ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ガラス彫刻展 2019 ~風薫る~ @世田谷美術館 その2

2019年06月09日 | ガラス工芸・サンドブラスト

ガラス彫刻展 2019 ~風薫る~ @世田谷美術館

お恥ずかしながら、私の展示作品です。

作品展のために作成した新作とともに、過去の作品からこの節にふさわしい作品を選んでみました。


そして、お次は、私の過去作品の中で唯一の風景を題材にしたものです。

この富士山の作品は、なぜか、男性陣に好まれるようで、男性のお客様が私のコーナーを通りかかると、このタンブラーの前で立ち止まり、じっくりと前も後ろもぐるりと鑑賞していかれます。山はどこか男性を惹きつけるものがあるのでしょうか。

そして、「風薫る」のテーマにアラインして、もう1セット、はっぱモチーフの作品です。

透きガラスを使用したシンプルな作品なのですが、生徒さん仲間の間での評価は、今回の私の作品の中で一番人気で、「あのシダのお皿、良いわねー」というお言葉をたくさんいただきました。女性目線で見て、この器は日常の食卓で普段使いできる身近な感じがいいのかもしれません。

しだの皿とおそろいのコップがないので、ハワイアン柄のタンブラーで初夏を演出しました。
誰かに、「ニトリで売ってそうだね~」と言われちゃいました。たしかに!こういう柄のクッションありましたね。(笑)

実は、このランチョンマットとコースターは、美術館近くのニトリで買ったんです。こうした小道具があると無いとじゃ大違いです。演出は重要です。

そして、今回の作品展のために制作した作品をご紹介します。

「月下美人」 です。夜に真っ白な花を咲かせた月下美人のあでやかな姿を表現してみました。


今回、チャレンジとして、レリーフ彫りと段彫りの技法をミックスさせてみました。邪道かもしれないですが、せっかくの自由作品なので、他の人がやってないことを試してみようと思いました。

段彫り(たとえば、上の作品だと水芭蕉や富士山)だけだと、色の濃淡でのみしか立体感を出せませんが、レリーフ彫りを取り入れることで、花びらのふくらみや凹みなどが表現できるので、よりリアルで表情が豊かな花のモチーフに仕上げることができました。


写真だとわかりにくいですが、花びら1枚1枚に膨らみがついています。

レリーフを深く彫り込む、すると当然、色は落ちてしまいます。花びらに立体感をつけつつ、色が落ちる寸前で止める、という動作の繰り返しで気の遠くなるような作業でした。

題材選定、デザイン画を起こすところから、完成するまで4ヶ月くらいかかりました。

芸術の道に近道なし、ですね。

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ガラス彫刻展 2019 ~風薫る~ @世田谷美術館

2019年06月08日 | ガラス工芸・サンドブラスト


5月28日から6月2日の間、サンドブラスト教室「ハナミズキ」さんの作品展が世田谷美術館で開催されました。
上の写真は、案内ハガキですが、なんと!私の昨年の展示作品を掲載していただけました。(左下の青いお皿)うれしはずかし。


砧公園が美術館に隣接しています。緑が目にも鮮やかで、作品展のタイトルどおりの「風薫る」爽やかな季節です。


教室主宰の大塚師匠は、前職が企業専属のデザイナーさんでいらっしゃったので、先の案内ハガキやポスターといった宣伝マテリアルの制作もお手の物です。

広い展示スペース、展示台のたっぷりと”間”が取られた贅沢な展示空間で、ゆったりとした気持ちで鑑賞できます。

はなみずき主宰の大塚先生、作家先生仲間の先生、そして生徒さんたちの力作が並びます。

先生も生徒も総出で搬入、会場設営、ディスプレイを行いました。そうした準備のひとときも楽しい時間です。



毎回、会場の片隅に、展示販売コーナーが設けられます。売り上げの一部は、東日本大震災の震災孤児支援団体に寄付されます。
ボランティア価格なので、本来のプライスに比べて、非常にお得です。じっくりと迷いながら選び、気に入った作品を宝物のように大切そうに持って帰られるお客様を見ると、なんだか暖かい気持ちになります。ご協力ありがとうございました!


