我が家のオーブンレンジが壊れてしまいました。 電子レンジ機能がまったく動作せず。温めようとすると、食品は冷たいまま、なぜかレンジの筐体がアツアツになっていて、これは危険。使用期間約3年弱。 まだ若すぎる。ヘルシオ君・・・。見た目まだ新しいのに。(涙)
とりあえず、この子がわが家を去る前に記念写真貼っておきます。(一緒に写っているビール缶で、サイズ感を表しています)
ヘルシオは、正確には、オーブンレンジではなく、ウォーターオーブンというジャンルの調理器具です。電子レンジ(温め)と普通のオーブン、グリル機能は、おまけのようなものなんだそうです。
ヘルシーに仕上げる、という触れ込みにつられた私もバカでしたが、そのウォーターオーブン自体、ほとんど使いこなせませんでした。なにせ、調理におそろしく時間がかかりすぎるのです。節電が叫ばれている今に、大量の電気を使いながら、さらに時間もかかるというのは、どうですかね。出来上がりも全然美味しそうにみえないし。
毎日の食事作りで、多くの人が頻繁に使うのはレンジとグリル。それらの機能がヘルシオはよくありませんでした。レンジとグリルは、おまけなんだから文句言うな!といわれそうですね。つまるところ、使いもしない機能を優先してしまった私が悪かったのです。
ごめんね、ヘルシオ君。大変申し訳ないけれども、これにてお別れいたします。短い間、頑張ってくれてありがとう。m(- -;)m
新しいのに買い換えることに決めたのですが、さあ、どうしましょうか?
あまりにも種類がありすぎると、逆に選べなくなってしまうのですよね。 でも、ウチの場合は、レンジ収納つき食器家具のサイズの関係で、まず寸法でかなり選択肢が絞られてきます。
今、世の中のオーブンレンジは、スチーム調理つきが全盛、おまけに同時調理だの、自動メニューもてんこ盛り、みたいな風潮です。しかし、大は小をかねない(笑)、ということが今回よく分かったので、とにかくシンプルで基本に忠実に、しっかり働き、それでいて省エネな機種がないか探しました。
ネットで探し回るうちに、『なんじゃ、これ?』と目にとまったのが、三菱電機さんのZITANG(ジタング)。(メーカーさんのサイトはっときます)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/rangegrill/
おお!平成23年度省エネ大賞。これは期待大ですな。
まず、見た目が変わっている。高さが一般の標準的なレンジの1/3しかない。既成概念に縛られるあまり、最初はZITANGを選定候補に入れようか迷いました。しかし、口コミ、ユーザレビューなどを読んでいるうちに、利用者の満足度が高く、気になってきました。
とにかく、この商品、他の製品と比べようにも比べられる製品がないほど、まったく新しいコンセプトで作られているのです。
ZITANGには、流行のスチームオーブンはついていません。日常の調理でもっとも良く使われる機能だけに絞って、その機能を極め、そして、とにかく調理時間を短くすることにトコトンこだわったという、今までにない製品。オーブンレンジ、ではなく、”レンジグリル”、なんだそうです。まさに私がよくつかうのはこの2つ!
調理時間が短い最大の理由は、庫内容量が小さく、高さも低いので、効率よく加熱できるから。標準的なオーブンレンジは30ℓくらいですが、ZITANGは、なんと13ℓ。レンジもグリルも、調理を早くするための三菱独自の新しい技術が取り入れられていますが、”えーい、いっそ庫内を狭くしちゃえばいいじゃーん!”というのは、まさにコロンブスの卵的な発想ですね。
アタフタと仕事から帰宅後、台所が戦場と化す我が家では、食卓に上るまでの時間を一分一秒でも短縮したいので、この製品のプライオリティ・コンセプトである、『時間短縮』は、まさに私のニーズにぴったりです。
さらに、調理時間が短いと良いことは、食材の風味や栄養を損ないにくく、そして何より節電になります。”時短具(具って何?)と、”ジパング”をもじった、くさいネーミングもなんか憎めないです。
というわけで、ZITANGを買わない理由が見つからなくなり、とうとうオーナーになっちゃいましたよー。
レンジ棚の上がスカスカに!ここで、あらためて、ビール缶で、ヘルシオとの高さの違いを見てください。(前のヘルシオ君もエントリーモデルなので、かなりサイズは小さめなほうなのです)
※ご注意:ZITANGは上部に20cmのクリアスペースを設ける必要があります。スペースセーブという点では、あまりメリットはありません。いちおう、天面の上に小物をおけるトッププレートが別売されてますが、ごちゃごちゃ上にモノを置きたくないので、私はあえて求めませんでした。
庫内の高さも、こんだけしかない!こんなんで大丈夫なのか?
・・・ということで、過去のレンジに入れていた食器・鍋類を片っ端から入れてみましたが、全部入りました。レンジに入れることがある食器で最も高さがある、ごはん土鍋釜もほらこのとおり。(ガッツポーズ)
目下、いろいろと試しているところですが、今のところは、とにかくストレスがなく、期待どおりの働きをしてくれています。えらくシンプルなコンソールですが、非常にユーザーフレンドリーで、取説やマニュアルなんぞまったく必要とせずに体感的に操作できます。液晶も黒に白で見やすい。
時短と謳われているとおりに、本当に早い!レンジは、以前の機種と同じワット数で温めても、とにかく出来上がりが早いです。ワタシ的にうれしいのは、目標温度表示がされるので、自分の好みで調整できること。(微調整したいので、強く、弱く、みたいな大雑把な機能じゃだめなんです)
グリルは、上下ヒーターだけでなく、背面がコンベクションヒーターになっているので、3方向に熱源があります。途中でトレイを前後入れ替える必要がありますが、それでも早いから許せる。予熱がいらないから、あっという間です。しかも、美味しそうな焦げ目がつきます。揚げ物の温め直しも、外はカリっとサクっと上手に仕上がります。
しかも、稼動音がとても静か。家族が寝静まった夜中も調理できるよう、出来上がり音を調整できます。そして、なんと、待機電力もゼロですよ~。レシピ数は多くないですが、普通によく食卓に登りそうな料理の自動調理メニューもついていて、私としてはこれでじゅうぶんかな。
オーブン用の角皿はセラミック製ですが、このトレーこそが、"レンジ→オーブン”の自動調理を連続技で行える秘訣なのです。(金属の角皿だとレンジは使えない)しかも、料理によっては、そのまま食卓に出せて大変便利です。
この製品の利用者の満足度が高い理由がわかる気がします。とにかく、細かい点まで配慮が行き届いている。道具はこうでなくちゃいかんです。(^0^)買って後悔のない商品だと言えると思います。
三菱電機さん、今後の戦略はどうなのかな。ZITANG一本でいくのか、それともそれすらも完全撤退してしまうのか・・・。いい線いってると思うから、頑張って欲しいな。
そういえば、私の以前の携帯電話機も、三菱電機でした。
(ねねさん、お久しぶりー)
個性的です。レトロぽくてかわいいです。
今でも、目覚ましアラームとして使ってます。(^^)
三菱電機さんの製品は、独創的というか、一種独特の美学的なオーラを感じるんですよね。