ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ブルー・ハートのリング

2007年12月28日 | ジュエリー作品&試作品

またしてもROSE POSYの定番、”ぽってり・つるりん”リングです。

センターには、鮮やかなブルートパーズのハートシェイプのストーンを据えて、サイドに同系淡色のラウンドストーンをちりばめています。

『なんで、この季節にこの寒そうな色会わせ??』と思うかもしれませんね。でも、冬のワードローブには意外と白色が人気の色なのです。白は、雪や冬季の動物を象徴するのでしょうね。実際に試験的に白いニットにいろんな色のジュエリーを合わせてみたところ、ブルーがとても合うのです。白色が持つ、『清廉』『ピュア』『透明』『無垢』といったイメージにぴったりなのでしょうね。



さて、情熱的な芸術肌の男性や、ちょっとタカビで世間を斜に構えてみているようなインテリで個性派の男性は、自立心旺な”凛”としたCoolなたたずまいの女性にグラっとくるという人が多いそう。そうした男性を狙うなら、ピンクや赤といった女の子系の色よりも、寒色系コーデが決め手。でも、このぽってりリングを着けている人は、”アタシはデキル女よっ”という隙のないエリートイメージではなく、なんとなくほっとする、”ゆるキャラ”に見せてくれる、戦略アイテムです。






ローズ・ピンキー・リング

2007年12月27日 | ジュエリー作品&試作品

最近、オーダーをいただいたバラをあしらったピンキーリングです。
(本当はその女性の長くて細い指に着用した写真を掲載したかったんですけどね。)

その女性は、華やかで朗らかでいつも笑顔の素敵な方で、その女性の雰囲気を大切にしながらおつくりしました。なんとなくピンク色のルビーを入れてみたところ、差し色が入ったことであたたかな印象になったと思います。



小指はサイドまでよく見える指なので、こうした立体感のあるリングはアピール度が高いのです。飲み物のグラスやカップを持ち上げたり、さりげなく髪をかき あげたりしたときに、差し向かいの人からはリングへの注目効果もあいまって、その仕草がいやでも目にはいるんですよね。好意を感じている男性から見ると、 女性らしさや好感度が確実にアップしますよ。



ここのところ、しばらくピンキーリングが流行していますが、流行だからということだけでなく、小指のリングは手指全体を華奢にみせてくれるので、可愛らしさやエレガントさを演出したいデートの日にイチオシのリング・ポジションです。対向者の視線を少なからず感じることでしょう。

また、実は5本の指で一番使わない指でもあり、それゆえ鈍感な指でもあるので指輪の装着感があまり気になりません。男性で小指にリングをしている人がいるのもうなずけます。「仕事中は指輪が邪魔だからしないの」、という方も一度はお試しいただきたいものです。

ちなみに、右小指にするリングはお守り、左小指は願望達成の効果があるそうです。ついでに、ルビーは、持ち主を魅力的に輝かせたり情熱的で愛情豊かにするパワーを持ち、片思いの彼がいる人や難関な恋にチャレンジしている人が愛を実らせたり、恋愛中の人でも愛の喜びを倍増させる効果があるのだそうです。

実は、このローズピンキーリングを作ってみて自分も欲しくなってしまいました。
今更、ルビーでもなかろうと(笑)、「貞節」「忠実」「友愛」つまり、「これからも変わらぬ愛情で貴方に尽くします」という意味を持つガーネットを入れました。バラの巻き具合もちょっと地味目に・・・。



夢が叶うクリソプレーズのリング

2007年12月16日 | ジュエリー作品&試作品

こちらも以前に作ったリングです。私としては、とてもお気に入りでした。(というのはこの子は最近、めでたくお嫁入りしました!購入くださった方、一目惚れしてくださり、本当にありがとうございました。)

リングの腕部分は、ハンドクラフト感あふれる、木の枝をイメージした透かし模様、一方センターには、つるんとしたカボションカットのライトカラー・クリソプレーズをカッチリとふくりん留めで配しています。サイドにはアクセントにエメラルドのメレを爪留めしました。



こうした、ゆるりとした手作り感のあるテクスチャーは実は私はあまり使わないのですが、この網状の透かし模様、、ある宝飾作家の先生にご伝授いただいたもので、過去にはこんな作品↓もブログにアップしています。大ぶりながら、網目状の透かしゆえに、とにかく軽くて着け心地が良く、長く着用していても蒸れません。着物にも似合うデザインだわ、とご評価くださった方もいらっしゃいます。


”藤紫の誘惑” 

このクリソプレーズは以前、濃い目の緑色のバージョンの作品をブログでご紹介しましたが、今回は、ミルキーな感じのマスカットのような薄いグリーンの石を使用しています。

クリソプレーズは、パワーストーン的効果として、心を鎮静して精神を安定させると同時に、夢や希望に向かって前進していく力を強め、前向きな心と自信、勇気をもたらしてくれる石だそうです。

ちなみに、幅広のリングは、指を長く細く綺麗に見せる効果があります。
また、指と接する面積が増えるため、摩擦抵抗で指輪が回りにくいので、指の関節が太く、節にサイズをあわせると指輪が回ってフィットしない、という方にもオススメです。

かくいう私もいわゆる指の節が太いので、幅広は指輪のマスト条件。
過去作品をご覧いただいてもおわかりのように、腕の部分のデザインがどうしても華奢なものより、幅広系が多くなってしまいがちです。


~お知らせ~

私は、現在はまだ本職としてジュエリー制作を生業としてはおりませんが、希望される方には世界にひとつだけの1点物をお造りしてさしあげています。私の作風にご興味のある方はぜひご連絡くださいませ。
 
