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ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

か~ぎや~! ★浴衣にも似合う花火柄リング★

2007年08月01日 | ジュエリー作品&試作品
先日ご紹介しました、花火柄ペンダントのおそろいリングです。



かなりボリュームがありますが、裏抜きもしっかりしてあり、透かしなのでとても軽い装着感です。私は、こういうコロンとしたフォルムのリングが大好きなのです。

このリング、意外にも浴衣姿にもぴったりなんですよ。

では、珠ペンダントの大柄バージョンや小柄バージョンとのコーディネート例を見てみましょうか。


まずは小柄版と。ボールチェーンで涼しげに。

以下は大柄版の着せ替えごっこです。

定番ボールチェーン。


ケシパールとトルコ石で作ったチョーカー


メタリックホワイトの皮紐のチョーカー

次はピアスかな。たぶん完成したころには、花火シーズンが終わってるでしょうな。来年まで温めておくとしますか。



た~まや~♪花火柄の珠ペンダント

2007年07月31日 | ジュエリー作品&試作品
久々の作品アップですよん。

梅雨も終わって、いよいよ盛夏がやってきました。夏と言えば、日本人になくてはならないのがやっぱり花火!先週の隅田川の花火大会には70万人もの人出があったそうですね。


私はそんな人込みは苦手なので、自宅でちまちまとジュエリー造りでもして夏の夜を楽しく過ごしています。

さて、春に桜模様のペンダントトップを紹介しました。
桜のペンダント ~桜 珠~ 

この中空珠・透かしシリーズ第2弾です。夏の風物、花火を表現してみましたした。

花火 大柄バージョン


花火 小柄バージョン

この透かし珠を人に見せると、たいていの人が珠を振ります。振って音がすることを期待するのでしょう。猫の鈴じゃないんですからー。だいたい動くたびに音がしたら恥ずかしいですよね。(笑)

次の作品紹介では、この花火柄のペンダントとおそろいのリングと、セットジュエリーとしてのコーディネート例をご紹介します。
お楽しみに!


Cross With Heart ~十字架にひっそりと愛をこめて~ (ジュエリーCAD)

2007年07月02日 | ジュエリー作品&試作品
CAD自由作品です。 クロスのダイヤペンダントを作ってみました。
今まで一通り習った技術を応用して、自分の作ってみたいものに挑戦しています。こういう自由作品の場合、マニュアルどおりに作成を進めるのと違い、造りの工程まで自分で考えながら設計しなければならないので、力がつきそうです。


メレダイヤ直径2mmを16個並べた想定での
クロスのペントップ。


ダイヤが無いので、感じがよくつかめないでしょうね~。
お店のプレゼン用途の場合は、石パーツをつけて、
爪を丸める必要がありますね。


裏側です。光穴がハート形でっす!
(ラ・ヴァーグの校長先生のアイデアです。)

図ではよく見えないと思いますが、爪と爪の間に隙間をつくり、間に円柱状のブリッジを設けています。実際のダイヤはぴったり正確に2.00mmとは限らず、ちょっとでも大きいとエッジ同士がぶつかって石が留まらない可能性があります。そのため、爪同士がぴったり密着させずに間にバッファを持たせる必要があるのです。

校長先生からは、ブリッジ部分はもう少し太くてもよく(補強になる)、円柱で1つ1つ作りましたが、棒状のオブジェクトでクロスに貫通させる方法もある(そっちのほうが効率的ですね)とアドバイスいただきました。あと、極めつけは、爪の厚みが薄すぎる(最低0.5mm必要なのに0.2mmしかなかった。これではWAXが回らない)とのご指摘を受け、撃沈・・・。 ハート穴を作る段階で考慮すべき事柄でした。とほほ。

CADのいいところは、失敗しても物理的な損失がないことです。時間は無駄になるけど、CADの工程での失敗なら、ワックスも金属も無駄にならない。精神的ダメージが全然違います。

先生に、こうした爪の連座とは違うアプローチとして、1本のバーから石座と爪を彫りだす、”彫り留め風”の石座の設計を教えてもらいました。ぜひこれにも挑戦し、自分で留めて見たいものだと思います。



