ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

オリーブリーフのリング

2008年10月31日 | ジュエリー作品&試作品

Canon Kiss X2で初めて接写に試みました。なんといってもマクロレンズはとても高いので、それに手を出す前にとりあえずお手軽なクローズアップフィルターを普通のレンズの上に装着して撮ってみました。でもなかなか思うようにいきません。ピンボケ写真ばっかりで・・・。視野が狭まるので位置決めも難しい。(^^;;;

でも、いつも使っているRichoのCaprio(R3)だと、狙った被写体は全体的にピントが合い隅々まできっちりと映し出すのですが、Kissだと奥の方(たとえばリングの下裏部分)がいい感じにボケてくれるので、メリハリのある雰囲気のある写真が撮れる気がします。”ボケ感”っていうんだそうですね。最終的にはマクロレンズ、欲しいんですが、6万円くらいするのでそれならCaprio の最新機種R10買っちゃうかもな~。

今回は、ジュエリーCADで作りました地金リングです。ライノセラスの画面キャプチャはもういらないですよね。”CAD上でこうなってたのがね、実物はこうなるのよ~”、みたいのは卒業します。だって、見た目まったく一緒ですもん。(笑)




サイド部分

このリングは、オリーブの葉をモチーフにしました。真ん中にオリーブの実が1つ、葉っぱと葉っぱの連結部分にもちっちゃな”実”がついています。今年はうちのベランダのオリーブがたわわに実ったので、その豊作記念です。 (そうそう、オリーブの実は収穫して、chizさんの教えてくださったサイトを参考に塩漬けを作りました。あと2週間位で食べられるかな~。この首尾はまた別の機会に!)

サイドから見てもキマって見えるよう下までしっかり模様を作りこんでいます。是非、人差し指につけたい横顔自慢?のリングです。


人差し指にするリングは、上からだけでなく、
横から見えたときの表情も
意識して選んでくださいね

次は、同様のデザインで真ん中と葉っぱの間の実のかわりにストーンをあしらったバージョンを作ってみたいと思います。 


ジュエリーCADで石座をうまく作りたいのですが・・・

2008年10月28日 | ジュエリーよもやま話
またまた、ジュエリーCADについてのひとりごとです。

昨日、お花の形をしたストーンのリングを展示させていただきました際にもコメントしましたが、変形カットの石座をジュエリーCADでどう造形すればいいのかがよくわからなくて悩んでいます。石好きな私としてはそれが克服できない限り、CADの醍醐味も半減ともいえます。

ラウンド・ファセットカットの石はプラグインに石座を作るツールがついているので、言うまでもなく簡単です。問題はそれ以外の石なのです。

たしか、3DESIGNやライノゴールドは標準的なカット石(ハートやマーキス、エメラルドカットなど)の石座をつくるインタフェースがあるそうですが、今使っているソフトにはついていないので、新たに追加されたらとても嬉しいですね。さらに踏み込んで変形石の石座はCADにて皆さんがどうやって作っているのか、よろしければご教授くださいませ。m(^_^)m

  

私が習ったCAD の講習ではオーバル(楕円)型のファ セットカットの石座の作り方がありましたが、そのときは石のテーブル側をスキャナーで撮った画像からシェイプをデータ化する方法でした。しかし、2D的 に表面の形(上から見た形状)は取れてもパビリオン(下)側は石によってプロポーションがまちまちなので、石を座らせる部分の3D化はどうしたもんだか・・・。そこで行き止まりです。(止まっているのは私だけ?笑) 

限 られた鉱石から削りだした天然石ですから、石 によっては、パビリオンが深かったり浅かったり、途中でカットの勾配が変わっていたり、ガードルが薄すぎるまたは厚すぎる、キュレットが石の中心からビ ミョーにズレていたり、などなど、複雑な”事情”があり、かならずしもCADで簡単に描画できるような理想的な均一のプロポーションではありません。人造石のキュービックジルコニアですら、ひどいプロポーションのものをつかまされた暁には、べそをかきかがらイジイジと石座のすり合わせをしています。

