ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

桜ジュエリー 2019

2019年03月30日 | ジュエリー作品&試作品

「平成最後」のフレーズがCMで使われすぎてすっかり陳腐化してしまっている、2019年の春です。桜が満開です。


本当に久々に、シルバー・アクセサリーを作りました。 平成最後の記念品です。(笑)桜の季節に間に合ってよかった・・・。

かつては、台所のガス栓からゴムホースを引いてガスバーナーとコンプレッサーでロウづけしていましたが、東京ガスの人が点検に来たときに「正規のガス器具以外のものは使わないで。」と怒られてしまったので、それからロウ付けする機会がすっかりなくなってしまいました。メタル・ジュエリー制作からなんとなく離れてしまったのは、その頃からかなと思ってます。

今回、バチカンのロウ付けをしなくてはいけなかったので、カセット式の簡易ガスバーナー(一応ジュエリー用)でおそるおそるやってみたら、ちゃんとロウ付けできました。バチカンのろうづけくらいなら、簡易バーナーでよかったんじゃん!



こちらのペンダントトップは、リバーシブル仕様なんです。久しぶりなので気合い入っちゃった。膨らみのある凸側は、2mmのピンクサファイアが爪留めしてあります。石留めも久しぶり。

くぼんだ凹側は、メレダイヤをふくりん留めにしました。裏表、石を入れるなんて変わったことする人、あんまりいないでしょう。なんとか失敗せずに済みましたが、無謀でした。

チェーンもハンドメイドです。ベビーパールをめがね留めで繋ぎました。ようやくメタルジュエリーにビーズジュエリーを応用できる時が来ました。

変形の淡水パールを下げて、Y字的なネックレスに仕上げています。デザインの企画段階から、ドロップ型の石をぶら下げる案を考えていたので、桜パーツの下側にも、”カン”(輪)を付けたワックス原型を作成しています。

セット・ジュエリー企画ですので、このペンダントには、おそろいのピアスも作りました。こちらも石が揺れるデザイン。

こちらもリバーシブルです。ピアスは、ピアス金具を付ける時点で裏表が決まってしまうので、あんまり、リバーシブルにする意味ないんですけどね。髪をアップにしたとき、後ろからみてもキレイ、というくらい?

さすがにパーツが小さくて石は載せてません。真ん中は、ドットでごまかしてます。ワックス原型に突起をつけておいて、鋳造後にナナコで丸めました。桜らしいベビーピンクのローズクォーツと小粒なパールをあしらっています。

では、全員の集合写真で、〆にします。





グルーデコ お遊び編

2018年12月26日 | ジュエリー作品&試作品

グルーデコ講座を修了後、ちょっこっとだけパーツを買ってきて遊んでみた作品??です。

ヘアピンです。枠は100円ショップの手芸材料コーナーに売っていました。レジン用品はデコパテでも流用できますね。

こちら↓のヘアゴムの土台も、100円ショップのレジン用材料です。
グルーデコは立体感のある土台にすることができます。このグルーは、非常に強力な接着力で正しくセットすればそんなに簡単には脱落しないそうです。

ねこちゃん形のチャーム。これはデコ専用の通販で買いました。目は、オニキスのカボションを入れました。しっぽには、パールをあしらってます。

なかなか、かわいく出来ました。猫好きの人にプレゼントしました。


次は、パヴェ・ボールに挑戦したいと思います。うまく出来るようになったら、アップしますね。(^^)


グルーデコに挑戦 (3)

2018年12月22日 | ジュエリー作品&試作品

グルーデコに挑戦、その3です。  (その1はこちら) (その2はこちら
 
最後の課題は、樽型パーツです。

粘土を樽型に形成するのがなかなか難しい。どこから見ても、同じアールになるよう、上から見ると真円になるように形を整えなければなりません。

まず、単色のパーツ。



次に、お花模様が連続するデザインのパーツを作ります。ピンク系のいろんな可愛い色を使います。



パヴェリングでの反省点から、今回は完成後、しっかりチェックをして、ストーンの浮きや重なりがないよう気をつけました。



楽しくて、あっという間に課題が終わってしまいました。また1つ新しい知識の宝物が増えました。

わたし的には、アクセサリーのパーツを作るくらいのことができればいいので、基礎さえ習得してしまえば、あとは独学で十分かなと思っています。


グルーデコに挑戦 (2)

