ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ハワイアンな葉っぱ柄のタンブラー

2015年12月26日 | ガラス工芸・サンドブラスト

まったくもって季節感のない作品ですみません。はっぱが好きな私が、いつかサンドブラストの題材にしたいと思っていたのが、亜熱帯ジャングル系の植物です。自然には素敵なデザインが溢れています。

今回のポイントは、完全に段彫りをせずに、擦りガラスにする部分と、ガラスの鏡面をそのまま活かした2種類のテクスチャーを用いたことです。


モンステラは存在感があってお洒落なはっぱです。透け感が涼しげですね。(今、冬ですけど・・・笑)


プルメリアやハイビスカスなどをあしらった亜熱帯お花バージョンの作品も作ろうかなと思っています。冬休みの宿題とします。


ビーズステッチの貝殻風パーツ ネックレス&ピアス

2015年12月24日 | ジュエリー作品&試作品

再び、ビーズステッチに戻ってきました。まるで依存性麻薬です。(笑)

シードビーズを使ったアクセサリー作品に関しては、私はもっぱら既成のキットを愛用しています。ビーダーの共通の悩みといえるのが、作品を作り終えたあとに累々と溜まっていく中途半端なビーズの在庫。余ったビーズで何か作ろうと思っても、作ってる最中に必要なビーズが足りなくなって、完成させたい一心で結局また買い足さねばならなくなったりします。わざわざ時間を作ってショップに出向くわけですので、足りないビーズだけを買うだけで済ませられることはまずなく、(笑)つい誘惑に負けて散財してしまいます。・・・そして、また使うあてのないビーズやパーツの在庫が無尽蔵に増えていくという、魔のエンドレス・ループに落ちていく次第です。

キットは、その点、材料を無駄に余らせることも、逆に足りなくなる心配もないので安心です。当然、創作欲を満たすことはできませんが、レシピを考案したデザイナーさんのセンスを賞賛しつつ、プラモデルのように出来上がりのイメージを膨らませながら作る工程そのものを愉しめます。作りたいという欲求と完成したときの自己満足を満たすことができるので、創作活動とはまた別の種類のアクティビティとして楽しんでいます。

今回も、Beads Factoryさんのキットで、ビーズステッチで作る”シェルネックレス”に挑戦です。

貝殻状のモティーフのパーツを糸と針を使って編んで作り、9ピンワークしたパールを通して、ネックレスに組み立てていきます。1個1個のパーツを作る工程は根気のいる仕事です。

画像がボケボケですみません。

作業自体は、けして難しくはないのですが、なにせ時間がかかります。常に減目、増目に気をつけている必要がありますので、テレビドラマを観ながらフンフン♪というわけにいきませんでした。

今回、デリカビーズが少し余ったのでお揃いピアスも作成してみました。(実は白状すると、ガラスパールは、別のキットを買ったついでに買い足しました。これじゃ冒頭で言及したエンドレスループそのものではありませんか・・・笑)

 


ワックスコードで作るブレスレット ~ビーズをふんだんに(2)~

2015年12月23日 | ジュエリー作品&試作品

前回の続きで、さらに色違いを作ったのでアップしておきます。

こちらは、一番外側の縦糸のみにビーズを通してみたもの。



寒色が続いたので、温かい色合いのコードも試してみました。オレンジ色に合わせたのはオパールとブロンズのビーズで暖かい感じに。


微妙な違い、わかりますでしょうか。今までのものは太さ1mmのコードと丸大ビーズを使っていますが、ピンク色のほうは糸が0.75mmと若干細く、丸小ビーズを使っています。




ワックスコードで作るブレスレット ~ビーズをふんだんに(1)~

2015年12月22日 | ジュエリー作品&試作品

ワックスコードで作るブレスレット。 これから紹介するのは、ビーズを沢山使った作品で、ワックスコードと一緒に購入したテキストに載っていたレシピで作ったものです。このデザインが大変気に入り、色違いでいくつも作ってしまいました。(^^; 2回に分けてアップします。

ブルーとアイボリーのブレスは、レシピどおりにゴールドと銅古美色のビーズを使ったものです。こういうボリューミーなアクセサリー、とっても私好みです。







そして、応用編。玉虫色ガンメタなビーズとシルバーの組み合わせ。



裏はこんな感じ。ボタンで留めるタイプです。自分の腕の太さにぴったり合わせて作れるところが手作りの嬉しいところです。


ブレスレットばっかり何本作ったら気が済むんだよ、という感じですね。ピアス屋さんに続いて、ブレスレット屋さんも開けそうです。(笑)


"巻き結び”といって、1本の紐を芯にしてもう1本で巻きつけるようにして結んでいく方法です。
初心者の私はまだまだ目が綺麗に揃っていません。とても根気の要る作業です。