どのみち、どのCADを使っても石がピッタリと丁度良く座ってくれるような石座をつくるという作業 は 正確・精緻な仕事をするコンピュータでも難しいと思われ、最終的には人の手が入らざるを得ない部分かと思います。

  

当座のやり方としては、

(A) 石座パーツだけ別に作って、CADで造った原型(ワックスまたは地金)に後からくっつける。

(B) CADで大雑把に石座のだいたいの外形だけ形を作ってお き、(厚みはあらかじめ多くとっておく)造形後に後から手でワックス(樹脂)原型を削って石とすりあわせる。

といった方法が現実的でしょうか?もし違っていたら、正しい方法を教えていただけるとありがたいです。

そのうち、石のサーフェスを光学的に3Dスキャンしてプロポーションをデータ化し、ぴったり納めてくれる石座を理想的な形に割り出してくれるような便利なツールが出てくるかもしれませんね。必要は発明の母なりて。(^_^) 

   

さて、いろいろ石の用語がでてきてしまいましたが、ファセット石のカット部位の名称をFlashで学べるサイトをみつけました。見慣れない単語がありましたら、是非こちらを参考にしてくださいね。

ご参考サイト: ジェムランド
Flashで見るファセットの名称
ダイヤモンドのカットについて


アメシストの花

2008年10月27日 | ジュエリー作品&試作品

作品をアップするのはかなり久しぶりですね。机は1つしかないので制作と写真撮影は同じスペースでやっていますが、制作をだらだらとやっていたため、作業台がいつまでたっても片付かなくて、写真の撮影がのびのびになっておりました。

   

こちらは、お花の形のアメシストで作ったリングです。こういう面白いカットの石をみつけると、ついつい食指が伸びてしまうんですよねぇ。石屋さんでコレだけ1点限りでポツンと陳列してあったので、試作品かサンプルだったのかもしれません。

ジュエリーCADで造ってみたかったのですが、この石は、パビリオン(後ろ側)が変則的なカットになっており、爪の位置なども含めてCADでは石座の形をとるのが難しくて、結局手作りになってしまいました。


表面がバフトップ、パビリオン側はファセットカットが施されているため、上から見ると内側から光が反射してキラキラと光をたたえ、動くたびに躍動感があってなんともいい感じです。その様子が写真ではうまく表現できないのが残念です。


横から見た感じです。この石はパビリオンがかなり深かったので、石座も高く作らざるをえず、これでもキュレットがはみでないギリギリの高さです。


光線の加減によっては、かなり深い色合いの紫色が出ます。

   

今回はデザイン的に石座に透かしを入れたくなかったので、光穴なしでも石の下側から光をよく採り込めるように、石の座り具合を工夫しました。 ちょっとした意識の差でしかないのですが、『光』の取り入れ方次第で石の表情が変わるので、石の美しさを最大限引き出せるよう、常に『光』や『輝き』を頭に入れながら造ることを心がけたいと思っています。

ラヴァーグジュエリースクール展示会お疲れ様でした!

2008年10月24日 | ジュエリーよもやま話

今週は、なぜかシンガポールに行っておりまして、今頃マヌケな投稿ですみません。寄寓にもシンガポールの空港でたまたま例のパープルゴールドを販売しているジュエリーショップがあったので物色してきました。色合いは写真と違って、実際には古代紫という感じのあたたかみのある色をしており、ゴールドの上からエナメル着色しているような感じのテクスチャーでした。この色が安定して出せるようになるまで、技術的にはたぶんかなり苦労したとは思いますが、その分値段も高いし、一般ピープルからみたら、紫色のゴールドだからといってそんなに付加価値を感じるのか疑問です。

さて10月17日から3日間開催されたラヴァーグジュエリースクールの展示会は、大盛況だったようです。

私も、17日はお友達と共に、18日は写真撮影のために会場のアリー・ジュエリーショップにうかがいましたが、人が一杯でビックリしました。連休と重なってしまった去年に比べて人の入りがよかったそうで、イベント開催にあたって日取りというのは重要だなと思いました。

去年に比べて出品数もかなり増えていました。純銀粘土、ワックス、彫金、CADとそれぞれのコースの生徒さんが一生懸命に心を込めて作った作品が一堂に揃い、1つ1つをじっくりと丁寧に眺める時間は、実に楽しいひとときです。