2018年12月21日 | ジュエリー作品&試作品

グルーデコに挑戦、その2です。 (その1はこちら


ピンクとクリアの2色グラデーションの課題です。



土台も2色になっています。



2色の土台の境界線から、石を置いていきます。途中までは教科書どおりにおいていけばいいのですが、途中から、”あとはお好みでで・・・”とのことで、最後はランダムに配置していきます。

こちらは、パヴェ風甲丸リング。粘土をリング土台に形よく盛り付ける工程が難しい課題です。使用するストーンは2.5mmと大きめなので、配置にもなかなか手こずりました。



拡大しているとよくわかりますが、ストーンのガードル部分が粘土の表面から若干浮いてるのがありますね。ガードル部分がグルーに完全に埋まって表面に密着しているのが正しい状態です。(埋まりすぎもNGですが)

自分ではきちんと埋めたつもりが、粘土の硬化過程で浮いてきてしまったようです。石の浮きは脱落の原因になるので、気をつけないといけません。

あとストーンの縁が他のストーンと少し重なってる箇所も、反省点です。気づきさえすれば防げるミスなので、作品が出来ったら、拡大鏡で360度、あらゆる角度から何度もチェックするように心がけます。

まだまだ練習が必要ですが、今度は2mm以下の小さなストーンでパウェ感があるリングを作ってみたいですね。

市販の土台でおそろいのピアスを作ってセットジュエリーにしてみました。


グルーデコに挑戦 (1)

2018年12月20日 | ジュエリー作品&試作品

グルーデコ講座に挑戦してみました。かなり前に講座は修了していたのですが、今頃、ブログアップです。

私がグルーデコをやってみたくなったきっかけは、ビーズボールを作っているときでした。スワロフスキー社などから、すでに完成したボールが販売されていますが、ボールに限らず、いろんな形状の立体的なモティーフを自分でデコって、アクセサリーのパーツにできたら作品の幅が広がって楽しいだろうなと考えた次第です。

とにかく、思い立ったらすぐ行動!必要な道具一式と基礎的な知識を得るために、クリスタルジュエリー講座でお世話になった、”たのまな”の通信講座で始めることにしました。

クリスタルグルーデコラティブアーティスト2級講座

その先に準1級、1級とありますが、授業料がとてもお高い。私の目的からすると、基本だけわかれば十分。あとは独学で練習しようと思います。

最初のレッスンは、平らなアクリル板に粘土を敷き延ばして、ひたすらストーンを並べる練習でした。繰り返しの単純作業に、少々退屈・・・。笑

基礎練習が終わったら、実際にアクセサリー作品を作れるので、楽しくなってきます。でも、添削評価で合格しないと次に進めないので、もちろん、慎重に、丁寧に作業しなければなりません。

かろうじて、全課題を一度で合格し、講座を無事に修了しました。(かなり甘く採点いただいた気がします。)


体験談とともに、作った課題作品をいアップしていきます。(掲載順番は課題順に沿っていません。)



グルーの硬化時間内に作業を終えなければいけません。そして、作業中にあまり大きく修正できません。綺麗に手早く仕上げるには、ひたすら慣れるしかないですね。

ただ、グルーデコのいいところは、失敗したら、まだグルーが硬化していなければ、ストーンをはずして、土台作りからやりなおせることです。強力な接着剤で貼ってしまうデコだとそうはいかないですから。



