地下鉄をおりて、地上へあがってくると、そこにはひっそりとした路地へ通じる道。
かたい靴音をならしながら彼女がむかった先は・・。
薄明かりのbar。
店内の長いカウンターには誰もいなくて、隅に置かれたグラスの列が鋭い輝きをみせている。
彼女はバーテンのそばのカウンターに。
なにになさいますか?
彼女は首をふって。
今夜はなにもいらないの。とても楽しい気分よ。
バーテンは彼女のもとから離れて、布でグラスを磨きはじめる。
ねぇ。
彼女が声をかけると、バーテンは近づいてきて。
やっぱりお酒をいただくわ。カクテル、甘くないものを・・。
かしこまりました。
バーテンが持ってきたのは、淡いブルーのカクテル。
彼女はグラスに手を置いて、
この色、きれいだけど、なんだか寂しい。
バーテンはなにも言わず。
もう止めにした日はブルーな気分? あの人とはもう終わったから。
グラスの足を指でなでていきながら。
明日からは新しい日がはじまるの。そう、いままでにない楽しい日々が・・。
バーテンは彼女の細い指を見ながら、
爪がおきれいですね。
そう?
そのマニキュアの輝きのように、素敵なリングがその指に輝く日も近いでしょうね。
それは、気休めですか?
バーテンは首をふり、笑みをつくります。
この指に輝きがつく日なんかあるかしら・・。
素敵なリングに出会う旅が明日からはじまるのでしょう?
そう、そうなの・・。
しばらくして、彼女はカクテルを一気に飲み干して、
もうすこしいただきたいけど、やめにするわ。今夜は帰って、明日からのために眠るの。
バーテンはうつむいた彼女の瞳にひらめくものを感じながら、
たとえこれまでの日々を失ったように感じても、心の深みはあなたのあたらしい輝きを生んでいきますよ。素敵な人を引き寄せる奥深い輝きのね。
かたい靴音をならしながら彼女がむかった先は・・。
薄明かりのbar。
店内の長いカウンターには誰もいなくて、隅に置かれたグラスの列が鋭い輝きをみせている。
彼女はバーテンのそばのカウンターに。
なにになさいますか?
彼女は首をふって。
今夜はなにもいらないの。とても楽しい気分よ。
バーテンは彼女のもとから離れて、布でグラスを磨きはじめる。
ねぇ。
彼女が声をかけると、バーテンは近づいてきて。
やっぱりお酒をいただくわ。カクテル、甘くないものを・・。
かしこまりました。
バーテンが持ってきたのは、淡いブルーのカクテル。
彼女はグラスに手を置いて、
この色、きれいだけど、なんだか寂しい。
バーテンはなにも言わず。
もう止めにした日はブルーな気分? あの人とはもう終わったから。
グラスの足を指でなでていきながら。
明日からは新しい日がはじまるの。そう、いままでにない楽しい日々が・・。
バーテンは彼女の細い指を見ながら、
爪がおきれいですね。
そう?
そのマニキュアの輝きのように、素敵なリングがその指に輝く日も近いでしょうね。
それは、気休めですか?
バーテンは首をふり、笑みをつくります。
この指に輝きがつく日なんかあるかしら・・。
素敵なリングに出会う旅が明日からはじまるのでしょう?
そう、そうなの・・。
しばらくして、彼女はカクテルを一気に飲み干して、
もうすこしいただきたいけど、やめにするわ。今夜は帰って、明日からのために眠るの。
バーテンはうつむいた彼女の瞳にひらめくものを感じながら、
たとえこれまでの日々を失ったように感じても、心の深みはあなたのあたらしい輝きを生んでいきますよ。素敵な人を引き寄せる奥深い輝きのね。
そう囁いているような詩ですね。
彼女の「明日のために眠る」
その言葉に希望が見えます
いろんな詩を書いても、いつしかそういう流れになってしまいます。
バリエーションにとんだ作品を生み出したいものですが、なんとも単調さはいなめませんね・・。ま、これからもがんばります
変化を求めることも悪いことではないし・・
色んな形があって良いのではないでしょうか。
冷静な時は最後まで自分のペースで書けるのですが・・時折勢いで書いてしまうこともあります。自分らしくないって思っても、自分らしいってなんだろう?って・・意味不明でごめんなさいです