ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

花編みの桜ピアス

2018年03月29日 | ジュエリー作品&試作品


間違ってフラッシュを焚いてしまい、かなりハイキーな画像になってしまいました。面白いのでそのまま載せときます。
桜をイメージしたピアスを作ってみました。

ビーズボールなのですが、"花編み”という方法で作っております。

この作品ではチェコビーズのファイヤーポリッシュ4mmと丸小のメタルビーズを使っています。桜の花びらっぽく見えるよう、樽型のビーズを使いましたが、球形を使ってもかわいいと思います。

1個につき、計90個のビーズをテグスに通して作ります。360度、どこから見ても5弁の花びらと花芯から構成されています。

あとはTピンを通して、ピアス金具を付ければ出来上がり。

中は空洞です。透明のアクリル球を入れる方法もありますが、このサイズくらいなら強度は十分のようです。凹んでもつまようじなどでつつくと元に戻ります。


ビーズボールは、存在感があるパーツとしていろいろ応用が効きそうです。


桜だ、桜だ、桜の作品祭り♪

2018年03月25日 | ガラス工芸・サンドブラスト



こちらは先日アップした、新作の桜のタンブラーを内側から撮影したものです。

桜の季節は、晴れやかな気持ちが半分、でも、なんとなく切ない気持ちが半分です。
桜を眺めていると、どうしても頭に浮かんでしまうのが、はかない女心を詠んだ2つの歌。

「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふる眺めせしまに」 (小野小町)

「花の命は短くて、苦しきことのみおおかりき」 (林芙美子)

桜モティーフの、ROSEの過去作品を振り返ります。
(タイトルのリンクをクリックすると該当記事にジャンプします。)




桜模様のキャンドルホルダー


桜の角皿



桜のぐいのみ



桜の小皿


桜のタンブラー

ついでに過去のアクセサリー作品も。懐かしい~。画像ちっちゃくてすみません。


桜の漆黒リング

桜珠のペンダント

そして今春の作品。

花編みボールの桜ピアス

 桜ピアスについては、次の投稿記事で話題にしたいと思います。


サクラサク! ~桜のタンブラー 2018バージョン~

2018年03月18日 | ガラス工芸・サンドブラスト


東京、いよいよ桜開花宣言でましたね。今年はとても早いですね。入園・入学式の頃までお花が持ってくれればいいのですが、こればかりはお天道様にお願いするしかありません。

さてさて、久しぶりに金赤のグラス素材が手に入りました。金赤、つまりピンク色のガラスは、希少な存在になってしまいました。この色を出すために使われる材料にレアメタルが含まれており、レアメタルの暴騰と品薄で、金赤のグラスの製造量も激減、価格が高騰しているのだそうです。

金赤、といえば、もはや、「桜」を彫るしかありません。

サンドブラストの王道的な彫り方は、モティーフ(桜の花)部分に色を残して、背景の色を落とす手法です。
たとえば、こんな感じでございますね。


今回の作品は、金赤の色を尊重したいので、花のほうを立体感が出るレリーフ彫りにして、さらに欲張ってちょっぴり色を残すグラデーションに挑戦です。

実は、背景を残してモティーフを彫る手法、以前、キャンドルホルダーでやってました。
このときは、花弁は簡略化したので、平彫りのような感じになっています。

そして、改良を加えて完成したのがこちら。


花びらのマスキングを、1枚ずつはがしては彫り、はがしては彫り、して花びら同士の重なりの部分を立体的にしていきます。なおかつ花芯の部分にピンク色のグラデーションがほんのり残るようにしなければならず、気が遠くなるような根気のいる作業です。


グラス一面、豪華絢爛の桜三昧です。


上から見たらこんな感じ。グラスの外側を彫るため、内側から見ると、桜の花びらやつぼみがこちらに向かってふっくらと凸に見える、つまり”正しい”立体感になります。お酒を飲むときに内側から見てより綺麗に見えるよう彫る、というのも、また一興かと。



底の部分にも散る花びらを。ふんわりグラデでかわいらしく。


イメージどおりに仕上がりました。時間がかかった分、達成感もひとしおです。この作品だけは門外不出です。面倒すぎてもう2度と出来ないです。(^^;;


クリエーターの皆さんにおすすめのルーペ(拡大鏡)

2018年03月17日 | ジュエリーよもやま話

クリエーターの皆さん、細かい手作業を拡大したいときにどんなグッズをお使いですか?