なめらかな湾曲面をグルーで形成し、曲面に沿ってストーンを均一に配置していくのは、慣れてないとなかなか難しいです。



そういえば、ストラップって、最近あまり使ってる人見かけないですね。この作品もスマホの画面を傷つけてしまうので、実用には向きません。チェーンに付け替えて、バックチャームにしようと思います。

こちらのドロップイヤリングは添削提出はしない練習課題です。私はピアス派なので後々、自前の金具をつける予定です。

教材なので、ストーンの数が厳密に決まっています。決められた数のストーンを均等に配置する必要があります。



接写で見ると、隙間が気になりますね。小さな石があれば隙間を詰めたくなりそうです。でも、先生によれば隙間に無理やり詰めようとせず、やりすごすことも綺麗に仕上げるためのコツだそうです。

こちらは、ユニオンジャック柄のペンダントヘッド。しょっぱなにしては、いきなり、難易度が高い作品です。申し込んだときから、コレを作るの楽しみにしてました。



くしゃみで吹き飛びそうなくらい、ちっちゃなストーンです。
ルーペ無しでは作業できません。(ROSEのおすすめの作業ルーペはコチラの記事で紹介してます。)



掃除機の超ちっちゃいバージョンみたいな機械で、石をエアーで1つずつバキュームして、粘度に埋めていきます。



グルーは、2種類の素材を混ぜ合わせて土台に乗せますがすぐに硬化が始まるので、いったん制作を開始したら途中で中断できません。最後まで一気に、真剣勝負で一心不乱に作業します。(^^;

なんとか、完成しましたが、よく見ると曲がっていてヘタクソです。(^^;



それでもやっぱり、スワロフスキーは輝きが素晴らしい。キラキラ、ウットリです。


課題作品、続きます。


 


ビーズボール

2018年04月01日 | ジュエリー作品&試作品


アクセサリー制作において、メタルやストーンやプラスチックなど市販のパーツのほかに、ビーズを使ってモティーフを作った手作りパーツも魅力的です。ビーズで構成されたビーズパーツを、Beaded Beadsというそうです。

”Beaded Bead”のひとつ、ビーズで作るボールをマスターしたいと思います。

ネットで検索すると無料レシピや、YouTube動画などで判りやすく親切な作り方を提供して下さる方々がいて本当に助かります。

私がビールボーズを知った最初のきっかけは、通信教育のアクセサリー講座の練習課題にあった12個のビーズで作るボールパーツでした。

異なる素材を組み合わせたり、ビーズの数を増やしていくことで、オリジナルなビーズボールが作れます。

パールとメタルビーズ。ラグジュアリー感のあるステーションネックレスが作れそうです。



天然ガーネットのカット石。ずっしりととても重いです。1個使いでペンダントにする分にはいいかも。


このビーズの石の種類は覚えていないのですが、天然石のお店で買ったのでおそらく天然であろうかと。(笑)シルバーのメタルビーズと組み合わせて。12個使用。


同じビーズを30個使用したボールです。

そして、上と同じビーズにメタルビーズを加えた、”花編み”のビーズボール。隙間部分が埋まって綺麗なボールができました。


チェコのファイヤーポリッシュ4mm。ラスター仕上げでキラキラ光ってきれいです。


ROSEは、ビーズの編み図を読み解くのが本当に苦手で、90個ともなると、もうちんぷんかんぷん、です。(^0^;)
なんとか最後まで完成したときは、パズルが解けたような爽快感でした。

はじめての花編みは、8mmのガラスビーズで練習しました。さすがに大きいですね。猫たちのサッカー用にちょうど良い大きさです。(^^)



練習作品たち、記念写真撮るよ~、全員集合!