ジュエリーCADでフリーデザイン(唐草の透かし模様入りペンダント)

2007年06月25日 | ジュエリー作品&試作品
少々モチベが下がり気味になってきたので、気合いをいれるために?!復習を兼ねて自由制作に取り組みました。
ある友人に、『自作のデザインには署名入れときなよ。』といわれたのでジュエリーデザインに”著作権の主張なんて、あんまり意味ないじゃんと思いつつも、なんとなくかっこつけに入れてみました。

 
 
ワイヤーフレーム表示(縦40mm横10mm)


完成イメージ

アングルを変えてみる

見た目には完成ですが、実を言うと論理的には0.001mmレベルの”隙間”あるいは”穴”が開いている状態なのです。
 
バラバラに設計した、唐草や枠といったパーツを最後に結合する(Boolする)ところで、”コマンドが失敗しました”、というエラーが出てしまい一気に萎えモード。。。

原因となるトラブルをつぶすと今度はまた別のトラブルが現れ、まるでモグラたたきのような堂々巡りの状態に陥ってしまいました。

完成間近に来て、こういう論理的でないプログラムの挙動不審や不可思議なエラー、つまりソフトエアのバグと思われるトラブルに見舞われると、経験不足な私にはシューティングできず、お手上げです。まことに悔しいです。

しかし、ジュエリーCADの場合、幸いなことに、モデルの成型は、液体を流し込んで作るわけではないので、こうしたミクロレベルのエラーは許容範囲とのこと。(つまり、結論としては、WAX切削は出来る。)でも、最後までスカーっとコマンドが成功してくれないとなんとも気持ちが悪いものです。

ラ・ヴァーグの松尾校長先生、悩める生徒のために、ぜひ、ご自身の体験に基づく『Rhinoトラブルシューティング集』を出してください!!よろしくお願いします!


COOL BEAUTYなリング (グリーン・クォーツ)

2007年06月16日 | ジュエリー作品&試作品
夏にぴったりのグリーン・クォーツのバケットカットを使った涼やかな印象のリングです。

底が見えるほど透明度が高く、インクルージョン(内包物)などは全く見られません。そして、清流や湖を思わせる、清々しい色合いです。



シャープでマニッシュな感じで、キャリアウーマンの颯爽としたスーツ姿に似合いそうです。メンズにも似合いそうな石ですので、ペアリングを作ってもいいですね。

できるだけ、シンプルにすっきり見せたかったので、リングと一体化した爪で石の2辺を留めています。
腕には、CZを伏せ込み(爪がなく地金に埋まるような留め方)しています。

 

ところが、ある宝飾屋さんに、こういう2点(2方向)だけで留めるデザインは石が落ちやすいといわれたことがあります。使っているうちに微妙にリングが変形して爪がゆるんだり、ぶつけたりした拍子に、石が抜けてしまうことがあるらしいです。

全部出来上がってから、ふと、その話を思い出してしまい、最初のデザインにはなかったのですが、リング両サイド側のV字型の部分(石のパビリオンがちょうど接しています)の地金に小さな爪を起こして、石の下部を支えるように固定する形で、事実上4点留めにしました。



思い出してから、急ごしらえで爪をつくるのではなく、WAX原型の段階で作っておけばもっとデザイン的にも考えようもあったかと思います。
(爪をデザインの一部にできるからです)

2点留めだけのほうがすっきりして見栄えがいいことは確かなので、美観と耐久性のどちらを優先すべきか、悩ましいところです。


黄昏色のデイジー・ペンダント (ガーネットと淡水真珠)

2007年06月16日 | ジュエリー作品&試作品
今度は、ワイヤーワックスで遊んでみました。


花の中心はガーネット
淡水パールをポイントに。
ピアスはおまけ。

石座はハードワックスで作り、ねじったワイヤーワックスで石座を装飾し、花弁となるワイヤーワックスを付けています。鋳造・研磨・石留め後にごく軽くいぶし仕上げをしています。