そして、今年の私の出品は、次の回に続きます。


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ぽかぽか陽気で、猫たちの場所取りバトル

2019年04月18日 | ねこの話

うちの猫さんたちの近況です。おかげさまで、まだまだ元気です。
この子達を家に迎えてから、もう15年になりますか・・・・。(このブログも、よくまあ細く長く続いていること・・・)
だから、おじいちゃん、おばあちゃん猫ちゃんです。

しかし、とても高齢猫と思えない快活ぶりで、おもちゃでよく遊ぶし、毎晩タバタ走り回って運動会を繰り広げています。

日当たりのよいベランダの吐き出し窓は、猫たちのお気に入りの場所です。家には、南向きのベランダに面した部屋が3つあります。3部屋すべての窓際にクッションを敷いておき、どの部屋でも日向ぼっこができるようにしています。贅沢な猫たち!

でも、人がいるリビングの窓が一番人気で、いつも取り合いになっています。寝ていても人の気配を感じていたいのですね。

今日も、ねねさんが陣取って寝ています。



起きました。 トイレに行きたくなったようです。



そして、再び戻ってきたら・・・・。



あれれ~???いつの間に、トモさんが・・・。お気に入りの場所、取られちゃったー。



気持ちよさそうに寝てるわー。マットからはみ出てるし。

ちなみに、脱走防止のネットは、写真でご覧のとおり今も顕在です。以前は、上下2段使いで猫が飛び越えられない高さのバリケードを作ってましたが、いまは脱走癖が治ったので、1段のみです。もちろん、油断は禁物です。窓を開けるときは常に注意しています。万一、ベランダに出てしまったときのために、ベランダの柵にも、園芸用のネットを張ってあります。

この猫のベランダ脱走防止ネット、100円ショップの商品で簡単に作れますから、ぜひお試し下さい。
材料は、

・台所などで使うワイヤーネット (うちは小さいサイズ2枚使ってちょうどいい感じ)
・突っ張りポール 2組 
・結束バンド

以上です。ワイヤーネットの上下に突っ張りポールを結束バンドで固定するだけ。

玄関の飛び出し防止用のゲートとしても使っています。

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ガラス作品制作中・・・

2019年04月14日 | ガラス工芸・サンドブラスト


最近、ガラス工芸作品の投稿アップの間が空いている理由は、大きめの作品を製作中のためです。大きな作品を手がけるときは、製作期間が3ヶ月以上はかかります。

制作のプロセスの中で、一番苦しいのは、デザイン画を完成させるまでの工程です。私は、本来、あまり絵描きは得意ではありません。作品をオリジナルでデザインするときは、まずは紙にラフ画から描き始めます。アクセサリーやジュエリーならば、下手なデザイン画でも作りながらイメージどおりに作ることができますが、サンドブラストはそういうわけにいきません。

私の場合、Adobeイラストレーターでデザイン画を描きます。そのデータを、教室でプロッターに出力、マスキングシートにプリントとカットまでしていただきます。プロッターのおかげでずいぶんと工程を短縮でき、仕上がりもきれいです。もはや、ハンドカットには戻れません。笑

デザイン画は、たとえばこんな感じ。水芭蕉のグラスを作ったときのデザイン画です。サンドブラストに適するように意匠化する必要があります。色のガラスを彫ったときにどのように仕上がるかをイメージしながら描画していきます。

これがこうなります。イラストレータの絵はベジェ曲線のみで描きますが、サンドブラストの段彫りは、線ではなく、”面”でオブジェクトを表現するため、作品になると、イラストとはだいぶ雰囲気が変わりますね。



今、手がけているのがこちらのデザイン。ちょっとメルヘン・チック。月が輝く夜空の下に真っ白な月下美人の花が浮かび上がるイメージで作っています。

 


出来上がりをお楽しみに・・・。



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砧の桜は、御歳90歳?!