そして、前の投稿でご紹介しました、桜をイメージしたピアスを作りました。


そのまま編むと中は空洞ですので、強く押すと当然引っ込んで形が崩れます。(元に戻すのも簡単ですが)中芯に透明のプラスチックパールを入れると、型崩れを防げますし、Tピンや9ピンを入れるときに扱いやすくなりますね。

アクセサリー作品作りのデザインの幅を広げるために、今、ビーズメーカーさんが出しているキットを買いまくったり、ネットで公開さいれている無料レシピを研究しまくるのがMy ブームです。以前、師匠に教わった、”盗んで学べ”、”真似から学べ”、の精神でいきます。


花編みの桜ピアス

2018年03月29日 | ジュエリー作品&試作品


間違ってフラッシュを焚いてしまい、かなりハイキーな画像になってしまいました。面白いのでそのまま載せときます。
桜をイメージしたピアスを作ってみました。

ビーズボールなのですが、"花編み”という方法で作っております。

この作品ではチェコビーズのファイヤーポリッシュ4mmと丸小のメタルビーズを使っています。桜の花びらっぽく見えるよう、樽型のビーズを使いましたが、球形を使ってもかわいいと思います。

1個につき、計90個のビーズをテグスに通して作ります。360度、どこから見ても5弁の花びらと花芯から構成されています。

あとはTピンを通して、ピアス金具を付ければ出来上がり。

中は空洞です。透明のアクリル球を入れる方法もありますが、このサイズくらいなら強度は十分のようです。凹んでもつまようじなどでつつくと元に戻ります。


ビーズボールは、存在感があるパーツとしていろいろ応用が効きそうです。


クリスタルビーズジュエリー講座の応用編

2018年03月04日 | ジュエリー作品&試作品

60日間投稿しないペナルティでトップに広告が表示されてしまい、世間から忘れられたようなブログになってしまいました。(笑)相変わらず、アクセサリー作りとサンドブラストは鋭意継続中なのですが、ブログ更新のほうはすっかりご無沙汰になってしまっておりました。私としたことが、不精でダメですね。

クリスタルビーズジュエリー講座修了後にお気に入りのレシピを使って作成した応用作品をアップしておきます。

2級の「プリンセスネックレス」。課題作品はこちら。 



そして、素材と色違いのアレンジ作品。チェコビーズです。


余ったビーズで作った、おそろいのピアス。


ファイヤーポリッシュとシードビーズのピコット部分は、テグスでつなぎ、Tピンを入れた大玉のビーズとはワイヤーのめがね留めで繋いでいます。そしてさらにリングも作りました。リングの立ち上がりの部分をファイヤーポリッシュで構成することで、シンプルながらも程よい華やかさが出せました。


今回、たまたま一目惚れして購入したチェコビーズ、雹(ひょう)のつぶのような形に、ブルーとアンバーと透きの繊細なグラデーションがかかっていて、ずっと眺めていたい魅惑的なビーズです。おもっちゃぽくならず、堂々とリングのセンターをはれています。


涼しげなセットジュエリーの完成です。撮影には間に合わせで、ベルベットのリボンを使用しましたが、夏向きには同色のシフォンかシルクのリボンを合わせるのがよいでしょうね。

 


クリスタルビーズジュエリー講座 1級作品(3)

2017年10月08日 | ジュエリー作品&試作品

クリスタルビーズジュエリー講座1級、いよいよ終盤です。

きっかけ
2級作品(1) 2級作品(2) 
1級作品(1) 1級作品(2)

この講座で唯一、ワイヤーを使用した課題です。ワイヤー作品はこれまでいろいろと作ってきましたが、ワイヤーでリングを作るのは初めてです。

右側が提出課題、左側は復習のためにビーズを買い足して作った作品。


要領は、テグス編みとほぼ同じですが、ワイヤーなのでさらにしっかりとした安定感のアル作品が出来ます。編んでいくと自然と甲丸リングの形になりました。ワイヤーだと、成形後に気になるちょっとした歪みなども微調整でき、テグスよりも形良く仕上げることができます。


甲丸リング、なかなか迫力があります。 今度は、パールや天然石で作ってみようかな。

そして、いよいよ習得したさまざまな技法の総合復習となる、コース中で最も大型の作品に取り掛かります。テグス編み、ピン曲げ、ナイロンコートワイヤーのテクニックの組み合わせで、なかなか作り甲斐がありましたよ。