ワックスコードで作るブレスレット ~センター・パーツをメインに~

2015年12月22日 | ジュエリー作品&試作品

ワックスコードでつくるブレスレット・シリーズ。
今回はストーンやパーツをメインに持ってきた、究極に簡単だけど意外とヘビロテ度の高いシンプルなブレスレットです。

こちらは、コードの色と同じフレーミング・ガラスのパーツを使った二重巻きのブレスです。ゴールドのビーズを編みこんでみました。

次は、エナメル仕上げのジョイントパーツを使ったブレスレット。

そう、このお花パーツ、ヴァン・クリーフ&アペールの”アルハンブラ”のお花に似てますね。ホンモノのアルハンブラを持っている人なら、簡単に違いを見破ることができますので、”ニセモノ”ではなく、”似てるモノ”。ヴァン・クリ・ファンに怒られそうですけど、そこはご愛嬌です。(笑)


超初心者でもあっという間に作れます。そして、いくつあっても嬉しいブレスレット。

材料屋さんで可愛いジョイントパーツを見かけたら、きっとこのブレスを作りたくなると思います。


ワックスコードで作るブレスレット ~Simple Version~

2015年12月20日 | ジュエリー作品&試作品

ワックスコード(まくらめ)でつくるアクセサリー・シリーズです。デビュー宣言をしてから随分時間が経ちましたが、食後のひと時などにテレビを観ながら、テキスト片手にちょくちょく作っていたら、作品(といえるか?)がかなり溜まってきので、ぼちぼち紹介していきます。

まずは編み方の練習ということで、シンプルなブレスレットから作っていきます。ブレスレットというか、ミサンガ的なものでしょうかね。

平結びの三重のラップブレス風ブレスです。メタルビーズをいれてちょっとハードな雰囲気に。男性でも使えそうですね。



二色を編みこんでカチッと目が詰んだスタイル。ジーンズに合います。

ちょっと甘めで女の子っぽいブレス。手首にぴったり沿わせられるよう、サイズ調整が可能になっています。う~ん。それにしても、この色は、、、。(汗)

同じ編み方で色違い。サーモンピンクのは中心の2本を省略して他のより細めになっています。

編むというよりも、結んでいく感じですね。指だけで作ることのできる楽しい手芸です。

透かし模様なので、つけているのを忘れるほどとても軽いです。ワックスコードは色違いで沢山作って、その日の服の色に合わせるのも楽しいかも。

耐久性はどうだろう?と実験的に連続着用してみましたが、かなり丈夫です。そして表面にワックス(蝋)が引いてあるので水にも強く、じゃぶじゃぶ洗っちゃっても平気でした。


いるか&ぶどう柄のタンブラー 

2015年12月19日 | ガラス工芸・サンドブラスト

仕事でお世話になっている男性が奥様にお誕生日プレゼントをさしあげたいとの相談を受けました。彼は、私がアクセサリー制作を趣味にしているのを知っていたので、何かアクセサリーを作って欲しいといわれました。でも、奥様の趣味がわからないし、サプライズどころかガッカリなギフトになるといけないので、どなたにでも喜んでいただけるグラスをペアで作って差し上げることを提案しました。

でも、お誕生日は2週間先!あまり時間がありません。そこで、時間のかかる「段彫り」をあきらめて、「平彫り」という技法で制作することにしました。

まず、イルカ柄。 平彫りではありますが、イルカの回りにふんわりとグラデーションをつけてみました。

イルカの体の向こうに、小さいイルカが透けて見えます。

小さいイルカは、ここにいた!

イルカの向こうに、窓ガラスのテクスチャーが透けています。ガラスin ガラス。笑

イルカは全部で4頭います。パパイルカ、ママイルカに寄り添うおにいちゃんイルカ。そして底にいる小さいのは、生まれたばかりのあかちゃんイルカ。

そう、このグラスは、この男性のご家族の姿を表しています。とても仲の良い幸せな一家なのです。

そして、もう1点は、雰囲気がガラッと変わって、ぶどう柄。ペアグラスだけど、無理やりおそろいにする必要はないかな、と思いまして、あえて大人っぽくぶどう柄にしました。

平彫りは、段彫りのように立体感や遠近感を出すことができませんが、色の部分を彫らずに残すことで、本来のガラスの透明感とツヤが活きるので、平彫りのほうが好き、という人さえいます。

完成した作品をどうやってお渡しましょうか?もともと箱がなかったので、さあ困りました。

グラスをプチプチ包装材でくるんでから和紙でラッピングし、ちょうどいいサイズのバスケットを百均で探してきてセットしてみました。和紙は青と紫のリバーシブルで、グラスの色とお揃いです。ラッピングも”作品”の一部。開ける時のワクワク感を楽しんでもらいましょう。

