ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

おとなの女になった(?!)最近のねねさん

2013年06月03日 | ねこの話

ねねさん、超久しぶりの登場です。”ねこのねね姫の話”のカテゴリの最後の更新が2012年8月ですから、かれこれもう1年近くご無沙汰してしまいましたね。

我が家に貰われてきてから、もう6年になりました。幸いにも、悪癖がついたりすることもなく、大変お行儀のいい子に育ちました。健康のコンディションも良好で、尿道炎のほうも、療養食フードのおかげか再発していません。

食べ物のわがままも言わない子で、「ロイヤルカナンのpHライト」という獣医処方のフードを与えていますが、飽きずに喜んで毎回完食してくれています。

今のねねさんは、こんな感じ。(・・・って、1年でそうそう見た目が変わるわけないですよね。)


すっかり大人の猫らしくなったのですが、全く変わらないようにみえて、あれ?っと思うような新しい行動の変化を日々発見しています。

まず、朝出かける際のリアクションが変わってきました。以前のねねさんだったら、すねてしまい、どこかにかくれんぼして”私を探して!”アピールしてみたり、ふすまから悲しそうな顔を半分だけ覗かせて、”かわいそうな私”を演じてみたり、玄関を出た後、ガラス窓越しにニーニー泣いて同情を買い、こちらの後ろ髪を引かせるような行動に出ていました。子供だったから、ひとりでお留守番させられるのがさみしかったんでしょうね。



大人になってからは、あからさまな同情系リアクションは見られなくなり、つまんないなーと思っていました。・・・・ところがですね、先日、また”突然変異”しました。私にとっては大事件!(笑)

出かける支度を見ても隠れなくなったねねさんに、出る間際に、”じゃあ、いってくるねー。バイバーイ”と手を振って挨拶をしていくのですが、ねねが、しっぽを振り返すようになったのです。目を疑って、何度かやってみましたが、やはり手を振ると、しっぽをバサッバサッと振ります。面白がってあまりしつこく繰り返すと、さすがに、”バッカじゃなの?もうおしまい!”とくるっとそっぽを向いてしまいます。


かくして、ねねさんはしっぽで”バイバーイ”、を言う猫となりました。ただし、そこは気まぐれな猫のこと、毎日必ず挨拶してくれるわけでなく、機嫌が良いときに限られます。今のところ、2,3回日に1度くらいの確率ですね。ねねさんがしっぽを振り返してくれた日は、嬉しくて、"よっしゃー!今日も1日仕事がんばるどー!”というアゲアゲの気分になります。(これだから猫バカは困ります。)

こんなこと、人に話しても信じてもらえないので、わたしとねねさんとの間の秘密のお約束事ということにしています。

ねねさんは人間の年齢でいうと熟女(知能は3歳児。笑)ですが、時々、物思いに耽っているような表情をすることがあり、「こいつ、ヒトみたいだな・・・・」という錯覚を起させることがあります。

ぼんやりしていて何も考えてないのかもしれませんが、視線が定まらない、憂いを含んだような表情を見ると、なんとなく切ない気持ちになります。

「はやくご飯の時間にならないかなーって思ってるだけ。」


「ママが遊んでくれない。つまんない・・・・とかね。」

「だっこは嫌い!はやく降ろしてほしい・・・・・」



トルコ桔梗のグラデーショングラス

2013年06月01日 | ガラス工芸・サンドブラスト

今回のお題は、『トルコ桔梗』

桔梗らしく、紫色の被せガラスにしたのですが、バックの色を落としてみて、あらびっくり。

グラスの地色は透明ではなく、ほんのりとピンク色がかっていました。コップの下にいくほど生地が厚いため、グラデーションがかかったような感じになっています。 予想外の展開に、心の中で、「ヤリー!」と思わずガッツポーズ。レトロな雰囲気の作品に仕上がりそう・・・。

透明の地色のものをロットで仕入れたのに、なぜか地色がついている物が混じっている、ということは、たまにあるのだそうです。 こちらとしては、"あたり"を引いた気分ですが、プロの方の場合、同じ商品を量産販売する場合、1個だけ色が違うのは困りますよね。



課題のほうもさらにグラデーションを練習していきます。まだまだぎこちないですが、少しずつノズルワークに慣れてきました。



彫る、というより描くという感覚ですが、色を乗せていくのではなく、色を落としていきながら絵を完成させる手法にはまだ体がついてこれません。どこをどれだけ彫れば、どれくらい色が落ちるかといった先読みできないところがもどかしい。これがいわゆる、プロの職人さんが口を揃えて言う、”コツなんかねえよ。要は慣れと勘だよ。”ということですね。

左側の巻いたつぼみのパーツが好きで、なぜか、こればっかりたくさん彫りたい気分。(笑)



こうしてみていただくと判るかと思いますが、色ガラスの部分はかなり厚いところと薄いところでムラがあります。上手な職人さんほどムラがないようですが、このムラ感も手作りの証拠。活かすも殺すも、彫り次第、ってところですか。