ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

桜のぐいのみ

2016年10月28日 | ガラス工芸・サンドブラスト

義母の介護問題と新猫問題がようやく落ち着いてきたので、再び、制作活動に励みたいと思います。

秋は深まろうとしているのに、季節はずれなお題の作品です。

ピンク地にブルーの被せ(きせ)ガラスぐい呑みで、桜を彫りました。



花びらの色が薄くて、写真だとよくわからないかもしれません。
まさに、ソメイヨシノのようにはかなげなピンク色です。

酒をちびちび舐めつつ、散り際の桜を上から眺めて楽しむのも粋なもんでやんしょう?



基本は平彫りですが、単調にならないよう、花芯部分にグラデーションを加え、葉っぱと枝の部分は色が消えるギリギリ一歩手前まで彫っております。

いつもは、絵柄の部分の色を残してバックを彫ることが多いのですが、今回は、地色がピンク色のグラスですので、桜の花びらの色を出したくて背景の色を残しました。



ブルーの艶と透明感が水面に浮かぶ桜を連想させますね。

今夜も日本酒が旨かろう~。(^^)




新入り猫お迎え 大猫様がやってきた - 猫たちの微妙な距離感

2016年10月27日 | ねこの話


ネネさんが不機嫌すぎて、ダヤンのような顔になってますねー。(^^;

さて、義母の飼い猫トモ(10歳オス)を我が家に迎え入れるプロジェクト、いよいよ最終回です。

この連載は、成猫を我が家に迎えるに当たり、懸念事項や実際に直面した様々な問題を解決していく過程を記録したものです。これから猫と一緒に引越しする人や、先住猫がいる家に新入りの猫を迎える人たちの参考になれば嬉しいです。

今までの記事をちょっとまとめましょう。

我が家に大猫様がやってくる!
新入り猫お迎え 準備編(1): ケージの導入
新入り猫お迎え 準備編(2): 猫のベランダ脱走対策
新入り猫お迎え 準備編(3): 押入れを開けさせない対策
新入り猫お迎え 大猫様がやってきた!-初日
新入り猫お迎え 大猫様がやってきた -トイレ問題
新入り猫お迎え 大猫様がやってきた -先住猫との対面とシャーシャー問題
新入り猫お迎え 大猫様がやってきた -先住猫の威嚇が続く
新入り猫お迎え 大猫様がやってきた - 猫達の絶叫ライブ開催中
新入り猫お迎え 大猫様がやってきた -先住猫の妥協(?)
新入り猫お迎え 大猫様がやってきた - 大鳴き問題→基地を与えてみた

ベランダの対策もうまくいっていますし、トイレ(大)もちゃんとできるようになりました。困った大鳴き・夜鳴きもほとんど収まりました。最大の心配だった粗相やスプレーもしないし、馬鹿力で家中を破壊する行為も今のところしていません。猫たちの精神状態もかなり落ち着いてきています。

残る問題は、猫たちのビミョーな関係だけとなりました。

あいかわらず、小心者のネネがトモに対して一方的に攻撃的な態度を続けておりますが、幸い、トモがおとなしく温和な性格なため、ネネのしつこい威嚇をうまくスルーし、怪我をするような派手な大喧嘩にまでは発展していません。

ネネは激しく怒って絶叫しながら猫パンチをくらわせますが、相手に当たらないように手加減しているようです。もしも、トモが本気で逆襲してきしたら、とうていかないっこないことがわかっているのでしょう。

猫たちは微妙な距離感を保ちながら、お互いに気持ちに折り合いをつけることで、平和に共存する道を見つけたようです。


時々、出会いがしらに鼻をくっつけあってます。お!お!いいぞ。これは仲直りの挨拶か??