全体的に、浅いお皿を伏せたように立体感を出しました。



実は一番知恵を絞った部分はそこなんです。立体的に形づくるために、どうしたでしょうか?
  1. まず、手ごろな小皿に紙粘土を詰めて、おわん型の土台を作ります。
  2. その土台を伏せた状態で、真ん中に石座を下から2mm程度の高さ分を粘土に押し込んで埋めます。(=ワイヤーワックスの接着位置を360度水平にそろえるため)
  3. そして曲げたワイヤーワックスを粘土型の上に置いておわん型の湾曲に添わせ、1つずつ石座に先端をワックスペンで接着していきます。
ワイヤーワックスは融点が非常に低く、ワックスペンで触れると一瞬にして溶けて液状化してしまうくせに、ペン先を離すとすぐに固まってしまうため、タイミングよく石座に接着するのには、まるでロウづけのようにちょっとコツがいりました。


ツイン・ローズ リング ~いぶし銀仕上げ~

2007年06月11日 | ジュエリー作品&試作品
粘土遊びは苦手よん~といいながら、粘土ワックスを買ってしまいました。とりあえず、コネコネして散々もてあそんだ挙句、シートワックスでもうまく作れなかったバラを作ってみました。

まあ、とにかく”粘土”デビュー、”バラ”デビュー、実験目的で作ったので、作品としての完成度についてはまったく考慮していませんので、おおめにみてやってください。(前も行ったように、ROSE POSYは、こういう具象物な苦手なの!)



とりあえず、鋳造後の仕上げ。
リングは、ハードワックスで割り腕、縄目模様。

これで完成でもいいんですが、こういうデザインは、どうしても奥まった部分の細かいところが磨けないんで気持ちが悪いんです。

メンズリングやアンティークジュエリーでよくみる、いぶし銀仕上げをこのバラ・リングにいぶし銀を施してみましょう。 


古美術仕上げ用の液にひたします。
お湯に薄めて数分浸します。

古美術仕上げ液”は、要するに温泉の濃いものです。ムトーハップでも充分代用できます。シルバーのリングをして温泉に入ると、黒くなりますよね。銀はイオウ成分でも酸化して黒く変色するのです。

このとおり、真っ黒け。
箱根・大湧谷の黒卵みたい。


銀磨きで磨けるところだけを磨きます。


見ようによっては、アンティーク、あるいは
ハードROCK系?!

まあどっちでもいいや。

アンティーク風ローズ・リングの出来上がり!

今だからこそ、シルバーは黒く変色しても専用の洗浄液を使えば隅々まで綺麗になりますが、そういった化学的なお手入れ用品がない時代のアンティークジュエリーのシルバーはたいてい、こうしたいぶし銀仕上げが施されています。いぶし銀仕上げは、凹凸の凹部分を染色するもので、ちょうど人が手でうまく磨けない部分が黒く染まるわけです。しかも陰影がつくことで作品に奥行き感が出てきます。まさに、すばらしい先人の知恵だと思います。

ちなみにこのバラ・リング、自分でいうのもなんですが、実物は写真で見るよりずっと装着感がよく、軽くて肌なじみがいい感じで、習作ながら自画自賛です。

粘土ワックスはかなり薄く作れるので、仕上がりがとっても軽いのです。


初夏のアラベスク・ペンダント (クリソプレーズ)

2007年06月07日 | ジュエリー作品&試作品
鉱物コレクター向けのある鉱物商さんのネット通販がなぜか気に入って時々訪問していました。時々ジュエリー・メイキングに使えるルースが出るので掘り出し物をちょくちょく購入しては贔屓にしていました。

隠れた人気サイトであり、新着がアップされるとすぐに売約済みとなる繁盛してそうなサイトでしたが、最近、忽然とこのサイトが消えてしまいまして、とても残念でなりません。

そこのお店で、これまた一目惚れして即買いしたクリソプレーズという石で、ちょっとエレガントなペンダントトップを作ってみました。


サイズは横35mmx縦40mm


唐草の透かしで涼やかな印象を演出

クリソプレーズは、カルセドニー(前出)の緑色バージョンの石のことで、いわば”めのう”の色違い兄弟です。クリソプレーズは、爽やかで清々しい緑色をしています。ここに掲載したのはノーマル色ですが、ほかにライトカラーがあります。