個性的で普通のショップでは売っていないようなアイデアのあふれた素敵なデザイン作品が多くて、私自身が欲しくなってしまうようなものがたくさんありました。私が試みたことがないさまざまな手法・技巧もあり、大変勉強になりました。

今年も、アリーのスタッフのアキちゃんが素晴らしいディスプレイ・コーディネートの腕を発揮してくださいました。このディスプレィそのものがまさにアートであり、展示会の楽しみの1つです。アリーの落ち着いたショップインテリアにアキちゃんの小物使いのセンスがいっそう引き立っています。









私の作品も綺麗にディスプレイしていただきました。あきちゃん、かわいく飾ってくださってありがとうございます!! (*^0^*)








展示会に向けて作った新作については、写真を別撮りしてありますので、おいおい紹介していきます。

この展示会に来て、”もっと頑張ろう!”と刺激を受けた生徒さんも多いと思いますし、(私もそのひとりです)”こんな素敵な作品が私にも作れるかもしrない”と、新たにラヴァーグに入学する人もいると思います。

ラヴァーグの校長先生、設営準備に奔走してくださったアキちゃん、アニー先生、そして皆様、本当にこのような素晴らしい機会を与えてくださって、ありがとうございました。


ラヴァーグジュエリースクール 展示会開催!

2008年10月17日 | ジュエリーよもやま話
いよいよ、明日から3日間、ラヴァーグジュエリースクールの受講生の作品展示会が始まります。

 場所はこちら: 東京・恵比寿駅東口から徒歩2分、です。

このような素晴らしい機会を与えてくださるラヴァーグの先生とスタッフの皆さんに本当に感謝しています。

いつも自信がない私は、なかなか自分の作ったものを見にきて欲しいと人に声をかけることができません。見に来てね!と言ってみたものの、わざわざ来てもらったのに、期待はずれにならないだろうか?とか、その人の時間を無駄にさせてしまわないか?と、思ってしまうのです。そんな理由で去年の展示会は誰にも知らせませんでしたが、作品展全体を見てもらえばいいんだ、という気持ちで、今年は思い切って、アクセサリーが好きな友人におそるおそるお誘いしたところ、見に来ていただけることになりました。

その方はキャリアウーマンで、業後も土日もスケジュール帳の空いている日時がないほど忙しい人なのに、仕事を早めに切り上げて、帰り道でもないのにわざわざ駆けつけてくれるそうです。その人の時間を割くに値するのか自信はまったくないのですが、来ていただけるその気持ちが本当に嬉しいのです。

そして、私自身が何より楽しみなのが他の生徒さんの作品を鑑賞させていただくことです。銀粘土、彫金、ワックス、CADとそれぞれの技術コースからオリジナルな作品がたくさん出ますが、どれもオリジナリティにあふれていて、技術的にも、”これはどうみてもプロの仕事でしょ?”というような素晴らしい作品に出会えるので、私としても大変勉強になります。

今年も会場の写真をいっぱいとってブログに掲載させていただきますね♪



キンモクセイとオリーブ

2008年10月14日 | ROSE POSYのひとりごと
最近、道を歩いていると、そこはかとなく漂ってくる甘い芳香はいったい何の香りでしょうか?

・・・キンモクセイです。秋の終わりを感じさせる、ノスタルジーたっぷりな、せつない香りです。
 
キンモクセイは、英語で、fragrant orange-color oliveというそうです。(直訳:香り高きオレンジ色のオリーブ)お馴染みのオレンジの金モクセイや、白い花の銀モクセイが属する、『モクセイ(木犀)』類をすべてfrangant oliveと呼ぶそうです。モクセイは中国産ですが、地中海産のオリーブも、”モクセイ科”に属され、キンモクセイとはお仲間です。
  

我が家では『ミッション』と『マンザニロ』という2本の種類の異なるオリーブの鉢植えを購入して2年目になりますが、そのうちの『ミッション』がたわわに実をつけております。
 