・・・と思ったら、ネネが、「シャーーー!」と捨て台詞のように一発威嚇してから去っていきました。だめだこりゃ。


トモのために買ったケージはすっかりネネのテリトリーになってしまいました。ケージがトモのために役に立ったのは初日の数日だけでした。しかも、3階建てにする必要なかったし。(涙)

トモがトイレに入りたいのに、ネネが威嚇して追い出そうとしています。

ネネがケージ付近にいると、トモは落ち着いてトイレができません。そのため、時々、ネネのトイレを使ってしまうことがあります。するとネネは烈火のごとく怒り、激しく砂を外にかき出して(いつもはそんなことはしませんが)、私たちに”被害報告”アピールをします。ケージとトイレを分離しなければ・・・。


そして、とうとう、トモも”ベッド・デビュー”しました。

トモは義母宅では寝室に入ることを禁止されていましたが、うちでは、猫をベッドの上に載ることを許しています。(というか、私が猫と一緒に寝たいから~。笑)

トモがベッドにやってくると、今までくつろいでいたネネが警戒モードに切り替わり、ガンを飛ばします。「あんた、何で来るの?こっちこないでよ。ここはアタシの場所なんだから!」


上の写真は奇跡の一枚。君たち、ここまで接近するようになったのねー。
よしよし。一緒にくっついて寝るようになるのも夢ではないかも?!


と思ったら、やっぱり近寄り過ぎでした。たまりかねたネネが、シャーシャー(アンタ、近過ぎだよっ!あっち行って!)と猫パンチを加え、とうとうトモをベッドから突き落としてしまいました。


あーあ、また怒られちゃったね・・・・。
ふてぶてしいトモは、シャーシャー言われても猫パンチされても知らん顔。ネネの手が出た瞬間に、さっと身をかわしてヘラヘラしています。

しかし、ネネ、トモに対して常に警戒しているわけでもないのです。
時々、こんなふうに、トモの前で、お腹を見せていることがあります。


動物は、お腹が急所なので、敵にわざわざ腹を見せるようなまねはしないと思うのですが・・・

ネネ、トモがいる前で無防備に腹を見せてゴロニャンしています。遊んで欲しいときによくやる甘えんぼポーズです。いったい何のつもりなんだ?

・・・・てか、どうやら、ネネはトモを挑発してる様子です。

ホラ、案の定。
トモが「一緒に遊ぼうか?」とフレンドリーに近づいてきたら、ネネが「シャーーッ」「ウギャー!」パシパシパシパシ!(猫パンチ)
「なによっ!近寄らないでよっ!アンタなんか嫌いなんだから!」

「なんだよぉ!オマエから誘ってきたんじゃないかよぉ~。」(って言ってそう。)

最近は、トモがネネをよく追い回すようになりました。ネネにケンカを挑んだり苛めようとしているのではなく、鬼ごっこのように、ただ追いかける行為が楽しいようです。ネネは迷惑そうに逃げ回っています。

逃げるから追う、追われるから逃げる。二頭が猛ダッシュで、転びまろびつ大騒ぎで走り回る大運動会が繰り広げられています。しかし、トモがあまりにしつこいと、ネネは急に止まって振り返り、「シャー!!!ギャー!」(いいかげんにしてよっ!もうやめ!)とストップ宣言が出て終了です。この追いかけっこは、二頭にとって、よい運動になってるようです。

毎日、ドタバタな日々ですが、猫たちは私が思っていたよりもずっと柔軟性があり、そして利口でした。10歳になっても、新しい環境と変化を受け入れて、懸命に順応しようとしています。猫ってえらい!

このシリーズの締めくくりとして、1つだけ私の個人的な意見を述べさせていただきますね。

よくネット情報では、「先住猫を新入り猫よりもすべてにおいて優先せよ。」「先住猫に”自分が一番”と思わせよ。」、といったアドバイスがありますが、うちでは、成猫同士、兄弟、オスとメスという組み合わせを考慮して、最初からできるだけ平等に扱うようにしてきました。

どのように扱うかは、猫の気質や性格に合わせてケース・バイ・ケースで対応するべきだと思います。いずれにしても、新入り猫も先住猫も、最初はとても神経質でストレスフルになっていますから、細心の注意と最大の配慮で、どちらの子にも平等に、いつもよりたっぷり丁寧に愛情を注いであげることが大切かと思います。

猫は、人間の3歳児程度の知能を持っているといいます。嫉妬の心や独占欲もあれば寂しさや悲しさの感情もあります。人だって、差別やえこひいきをされたら辛い気持ちになりますよね。新入り猫も、先住猫も、それぞれにたっぷり愛されている実感があれば、他の子が可愛がられている場面を見ても、やきもちを焼かないでいられると思うのです。

今後も、猫たちの近況やスナップをときどきアップしたいと思います。
何かご質問がありましたら、ぜひコメント欄からお願いします。


閑話休題: 野菜不足のお助けアイテム

2016年10月22日 | ROSE POSYのひとりごと

↑ この物体、さて何でしょうか?