2019年03月31日 | ROSE POSYのひとりごと

私の家の近所にある砧公園は、元ゴルフ場だけあって、とにかく広大で自然豊かな区民の憩いの場所です。今年の砧の桜は週末にほぼ満開を迎え、とくに晴れて暖かい日曜日はそれは大変な人出でした。

年々人が増えている気がしますが、郊外のせいか、もっぱら週末の日中は、サラリーマンのウルサイ飲っぱらい軍団は少なく、近隣在住のお子様連れファミリー層がメインなので、静かにお花見を楽しめます。


この見事な桜!桜の枝先が、地面につきそうです。こんな大樹が、園内のいたるところに植えられています。

ソメイヨシノの寿命は、約60年といわれます。そろそろ、都内の街路樹の桜は世代交代が始まっています。立派な木が次々と切り倒されて若い木に植え替えられたり、木の負担を減らすためか太い枝が切り払われてしまい、貧弱な桜並木になっているところもあります。まだまだ元気そうなのに・・・と思いますが、木の内部が腐食していて倒木の恐れがあるので、そのままにしておけないのだそうです。


私のお気に入りの風景。けやきの新緑と桜のピンクのコントラストが綺麗。

新しく植え替えたところは、ピンク色の濃い早咲きの桜や、山桜と思われる種類の木も植えられています。ソメイヨシノだけで揃えたほうが、桜並木としては綺麗ですが、ソメイヨシノは病気に弱いので、おそらく病害のときに並木全体が全滅しないよう、混ぜて植えてるのかもしれません。

砧公園は、1940年に開園したそうです。その年に生まれた人は、今79歳。その年に植樹された桜は、おそらく行楽客が花見を楽しめる程度の成木だったと思われます。つまり、上記の写真のような大木だと、樹齢90歳近いものもあると思われます。もうとっくに寿命を越えているということですね。

砧公園は環八や首都高に隣接しており、桜にとってとてもいい環境といえないのですが、それでも、ここまで立派に大きく育てた方々の努力に頭が下がる思いです。しかし、長年人々を楽しませてくれた、砧の巨木も徐々に枯れ始めているそうです。



あと何年かしたら、こんな巨木はすべてなくなってしまい、砧の花見の光景もすっかり様変わりしているかもしれません。誠にありがたい気持ちで、今年の桜を鑑賞させていただきました。




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桜ジュエリー 2019

2019年03月30日 | ジュエリー作品&試作品

「平成最後」のフレーズがCMで使われすぎてすっかり陳腐化してしまっている、2019年の春です。桜が満開です。


本当に久々に、シルバー・アクセサリーを作りました。 平成最後の記念品です。(笑)桜の季節に間に合ってよかった・・・。

かつては、台所のガス栓からゴムホースを引いてガスバーナーとコンプレッサーでロウづけしていましたが、東京ガスの人が点検に来たときに「正規のガス器具以外のものは使わないで。」と怒られてしまったので、それからロウ付けする機会がすっかりなくなってしまいました。メタル・ジュエリー制作からなんとなく離れてしまったのは、その頃からかなと思ってます。

今回、バチカンのロウ付けをしなくてはいけなかったので、カセット式の簡易ガスバーナー(一応ジュエリー用)でおそるおそるやってみたら、ちゃんとロウ付けできました。バチカンのろうづけくらいなら、簡易バーナーでよかったんじゃん!



