こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

「無事に生還を果たせました」

2017-12-13 | 県労福協

◆ 11月いっぱい、県事務局の皆さまをはじめ仕事関係の皆さまには大変なご迷惑をおかけしてしまいましたが、頭が悪かったので、その治療に専念させていただきました。治療した結果ですが、これから先の心配はほぼなくなりましたが、頭の悪いのは治ることは無いとの診断が下されてしまいました。これだけはどうしようもない事なので、ボケはボケなりに、つつましく生きていく様にしたいと思っています。12月より復帰いたしました。

◆ 正式な名称は何というのか知りませんが、「未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング術」という手術を受けてきました。二週間ほど入院治療をしましたが、その間看護師さんの皆さまには大変お世話になりまして、まさに『天使』と呼ぶにふさわしいその献身的な姿勢に<感謝>の言葉以外表す言葉はありません。本当に周り(病院や職場)の方々に感謝・感謝であります。

◆ 手術後二日間ほどICUに居たようです (本人にはほとんど記憶が無いのです)が、何やら相当ベット上で暴れていたようで、手足を拘束されていました。手術前の説明で先生から「たまにですが、めったにはありませんが、術後暴れる方がおります。その場合は安全のために拘束させていただきますので、一応その承諾書にも署名しておいて下さい」とのお話がありましたが、その時は他人事で、自分が暴れるなんてありえない、と根拠の無い自信もあり署名をしていました。

かすかな記憶ではありますが、ベットから足を投げ出そうとしたり、看護師さんに「ハサミを持って来い」「この紐を切ってくれ」「助けてくれ」と大声で怒鳴っていた事だけは覚えています。付き添っていてくれた妻にも「あの時は本当にどうかなってしまったのかと心配した。大変だったんだから…・」と言われるのですが、本人には(誠に申し訳ないのだが)、かすかな記憶のみでまるで現実感は無いのであります。その後病室に移動したのですが、一週間ほどは痛さと幻覚(夜眠ると何やらわけのわからない夢をずっと見続けていたような)との戦いでありましたが、天使たちの看護と妻の励ましで乗り越えることができました。

◆ 未破裂脳動脈瘤については、最近やはり脳ドックが広まってきたために発見される方が多いようです。これは当人にとって極めて厄介な事なんです。破裂すればくも膜下出血という事で生死にかかわる事態になりますし、破裂しなければ、何事もなく一生を過ごせることになるのです。動脈瘤の大きさにより医者の判断基準はあるものの、最終判断は本人に任されるのですから、これは悩みます。オイラの場合は医者のすゝめもあり、心配事をこれから先背負って生きていくのも煩わしいので、また外科的処置で済む事ならば早いうちにリスクは無くしておこう・・・・という気持ちが強かったため、決断しました。

◆ 今回は全くオイラの個人的な状況報告となってしまいました。

・・・・・で皆さんも脳ドックで一度じっくり検査した方が良いですよ。 

                                   (M)