ヒント: 乾燥しています。とても固いです。

水に漬けてしばらくおいておくと、↓こうなります。
なんとも不気味なルックスですよねぇ。



大きさがイマイチ良く判らないと思いますので、歯ブラシと並べてみました。



手で触ると、なんとも形容しがたい触感です。ぬめりはありません。



一口大に切ってみました。コンブみたいかな。



さあ、もうおわかりですね。

正解は、「きくらげ」でした。

最近の野菜不足と値段の高騰には、本当に困ってしまいますね。スーパーに行くと、カット野菜がとにかくよく売れており、相対的に値段が安い野菜(もやし、かいわれ)などはすぐに売り切れてしまい、気候の影響がほとんどない工場生産のキノコまでが高騰しています。これから、お鍋のおいしい季節ですから、早くこの状況が解消してほしいと切に願っています。

そこで、普段はあまり使わない乾物をもっと活用してはどうだろうか?と、私の好物のキクラゲをお取り寄せしてみたわけなのですが、それはもう笑ってしまうほど大きなキクラゲが来た次第です。

"お試しサイズ"を買ったはずが、量もはんぱじゃなくて、枕2個分くらいの大きな袋に、あのお化けみたいなキクラゲがパンパンに入っていました。
中華材料の専門店なので、だいたいの取扱商品が中国産なのですが、ヘンな農薬とか肥料で巨大化したんじゃないだろうか?となんか気持ち悪くなって出所を調べたのですが、日本の企業が監督・管理して、無農薬・有機農業で生産しているとのことだそうで、その能書きを信用することにしました。

いやはや、きくらげ1枚で、両手いっぱいになる量です。
さっそく、ラーメンに乗せるいつもの野菜炒めのメンバーに仲間入りさせました。



この量で、二人前です。

キクラゲたっぷり、野菜ラーメン、ウマ~。






新入り猫お迎え 大猫様がやってきた - 大鳴き問題→基地を与えてみた

2016年10月22日 | ねこの話

義母の飼い猫トモ(10歳オス)を我が家に迎え入れるプロジェクト、絶賛連載中です。(^^;;

(なんだか、すっかり猫ブログとなっておりますが、もうしばらくおつきあいください。)

困ったことといえば、トモの夜鳴きが連日続いており、辟易としています。部屋中を練り歩きながら、「オワーァ、オワーァ!」と昼となく夜となく絶叫しています。

トモが鳴くたびにネネもイライラしてています。猫たちもかわいそうなのですが、一晩中鳴かれて、寝不足気味でかなり参っています。いつまで、こんな状態が続くのだろうか?(涙)

なぜ鳴いているのかもよくわかりません。やはり、前の家が恋しいのだろうか?そういえば、トモには落ち着ける場所がないみたいで、ずっとあちこちの部屋を移動しています。

トモの寝場所のために買ったケージは、トモが来る前に設置したのが大失敗でした。ここはすっかりネネのテリトリーになってしまっています。トモがトイレをしにケージにやってくると、ネネが、すかさず威嚇をしてトモを追い払おうとします。


そこで考えました。
ケージはあきらめて、他にトモの落ち着ける場所を作ってあげたら、どうだろうか?

・・・・ということで、トモのトイレを買ったときのAmazonさんの箱がまだ捨てないでおいてあったので、急ごしらえの猫ハウスを作ってみることに。(作るというほどのものではないですが。笑)

ケージでの失敗を思い出し、ネネに入られる前に、というか、ネネが別部屋で寝ている間にこのハウスを作成し、、トモをそっと連れてきて猫ハウスに誘導しました。

さっそく、トモが箱の中に入っていきました!しばらく、クンクン匂いをかいだり、出たり入ったりして、念入りにチェックしていましたが、やがて箱の奥で香箱を組みました。
よっしゃ~!


まったく雑な仕事ぶりでお恥ずかしい限りですが、最大の考慮点としては、入り口を片側に寄せたことです。これならば、トモが完全に身を隠すことが出来ます。

トモ、新しいハウスがすごく気に入ったようで、ずっと篭もりっきりです。とても安心してくつろいでいます。

ネネはハウスに気づいてさっそく入りたそうにしていましたが、不思議と入ってこようとしません。トモが居ない状態でも、ネネが勝手に入って占拠することはないです。
ケージの件と同様に、猫界では、先に入居した者がテリトリーの専有権を獲得するのですね。



トモはすっかり”オレサマの基地”に満足しているようです。何の意味なのか、いきなり入り口のフチをガジガジ齧られてしまいました。自分の家を破壊してどうする!