大珠を使ったロングのグラデーションネックレスです。首にかかる部分は革の編みコードなので、軽さとカジュアル感が加わり、また金属アレルギーの人でも安心して着用できます。


ビーズ1つ1つに菊座をかぶせた姿がどんぐりのようでかわいいですね。この季節にぴったりな色合いです。

いわゆる、Beaded Beads、ビーズでつくるパーツが入っています。メタリックなビーズで大きな輪をつくり、さらにチェーンでつなげて、全体のアクセントにしています。色だけでなく、いろいろなパーツを組み合わせるアイデアもとても勉強になります。

この作品のポイントは、ナイロンコートワイヤーの最後の端の始末でした。緩みなく、かつ引き締めすぎずがコツですが、重みが加わるロングネックレスになるとこれが意外に扱いが難しかったです。


最後のお題は、シャワー台を使った作品。シャワー台も馴染みのある金具ですが、綺麗に仕上げるコツをしっかり学びたいところです。

自習課題は、シャワー台付きのポストを使ったピアスです。

(チェーンのチャームは、私がつけ足しました。チェーン部分は本体から着脱可能の2Way仕様です。)


なかなか可愛くできました。(自画自賛)

最後の提出課題は、シャワーつきのリング金具を使った天然石の指輪でした。


セットに同梱されている天然石のさざれ、制作に必要なぎりぎりの数しか入っていませんでしたが、穴の位置が極端に端に寄っていたり、石が割れていたりと不良な石が混じっていて困難を極めました。

石が小さいので、ピン曲げも扱いづらい。(これは私の問題)

丸いドーム状に仕上がっているのが理想ですが、ちょっといびつになってしまいました。案の定、先生の採点も厳しかったです。一応不合格とはならなかったですが、後日、復習しなければと思います。

不安な気持ちのまま提出すること1ヶ月・・・・。待ちに待った最終課題の添削結果が戻ってきました。先生から指摘されたところはいくつかありましたが、いちおう最後の課題も合格し、1級も無事修了となりました。 

作品のチェックと採点、講評レポートの作成には相当時間をかけていただいており、丁寧に指導していただきました。自分では気づかなかった悪い癖やいい加減に作業していたところが明らかになり、確実にスキルアップしたように思います。

2級、1級で、だいたい6ヶ月ぐらいで修了しました。通信なので添削が往復する時間がかかりますが、戻ってくるまでの間は、練習課題や自習課題、自分で材料を買ってレシピを復習したり、色違いや素材違いでアレンジ作品を楽しんだりと、充実した時間を過ごせました。

以上で、クリスタルビーズジュエリー講座2級、1級の受講レポートを終わります。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 

<後記>

数ヵ月後、英国のピアソン社が発行した、「Crystal Beads Artist Professional」という称号を冠する英語の立派な証書が送られてきました。「プロとして通用する技術を習得した証」と謳っていますが、”修了証”、といった程度のものでしょうか。

それでも、プロの方による厳しい基準に沿った実技課題の採点の結果、合格できたので、自分の中にさらなる自信がつきました。”お免状”をいただく機会なんて何十年ぶり。「よくがんばりました」と褒めてもらったようで、いくつになっても嬉しいものです。(笑)


クリスタルビーズジュエリー講座 1級作品(2)

2017年10月01日 | ジュエリー作品&試作品

ヒューマンアカデミーのクリスタルビーズジュエリー講座の作品紹介の続きです。

きっかけ
2級作品(1) 2級作品(2) 
1級作品(1)