オリーブの実の調理方法をネットで調べたところ、オリーブの実は大変アクが強いため、そのままでは食べられないとのこと。アク抜きには『苛性ソーダ』という薬品が必要とのことです。

近所のドラッグストアや調剤薬局に聞き回りましたが苛性ソーダは劇薬扱いのためどこも取り扱っていませんでした。そんな危険を冒してまで、たった2~30粒ほどの実をなんとかしようという気力までは起きませんよね・・・。

しかしながら、目の前のオリーブの実は、見目麗しく、色艶よし、今すぐほおばりたい衝動になるほど魅惑的かな。ああ、この美しき宝石をむざむざ落実させるのはなんとも口惜しい・・・。どなたか、苛性ソーダを使わないで簡単にできるアク抜きの方法をご存知でしたら教えてくださいませ。

  

今週10月17日(金)から、ラヴァーグジュエリースクールで作品展示会があります。

途中でもうあきらめようかと思いましたが、歯を食いしばって、怒涛の三連休ぶっ通しで作業しまして、ようやくなんとか提出締め切り日ギリギリの今日、提出できるものが完了しました。やれやれ。久しぶりに一生懸命仕事した感があります。反省点も一杯です。作品の写真は、展示会後にぼちぼちUPさせていただきま~す。


空飛ぶバチカン

2008年10月09日 | ジュエリーよもやま話
展示会の提出期日が迫っており、いよいよ焦りはじめています。
・・・てか、まだキャストが上がってきてないんですけども。(^^;;

一昨日、バチカンをリューターで磨いていたら、後方に勢いよくピョーンと飛んでいってしまいました。後ろに飛んだのでどこに落下したか見ていません。ウヒョー!これはかなりまずい状況です。

私が作業している部屋は4畳半で、私の作業デスクのほかの面は、(1)旦那のデスク(このエリアは特に壮絶に汚い!)、(2)横幅一杯で高さも天井まであるスチール棚、(3)常置あけっぱなしの押入れ、と部屋の四方全てがまるまる物だらけで雑多な状態となっています。

このカオス的状況で、1cmにも満たないバチカンを探すの?!・・・・とほほすぎます。焦っている時ってダメですね。ちょっとした油断が、非建設的で不毛な作業を強いられるハメになるとは。

懐中電灯片手に這いつくばって、ねこの額の部屋中を探し回り、本棚もデスクの小物類もひっくり返して捜索しましたが、とうとうバチカンは出てきませんでした。こんなに狭い部屋なのになぁ!

腹立たしいけれど、こんなことで時間を無駄にするのは嫌なので、あきらめることにしました。でも、これが金やプラチナのパーツだったりしたら、部屋のものをすべて外に出してでも、見つかるまで血眼で必死に探してたでしょうね。

しかたなく、やり直しすることにしました。
『捜し物が見つからない』という状況は、人の名前を思い出せないのと同じようにいつまでも気になって気持ちが悪い感じがします。

  

人は失敗から何かしら学びがあるもので、今回の反省として、思い切って部屋を整理整頓し、スチール棚にはカーテンをつるし、押し入れの戸は閉め、旦那の不在時は彼のデスクも布で被うことにしました。こうすれば、飛んだパーツも見つかりやすくなるでしょう。

以前、ジュエリー作家の先生の自宅兼仕事場を見学させていただいたことがあります。質素な仕事部屋はすっきり無駄なモノは一切なく、作業机もきれいに整頓されいらっしゃいました。その先生いわく、

『作業場は常に整理整頓。床も作業開始する前に綺麗に掃除しておくこと。机の上も、1つの工程が終わったら、作業に必要なくなった道具をこまめに元に戻す。常に今の作業に必要な道具だけが出ているシンプルな状態にしなさい。』、

と教えられたことがあります。

この先生は、作業した後は、必ず作業机と床を丁寧に掃いて、その塵を集めておくそうです。溜まった塵を精錬屋さんに持っていくと、結構なお小遣いになる、と言っておられました。

まさに、塵も積もれば、山となる、ですね。

整理整頓・・・・今頃になって、この先生の教えが痛いほど身に沁みました。


楽しくなければ続かない!

