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自分というものを見つめ直して

2006-08-03 | essay
すべては自分というものの世界で成り立っている。
自分からすべてがはじまっているのだ。
これは自分だけが良ければとか、利己主義であれなんてことを言っているのではない。
そうではなくて、とにかく今の自分がすべてなのだ、と言いたいのだ。

あなたは自分という世界を持っていますか。
自分がこれからどうしていきたいか、しっかりしたものを持っていますか。
今、自分のやるべきことは何ですか。
こうした自問自答を繰り返して、日々を送っていますか。

これは別に宗教的なことを言っているのではない。
そういった生きていく基本がしっかりしていれば、少しのことで迷わなくていいし、生きていくうえで揺らぎがないのである。
今考えていることが間違いであってもそれはそれでいいのだ。
いずれその間違いに気づく時もくるし、なにより間違いのない人生なんてないのだから。
でも、何も考えず、ただ毎日を過ごしているのはいけない。
そして、なにより自分を見失ってはいけない。
自分を見失うとは、どういうことなのか。
例えば、キレる状態になることもそうである。感情に支配され、冷静さを失うことである。一瞬だが、自分というものがなくなる。
また、宗教にも言えることである。
なにも宗教がどうこう言うつもりはない。
その宗教を心の寄りどころにするのはいい。それによって自分の人生が明るくなり、自分の励みになるのであれば、それはそれでいいと思う。
でも、我を忘れて妄信すること。生活に疲れていたり、なにかの苦しみから解放されたい一心で、我を忘れて信じてしまうことは危険である。
つまり、これが自分を見失うということである。しかも、自分というものを失う時間が長いのである。
自分という考えがもうそこにはない。これはとても危険なことである。
今の時代は、プレッシャーやストレスを人一倍強いる時代である。
ただ生きているだけで、それはそれは相当のエネルギーを消費する。
たまに自分のエネルギーが不足して、立ち止まったり、どうしていいのかわからない時だってある。
でも、そういう時でも、自分から逃げ出さないこと。
苦しい悲しいことがあっても、今の自分と向き合っていく勇気と情熱を持ち続けること。
これはとても大事なことである。
自分の心といつも向かい合って生きる。
私がいつも言っていることだが、今の時代は厳しい。心に強い負担をかけている。
だから、そんな厳しい時代だと認識して、常に心と会話をして、楽しいことや明るい気持ちになることを自分なりに見つけていく。探していく。
しんどい生活にどこか潤いのある出来事や時間を設けていく。そんな取り組みを続けていく。
小さな花を部屋に飾るのもいい。おいしいものを食べに行くのもいい。
美しい夕日を見るのだっていいのだ。
そういう試みを日頃から行っていくこと。
それは今の時代にとてもかけがえのない取り組みだと思う。
厳しい時代だけど、なにも対処法がない訳ではないのだ。

すべての基本は自分にある。自分の生活。そして、今から自分の思うこと、行っていくことが今後を決めていく。
だから、常に心と会話をして、自分というものをしっかり持って、今日からを、明日からを大切に過ごしてほしい。
すべては自分だから。
今の境遇を良いものにも悪いものにも変えていける自分。
そう心して、これからをしっかりとやっていきましょう。


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