こちらのペンダントトップは、リバーシブル仕様なんです。久しぶりなので気合い入っちゃった。膨らみのある凸側は、2mmのピンクサファイアが爪留めしてあります。石留めも久しぶり。

くぼんだ凹側は、メレダイヤをふくりん留めにしました。裏表、石を入れるなんて変わったことする人、あんまりいないでしょう。なんとか失敗せずに済みましたが、無謀でした。

チェーンもハンドメイドです。ベビーパールをめがね留めで繋ぎました。ようやくメタルジュエリーにビーズジュエリーを応用できる時が来ました。

変形の淡水パールを下げて、Y字的なネックレスに仕上げています。デザインの企画段階から、ドロップ型の石をぶら下げる案を考えていたので、桜パーツの下側にも、”カン”(輪)を付けたワックス原型を作成しています。

セット・ジュエリー企画ですので、このペンダントには、おそろいのピアスも作りました。こちらも石が揺れるデザイン。

こちらもリバーシブルです。ピアスは、ピアス金具を付ける時点で裏表が決まってしまうので、あんまり、リバーシブルにする意味ないんですけどね。髪をアップにしたとき、後ろからみてもキレイ、というくらい?

さすがにパーツが小さくて石は載せてません。真ん中は、ドットでごまかしてます。ワックス原型に突起をつけておいて、鋳造後にナナコで丸めました。桜らしいベビーピンクのローズクォーツと小粒なパールをあしらっています。

では、全員の集合写真で、〆にします。




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グルーデコ お遊び編

2018年12月26日 | ジュエリー作品&試作品

グルーデコ講座を修了後、ちょっこっとだけパーツを買ってきて遊んでみた作品??です。

ヘアピンです。枠は100円ショップの手芸材料コーナーに売っていました。レジン用品はデコパテでも流用できますね。

こちら↓のヘアゴムの土台も、100円ショップのレジン用材料です。
グルーデコは立体感のある土台にすることができます。このグルーは、非常に強力な接着力で正しくセットすればそんなに簡単には脱落しないそうです。

ねこちゃん形のチャーム。これはデコ専用の通販で買いました。目は、オニキスのカボションを入れました。しっぽには、パールをあしらってます。

なかなか、かわいく出来ました。猫好きの人にプレゼントしました。


次は、パヴェ・ボールに挑戦したいと思います。うまく出来るようになったら、アップしますね。(^^)

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グルーデコに挑戦 (3)

2018年12月22日 | ジュエリー作品&試作品

グルーデコに挑戦、その3です。  (その1はこちら) (その2はこちら
 
最後の課題は、樽型パーツです。

粘土を樽型に形成するのがなかなか難しい。どこから見ても、同じアールになるよう、上から見ると真円になるように形を整えなければなりません。

まず、単色のパーツ。



次に、お花模様が連続するデザインのパーツを作ります。ピンク系のいろんな可愛い色を使います。



パヴェリングでの反省点から、今回は完成後、しっかりチェックをして、ストーンの浮きや重なりがないよう気をつけました。



楽しくて、あっという間に課題が終わってしまいました。また1つ新しい知識の宝物が増えました。

わたし的には、アクセサリーのパーツを作るくらいのことができればいいので、基礎さえ習得してしまえば、あとは独学で十分かなと思っています。

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グルーデコに挑戦 (2)

2018年12月21日 | ジュエリー作品&試作品

グルーデコに挑戦、その2です。 (その1はこちら


ピンクとクリアの2色グラデーションの課題です。



土台も2色になっています。



2色の土台の境界線から、石を置いていきます。途中までは教科書どおりにおいていけばいいのですが、途中から、”あとはお好みでで・・・”とのことで、最後はランダムに配置していきます。

こちらは、パヴェ風甲丸リング。粘土をリング土台に形よく盛り付ける工程が難しい課題です。使用するストーンは2.5mmと大きめなので、配置にもなかなか手こずりました。



拡大しているとよくわかりますが、ストーンのガードル部分が粘土の表面から若干浮いてるのがありますね。ガードル部分がグルーに完全に埋まって表面に密着しているのが正しい状態です。(埋まりすぎもNGですが)