あまり注目されない石なのですが、このトロンとして、メローで、癒される感じが、なんとも好きなのです。



草花モチーフのペンダント  ~ソフトワックスを試すの巻~

2007年06月05日 | ジュエリー作品&試作品
こういう具象物って実は苦手なんですが、あえて素材を知るために実験的に作ってみました。いやー、それにしても下手ですねー。(恥)


草花モチーフのペンダント(サファイア/ルビー)

ここで使用したのは、花はシートワックス、葉の部分は、”みつろう”ワックスといっていずれも体温で柔らかくなるソフトワックスです。いずれも存在はずっと前から知ってましたが、なんとなく興味が湧かず、使ったことがありませんでした。

シートワックスは、文字通り薄いシート状のワックスで、カッターで形を花形に切り抜いて、指で立体的な花になるよう成型します。みつろうワックスは、粘りのあるガムのようなワックスで、引っ張ると”ひきめ”と呼ばれる独特のテクスチャーが現れ、その風合いを葉に見立てます。

鋳造してから、別途メタルで作っておいた石座をロウ付けして、磨いて石留めして出来上がり。葉の部分は、金属ブラシでざーっと荒らして白仕上げしてます。

石座の部分は別としても、ソフトワックスというのは、なんだか粘土遊びみたいで、テクニックもへったくれもなく、あまりにやさしすぎて拍子抜けです。

(やはりワックスはハードタイプをゴリゴリと汗水たらしてヤスリで削るのが楽しいんですってば!)←ウソ

ソフトワックスは簡単に造形できる反面、柔らかくてヤスリで削ったり、溶かしたワックスを盛ることができないので、細かい細工や修正ができません。一発勝負といったところです。かえって手仕事の生み出す偶然性が作品に面白さや味をプラスするのかもしれません。

でも、ソフトワックス、実際にはあまり出番はなさそうかも・・・。残った材料の使い道考えなくちゃ。。。


ジュエリーCADでフリーデザイン!

2007年06月04日 | ジュエリー作品&試作品
今日は、フリースタイルでオリジナルのデザインで設計しました。
4cmx4cmのユニセックス向けのペンダント・トップです。(女の子用は3cmx3cmがいいかもね。センターに石をいれてもいいかも。)


ワイヤーフレーム表示


”Emap”表示 正面


少々、斜め下のアングルから

あえて「手作業ではやりたくないかも・・・。」というようなデザインにしました。シンメトリックでシンプルなデザインほど、ジュエリーCADは威力を発揮 すると思います。上記は半球をたくさん用いていますが、手でWAXで正確に球体を彫るのはかなり難しいです。(てか、私はできませぇん~~!!)

専門的なことを言い出すと突っ込みどころ満載な設計結果ですが、
ここは練習だから、何卒お許し下さい。


ティファニー・セッティング

2007年05月27日 | ジュエリー作品&試作品
今日のお題は、ティファニー・セッティングです。



単なる好奇心から、ワックスではなくメタルからティファニー・セッティングのリングを作ったことがたった一度だけありました。理由は、このセッティングの原理を理解したかっただけなのですが、この企画は無謀というか、いやはや大変でした。その時の作品がまだ手元にあったので記録のためにここに写真を残しておきます。鑑賞に耐えない駄作でお恥ずかしいですがお許しください。

なんとか、まぐれで出来たようなものですが、メタルワークでこのリングを作るのはこれが最初で最後だろうなと思います。こうしたものこそ、CADの得意分野だと思います。石座にさらに抜きをいれたり、いろいろ可愛く作れるようになりたいです。


斜め横から見たところ
(爪のV字部分の開きから光が入っている)


側面
(石が6本の爪に支えられて宙に浮いている)

リングと石座は別々に作ります。円錐状の石座とリングをぴったりすり合わせて、しかも完璧な水平を保ちながらロウづけをするのが至難の業でした。次に、石座を糸鋸でV字状に切り込みをいれて、王冠形に成型し、メインストーンをセットするのですが、今度は石が水平に乗るようにするのがまた一苦労でした。 

