ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

久々にパールの糸替え

2015年07月31日 | ジュエリーよもやま話

愛用していた淡水パールのロングネックレス、会社のオフィスで何かに強く引っ掛けてしまい、糸が切れてしまいました。幸い、オールノットにしてあったのでフロア中にばら撒くこともなく、また1粒も失わずに済みました。

(※オールノットとは、珠と珠の間に結び目(ノット)を作る糸加工の方法です。ただ糸を珠に通しただけの工法に比べ、万一糸が切れた場合に珠が散らばらない上に、ノットがクッションとなり、珠に傷がつきにくいメリットがあります。。)

久しぶりに再びオールノットに挑戦です。今度は留め具のないエンドレス仕立てにします。

傷やムラの少ない、照りの良い綺麗なパールです。

準備段階です。前回のはY字ネックレスでしたが今回はかぶりネックレスなのでちょっと丈を詰めたくて不要なパール(右)に除けています。左上のパールはドリルで穴を拡張しておいたもの。(ここでは詳しい工程の説明を割愛します)

オールノット開始です。家にあった物でなんとか用を足しています。珠を糸に通し、ノットを結び・・・の繰り返し。ひたすらひたすら単純作業。でも、けして手抜きはできません。作業に使用している糸は4m近くあるので、絡まらないよう細心の注意を払いつつ、ノットを結ぶ際に糸をしっかり引き締めながら進んでいきます。この作業で一番重要なポイントは、糸を絡ませたり、変な結び目が出来ないことに尽きるのかなと思います。テレビ観ながらなんて絶対できません。

80cmのエンドレス・ネックレスが完成しました!
仕上がりはまだまだ素人仕事ですが、達成感がハンパじゃないです。

熟練の職人さんの手にかかれば、ノットはもっと小さくかっこよい形になるでしょうね。

調子付いてきたので、(笑)ついでに、もう一本、60cm長のネックレスを作りました。



もしパールの糸替えを業者さんに依頼する場合、オールノットは手間がかかるため、普通の糸通しの加工に比べて工賃は多少お高くなります。でも、大切なパールはぜひオールノット仕上げでお願いすることをお勧めします。


青いアイビーのタンブラー

2015年07月23日 | ガラス工芸・サンドブラスト

以前、変わったグラスで、アイビー柄の作品を作りました。


この作品は、残念なことにガラスの色のせいで思ったように段彫りの効果がでなくて、平彫りっぽくなってしまい、自分としてはちょっと不本意でした。そこで、同じデザインで、瑠璃色の被せガラスで再挑戦したのがこちらの作品です。


1枚のパターン図を、グラスを一周させて表裏のない作品に仕上げています。 裏、表で2枚の図柄を配置するほうがずっと容易なのですが、どうしてもツタのつるのしなやかな流れを表現したくて、グラスの外周形状に合わせて描画しました。写真では良く判らないと思いますが、ツルの部分は砂をかけず透明の青のままにしてアクセントにしています。

瑠璃色のガラスは、グラデーションを入れるのがとても難しい。ブラストの”圧”(砂を吹き付ける時の強さ)をごく弱くし、根気よくゆっくり色を落としていきましたら、いい感じのハイライトが入りました。



恒例の、グラスを手に持ってみたシーン。

グラスの底にもアイビー親子。(^^)


まあ、なんとかかんとか、想定どおりのできばえです。
私は具象画が苦手なので、どうしても、こういったデフォルメした抽象的なデザインになってしまいます。
これも個性ということで。(^^)


涼しげでこれからの季節にぴったりな感じです。


ドイツ製カボションでピアス

2015年07月15日 | ジュエリー作品&試作品

本格的な夏がやってまいりました。 暑いです。口に出してもしょうがないのですが、暑い、、、。(汗)外に出たくない週末は、格好の制作日和です。真夏の週末はほとんどインドア活動してます。

ということで、今月、来月は、”在庫一掃月間”としたいと思います。

ついつい衝動買いした石、ビーズ、パーツがなんとなく作品にならないまま、そのまま放置してしまうことって、アクセサリー作りが趣味の皆さんには必ずご経験があると思います。我が手中に入れることがゴールになっちゃうというか、手にした途端に満足というか達成感を得てしまうのでしょうかね。

写真は、ドイツ製のガラスのルースを使ったピアスです。スワロフスキー用の既成の石座がちょうどピッタリ合いました。あわせたのは、スワロフスキーのパール風エレメント。

ピンク色のカボションは、ちょっとミルキーで、裏に金色の箔が張ってあるので、透かすとこうした柔らかいシラーのような光を放ちます。ドロップみたいでおいしそう。(笑

こちらはトルコ石風バージョン。 ガラスでこんなテクスチャーも表現できるのですね。

こちらは、パール風エレメントに、ゴールドパーツを合わせてみました。



カボションのぽってりとした優しい丸みがたまらないです。


アクアマリン x 淡水パールのネックレス

2015年07月03日 | ジュエリー作品&試作品

Just ログのつもりで・・・・。

夏が近づいてきたので、涼しそうなネックレスとおそろいのピアスを作ってみました。写真がとてもお粗末ですみません。かなり強い日差しが当たるところで撮っています。

アクアマリンのさざれ、淡水パール、そして、水晶の組み合わせです。チェインメール風に丸カンを二重使いでつないでいます。

アクアマリンのさざれは、石屋さんのバーゲンで衝動買いしたのですが、家に持ち帰ってみるとなんだか冴えない感じでした。

「残り物でも消費するか~」と重い腰を上げてこの石をアクセサリーに仕上げ、自然光の下で見てみると、あのアクアマリンが意外に雰囲気が良いのです。シーグラスのように爽やかです。


みなさんも、光線によって変わる石の持ち味を楽しんでみてください。