自分ではきちんと埋めたつもりが、粘土の硬化過程で浮いてきてしまったようです。石の浮きは脱落の原因になるので、気をつけないといけません。

あとストーンの縁が他のストーンと少し重なってる箇所も、反省点です。気づきさえすれば防げるミスなので、作品が出来ったら、拡大鏡で360度、あらゆる角度から何度もチェックするように心がけます。

まだまだ練習が必要ですが、今度は2mm以下の小さなストーンでパウェ感があるリングを作ってみたいですね。

市販の土台でおそろいのピアスを作ってセットジュエリーにしてみました。

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グルーデコに挑戦 (1)

2018年12月20日 | ジュエリー作品&試作品

グルーデコ講座に挑戦してみました。かなり前に講座は修了していたのですが、今頃、ブログアップです。

私がグルーデコをやってみたくなったきっかけは、ビーズボールを作っているときでした。スワロフスキー社などから、すでに完成したボールが販売されていますが、ボールに限らず、いろんな形状の立体的なモティーフを自分でデコって、アクセサリーのパーツにできたら作品の幅が広がって楽しいだろうなと考えた次第です。

とにかく、思い立ったらすぐ行動!必要な道具一式と基礎的な知識を得るために、クリスタルジュエリー講座でお世話になった、”たのまな”の通信講座で始めることにしました。

クリスタルグルーデコラティブアーティスト2級講座

その先に準1級、1級とありますが、授業料がとてもお高い。私の目的からすると、基本だけわかれば十分。あとは独学で練習しようと思います。

最初のレッスンは、平らなアクリル板に粘土を敷き延ばして、ひたすらストーンを並べる練習でした。繰り返しの単純作業に、少々退屈・・・。笑

基礎練習が終わったら、実際にアクセサリー作品を作れるので、楽しくなってきます。でも、添削評価で合格しないと次に進めないので、もちろん、慎重に、丁寧に作業しなければなりません。

かろうじて、全課題を一度で合格し、講座を無事に修了しました。(かなり甘く採点いただいた気がします。)


体験談とともに、作った課題作品をいアップしていきます。(掲載順番は課題順に沿っていません。)



グルーの硬化時間内に作業を終えなければいけません。そして、作業中にあまり大きく修正できません。綺麗に手早く仕上げるには、ひたすら慣れるしかないですね。

ただ、グルーデコのいいところは、失敗したら、まだグルーが硬化していなければ、ストーンをはずして、土台作りからやりなおせることです。強力な接着剤で貼ってしまうデコだとそうはいかないですから。



なめらかな湾曲面をグルーで形成し、曲面に沿ってストーンを均一に配置していくのは、慣れてないとなかなか難しいです。



そういえば、ストラップって、最近あまり使ってる人見かけないですね。この作品もスマホの画面を傷つけてしまうので、実用には向きません。チェーンに付け替えて、バックチャームにしようと思います。

こちらのドロップイヤリングは添削提出はしない練習課題です。私はピアス派なので後々、自前の金具をつける予定です。

教材なので、ストーンの数が厳密に決まっています。決められた数のストーンを均等に配置する必要があります。



接写で見ると、隙間が気になりますね。小さな石があれば隙間を詰めたくなりそうです。でも、先生によれば隙間に無理やり詰めようとせず、やりすごすことも綺麗に仕上げるためのコツだそうです。

こちらは、ユニオンジャック柄のペンダントヘッド。しょっぱなにしては、いきなり、難易度が高い作品です。申し込んだときから、コレを作るの楽しみにしてました。



くしゃみで吹き飛びそうなくらい、ちっちゃなストーンです。
ルーペ無しでは作業できません。(ROSEのおすすめの作業ルーペはコチラの記事で紹介してます。)



掃除機の超ちっちゃいバージョンみたいな機械で、石をエアーで1つずつバキュームして、粘度に埋めていきます。



グルーは、2種類の素材を混ぜ合わせて土台に乗せますがすぐに硬化が始まるので、いったん制作を開始したら途中で中断できません。最後まで一気に、真剣勝負で一心不乱に作業します。(^^;