1つ1つの爪の裏側に溝を切り、その溝が台座の役目を果たしてダイヤのガードルがひっかかって乗っかる仕組みです。写真ではわかりにくいと思いますが、ダイヤはリング台の上には乗らずに6本の爪に支えられて宙に浮いています。

ティファニー・セッティングは、1886年にTIFFANY&CO.創立者の一人、チャールズ・ルイス・ティファニーさんが考案した、ラウンド・ブリリアント・カットのダイヤモンド用の石留めのスタイルです。6本の爪でダイヤを支え、横からも光を入るようにすることで、ダイヤをより一層輝かせるデザインで、どの方向から見てもダイヤモンドが美しく見えます。

120年もの歴史を経ても、今だに廃れることがない人気のデザインですから、ティファニーさんって、ビジネスの天才なだけじゃなくて、ホントにすごい発明家だと思います。(国際特許とっておけばよかったのに・・・)

ところで、私も最近知ったトリビア的知識なのですが、普段わたしたちは"ダイヤ"とか”ダイヤモンド”と何気なく言ってますが、正しいの呼び方は、"ダイアモンド"だそうです。英語のつづりは、Diamondですからそういや、そりゃ当然だ!!(笑)でも、つい"ダイヤ"って言っちゃうよなあ・・・

ご参考】宝石店のイイジマさんのブログより



白葡萄色の初夏  (プレナイト)

2007年05月25日 | ジュエリー作品&試作品
皆さん、”プレナイト”という宝石の名前をご存知でしょうか?
私は、一目見たときからすっかりこの石の虜になってしまいました。

下の作品はこの石の魅力を引き立てたくて、爪も石座もない、地金だけで石を支える、このようなデザインにたどりつきました。


プレナイト・リング


側面


とりあえず、この作品は石がうまく留まりましたが、こういう一体型のリングの欠点は、長期間使ううちにぶつけたりして、ビミョウに地金の形状が変化し、結果として石がゆるんできてしまうことです。

石がゆるゆる、ガタガタしたら、
すぐにメンテナンスに出しましょう。


さて、プレナイトのつづりは、Prehnite

プレイナイト、プレーナイトと書く人もいます。
私なんかは、石を買うときにお店の人の発音だけ聞いて、きっとプレイ・ナイト(遊び人の騎士(Knight))という意味なんだろうと思ってました。

後で調べたら顔から火がでましたね。語源は、18世紀に南アフリカがオランダ植民地だったころの提督の名前ヘンドリク・フォン・プレーン(Prehn)男爵 からちなんだそうです。そこで初めて採れたらしいんですが、プレナイトの発見は、この方の没後だそうですよ。自分の名前が死後に発見された宝石に冠せられるなんて、きっと相当宝石好きだったんでしょうね。

和名はぶどう石。上記をご覧いただいて、マスカットみたい!と思いませんでした?私はルースを見た途端、よだれがでていました。(^^;;;

ところが原石の状態ですとぶどうの房みたいなんで、葡萄石なんだそうです。

◆参考サイト 「鉱物たちの庭」

グリーン系の石で、半透明でシラー(閃光:光線の具合で石の奥から光を放つ)が出る石って、あまり見たことがありません。こんな魅力的な石が出回っていないのは、おそらく大量産出ができないのでしょう。



ジュエリーCADで作るマリッジ・リング

2007年05月22日 | ジュエリー作品&試作品
ジュエリーCADの講習もいよいよ後半戦です。

ゆるやかな隆起を持つリングに挑戦しました。
マリッジリングのデザインです。
(※これはテキストにあったデザインで、オリジナルではありません。あしからず!)
まず、レディス13号で設計し、後にサイズ調整をしてメンズ20号を作りました。


ワイヤーフレーム表示


”EMAP”表示


ラ・ヴァーグの校長先生の意匠によるこのデザインで、実際に今年結婚される小野寺先生がマリッジリングにされたそうです。(素敵!)実物を見せていただきましたが、本当に素敵でした。重量が体積がしっかりあるので、プラチナで作ったら、かなりお高くなったそうです。でも、一生モノですからね~!!