私自身、いろんなものを試してきましたが、とても満足しているのがコチラの商品です。



”メガネビュー”という、ヘッドルーペです。

右下は、最近始めたグルーデコのペンダントヘッド作品。0.5mm以下のストーンの扱いは、さすがに肉眼では厳しいのでルーペ必須です。

これは2012年に購入したものですが、いまだに愛用させていただいています。他のものに買い換える理由がないくらい気に入っています。

取り説の謳い文句。


特長をまとめますと、

・倍率が違うレンズがついていて、差し替えることができる。
 (標準タイプで、1.7x、2x、2.5x、私が買った”G4"タイプだと3xレンズもついてくる。)

・メガネと違い、頭に装着するので、長時間着用しても鼻柱に跡がついたりこめかみが痛くなったりしない。(おでこにはウレタンパットがついてます。)

・無段階調節ベルトで、どんな頭の形でもぴったり固定できる。(頭が巨大な人はムリかも)

・40gと軽いです。めがねより重いが、点でなく面(頭全体)で重量を支えているので装着感を感じさせない。

・レンズはアクリル製なので、落としても割れにくい。

・普段着用しているめがねの上から着用出来る。

・遠くを見たいときは、装着したまま、レンズを上にパタっと跳ね上げればよい。
(レンズの角度が調節できる)

・値段が手頃。レンズ3枚タイプで6600円、4枚タイプで7700円。
 (部屋の照明が暗い方のために、LEDライトつきタイプもあります。)

・そして5年使った私が言うから間違いないですが、耐久性も高いです。
 (ただ、おでこにあたるウレタンパッドは消耗品です。別途、購入が可能です)

欠点としては、見た目がイマイチ。(自分がつけた姿に笑えます)そして、ベルトで頭に固定するので、ヘアスタイルがぺしゃんこになります。でも、機能重視な方には、断然お勧めだと思います。

ちなみに今流行りのお洒落な拡大鏡、”ハ○キルーペ”は、好みの倍率を選んで買うタイプで、最大1.85倍までです。私の場合ですが、1mm以下の石留めやデコをするには最低2倍以上必要ですから、ハズキは厳しい。

メガネビューは、”ルーペハウス”さんという楽天のお店で買いました。
5年前とほとんどデザイン仕様は変わってませんので、完成されたロングラン商品なんですね。
http://www.loupe.co.jp/catalog/head/index.html


ちなみに、買って失敗した商品でまだ現存してるものがこちら。


この商品自体が悪いのではなく、用途を間違って買った私が悪いのです。これはおそらく、ロウ付けなど、位置を固定した物体を拡大するものだと思います。

手作業を拡大する場合は、メガネタイプのルーペが適していると思います。


クリスタルビーズジュエリー講座の応用編

2018年03月04日 | ジュエリー作品&試作品

60日間投稿しないペナルティでトップに広告が表示されてしまい、世間から忘れられたようなブログになってしまいました。(笑)相変わらず、アクセサリー作りとサンドブラストは鋭意継続中なのですが、ブログ更新のほうはすっかりご無沙汰になってしまっておりました。私としたことが、不精でダメですね。

クリスタルビーズジュエリー講座修了後にお気に入りのレシピを使って作成した応用作品をアップしておきます。

2級の「プリンセスネックレス」。課題作品はこちら。 



そして、素材と色違いのアレンジ作品。チェコビーズです。


余ったビーズで作った、おそろいのピアス。


ファイヤーポリッシュとシードビーズのピコット部分は、テグスでつなぎ、Tピンを入れた大玉のビーズとはワイヤーのめがね留めで繋いでいます。そしてさらにリングも作りました。リングの立ち上がりの部分をファイヤーポリッシュで構成することで、シンプルながらも程よい華やかさが出せました。


今回、たまたま一目惚れして購入したチェコビーズ、雹(ひょう)のつぶのような形に、ブルーとアンバーと透きの繊細なグラデーションがかかっていて、ずっと眺めていたい魅惑的なビーズです。おもっちゃぽくならず、堂々とリングのセンターをはれています。


涼しげなセットジュエリーの完成です。撮影には間に合わせで、ベルベットのリボンを使用しましたが、夏向きには同色のシフォンかシルクのリボンを合わせるのがよいでしょうね。