我が家の中年猫受け入れプロジェクトの中間報告です。
これまでの経緯はこちら↓
新入り猫お迎え 大猫様がやってきた
http://blog.goo.ne.jp/rose_posy/e/ce11a5d0947a7343f9a5364d0cd8c134
これからどうなることかと思った2にゃんは、さすがは10年選手とあって、お互いに上手に折り合いをつけつつあります。ねねさんの”シャーシャー”は聞かれなくなり、トモにゃんも、すっかり落ち着いて我が家の生活に慣れつつあります。
二頭は幼猫時代のように一緒にくっついて寝たりはしないのですが、適当な距離とそれぞれのテリトリーを守りつつ、共存関係を構築しております。
一方で、毎日、激しい”運動会”が繰り広げられるようになりました。
二頭の猫がくんずもつれつ猛烈なバトルを展開し、床を駆け回りながらドタバタ騒音を立て、テーブルの上に載っったり、物を蹴散らかしたりして狼藉の限りを繰り返し大暴れしています。
ねねさん一頭だけだったときはありえない事態です。ねねさんが、大きなトモにいじめられているのでは?と心配で、毎日ドタバタの一部始終を見守っていたのですが、そうではありませんでした。
追いかけっこは、トモがねねを追うかと思えば、ねねがトモを追い回していたりします。猫パンチも激しいのですが、お互いに爪を出しておらず、すさまじい取っ組み合いにもかかわらず、傷を負うようなことがありません。
猫は身の危険を感じると、どこかに隠れてしまうはずなので、おそらく二頭の運動会はなんだかんだ言って楽しんでやっているのだろうと思われます。
10歳の兄弟猫ですが、生後4ヶ月で別々の家に引き取られたので、いまや他人、いや、他猫になってしまっていました。しかし、トモにゃんは、10年ぶりに遭ったねねさんのことを、純粋に好きでたまらないようです。
二頭は、事実上、血縁を認識できていない成猫同士。常に2メートルくらいの距離を置きあって牽制し合っていますが、時々、”あれーー?なんで?!”って思うシーンに出会います。
ご飯の提供を神妙な面持ちで待っている、トモとねね。
お互いにここまでの接近距離を許容するようになりました。
トモ 「ごはん、遅いねー。」
ねね 「もうすぐだから、静かにしてなさい!」
ふっと、トモがねねを熱い視線で見つめている。
チュー!! (ねね「ん??なんにゃ?」)
トモ 「はーー!ええ匂いや!たまりゃーーーん!」
ねね 「ちょ、っちょっとぉ~、何すんのよぉ!ヘンタイ!」
しかし、ねねさんは別に嫌悪感を示すでもなく、冷静にご飯を待ち続けていました。
2ヶ月前のねねさんは、ここまでの距離の接近することはおろか、トモの姿をみただけで激しくシャーシャー言って威嚇していました。トモが少しでも近寄りようもんなら、強烈な猫パンチを見舞わせて追い払います。
現在もお互いに距離を取り合って、けして仲むつまじくすることはありません。しかし、私の見る限り、ストレスを感じているようでもなく、適当にお互いそれぞれのテリトリーを決めて、うまくやりすごしているようです。
猫って賢いですね。
ごはん、まだぁ?