STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

新春の星雲星団たち

2008年01月03日 | 星空
彗星のついでに撮影した星雲星団たち。

NGC7789(カシオペヤ座)
微光星がたくさん集まった散開星団。
空が暗い場所では手持ちの双眼鏡でも星雲状に見える。
(当夜いこいの森公園では、手持ち双眼鏡では見えなかった)
微光星が密集して見ごたえ十分。


■M42(オリオン座)
有名なオリオン大星雲。北半球で見える最も明るい散光星雲だ。
肉眼でも星雲状である様子が分かる。
赤紫色のガス星雲と黒い暗黒帯、が濃淡をもって複雑に入り乱れている。
中心部の最も明るい部分には、トラペジウムと呼ばれている四重星がある。このガス星雲から生まれた星々であると言われている。


■NGC2024(オリオン座)
有名な三ツ星の一番東(左側)δ星の近くにある。(右側の輝星がδ星)
散光星雲の一種だが、真ん中で分裂したような特殊な形に見える。


■M35(ふたご座)
ふたごの足元にある、明るい散開星団。
少し移動してしまったが、少し前まで近くに火星がいた。
星団を構成する星々は明るい星が多く、見栄えがする星団。
特別暗い空では、肉眼でも存在が分かる。(かつで一度だけ見えたことがある)



ホームズ彗星とタットル彗星(1月2日)

2008年01月03日 | 彗星
新年2日目、好天となったので、いこいの森公園へ行ってきた。
さすが山間なので、途中の道路には残雪(路面にも)があり、駐車場はまだ真っ白だった。
凍結でうまく動かないかも、と思ったが大丈夫。
ドーム内部の寒暖計は、マイナス9度だった!

ドームの31センチ鏡で、早速タットル彗星を導入した。
ファインダーでもよく見える。既におひつじ座β星の近くに移動している。
明るさは、付近にある6.3等星とほぼ同じと目測。
先日自宅で見た時は、かなり淡い印象だったが、それなりに集光していて見やすくなった感じ。でもコマは大きく広がって外周の方は分かりにくいほど淡い部分があるようだ。視直径は15分角程度もありそう。

写真では、彗星特有の青緑色の姿を捉えた。
移動が早く、2分露出のこの写真でも、コマの集光部がぶれている。
(写真自体も若干ブレとピンボケぎみだけど)

ホームズ彗星はアルゴルに近い位置に“モワッ”とした感じに見えている。
肉眼でもまだ分かる。
ドームの望遠鏡では、もう大きすぎなので撮影はせず。
視直径は、アルゴルとρ星の離角から、80分角(1度20分)と目測。

新春の信州スカイパーク

2008年01月03日 | 風景
新年2日目。
冬型だった天候も解消されてきたようで穏やかな天気となったので、信州スカイパークを歩いてみた。
ドッグランができたりして、犬の散歩に来ている人を多く見かけた。
穏やかに晴れたとは言っても、まだまだ空気は冷たい。
セスナ機が着陸態勢に入って降下してきた。
高ボッチや鉢伏山の雪化粧が映える。さらに、北の美ヶ原付近…こんなに真っ白な山肌だっけ?と純白の山肌が美しい。