次の課題作品は、ナイロンコートワイヤーを使ったネックレスです。

ナイロンコートワイヤーは私が普段からよく使う素材です。真珠屋のプロ向けの単発講座で扱い方を教わりました。ナイロンコートワイヤーは、テグスのように伸びず、しなやかなのにとても丈夫で切れにくいのですが、欠点は、芯は弾性の強い金属ワイヤーなので、折れ目がついてしまうと元に戻らないことです。なのでロングネックレスには不向きです。あと、テグスのように結ぶことができないので、端の始末はつぶし玉やボールチップを使って処理をする必要があります。


この作品は、弾性のあるナイロンコートワイヤーの特性を利用して、O字型のアクセントを施しています。糸ではこのようにきれいな輪の形を保てません。素材を生かしてデザインする、もしくはデザインに合った素材を選ぶことは大切なテクニックです。とても勉強になります。

スワロフスキー社認定の講座だけあって、美しいスワロパーツの魅力が存分に味わえます。

次は、チェーンとつぶし玉の課題。3本のチェーンにそれぞれ、ビーズが動かないようにつぶし玉で固定していきます。3連になっていますが、端でチェーンを1本に束ねています。

つぶし玉は一度潰すとやり直しができないので、とても緊張した作品です。(失敗すると、教材キットを買いなおさないといけない。笑) 

2Way使いができるネックレスです。チェーン部分は2対のマンテルで接続しており、マンテルをはずすとブレスレットとして使えます。今後も真似したい、ナイスなアイデアです。

作品紹介、あともう1回お付き合い下さい。


クリスタルビーズジュエリー講座 1級作品(1)

2017年09月29日 | ジュエリー作品&試作品

ピンワークやテグスなど我流でやってきたアクセサリー技法をブラッシュアップしていこうと思い、初心に帰って謙虚な気持ちで通信教育をけることにしました。

クリスタルビーズジュエリー講座の2級を修了し、いよいよ1級へ進みます。ひきつづき気を引き締めて取り組んでまいります。。

2級課題その(1)
  2級課題その(2)

まず、1級コースの始めはピンワークの復習から。



この小さなピアス、両方で合計40本の9ピン、Tピンが使われています。

そして、練習課題に続いて、提出課題はいきなり大作がきました。これでもか!というほど沢山のピンワークがあります。

スワロフスキーの連爪チェーン、しかも2連使い。連爪専用のエンドパーや連結パーツを使って作っていきます。

個性的なドイツビーズを使った、大胆だけれども上品なデザイン。とても楽しかったです。

次の課題作品は、再びテグスワーク。
大きなスワロフスキーをセンターに使用したリングです。


テグスだけでなく、ピン曲げもあります。かなり難易度の高い作品でした。


しいたけの傘くらいある大きなトップは、私の小さな手にはまるで似合いませんでした。でも、せっかくの上質な素材なので、ペンダントトップかブローチに作り直ししようかなと思っています。

続く・・・。


クリスタルビーズジュエリー講座 2級作品(2)

2017年09月21日 | ジュエリー作品&試作品

ヒューマンアカデミーのクリスタルビーズジュエリー講座で、アクセサリー技術の総ざらいをしました。個人的には納得のいく講座でしたので、迷っている人の背中を押して差し上げます。笑

2級作品その(1)はこちら


テグス作品の提出課題が続きます。 こちらは、「プリンセス・チョーカー」


交差編みや、ピコットの作り方を学びます。

テグスは多少伸縮するので、引き締めながら編まないと、後々、緩みがでて型崩れしますし、引き締めすぎても形がいびつになってしまいますので、実は扱いづらい素材です。

色味を抑えた、メタリックな素材の組み合わせが素敵です。この講座の監修/制作をされた鈴木夕子先生のデザインは、「渋カワイイ」をテーマにされています。

最後の提出課題は、テグスの基礎技術の総仕上げです。



テグスと侮るなかれ。この課題作品は、想像よりもはるかに難易度が高かったです。

アクセサリー制作においてはテグスが最適な材料となる場面が必ずあり、糸やワイヤーでは代替できないので、この機会に、我流を脱却して、プロの技術を身につけておいてよかったと思っています。