そして、セロハンの袋に入れて、しっかりした手提げ袋に入れてできあがり。

これなら割れる心配もありません。

自分の作品を人様に使ってもらえるって嬉しいですね。
このご家族には、ますます幸せになってほしいものです。

ちなみに、参考までにイルカと葡萄を”段彫り”で作るとこうなります。

イルカ作品 

ぶどう作品

 


ピアス祭り(5) 千秋楽

2015年12月18日 | ジュエリー作品&試作品

ピアス祭りがずいぶん続きましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

ひとまず、ネタが尽きたので(笑)今年のピアス祭りはこのエントリーでおしまいとします。また作ったときは単発でご紹介します。

こないだパールの糸替えをしたときに少し長さを短く調整したので、余ったパールでピアスを作りました。クリスタル入りのスペーサーをはさんでみました。

照りの良いパールなので、あまり凝ったことをしなくても十分な存在感があります。
こういうシンプルなデザインは、どんな服にも合うのでヘビロテ・アイテムになると思います。

そして、はじめてビーズステッチで作ったピアスです。

糸と針を使って、ビーズを編みこんで貝殻の形にしたものに、ガラスパールをあしらっています。

実はこれ、Beads Factoryのキット作品のネックレスに合わせて、おそろいのピアスが欲しくなり、材料を買い足して作ったものです。貝殻パーツの作り方はキットのレシピなので、厳密にはオリジナルといえないですが、このピアスは世界に1つだけのものです。(^^)

ネックレスはまた別の機会にご紹介します。

 


まだまだ続く、ピアス祭り (4)

2015年12月16日 | ジュエリー作品&試作品

ピアス祭りが、だらだらと続きます。(笑)家中、ピアスだらけになりそうです。(すでにそうなっている。)友達にあげたいと思うのですがどういうわけか勇気がありません。その人の趣味に合わなかったら、押し付けでしかなくなっちゃいますから。

さて、前にも、"ビタミンカラーのティアドロップ・フープピアス” でご紹介しましたが、同一デザインの石違いで作ってみました。

ペリドットとメタルビーズ、メインストーンはスワロフスキー・クリスタルです。

めがね留め部分をグルグル巻きにしてちょっと遊んでみました。

そして、今日の2点目は、2 Wayピアス。

シャワー台のピアス金具を使ってビーズとパールを花束状にまとめています。

チェーン部分は、ピアスのピン部分に通しているだけなので着脱が可能です。このチェーンパーツを別のピアスで流用することもできます。

ここでも、シリコン・キャッチを使いました。つまむタイプの金属のキャッチよりもつけやすくピアスのピンをしっかりホールドするので紛失しにくいので気に入っています。


そして再びピアス祭り (3)

2015年12月14日 | ジュエリー作品&試作品

怒涛のピアス祭りが続きます。

ピアス屋さんが開けるのでは?というほど、ここのところ狂ったようにピアスばかり作っております。名づけて、「ROSE POSYピアス・ラボラトリー」(笑

今日は、シャンデリア・ピアスを2点、ご紹介。

使用したのは、オパール色のチェコファイヤーポリッシュと丸大ビーズ、シルバーの丸小、トップにスワロのソロバン。(はぁ~、言えた!)そしてメタルパーツ。写真は、右側が表、左側が裏です。(裏を見せてどうする。笑)
メタルパーツの穴が小さすぎて9ピンが通らず、目打ちとトンカチで穴を無理やり拡げるという陰ながらの苦労があった作品です。

かなり存在感あります。これを着けたら他のアクセサリーは不要です。

そして、同じメタルパーツの金古美バージョンで、シャンデリアをもう1丁。
上記のエレガント系に対して、トルコ石とクリアなビーズでカジュアルに仕上げました。

 

上の写真で、ピアス金具に装着されているのは、シリコン製のキャッチです。通常は、直ピンタイプのピアスのキャッチとして使うものですが、こうしたアメリカンタイプのピアスの脱落防止にもとても重宝しています。おっちょこちょいの私はよくピアスを紛失していたのですが、このキャッチを見つけてからはもう大丈夫です。


ガラス彫刻展 2015

2015年12月13日 | ガラス工芸・サンドブラスト

私が通うサンドブラスト教室「ハナミズキ」主宰のガラス彫刻展が開催されました。 世田谷区・成城の清川記念館の区民ギャラリーにて、3回目の出展です。先の2回は真夏の時期でしたが、今年は冬の開催となりました。