SPAMを避ける意味で、上記メールアドレスは画像となっております。恐れ入りますが間違えのないよう、打ち込みをお願いします。
お返事が遅れる場合もございますので、その際は、ブログのコメントに催促のメッセージをお願いします。(メールの内容が、セールスや広告、ジュエリー制作の方法等に関する質問などの場合は、お返事は差し上げられませんのであしからずご了承ください。。) 

制作活動は本業の傍らで余暇にゆるゆるとやっているので、シビアな条件のご注文はどうぞお近くのプロショップでご相談されるほうがよろしいかと存じます。

ROSE POSYおすすめの信頼おけるジュエリーショップ

    ALLY JEWELRY (東京・恵比寿)
       フルオーダーのご案内はこちら
       修理・リフォームのご案内はこちら




作品リストをサムネイル化してみました

2007年12月15日 | ROSE POSYのひとりごと
私の住む地域は一軒家が多い第一種低層住宅地なのですが、家々のクリスマスのイルミネーションがアメリカ並みに年々派手になっています。家同士が張り合ってヒートアップしている地区があり、そこだけラスベガス状態です。でも、寒くて暗い夜道が明るく楽しくなって、こういう雰囲気では痴漢も引ったくりも人を襲う気も萎えるというもの。女性にとってはとてもありがたいです。年末になるとなぜか増える泥棒や放火対策としても良いのではないかと思います。



さて、これまで、【作品インデックス】というカテゴリに1つだけブログエントリーを作りまして、 文字情報で作品リストを作って更新していました。

しかし今日、ついに「1つのブログは10,000文字までです」というエラーで怒られ、このエントリーに追加の書き込みができなくなってしまいました。(これ以降の追加はページ分けするつもりです)

そんなこんなで、いまさらになってから、ひぃひぃ画像サムネイルバージョンを作るはめになりました。画像はGoo画像フォルダのサムネイルをそのまま流用したので、トリミングしたものとか大きさもまちまちだったり、しかもTableタグが使えると書いてあるのに、バグなのか、実際タグ書いても反映されないので、ベタ並べです。

Webに時間をかけている暇がないのでブログにしましたが、無料ブログの限界というものがあり、でもブログをカスタマイズしている余裕があったら1つでも新しいデザインを起こしたいというところで、勘弁してください。


マニッシュなラヴェンダーキュービックのリング

2007年12月15日 | ジュエリー作品&試作品

おかげさまでブログを始めて9ヶ月目になりました。家計簿も日記も1週間も続けられない私が、更新頻度は少ないものの、それでも半年 以上続いたのには自分でも驚いています。しかも、ブログ効果か、いろいろな方から、ボチボチとオーダーを頼まれるようになりました。・・・といっても、ま あ知人・友人の域を超えないので、趣味の一貫と割り切って友情価格で作ってさしあげています。デザインから起こしていろいろと希望をヒアリングして作って あげると本当に喜ばれます。

そんなこんなで、今年のクリスマスまでに作らなければならないものが沢山あって、ブ ログ更新も自分の勉強もなかなか進みません。

さて、今日のご紹介は、ずっと前に衝動買いした、とても大きなスク エアカットのキュービックジルコニアの石のリングです。
(ワックス原型は数時間でいい加減に彫りあげたものなので、作りは雑です。あ まりジーッと見んといてください)  (^^;;



真横の写真がなくて残念ですが、石は上下の爪で留まっていますが、石の底(キュレット)の部分は地金から浮いています。つまり、その上下の爪はレール状になっていて、石のエッジを挟み込むようにして留まって います。
なので、上からも下からも、光が惜しげもなく石に反映され、虹色を帯びたラヴェンダー色の輝きを放っています。

石屋さんのフェアで、たった1個だけでハンパもんセールのように陳列してあったこの石を見たときは、「ウハー、こんなで かいCZどうするねん?」、と思いながら、光物に弱い私は、ダウンライトの下で怪しげにきらめくコイツに挑戦された気分になり、気づいたら手にしていまし た。

楽しく”料理”させていただきました。


ジュエリーCADで、憧れのパヴェ風リング

2007年12月05日 | ジュエリー作品&試作品
ついに行くとこまで行っちゃいました!
手作業では原型を作ることが難しかった、パヴェ風爪留めのリングをジュエリーCADで作りましたので、ご報告です。(パヴェリング自体はかなり前にやった課題だったのですが、仕上げが延び延びになっておりました。

(1)こちらが、CADの図面です。


(2)Perspective画面の拡大


(3)地金の仕上りイメージはこんな感じ


(4)CADデータを元に、CAMの切削機でワックスを削りだします。
  (切削作業は、早川先生にお願いしました。)


(5)キャスト(鋳造)したばかりの地金。おお!(3)と同じだ!


(6)研磨後、石留めして完成です。


こんなに隙間なくギッシリ石のある爪留め、しかも共留め(1本の爪で同時に2つの石にかかるようにして留める)は初めてだったので、悪戦苦闘の超失敗作品です。でも、遠目に見れば、キラキラで誤魔かされてパヴェと思ってもらえるでしょうか。 

商品の場合は、爪留めは石留め職人さんにまかせるべきですね。でも、とにかく一度は自分でやってみたかったんで、全部留めて気が済んだし、要領もわかったのであと何個か練習すれば、まともなのが出来そうかな。

実は途中、ワックスの状態で磨くときに、0.7mmの爪に不用意に触ってしまい、ボキボキ折ってしまうなど、紆余曲折あったんですが、最後まで自力でやったことに大変満足しました。

本式のパヴェは、地金から洋彫りタガネで1本1本爪を彫って起こして石を留め、爪以外の地金をすべて彫り払うという大変な作業です。爪留めは略式といえますが、それでも地金に1本1本ロウ付けで爪を立てる作業は大変な熟練と労力が必要です。

CADの威力と限りない可能性を実感することができた作品でした。