の目にも明らかなのではないか。

 その意味では、自民党の総裁選に少し期待もしているのですがネ。

◆ 「転がる石にコケは生えないが、よどみに沈む石にはコケがびっしりとつく」

ローリングストーンズはイイネ

どんなに清廉潔白な人でも、長期に権力の座に居座れば裸の王様にもなろうし、眼も曇り、私利私欲に心も蝕まれてくる事を我々は歴史からも学んできているはずである。 

それなのに・・・・・あ~あ、それなのに・・・・・ 悲しい人間の性                                          (M)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