ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

”らくまくワイヤー”をお試ししてみる

2016年03月26日 | ジュエリー作品&試作品

現在、”らくまくワイヤー”というのをお試し中です。小学生の工作レベルでとても”作品”といえるシロモノではありませんが一応テストワークをアップしておきます。これらを自分で普段に使ってみて、耐久性や経年変化を見ていきます。

写真ではちょっとわかりにくいのですがピンクゴールド色のワイヤーを使っています。色味がきれいでツヤもなかなか良い感じです。

(ピアスはこの後、ワイヤーの先端を精密ヤスリで丸めてあります。切りっ放しだとピアスホールに通すときに痛いですから。)市販の資材は使わず、丸かんも、9ピンもピアス金具も手作りしてみます。

ビーズをぶら下げるピンも自作。ちっちゃな渦巻きがストッパーの代わり。

アーティスティックワイヤーよりもプライヤーの傷はつきにくいように思います。コーティングはわりとしっかりしているようです。(仕事が雑でごめんなさい。笑)

”らくまく”というネーミングだけあって、とても曲げやすく加工はしやすいです。ただ、柔らかいということは弾性が低いのでテンションがかかりづらく、こうしたピアス金具などの部分は強度的に厳しいかもしれません。

この商品は、アーティスティック・ワイヤーよりもお値段がリーズナブルなので、練習用の資材としては最適ではないかと思いますし、褪色が少なければ実用に使えるので期待大です。




プルメリア&イルカのペア・ショットグラス

2016年03月21日 | ガラス工芸・サンドブラスト

外国製(ドイツだかチェコだか)の被せガラスの出物がバーゲン価格で手に入るということで、色違いで一対注文しました。オレンジ色のきせガラスってあまり見かけないのです。

大きさは、ぐい呑みくらいのサイズですが、今回は洋っぽい柄にしてみました。

オレンジ色の方は、とても迷ってプルメリアにしました。3面に柄を配置しています。

色ガラスの乗り(厚み)が極端に不均一で、色が分厚い部分はグラデーションがうまくいかず、プルメリアは白い花なのでなんとか白さを表現したかったのですが、コントラストが強すぎてしまいました。

青いグラスは、おなじみのイルカちゃんです。イルカは夏の展示会作品でたくさん彫って要領を得たので、こちらはさくさくっと仕上がりました。

上から見たところ。

ハワイのお土産屋さんにおいてもらおうかしら。Made in Japanだけど。(笑)

 


ハナニラの花器

2016年03月15日 | ガラス工芸・サンドブラスト

ハナニラが咲き始めました。

ハナニラは球根植物で、今頃の時期になると、何も植えてないようにみえるところから突然に芽を出し、一気に花を咲かせます。背がとても低いので気づかれない方も多いかもしれません。いつも何か落ちてないかと(ウソです。笑)下を見て歩く癖のある私は、通勤途中に草や花を発見しては、ほっこり小さい幸せを感じています。

上の写真はフリー素材、下の写真は「葉っぱの岬」から引用させていただきました。多謝。

ハナニラは、六角の星型をした小さな可愛い花で、私の大好きな花のひとつです。公園の片隅などに地味に咲いていますが、群生しているので存在感はあります。色の種類は、白、薄いブルー、紫、ピンクなどがあり、なかなか多彩な表情を持っています。

夏の間にこのハナニラを題材にして作品を作ってみました。こちらはハナニラの季節になったらアップしようと貯めておいたネタです。

紫色の花器の裏表2面使って、デザインしています。

まず、被せガラスの透明感を活かしてバックの色をそのまま残したバージョンです。

そして、反対側は、逆にバックの色を落とし、カラクサとともに花を控えめに配置して少しオリエンタルなイメージを出しました。(本物の茎や葉っぱは、ニラとか水仙みたいなまっすぐで細長い姿です。)

上から見るとこんな感じですね。

紫色を落として下のガラス地は正確には淡いピンク色でした。地の色がピンクというのは珍しいので、なんだかすごく得をした気分です。

巧拙はともかく、自分の好きなモティーフを自由にデザインできるようになってくると、作品作りが格段に楽しくなります。


ハナミズキのタンブラー

2016年03月13日 | ガラス工芸・サンドブラスト

私の近所ではモクレンの花が咲き、桜のつぼみも少し膨らみ始めました。やっと春が近づいてきましたね。

まだ開花時期としては先になりますが、ハナミズキのタンブラーを作ったので忘れないうちにアップしておきます。

深い緑の珍しいタイプの色のグラスが教室の片隅にたった1つだけあったので、すかさず入手しました。

ふんわりと優しい雰囲気に仕上がりました。花芯の部分は透きのままにしてアクセントに。

グラスの上のほうが色が薄く、下に行くほど濃くなるのは被せガラスの特徴です。色が薄いということは、色のガラス層が物理的に薄いということなので、下の部分とは彫り方を変える工夫が必要です。

器全体の色目を均一にすることは技術的には可能ですが、せっかく色が濃い部分まで薄い色に合わせてしまうのはもったいない気がして、私はあえて濃い部分は濃いままに表現することにしています。

このグラスは極端にその濃淡差が大きくて苦労しました。上の方の枝は消え入りそうにはかなげに、下のほうは力強く立体感のある感じに仕上がりました。

ハナミズキは、4月の終わりから5月頃が見ごろとなります。白やピンクのかわいらしい形の花(正確には、ガクだそうですが)が華やかに咲き乱れる時期は、私の最も好きな季節です。待ち遠しいですね。