なんとか、完成しましたが、よく見ると曲がっていてヘタクソです。(^^;



それでもやっぱり、スワロフスキーは輝きが素晴らしい。キラキラ、ウットリです。


課題作品、続きます。


 

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ぐいのみ2点 ~けし&あさがお~

2018年12月15日 | ガラス工芸・サンドブラスト



外国製のきせガラスです。珍しいオレンジに近い赤色と、鮮やかなブルーの組み合わせがとても良い感じで、お値段も手頃で速買いでした。かなり、色ムラや気泡があります。でもサンドブラストに使う分にはまったく問題ありません。

ここしばらくは師匠のデザインシート使用での制作が続いています。自分のオリジナルデザインだけで制作を続けるのはとてもきついことです。自前のデザインを描く時間がなかなかとれない時期は、先生のデザインシートを使わせていただいて、純粋に彫る作業のみを楽しんでいます。ひたすら作業に没頭する時間は、完全に「無」になれる、貴重な時間です。

オレンジのグラスは、彫ってみると底に近づくほど色の層がかなり分厚くなっています。葉の部分はあえて厚みを付けたままにして陰影をつけて彫刻風にしました。表情に変化が出て面白い仕上がりになりました。




発色の良いブルーは大輪の朝顔です。爽やかさを演出するために、あえて葉っぱ部分はツヤを消さないでおきました。最近、一部に鏡面を残すという技法が個人的に気に入っています。この写真だとわかりにくいですね。

このブルーは、”瑠璃(るり)”ほどは難しくなく、グラデーションがつけやすかったです。つぼみの部分のグラデは、我ながらいい感じ。
こちらの画像だと葉の部分にサンドをかけず、透け感がわかるでしょうか。



本来はリキュールグラスらしいのですが、日本酒にぴったりのサイズです。


この角度だと葉っぱが光っている鏡面の感じがよくわかりますね。

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菊と桔梗のレリーフ彫り角皿

2018年10月27日 | ガラス工芸・サンドブラスト


ひまわりに続いて、またまた教室オリジナルデザインシートを使った、和花のレリーフ彫りをやりました。

俳句などでは、桔梗は夏の花とされているのですが、私の中では秋のイメージにぴったりな花です。

今回の作品も、なかなか彫り甲斐があるものでした。菊の花びらの重なりがかなり多いので、彫る順を間違えないように慎重に作業します。



このお皿も厚みがしっかりあって、こうしたレリーフものをより立体的に仕上げるにはぴったりです。
穴あきを気にせずに、ガッツリ気持ちよく彫れるので気持ちがよいです。


同じサンドブラストでも、技法によって異なるスキルが必要になります。色つきのガラスを彫る”段彫り”は、弱い圧で砂を吹きつけながら、表層の色の部分を少しずつ落として絵を描いていく作業で、とても繊細な神経を使いますが、それとは対照的にレリーフ彫りは強い圧を当ててダイナミックに削って行く、まさに彫刻の作業です。



この角皿、本当に使い勝手がよいのでお教室でも大人気です。この形が好きすぎて、この角皿でいろいろ作りました。(ブログにもアップしてます)絵柄違いのセットで友人の御結婚祝いのプレゼントにしたこともありました。

お皿ですから食べ物を載せると絵が隠れてしまうのが難点ですが、レリーフ彫りは裏から彫って表から見ないと美しくありませんから、お皿で作るに限ります。食卓を豊かに彩る名脇役です。




 

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ひまわりのレリーフ彫り (夏は終わっちゃったけど・・・笑)

2018年10月21日 | ガラス工芸・サンドブラスト

7月の展示会が終わってすっかり脱力してしまいまして、低空飛行中です。自作デザインの大もの作品を作るのは心身ともにエネルギーを消耗するため、展示会が終わってしばらくは、小物制作でリラックスして、気力が戻るのを待ちます。

