こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

「フードバンクふじのくに」に資金援助を

2018-07-10 | 県労福協

6月から7月にかけて各地区労福協では総会が開催されました。ほとんどの地区では、総会と同時にフードドライブを実施し、集まった食品を「フードバンクふじのくに」へ送っていただきました。お菓子などは、子どもさんのいる家庭や子ども食堂などでとてもよろこばれます。ありがとうございました。 

フードバンクふじのくには20145月の活動開始から4年が経ち、20183月末までに寄贈を受けた食料は175トンに達しました。昨年度、寄贈いただきました食品重量は66.4トン(平成28年度比34%増)となりました。そして、食品提供件数は2,902件(同20%増)、提供重量は60.1トン(同18%増)となりました。寄贈を受けた食料のほとんどは市町の福祉関係課・社会福祉協議会や福祉関連組織を通じて生活に困っている方のもとに届けられていますが、子ども食堂等、子どもに関わる事業をされている団体への提供も増えています。

フードバンクふじのくにの活動は、無償でいただいた食品を必要な方々に無償でお届けする活動のため、事業の性質上、利益を得ることが困難です。現在の最大の課題は、活動資金の確保です。運営基盤を安定させるためには、賛助会員の拡大、企業や個人からの寄附が必要です。今後も、食料を必要としている方々に継続的に支援を続けていくためにも皆さまの資金援助が必要です。 


<最近の活動から>

64日~5日 中央労福協全国研究集会

 645日の2日間、中央労福協主催の全国研究集会に参加しました(岡山市:参加者340名)。今回の研究集会は「貧困や社会的孤立に陥らない地域をつくろう!~支えあい、助け合いのネットワークをひろげよう~」をメインテーマに開催されました。厚生労働省の本後健室長から『生活困窮者自立支援制度の意義と制度見直し、地域共生社会の実現に向けて』と題した講演を受け、法改正の概要と地域共生社会のめざすものについて理解しました。また、各地域で引きこもりなど社会的に孤立する若者支援などを行っている団体からの事例報告を受けました。

 

 

65日 富士地域労福協からフードバンクふじのくにへ寄付金贈呈

  65日の県労福協定時社員総会の開催前の時間を利用して、富士地域労福協からフードバンクふじのくにへの寄付金贈呈式を行いました。富士地域労福協から住宅フェスティバルとメーデーでの収益金などをフードバンクふじのくにへ寄附していただきました。富士地域労福協から、小林純一副会長、伊藤吉幸幹事、青山事務局次長が出席し、フードバンクふじのくにからは池冨彰副理事長、望月健次事務局長が出席しました。小林会長より池冨副理事長に目録が渡されました。ありがとうございました。 

 


67日および11日 フードバンクふじのくに事業推進委員会

  毎年6月に、フードバンク事業を展開していくうえで、連携関係が必要と考えられる県内の行政および社会福祉協議会を対象とした意見交換会を実施しています。フードバンクへの先駆的取り組みを行っている自治体や社会福祉協議会に活動報告をしてもらい、各自治体、社協で共有するとともに、集まった意見をフードバンク事業に反映しています。今年度は、67日に県および市町行政職員対象、611日に社会福祉協議会職員対象の委員会を開催し、意見交換を行いました。

 


619日 清水地区労福協定期総会

 清水地区労福協では定期総会後に会員研修の一環として、社会情勢などの知識を高める目的として毎年テーマを決めて研修会を開催しています。今年度は、「フードバンクふじのくに」の活動内容や静岡県内の生活困窮者の実情を知ることで、更なる活動支援の必要性を皆で共有することを目的に、「フードバンクふじのくに」の鈴木和樹事務局次長を研修会の講師としてお招きいただきました。研修会終了後には、清水地区労福協望月会長から「フードバンクふじのくに」へ寄付金を贈呈していただきました。ありがとうございました。

 


76日 NPO法施行20周年記念講演

  76日に静岡県労働者福祉基金協会主催の「ALWF県内市民活動支援センター会議」が開催されましたが、今年はNPO法施行20周年を記念して、「フードバンクふじのくに」の理事長でもある静岡大学人文社会科学部長・日詰一幸教授による記念講演「私とNPOの20年」が午前中に行われました。

 1995年の阪神・淡路大震災の救援・復興活動における市民活動団体の活躍をきっかけにNPO法制定の機運が一気に高まり、1998319日、議員立法によって特定非営利活動促進法(通称NPO法)が成立しました(施行は同年121日)。この20年間に日本社会におけるNPOへの理解も進み、法人数は日本全体で5万を超え、静岡県内には1,281のNPO法人が存在しています(内、客観性の高い公益性を有しているNPO法人である「認定NPO法人」25)。NPOは地域の課題に向き合い、それを解決するために重要な役割を担っています。そして、効果的に問題を解決するため、行政や企業と連携=協働することが重視されています。NPOが持続可能で安定的な活動を展開していくためには、地域社会の理解や支援が大切である一方で、NPO側も積極的な情報公開など更なる努力が必要です。認定NPO法人「フードバンクふじのくに」を支援する県労福協にとって大変参考となる講演でした。

  


夏季フードドライブは、201881日~831日に実施します。

缶詰やレトルト食品、即席めんなどが特に喜ばれます。ご家庭に眠っている食料があれば提供をお願いします。また、寄付金も募集しています。認定NPO法人であるフードバンクふじのくにへの寄付は税制上の優遇措置を受けることができます。

これからもフードバンクふじのくにへご支援・ご協力をお願いします。<MASA

 

フードバンクふじのくに』からのお願い    

 

 

                        

 

北駿地区労福協定期総会でフードドライブ実施しました。その時の食品をいただきました。たくさんのご支援、誠にありがとうございます。