2級最後は、まさにテグスでないとできないビーズボールの制作で、しめくくります。


ビーズ12個で作るボールです。ビーズがちっちゃくて、しかも透明なので、テグスがどこを通っているのか良く見えず、とても苦労しました。

ビーズボールは、ピアスにしたり、ネックレスのパーツとして利用するなど、いろいろと応用が利くので、絶対覚えておきたいテクニックです。

後日談ですが、その後、なぜかビーズボールにハマりまして、30個、90個のビーズボールを作りまくったので、そのトピックもおいおい紹介したいと思います。


クリスタルビーズジュエリー講座 2級作品(1)

2017年09月18日 | ジュエリー作品&試作品

ヒューマンアカデミーの通信教育、”たのまな”の「クリスタルビーズジュエリーアーティスト」2級、1級講座で製作した作品をアップしておきます。  (前編:通信講座で、アクセサリー製作技術をスキルアップ

そろそろビーズ暦が長くなってきた私でも、大変ためになる講座でした。効率よく作業する段取りや綺麗に仕上げるコツなどは、独学で試行錯誤するよりも、プロに教わったほうが早道だと思いました。
アクセサリーの制作方法を通信教育で勉強してみたい人の参考になればと思います。

この講座では、練習課題、自習課題、提出課題から構成されておりますが、このブログでは練習課題はあえて掲載していません。たとえば練習課題とはこういうもの。(写真はテグス交差編みのレッスン)


まずは、【2級】作品から。最初の自習課題は、ピン曲げです。

お手本はこんな感じ↓ (ヒューマンアカデミーHPより転載)黒いビーズは上下がゴールドにペイント?されていて、菊座をかぶせたようでカワイイです。


このピアスは提出課題でないので手本どおりでなく、自分の好きな順番で並べました。シンプルながら使い勝手の良いピアスです。


ピン曲げの演習が続きます。まず、自習課題のブレスレットに続いて、提出課題のネックレスにとりかかります。おそろいで使えるというのが嬉しいです。

ピン曲げ、もう数え切れなくくらいやってるので、自分ではちゃんとできていたつもりでいたら、仕事がいい加減なところを何箇所か指摘されました。添削評価が大変懇切丁寧で、マンツーマン教育の感覚です。細部までチェックして、ダメなところは容赦なく指摘してもらえるので、私としては大変ありがたかったです。リアルな教室では、そこまちゃんと見てもらえないかなと。

この作品、さまざまな色、サイズ、テクスチャの組み合わせが素敵です。自分ではこのようなカラーの組み合わせは思いつかないので、デザインもとても勉強になります。

ピン曲げの次は、テグス。テグスはあいかわらず苦手・・・。汗

テグスの最初の提出課題は、可愛らしいラリエット。テグス1本で完成できる作品です。

テグスワークは、技術的には難しくありませんが、最大のポイントは、最後の始末だと思っています。今までは、かなり適当に処理していましたが、この講座で初めて正しい始末の仕方を覚えました。見た目だけでなく、耐久性の面で違ってくると思います。


ある作品を作っている時のエピソード。
作品がほぼ仕上がり、最後のテグスを始末しているとき、どうしても穴を通らなかったため、テグスの通り路を作ろうとしてまち針をビーズの穴に入れた瞬間、パッキーン。ビーズ割れた。やっちまった・・・。はい、最初からやり直し!!号泣。そうした痛い失敗を繰り返して、少しずつ前進していくんでしょうね。

ラリエットはかなり長いので、結んだり二重巻きにしたりしてさまざまな着け方が楽しめます。色違い、素材違いで欲しくなります。

テグスの自習作品は、ピンクサンゴのピンキーリングでした。

こちらのリング、気に入ってヘビロテしてたら、どこかに失くしてしまいました。たぶん、猫の仕業。猫サッカーして、家具の下にシュート。”猫あるある”パターン。大掃除したらきっと出てきます。笑

HPの写真を借用。 

ヒューマンアカデミーHPより転載)

テグス&ビーズのエタニティリング、超簡単ですが、天然石やメタルビーズを使うとなかなか良い感じのものができます。パール、ターコイズ、ラピス、オニキスで作ってもいいですね。

今日はこの辺で。まだまだ続きます!