2008年10月08日 | ROSE POSYのひとりごと

ねねが激太りしたことを書きましたが、実は、私も人(ねこ)のことはいえません。ねね同様におなか周りが、ぽーにょ、ぽーにょ♪ の気配。(^^;;; 体重は前から増えてないし、健康診断でもBMI値はむしろ”ヤセ”と診断されますが、見た目ですよ、問題は。(笑)
このまま、たるみおなかを放置するとヤバいッ。

しかし、私は運動が大嫌いなのです。モチベがないのにスポーツジムは行くのはおっくうだし、ジョギングも続きそうもないので、なんとか自宅にいながらにしてできる運動ができないか?ということになり、さっそくリサーチ開始!

   

マシン系・・・これはもうアメリカ発のダイエット系グッズのTV通販番組が何十年も面々と続いていることをみてもわかるように、つまるところ、続かない、飽きる、効かない。これにつきるかと・・・。あと、大量生産品はすぐに壊れてゴミになります。使わないと場所塞ぎになるだけですし、地球環境に良くないので却下。

えっと、ちなみにエアロライフのサイドステッパー、これは随分続きましたよ。(1年半)でもキコキコ言いはじめてうるさいので乗らなくなりました。あえて買い替えはしない予定。

機械モノ同様、TVのCMで超流行った、『ビリーズ・ブートキャンプ』・・・あのDVDは会社でも友人でも結構買った人が多いのですが、感想を聞くと、キツすぎて続かないということで、3ヵ月後には全員、”脱走兵”になっていましたので即、却下。(ところで、まだ続いている人います??) 

今すごい流行っている、『コアリズム』これ、宣伝している杉本彩ちゃんのセクシーな素晴らしいスタイルに憧れて、爆発的売れ行きです。楽天のフィットネスグッズ部門連続売上1位です。でも、CM見てたら、フリが激しすぎて、動きが難しい。リズム感なし、運動音痴な私がとてもついていけるようなダンスではありません。がまの油じゃありませんが、己の醜さに脂汗は出るが、ダイエットにはなりそうもないので、却下!

   

で、私のような、根性無しのリズム感無し女にぴったりのエクササイズ・コンテンツはないもんだろうかといろいろ探したら、意外な掘り出しモノを見つけてしまいました。

『トレーシー・マレットのスーパーボディブートキャンプ』

TVで宣伝していないため、口コミ情報が少ないのですが、”女性のためのブートキャンプ”、”楽しくなければ続かない”というキャッチフレーズにつられて買ってしまいました。



内容は、『燃やす』と『鍛える』の2つのテーマのエクササイズDVDが2点、筋力強化用のゴムチューブ強・弱セットと、ご丁寧にも、旅行先やオフィスでも使える携帯用ゴムチューブがやはり強・弱セットついている。価格は8,800円。 このセット以外に、なくてもいいけど、体力がある人はダンベルがあるとカンペキです。


この方が、先生のトレーシー。



プログラムは、テーマ別に細かくセクションにわかれており、ヨガ、テコンドー、ピラティス、キックボクシング、ストレッチ、サッカー、バスケットボール、バレエなどのトレーニングから効果的なものを緩急バランスよく取り入れ、飽きない構成となっています。

映像の後ろの男性は、画像でも見たとおり、二人とも動きが不恰好だしすぐバテるので、たぶんまったくの素人からの起用でしょう。前列の女性達がニコニコして軽々やってるのに、後ろで辛そうに頑張ってる姿が笑えるというか、癒されるというか、”この人たちも辛いんだな~”と同類がいるようで安心できてしまいます。女性がイントラだということの他に、こんなおちゃめなエッセンスもあって、ビリーで挫折した男性陣にもおすすめです。
 
3名の女性のうち、”レベッカ”が『ゆるやかバージョン』を担当しています。(最初、サボってるのかと思った。)疲れたり、キツイな、と感じたら、レベッカの動きにあわせるとなんとか中断せずについていけます。途中でキツくてやめたりしない工夫がされているんですね。