私も早く、頭にイメージした曲面が自由自在に描けるようになりたい!

せっかく、”3D脳”を手に入れたのだから・・・。(女性は三次元空間を表現するのが苦手な人が多いといわれています。彫刻家や建築家は圧倒的に男性が多いのもうなずけます)

ジュエリーCADは、手で作るのはなかなか難しい、かっちりと角を出すデザインやシンメトリー(対称形)、幾何学的なデザインのジュエリーがとても得意だということがわかってきました。

しかも、出来上がった作品を後からサイズ調整することが出来ることもジュエリーCADの大変すごいアドバンテージだと思います。

手作りだと、サイズ直しが難しいデザイン(フルエタニティとか、全周に模様が入ったリング)は、サイズ展開したい個数分だけ同じデザインのものを作らなければなりません。当然、手作りですから同じように作ったつもりでも、ビミョウに違ってしまいます。

でも、ジュエリーCADならあっという間に、デザインのニュアンスは全く変えずにスケールアップ/ダウンができるというのは、かなり画期的なことだと思います。とくに量産物でサイズ展開が必要な場合には、CADは必須だと思いました。



若緑のきらめき (ペリドット)

2007年05月16日 | ジュエリー作品&試作品
誕生石の発祥は意外にも新しく、Wikipedia によれば、

「今日の誕生石は1912年に米国宝石商組合で定められたものを基にして、1952年にアメリカ宝石小売商組合など複数の団体によって改訂されたものが基準となっている。誕生石の種類は国によって若干の違いがある。日本では1958年に全国宝石卸商協同組合が制定した・・・」とのことです。
業界団体が決めたなんて聞くと、まったくがっくりきちゃいますね。

5月の誕生石はエメラルド。いかにも初夏のみずみずしい緑を象徴している感じがします。宝石組合的には、「母の日」のプレゼント好適商材、ってことでお高い石が設定されたのかな?!(^^;;;

でも、なぜか私は、5月の誕生石にふさわしいのは、ペリドットじゃないかなと勝手に思っています。(本当は8月です)5月の新緑はツヤツヤと光輝いて若々しく、色的にもペリドットだろー!と思うわけです。むしろ8月こそ、落ち着きのある深い緑をたたえたエメラルドがふさわしいと...。エメは、『円熟した大人の女性』、ペリドットは『はつらつとしたキャピキャピ娘』ちゅうイメージがあります。

アラビア語で「ファリダット」(=”宝石”)だそうで、古代ローマ、古代エジプトではめちゃポピュラーだったらしいです。鉄ヤスリで削れるくらい柔らかいので、当時としては加工や研磨が容易だったんでしょう。
オリーヴに似た色だからということで、ペリドットの鉱物名はオリヴィン(olivine)。和名は「かんらん石」。和訳する際にオリーヴを間違って中国原産の「かんらん」という木の名前をつけてしまったんだそうです。



さて、ペリドットは屈折率が高いため、光の反射が強く、薄暗いところでもキラキラと明るい光を放つ特性を持っています。実験的にちょっとおもしろいデザインを施してみました。石に集まる光の力で、地金に色づけをし、自然反射以上に輝かせてみよう、という趣向です。

リングの地金の一部が爪の代わりを果たしています。石の周囲の地金が四方の半球状になっていてあらゆる方向から光を取り込み、ファセット石のパビリオン(石の下の部分)を照らし、石から出る光が地金に乱反射して、地金を黄緑色に輝かせ、さらに石全体をも輝かせるというわけです。

名づけて、光の乱舞

ペリドットは、元々落ち着きがない印象があるのですが、輪をかけてほんとうにチャラチャラと品がなくなってしまいました。(笑)



というわけで、チャラチャラついでに、サイドのワンポイントとして、ハート形のホールをあけちゃいました。これが”光穴”となってキュレット(石の先端部分)にも光を当てます。やりすぎ?

ゴールドで作ったらどうなってしまうかな。いや、案外といいかも?!