そして、このダンボール・ハウス、かなり大成功みたいですよ!!この箱を与えた日から、なんと、トモの大鳴きが劇的に減ったのです。

これまでは居場所が定まらず、ジプシーのようにあちこち移動しながら畳や床の上にねそべっていたのが、今はずっとハウスの中で寝ています。一晩中、ぐっすり寝てくれています。やっぱり自分だけの寝床が欲しかったんですね。

昼間は、時々、思い出したようにまだアオアオ鳴いていますが、夜中に鳴かれて寝不足で悩まされるという問題はようやく解消しました。

ガジガジしたとこはガムテープで補修し、寒くなってきたのでフリースのブランケットも敷いてあげました。”ダンボールの家”って、実はなかなか温かいのですよね。

しかしながら、このハウス、機能性はバッチリですが、このままでは見た目がイマイチすぎますね。(^^;;;おしゃれな壁紙を買ってきて、リノベーションしましょうかね。


新入り猫お迎え 大猫様がやってきた -先住猫の妥協(?)

2016年10月21日 | ねこの話

義母の飼い猫トモ(10歳オス)を我が家に迎え入れるプロジェクトです。

トモのために買ったケージは、相変わらずネネが領土侵犯しており、自分のテリトリーだと主張しつづけています。(たしかにトモが来る前に設置したので、自分のものだと思っているのかも)

最近、急に冷え込んできたので、午前中の窓からの日差しがちょうど心地良い季節になりました。そのため、我が家に来てからのトモにとって、毎日の愉しみは、窓際での日向ぼっこです。


義母宅は、1日中、どの部屋にもまったく日光が当たりません。そのため、トモは幼少時からまったく日向ぼっこをしたことがないのです。10年目にして初めてのおひさまのぬくもりが嬉しくてたまらない様子です。

ところが、日向ぼっこに格好の場所は・・・

ネネさんの猫タワーの下!

さっそくネネが、シャーシャー言ってさかんに威嚇していますが、KYなトモは日光浴に夢中で、その場を去る気配がありません。

下の写真は、上下でお互いまったりくつろいでしてるように見えますが、ネネ、実は大層怒って「アンタ、そこをどきなさいよっ!!!」とフーシャー言っています。



どうしてもトモがどかないので、そのうちネネがあきらめて、ふて寝してしまいました。



毎日、どこかで大げさなネネの悲鳴が聞こえ、猫パンチもしているようですが、今のところ本当のケンカにはなっていません。おっとりトモがうまくスルーしてくれています。

こうしてネネが不承不承、仕方なく折り合う形で、トモとの距離を少しずつ縮めていってくれればと願うばかりです。


新入り猫お迎え 大猫様がやってきた - 猫達の絶叫ライブ開催中

2016年10月17日 | ROSE POSYのひとりごと

新入り猫、トモ君(オス10歳)を我が家に迎え入れるプロジェクト。

新しい生活にだいぶ慣れてきたトモですが、とうとう最大の難関に直面しました。 

引越しや、新猫を迎え入れた際、多く飼い主が悩まされている、猫の夜鳴き!(てか、昼もなんですけど)

「あ”~、あ”~、あ”~」
「うわーーーーあああ!!!うわぁぁぁぁん~」
「あおーーーん、あおーん!」

トモも、毎日、昼夜関係なしに、ひっきりなしに悲痛な声で鳴き続けています。

トモが大声を出すたびに、ネネがカチ~ンときて、わざわざトモの側に走り寄って、「あんた、さっきからウルサイわよっ!黙りなさいよっ。」とばかりにシャーシャー言って、トモが鳴くのを制止しようとします。

特に困るのが、トモの夜中から明け方にかけての大鳴きと、それを止めようとするネネの叫び。(実は、ネネの声のほうがウルサイ。ネネのヒステリックな悲鳴で目が覚めてしまいます)