わたしのように、課題コースが修了した生徒は、自由制作コースとして好きなものを作ります。しかし自分でデザインしたものだけですべての作品を作ろうとするとなかなか大変です。デザイン・描画する時間がなかなか取れない期間は、お教室で用意しているオリジナルデザインシートを使って、ひたすらガラスを彫る作業を楽しみ、彫りの技術を研鑽する時間にしています。

この、ひまわりのレリーフ彫りの作品も、先生のオリジナルデザインシートを使ったものです。(このブログでご紹介する作品は私自身がデザインしたものは、デザインの背景・経緯を能書きしておりますので、そう書かれていないものは先生デザインで作ったものと思ってください。)もちろん、同じデザインを使っても、彫る段階でその人の意匠力や個性がかなり出ますので、ひとつとして同じ作品はありません。そこがサンドブラスト彫刻の魅力だと思います。

さて、ひまわりのレリーフ彫り、予想以上に手間がかかり、すっかり季節はずれのブログ掲載となってしまいました。本物のひまわりさんたちは、とっくに、お父さんのお酒のおつまみになってますね。笑

とくに時間がかかったのは、花びらの部分でした。見た目は花芯の部分が大変そうですよね。

ただ花びらを彫るだけならまだ頑張れるのですが、それぞれの花びら1枚1枚にある数本のスジ?をつける作業がまあ根気がいることといったら・・・。

マスキングを部分的にはがして彫る、はがして彫る、の作業をひたすら繰り返すのです。月に2回しか教室に来れないので、花の部分だけで1ヶ月を費やしてしまいました。

ひまわりの花の部分が終わり、つぼみと葉っぱの部分に作業が移るとなんだか物足りなささえ感じました。



お皿の厚みがかなりあってしっかり深く掘ることが出来たので、立体感のある作品にすることができました。



元気で力強いひまわりに見えますでしょうか?



作業してる間は面倒くさくなってきて、つい途中で放り出したくなりますが、それを乗り越えてうまく完成できたときは、達成感がはんぱないですね。

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ガラス工芸作品展示会 2018 @世田谷美術館 (7/1(日)まで開催中!)

2018年06月30日 | ガラス工芸・サンドブラスト

只今、サンドブラスト教室「ハナミズキ」さん主宰の展示会を、世田谷美術館にて開催中です。
7月1日まで開催していますので、お時間の余裕がある方は、ぜひお運びいただけましたら幸いです。
(東急田園都市線の用賀駅から美術館行きのバスが出ています。小田急線の千歳船橋からは田園調布駅行きのバスが美術館前に止まります。)

今年のテーマは、「~夏めく~」 
夏らしい、涼しげな作品が目白押しです。

わたしも初日の搬入・展示、受付のお手伝いをさせていただきました。教室では普段お会いすることがない他の生徒さんたちも一堂に集結して、協力しあいながら展示会場を作り上げる、とても貴重なイベントです。

誠に僭越ながら、わたしのコーナーも作っていただき、大変恐縮です。場所負けしててとてもお恥ずかしい・・・。

今年は、メイン作品の大皿にとても手間取ってしまい、展示会用の作品はこれ1点しか制作できませんでした。


お題は、「トロピカル・アイランド」

まったく、ひねりのないタイトルですが、テーマの「夏めく」に沿って、南国ムード満開なデザインを展開してみました。これでもか!っていうくらい、ワイハー♪なモティーフを散らかしまくって、なにやらにぎやかで楽しい感じにしました。





製作期間は4ヶ月。構想→デザイン→レイアウト→描画、まで1ヶ月、残り3ヶ月で彫り上げました。といっても、教室(機械)の予約日は、月に2回、1回2時間ですので、わたしに与えられた彫刻のためのタイムリミットは12時間。本当に開催直前、先週末の予約日まで作業していて、ギリギリの焦りまくりでした。