トレーシーちゃんの
こ~んなセクシーポーズも拝める。(笑)
ちなみに、これは腹筋を鍛える
10分間ボーナスエクササイズ。

実際やってみると、DVDのパッケージにあるとおり、ほんとに5分で汗だくになってきます。動きは単純で難しくありません。エアロビのように振り付けもありません。基本的に既存のスポーツでよく見かける動作の組み合わせなので、なんとか見よう見まねでついていけます。

最初は、ウォーミングアップ程度でバテてしまいましたが、回数を重ねていくうちに、動きにも慣れ、休み休みながらも全セクションを一度にクリアできるようになりました。

このDVDのコンセプトは、”無理をしない”です。体調の良い日にやりたいセクションを自分の出来る範囲でだけやれば良い、このゆるゆるさが、なぜか自然と続けられてしまうヒケツです。人は、”強制”、”義務”と感じるとかえってプレッシャーになってしまうものです。自主性は大切ですね。 
 
トレーシーがずっと励ましたり、優しく褒めてくれたりしながら、頑張れてしまいます。(これはビリーも同じかな?)でも、ビリーズのように7日間集中トレーニング、という厳しいものでなく、”むりかな?と思ったら、自分の出来る範囲でいいのよ。続けることが大切なの。”などという優しいフォローが気に入っておりまして、いやいや、がんばります、って気分になります。

このDVDは、角川Digixという会社が提供しており、コンテンツだけでなく、日本語吹き替えもなかなか演技力があって結構な出来だと思います。

公式ページをみつけました(買ってから知った!)ので詳しいコンテンツはこちらをご覧下さい。トップページはいきなりプロモーションムービーの音が出てしまうので、製品紹介のページのURLを張っておきます。

http://www.traceymallett.jp/dvd/index.php

ただ、DVD1巻目は”燃やす”ための有酸素運動のため、前後左右のステップがあるので意外と場所をとることと、下に響くかもしれない運動があることをお断りしておきます。


   


超ヤバ!激太り

2008年10月03日 | ねこの話

ねね・2歳のワクチンのため、どうぶつ病院に連れて行きました。

ワクチン前のヘルスチェックで体重を量ったら、なんと・・・

5kg超!

先生に、”太りすぎですね”、と言われてしまいました。

ねこの2歳って人間だと24歳くらいっていいます。で、先生いわく、この子のベスト体重は、3kg台(後半)だそうです。うっそ~!!!それって、この子、メタボってこと?!一番美しい盛りなはずが、”デブ女”のレッテルなの?!

ねねは小顔なため、油断していました・・・。


胴回りがぼってり。
ツチノコのようだ。
(誇張的アングルです)

避妊手術してからたしかに体重が増え気味と思ったけど、まさか1年で『肥満』の宣告をされるとは・・・。いやー、飼い主失格です。大事なお姫様なのにぃ、わーんっっ。ねね、ごめんね、許してね~!!

もちろん、ねねの食べたいものを好きなだけ食べさせていたわけではありません。人の食べるものは絶対にあげないし、毎食、ほぼ定時間にきちんとフードの量をきっちり計ってあげており、けして甘やかしはしていませんでした。 

激太りの原因は、フードの内容にあるようです。2月に膀胱炎になってから、半年ほど尿路結石治療用の処方のお食事をさせていたのですが、”カリカリ”だけだとまずくて食べないので、同じく処方食の缶詰を少量だけ混ぜて与えていました。しかし、これらの食事は病気治療が主目的で、カロリーコントロールは配慮されていないので、結果的に、常時運動不足の室内飼いのねねには、急激な肥満の原因になってしまったようです。


ぼて~。
 
膀胱炎は完治しており、再発予防的にあげていた医療用フードを通常のドライフードのライト指向のものに切り替えました。与える量もストレスがかからない程度にすこーしずつ徐々に減らしていきます。

とりあえず、5kgから4kg(これ以上太ってはいけないボーダーライン)まで落とすよういわれましたから、さあ大変!人でいうと、60kgの人が48kgに絞るのと同じハードさです。


おなか、ぽ~にょ♪ぽにょ♪
切ないねぇ・・・・

なんだか可哀想ですが、1年かけて1kg減目指します。それでも体の小さいねこさんには厳しいことです。でぶねこさんも可愛いけど、病気になったら困るから頑張って痩せようね。

