「ラヴァーグフェスタ2009」クリエーターのたまごたちの祭典です。
ラヴァーグ・ジュエリースクールの展示会が、いよいよ12月2日から6日まで、恵比寿のジュエリーショップ”ALLY”にて開催されます。
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昨年の展示会よりも遅い時期の開催ですが、クリスマス・シーズンにあわせたのですね。クリスマスといえば、1年でも最もジュエリーの需要がある時期なのに、学校の展示会のために1週間もお店を畳んでしまって、ALLYさん、よいのですか~???
わ
たしは、昨日ようやっと提出しました。毎度、夏休みの最終日に宿題をやっつけてる怠け者の子供のようですね。今年は、展示会用にモデリングしたCAD作品
が間に合わず、なんとか別の作品を”突貫工事”で用意したものの、やはり出したいものが出せなかったので不完全燃焼な感じは否めませんが、頑張るには頑張りました。
このブログを見た方しか知らない話となりますが、ROSE POSYの作品の収益金は、捨てられたり飼育放棄された可哀相な犬猫を保護して里親を探す
ボランティア団体に寄付させていただこうと思っています。売上はたかだか知れていますが、それでもちょっとした、
クリスマス・チャリティになればと思っています。 皆様のショッピングがそのまま『ねこだすけ』『いぬだすけ』になりますよ!
ROSE POSYのコーナーは、お店の方に聞いていただけるとわかります。ヒントは、サーフボードの形をした、超へたくそなハワイアン彫りのペンダント
があるところです。まだまだ習作中で売り物になるしろものではないのですが(笑)、一応”目印”として出しておきました。
ラヴァーグの展示会は作品を見て回るだけでも大変楽しいのですが、『こんな作品をこの値段で売っちゃっていいの?!』というようなビックリ価格で販売されていたりもします。
今年はジュエリーCADの生徒さんが増えていますし、最近、光造型機も導入されたので、さらに多くのCADによる作品出展が期待できそうです。ジュエリーCADをはじめてみようかな、と思っている方、展示会のついでに、教室を見学させてもらってはいかがでしょうか。事前予約をすればジュエリーCADの体験もできるそうです。
ジュエリーCAD1日体験コースについて
展示会のシーズンが来るたびに、こうした貴重な勉強の機会を与えて頂いて、ありがたいことだなぁと思うのです。ラヴァーグの展示会を、ただのお楽しみイベントや発表会ではなく、テスト・マーケティングの機会と捉えると、学ぶべきことがたくさんあります。
売れるということは作品を認められるということでもあるので、やはり全く売れないというのも寂しいものがあります。かといって、売れそうなデザインを意識してしまうと、これはこれで物作りの楽しさがなくなってしまいますので、そのへんのさじ加減が難しいところです。
展示即売会といっても、来場者の大半は、スクールの生徒と招待された友達や家族・親類で、”ご祝儀”として招待者の作品を買っていくというのがほとんどのケースです。いかに沢山の友達を連れてきて、手ぶらで帰らせない接客ができるかが勝負の分かれ目、といったところです。
セールス向きでないというか、元来要領の悪い私は、ほとんど人を招待しないのですが、知り合いに買ってもらうと、なんかムリさせちゃったかな?義理で買ってくれたんだろうな、と余計な気を回してしまうので、むしろ見知らぬ方の目にとまり、作品を気に入って買っていただけることに、毎回大きな感動と楽しみを覚えています。
さて、ラヴァーグの展示会では、招待された友達や親類は、まず招待してくれた生徒さんのものを買います。それから、まだお財布に余裕があれば、他の生徒さんの作品も物色するわけですが、見知らぬ人の作品を”衝動買い”してもらえる価格帯というのは、だいたい5,000円までがボーダーラインのようです。展示会の様子をそっと観察していますと、私の作品の前で『これ、かわいい~!』と立ち止まってくださっても、値段が5,000円以上になってると、みなさんだいたい迷った挙句、そーっと元に戻しています。(笑)
しかし、一点物については、制作にかかるコストをもろにその1品にのしかかるので、実は値段を安くすることはとても難しいのです。ジュエリーの値段の仕組みは一般の人にはなかなか理解していただけず、量産品の安物などとごっちゃりにして、『シルバーなんだから安くできて当然なんじゃん?』、みたいな感覚で捉えられてしまうのが悲しいところです。
今回の展示会は、クリスマス・チャリティもかねているので、原価・コストの勘定は一切抜きにして、すべての作品を5,000円以下の破格の値段をつけて出展することにしました。とくにジュエリーCADの作品は、かかった費用をはるかに下回る値段で出していますので、売れてもまったくコストは回収できません。おまけに作品を作るのにかかった手間暇を考えると、滅茶苦茶な価格設定なのですが、お客さんがせっかく気に入っても価格面で購入を躊躇することのないようにしてみた次第です。
業界の皆様、こ、これは、けして価格破壊ではありません!!
学校の展示会という場所柄、安くないと買っていただけないので、身銭切るつもりでそうしただけですから、どうか見逃してやってくださいませ。