「あ”~あ”~!!!うおーーん、アオーン!」

「シャーーー!!ウウウウゥウウウ~!!シャーーーっ!ギャーッ!」

猫たちの大絶叫ライブショーが夜な夜な繰り広げられ、おかげで人間たちは寝不足が続いております。この子達、鳴き疲れて昼間は爆睡しているからいいでしょうけど、こちらは仕事があるんだようっ。(涙)

猫の世話を完全放棄していた義母の家に居るより、今のほうがトイレはいつも清潔だし、ごはんも朝夕ちゃんともらえるし、ブラッシングも遊びもしっかりやって、ネネと平等に可愛がっているのに、それでも、鳴くのはなぜ?猫は人ではなく家に居つく動物だから?

ネットでいろいろと調べましたが、猫の夜鳴きをやめさせる決定打といえる特効的な対策はないみたいで、途方に暮れました。たぶん、義母のことや義母の家が恋しくて鳴いているのではなく、環境が変わって自分の安心できる居場所がなく、不安でしょうがないのだと思います。

またしても、グッズに頼ろうということで、こんなモノを買ってみました。


ジルケーン。牛乳由来の成分で、気持ちを落ち着かせるらしいですよ。


ギャバロップ。”ギャバ”といえば、人間のイライラも落ち着かせる成分ですね。


これらは、薬ではなくサプリメントです。ほぼ無味無臭らしいので、ヌコたちの大好きなオヤツに混ぜてみることにします。トモにもネネにも与えます。

そのほかにも、猫のフォロモンを散布するアロマ的なものも獣医さんからお勧めされましたが、トモの夜鳴きは発情による”恋鳴き”ではないので、とりあえずは気休めながらサプリメントで様子を見てみます。

私どもの姿勢としては、とりあえず、鳴いても、なだめたり叱ったりせず、完全スルーすることにしました。


新入り猫お迎え 大猫様がやってきた -先住猫の威嚇が続く

2016年10月16日 | ねこの話

義母の飼い猫トモ(10歳オス)を我が家に迎え入れるプロジェクトです。

先住猫のネネさんはトモが来てからとても不機嫌そうです。10年間心穏やかに暮らしてきたのに、とんだ闖入者に、どうしても現実を受け入れることができない感じです。


「あいつ、まじ、ウザイ!」

まだ、出会わせたばかりなので、ネネとトモを一緒の部屋に放つときは、常時監視していなければなりません。

ネネさんは、トモと目が合えばシャーシャー威嚇して大声で叫び、そして距離が近すぎると強烈な猫パンチを食らわそうとするので、とうとう秘密兵器を導入し、強硬介入に出ることになりました。

ジャンジャカジャーン。

秘密兵器は、100均の水鉄砲のオモチャ。威力は弱く水が当たっても痛くないですが、遠くまで水が飛ぶなかなかのスグレもの。

ネネの威嚇と攻撃が度を越して、トモを怪我をさせそうになった時は、まず声かけをして制止します。それでだいたい攻撃はやみますが、極度の興奮状態だと聞こえないみたいなので、言うことを聞かないときは、すかさず水鉄砲を発射します。

猫がいる付近の床に向けて水を飛ばすか、当たっても猫の背中やお尻に水がちょっとかかる程度にとどめます。それでもびっくりして戦意喪失し、威嚇が止まります。トモに対しても、ネネにしつこく後追いして、ネネが嫌がっているときに発射して止めさせます。

こんな物騒な道具を使いたくなかったのですが、どこまで真剣にケンカをするかわからなかったので、介入の最終手段として用意した次第です。

しかし、実際には、数回ほど実発射することがあっただけで、その後はネネもトモも、水鉄砲を見せただけで

「OH, NO! ヤバイよ、ヤバイよ」

とばかりに、及び腰でスタコラ退散するようになりました。
猫の学習能力おそるべし。

その後、何日か様子を見続けましたが、お互いに傷つけあうようなケンカはしないとわかったので、水鉄砲の出番は全くなくなりました。

しかし、相変わらず、どこかしこで、「フーッ!」「ギャー!」、いってますが、もう猫たちのさせるようにさせています。


※ご注意(というか、お願いです)

この方法を真似される方は、けして、”マジ撃ち”しないでください。興奮状態の猫の気をそらせて、ケンカを抑止するのが目的ですから、「制裁」の意味でやってはいけないのです。とくに顔面に向けての発射は絶対にお止め下さい。