プライシングって難しい

2008年10月01日 | ジュエリーよもやま話

ラヴァーグジュエリースクールの展示会が10月17日から3日間行われます。いろんな生徒さんのブログで紹介されてますので、みんな気合い満々って感じかな。

私はちょっとあきらめモードでして、何点かキャストに出したものの、仕上げが間に合うかなぁという感じです。昨日、会社帰りにラヴァーグに寄った際、CADクラスの早川先生に、『ROSEさんも出品してくださいね!』と熱いまなざしで言われてしまい、激プレッシャーです。(笑)

去年始めて展示会に参加しましたが、参加自体はとっても楽しいのです。なぜなら、頑張ってる仲間の作品が見られるから。一生懸命なパワーのこもった作品の数々を拝見し、良い刺激を受けて私も頑張ろうって気持ちになれるんです。それにもう一つ、AllyのスタッフのAkiさんのディスプレイもとっても素敵で、撮影時の演出の参考になるのです。

   

校長先生は、”たくさん友達連れてきた人が勝ちだよ。”とおっしゃいます。友達や家族を同伴して来店し、自分も現場に立って熱心に説明しながら売り込んでる人は確かによく売れるようです。本当に人に自分を作品を買ってほしかったら、それくらいの熱意と努力が大切と思います。

いかんせん、へそまがりの私は、変な照れや恥ずかしさあって、知人や家族に見られるのがプレッシャーとなってしまうので、なかなか集客や売り込みが出来ません。これからは、営業も勉強しないといけませんね。

  

さて、そんな営業ベタな私にとって、さらにちょぴり憂鬱な作業が、『プライシング(値付け)』です。

過去にも何度かブログで書いてますが、一点物って、コストがそのまんま乗っかってきてしまうので、市販の大量生産品みたいなわけにはいかないんです。純粋なコストだけを積んだ価格設定にしても、材料によっては市販品より高くなってしまいます。

まして、”スクールの展示会”、ということなると、お客さんは、学生の作品なんだから”プロ”が作った市販品より安いはず、、とおおいに美しい誤解、いや期待をされてますから、『これいいわねー。欲しい~!』と手にとってもらえても、”意外と高いのね・・・”と値札見てあわてて元に戻されたりしてしまいます。(笑)でも、ラヴァーグには、多くプロの方が、別の技術分野に取り組もうと学びにいらしています。”学生(=素人)”、という偏見の目で価格を評価しないでくださいね。

   

手作り(彫金)作品の場合ですと、利益をのせようと思わなければ、純粋にかかった材料費だけでご提供できるんですが、外注が発生するとどうしてもその部分は、乗せざるを得ません。

ジュエリーCADの場合は、材料費・鋳造費の他に、原型の造形代もかかります。シルバーで一点だけ作ると、”うそー、シルバーなのにこの値段??”ってオドロキの反応が返ってくること必至。

・・・かといって、ゴム型切って大量生産して単価を安くするとか、ゴールドで吹いて原型代を吸収できる程度の価格設定にするというのも、学校の展示会という場では、とても悩ましいものがあります。

   

去年は、売れるかどうかわからないし、とゴム型はとらず1点モノとして出したリングのいくつかが、”サイズ違いが欲しい”とか、”石違いで欲しい”って何人もの方に言われたときは、トホホな気持ちになりました。そうなると手作り原型から作り直しです。

ジュエリーCADですと、データのリサイズだけで済むものの、また新たに造形代が発生してしまいます。その追加コスト分は最初の提供価格にはまるまる転嫁しづらいものがあります。せっかく気に入っていただけたのに御希望に添えず、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

そんなこんなの展示会が終わって普通に委託商品としてお店のディスプレイに並ぶと、『ほんとにこの値段でいいんですか!?』とおっしゃいながら、買って下さるお客様がいらっしゃるのです。
同じ商品なのに、学生が作ったというと高いと思われ、作家だというと安いと思われる。なんともモノの値段というのは生き物のようで面白いです。

   

ということで、オチがありませんが、(まだ自分の出品も決まってないのに)展示会にはたくさんの方にお足をお運びいただけると嬉しいなと思います。