今年の東京の紅葉は少々遅く、近くの公園は錦色に染まっています。



冬季にガラス?と思うかもしれませんが、全然ミスマッチではありませんでした。色彩のあるガラスは、温かみを帯び、透明なガラス作品は、氷や雪の景色を思い起こさせます。


みんなどれも素敵な作品ばかりです。とくにランプの暖色は冬の季節に似合いますね。

手前の青い大深皿が私の作品です。

タイトルは、「Big Blue」 

海中の小宇宙を、瑠璃色の深鉢に表現してみました。

題材・構想を得るまで1ヶ月、作画に1ヶ月、彫るのに3日(2時間x3回)を費やして完成しました。(といっても、余暇でちょこちょこ、という感じです) 



瑠璃色のガラスは難易度が高いので苦手なのですが、海がテーマならこの色以外の選択はありえないので頑張ってチャレンジしました。

いるかの兄弟です。

いるかの親子です。

そして、いるかの恋人たち。

ウミガメもいます。

マンタのカップルもいます。

そして、魚群。おさかなは、サンドをあてず透明のまま抜いています。渦の部分、もうすこし明るくしてもよかったかな。ちょっぴり後悔。


こんな大きさです。 ずっしり重くて、彫っている間、すぐに手が疲れて大変でした。

展示会には一口3作品まで展示できるので、そのほかに、今年気に入っている作品を2組展示しました。

展示会は、他の受講生の皆さんや先生たちの作品から刺激とアイデアを分けていただける貴重な機会です。展示会のための準備活動はとても大変と思いますが、毎年こうした機会を与えてくださる先生達に対して本当に感謝の気持ちで一杯です。


久々のワイヤー・ラッピング

2015年12月12日 | ジュエリー作品&試作品

手が覚えているうちに、ワイヤーラッピングの復習・練習です。

ワイヤーラッピングは、石枠などを使いにくい形状の石や爪を立てて傷をつけたくない、比較的大きな石をペンダントトップにしたいときに向いています。

これは、縦に貫通穴があるタイプの石をラップするやり方です。地味でとるにたらぬ石もワイヤーの装飾で、なんとなく味わいのあるアクセサリーに変身します。

これも同じく穴がある石です。サイズは2cmくらい。ワイヤーラップに適した石のミニマムサイズでしょうね。これ以上小さい石になるとなんだかよく分からなり、”針金の固まり?”と化します。(笑)

この装飾部分が実は石の脇を取り巻くフレーム代わりのワイヤーが石から脱落するのを防止してくれます。

こちらは、穴のない石のラッピングの基本技法です。海外のワイヤー作品によく見かけるスタイルです。

ラッピングして余った部分のワイヤーを撚り線にして、バチカン部分や葉のような装飾に応用しています。裏も同じく石の四方を押さえるワイヤーが渡っているので石が脱落することはありません。ただし、ラッピングに使用するワイヤーにはバネ性がないので、強い力がかかって変形すれば石は簡単にはずれてしまうと思います。

こちらはローズクォーツで貫通穴がありますが、石が重くて大きい上に、丸すぎてフレームが安定しないので、穴のない石用のラッピングも併用しています。半透明なので貫通したワイヤーが中途半端に透けて見えてしまい、イマイチでした。これはかわいくないのでボツ!

ひととおり、ラッピングの基本練習でした。

カボション石にワイヤーで石枠と爪を作って留める方法もあります。
1個だけ作ってみましたが、へたくそでごめんなさい。だいたいこんな感じ、ということが判って頂ければ・・・・。(太い角線で枠と爪を作ります)


爪は石をホールドするためにある程度の長さがなければならず、見た目が個人的にいまいち好きになれませんでしたが、この方法は男性用のアクセサリーや複雑な形状の原石のような石に応用したら良さそうな感じです。・・・ただ、爪留めといっても所詮はワイヤーのため、強度はそれなりです。(石の後ろから指でぎゅっと押すとつるっと飛び出てきます。)取り扱いには注意が必要です。


ピアス祭り(2)

2015年12月12日 | ジュエリー作品&試作品

石の消費が続きます。

このピアスのメインストーンは、ピンク・カルセドニー。サブでガーネット、淡水パールを使用しています。私のお気に入りのコレクションの1つ。よくローズクォーツと間違われるのですが、この石はすこしだけオレンジがかっています。優しい色合いです。

そしてお次は、超ど迫力のシャンデリア・ピアス。

パーツ自体がすでに完成されたフォルムですので、誰でも簡単にゴージャスなシャンデリア・ピアスが作れます。

ただし、このパーツ、分厚いので、連バーの部分に丸カンを通すのが大変でした。


ドロップの石は、スワロフスキー。このプリズム効果はガラスならではのものです。赤いラウンドは天然のガーネットのカット石です。トルコのパーツを使っています。なんとなく、中近東のエギゾティックな雰囲気に仕上がりました。大ぶりですが透かしなので重さは感じません。