パーツが多いのと細かいのとで、限られた時間で仕上げなければいけないことが精神的に大変きつかったです。



メインモティーフのハチドリとハイビスカス。

羽1枚1枚を慎重に彫ること、4時間。与えられた全時間の1/3をこのモティーフに費やしてしまいました。

この大皿1枚で力尽きてしまいまして、1口4点まで展示できるのですが、残りのオリジナル作品は、過去の作品から、夏らしいものをかき集めてくるのが精一杯でした。

アイビーのペアグラス



スワン(透明ガラス)


ペンギンのタンブラー

 

(裏面)




著作権上、このブログでは他の方の作品は掲載できませんが、みなさんの力作もとても素晴らしくて、非常に刺激になりました。(おそらく、終了後に、ハナミズキさんのHPで各作品が紹介されることと思いますので、お楽しみに!)

今回は、出品者の方々が、銘々の作品が映えるマットを持ってきたり、作品の周囲に小物などをあしらって夏らしい装飾や演出をしておられ、なるほど~、わたしも次回やってみようと思います。



作品展では、他の生徒さんや、他の教室の先生の作品もゆっくり鑑賞させていただけて、とてもよい勉強になります。
そして、展示会は、作る楽しみのほかに、多くの方々に観ていただける誠にありがたい機会です。

これだけの規模の展示会ともなると、企画から会場確保、出展の準備はとても大変なことだと思います。準備に携わってくださった皆様、本当にありがとうございました! 

明日は最終日、わたしも受付のお手伝いをさせていただきます。

<おまけ>
制作途中の様子。”パラダイス”じゃなく、まるで「カオス」です。
皿は30cm弱くらい。大きくて重い器を片手で持ちながらの作業が辛い、という裏の苦労を乗り越えて作品が完成します。





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かわせみのタンブラー

2018年06月30日 | ガラス工芸・サンドブラスト

6月なのに、もう梅雨明けでしょうか。いまから盛夏の暑さに先が思いやられます。

今から、ちょうど1年前の2017年の展示会では、かわせみと睡蓮の大皿を出品しました。


大きな作品を作る場合は、構想から制作にとりかかるまでに、結構な時間を要します。まず、テーマ(モチーフ)を決め、次に構図とデザインを考えます。資料画像を参考にしながらラフ画を何度も描いて、全体像を作っていきます。

わたしの場合は、いきなり大作に取り掛かる前に、小作品で試作品を作ってモティーフの表現方法のイメージを掴み、さらに改良点を検討してから、本番制作に取り掛かります。

さて、前置きが長くなりましたが、このカワセミの大皿を作る前に試作した小作品が、こちらのカワセミ1羽と2輪の睡蓮を配置したタンブラーです。投稿するのを忘れていたので、今頃になってのご紹介になってしまいました。


実物のカワセミの画像からイラストを図案化をし、細かい羽の部分の表現のイメージを試作品で掴みます。


花や植物はわりと図案化がしやすいモティーフです。

写真をただトレースしただけだと思われることが多いのですが、それではサンドブラストの題材としては使えません。段彫りすることを前提としたイラスト化が必要になります。


タンブラーの全周を1枚のキャンパスに見立てて、構図を考えます。それぞれのモティーフをどう”連携”させるか(つなぐか)も、全体のストーリー性を表現するために、重要なポイントです。こちらが、カワセミと睡蓮の”つなぎ”の部分になります。



この作品は、グラスの底部分は色を残してグラスの下の部分に底の色が投影させることで、一層色が濃く見えるようにして、”水面”を表現しています。睡蓮の葉の水滴部分は、サンドをかけずに残すことで、透明な水玉に見立てています。


などと、小難しいことをくどくどと書き連ねてしまいましたが、創造の世界、つまりまったく”無”の状態からモノを作り出すのは、とても難しいものです。まだまだスキルと経験が自分の想像力に追いついてきません。



それでも、なんとか形になったときは、うれしいものです。

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