通信講座で、アクセサリー製作技術をスキルアップ

2017年09月16日 | ジュエリー作品&試作品

以前、ユーキャンさんのビーズジュエリーを受講しましたが、とても良い内容でしたが、趣味講座の域を超えず、物足りなさを感じていました。

今回は、ヒューマンアカデミーさんの、「クリスタルビーズジュエリーアーティスト講座」の受講しました。



すべての課題を終了し終わった感想としては、”やって正解”でした。



1級コースの作品。(クリスタルビーズジュエリー講座HPから転載)使用されている材料のクオリティが良く、ブティックで売っているレベルの作品に仕上がりました。

そして、添削評価はかなり厳しく感じられました。いくつものチェック項目があり、3段階で評価されます。かなり細かい部分までチェックされ、悪い点を丁寧に指摘していただけます。ゆえに、毎回の課題は緊張感を持って真剣勝負で取り組み、なんとか1級を修了できました。

受講料はけして安くないですが、真剣にアクセサリー技法を習得したい方には内容にそれだけの投資価値はあり、お勧めの講座と思いました。通信教育は自分のペースで進められますし、マンツーマンで教えてもらえる感覚で、私はなかなか悪くないものだと思ってます。

ちなみにデコやネイルなどの他の講座もそうですが、アーティストやクリエーター系の民間の認定資格は取得することそのものにはあまり意味はないかと思います。それでも、その道のプロに一定レベルを満たしたというお墨付きをいただいた、ということで自分のスキルに対する自信はつきます。

”受講記念”に、以降の投稿で作品をアップしておきます。


赤サンゴとパールのラリエット

2017年08月19日 | ジュエリー作品&試作品


久々のアクセサリー、"連モノ”制作です。

夏ですので、「水」から生まれた素材たちで作ってみました。

赤サンゴのチップと淡水パールのカジュアルな雰囲気のラリエットです。


留め具がなく、肩にかけて好みの箇所で交差するだけですので、着脱がラクチン!


さんごのチップは割れやすいので、できるだけ肉厚で穴が中心に通っている石を1つ1つ吟味しながらパーツを作っていきます。また、石と石の間にできるだけ隙間ができないよう、石同士の組み合わせも注意を払う必要があります。

さざれチップの穴が小さすぎて手持ちの9ピンが穴を通らなかったので、ワイヤーでめがね留めにしました。

トップのパールも、Tピンのかわりに、ワイヤーを使っています。Tピンのエンドに相当する部分は、ワイヤーの端をくるくると渦巻き状に始末すればストッパーになりますし、見た目もかわいいく、ニュアンスのある作品に仕上がりますよ。

さて、話しが変わりますが、夏は、汗や脂で汚れやすいのでネックレスの着用を敬遠する人もいますね。

アクセサリーの金属やストーンのくすみや変色の原因の多くは、着用後にすぐに汚れを落とさないことです。汗や脂、化粧品の成分が酸化や化学変化を起して、素材を劣化させます。帰宅後、どんなに疲れていても、アクセサリーの汚れ落としだけはすぐにやってあげてくださいね。

私は、帰宅してからハンドソープで手を洗うついでに、アクセサリーもささっと洗ってしまいます。よほど水に弱い素材でなければ、そんなに神経質にならなくても、たいてい大丈夫。ソープの泡でふわっと包んで、ごしごしせずに優しく洗い、よく流水で流して、キッチンペーパーなどですばやく水気をとって乾かしてあげましょう。

「洗って大丈夫なの?」と心配して何もしないより、洗ってあげたほうがアクセサリーは長持ちしてくれるでしょう。