こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

夏休み特別企画 身近にあった消費者問題 5-4

2008-08-16 | Weblog
【8日目…火曜日】
ご主人がいろんな情報を持ってきてくれました。
インターネットで検索してみると、その会社について様々な情報を入手することができました。それをAさんに見せながら再度注意を促したようです。
その後「Bさんはそのままでいいの?」と逆に質問されました。
Aさんは、「Bさんはインターネットに書かれていることなんてまったく知らないのよ。明日、家に来てもらうから教えてあげて。」と主人に頼みました。

【9日目…水曜日】
Aさん宅にBさんがやってきました。
Bさんはご主人に申し訳なさそうに何度も頭を下げました。
ご主人は「とりあえず、クーリングオフもできたのでもう大丈夫ですよ」と言いました。
そして、「ただ、この会社ってどんな会社か知ってる?」とBさんに問いかけました。
Bさんは「こういう健康に関するものを売っていることだけは知っているけど」と答えました。
ご主人は一昨日Aさんに説明したようにまず問いかけました。

「ねえBさん、この家の中の家具・電化製品で60万円もするようなものあると思う?無いんだよ。」
それから大手家電メーカーが出している浄水器のホームページを見せました。
「どう、この浄水器。これは4~5万円で買うことができるんだよ。」
さらに続けます。
「このメーカーをインターネットで検索すると●●●●●苦情、●●●●●悪徳商法などと出てくるんだよ。知ってた?」と話しました。
これでBさんも理解してくれたようです。
「このようなことを、商売としてやることについて俺がとやかくいうことではないけど、今後も友人関係・親戚関係を壊しながらこういう商売を続けていく自信がある?」と問いかけました。
Bさんの事情を聴くと既に150万以上のローンを組んでいました。
「多少日が経っているけど、一応消費者センターに相談してみたら」と伝え、Bさんは帰りました。

≪続く…≫