そして絶対にお子さんにはまねさせないでください。目や耳に当てて怪我させたり、面白がってしつこく発射して、猫が人間不信になる恐れがあります。お子様のいるご家庭では、水鉄砲作戦は、子供が見ていない時だけに行ってください。水鉄砲は使用しないときは水を抜いて、子供の手の届かないところに隠しておいてくださいね。


新入り猫お迎え 大猫様がやってきた -先住猫との対面とシャーシャー問題

2016年10月12日 | ねこの話

義母の飼い猫、トモ君(10歳オス)を我が家に迎え入れるプロジェクト・シリーズです。

最も懸念していたのは、先住猫、ネネさんとのご対面です。ネネさんは自分のことを猫だと思っていないので、この闖入者に対してどう反応するのでしょうか?

最初は、トモを入れたケージがある部屋を、アコーディオン・パーティションで隔離して、トモの声と匂いだけを感じることができるようにしました。

パーティションの隙間からネネさんがしきりに様子を伺っていますが、ケージは布で覆ってあり、中の様子はわかりません。

そして、数日後、少しだけ対面させてみました。ネネさんが優位なポジションとなるよう、椅子の上から観察させます。

ネネは、高みからシャーシャー、うーうー威嚇しながら、トモを観察しています。

トモのほうは、ネネに興味津々です。「お!すげー。あの子、まじ、超かわいい~!!」ってところでしょうか。オトコの本能全開で「早く、お近づきになりたい!」とケージから出たがって鳴き騒いでいます。

ネネは、「なに、こいつ!」という風にすごーく嫌そうな顔をして、トモを睨みつけては時折シャーシャー言ってます。「もう、絶対このオジサン、超ムリ!ムリすぎるんだけど!」っていう態度。

トモはおっとりしていていますが、ネネはとても気が強く神経質なため、たぶん、ネネが一方的にトモを嫌悪して邪険にするのではないかと心配しています。


新入り猫お迎え 大猫様がやってきた -トイレ問題

2016年10月11日 | ねこの話

義母の飼い猫トモ(10歳オス)を我が家に迎え入れるプロジェクトです。

トモは、連れてきた初日から食欲も旺盛でモリモリ食べています。

食べれば当然出さねばならぬのですが、実はこいつ、”大”の方をトイレでしない悪い癖があります。

幼猫の頃はちゃんとトイレの躾が出来ていたのに、なぜか義母宅で、いつのまにか、”うん●”だけをトイレの外でする習慣になっていました。仕方なく、トイレの横に新聞紙を敷いて、そこでさせるのが既成事実となっています。おしっこもチェアの上によく粗相していました。おそらく、義母がトイレ掃除を怠けて不潔にしていたためだと思います。

(※高齢者には、犬猫のように手厚い飼育が必要なペットを飼わせるのは間違いだったかもしれないと猛省しています。)

私が義母の介護に介入するようになってから、猫トイレの掃除を毎日したところ、おしっこはトイレでするようになりましたが、"大”だけは相変わらずトイレの外でしていました。

長年の習慣が直るわけもないし、やっぱりうちに来ても、外で"うん●”をするんだろうな。(激鬱)


トモを自宅に連れてきてしばらく落ち着くまではケージの中で様子を見ることにしたのですが、いかんせん、ケージはせっかくの3階建てなのに、トモは階上に上がることなく、ずっと1階にいます。つまり、トイレの真横で寝起きさせているわけです。


トイレの横は、大柄なトモがようやっと横たわれるだけのスペースしかありません。

トモはこの狭い場所で、いったいどこに”うん●”をするんだろうか?ブツをふんづけたり、上で寝てしまったりして、クソまみれ猫になってしまうのか??ガマンして便秘になってしまうのも困るし・・・。すると1つのアイデアが浮かびました。

トモは、義母宅で新聞の上に”うん●”するのが習慣になっていたので、「ひょっとして?!」と、新聞を小さく折りたたんでトイレの隅の砂の上に置いてみることにしました。

翌日、トイレ掃除をするためにおそるおそる上フタをあけてみると・・・。

奇跡が起こっていました!
折りたたんだ新聞紙の上に、堂々と”うん●”が鎮座しているではないか!

やったーー!!大成功。(ガッツポーズ)

猫は本来はきれい好きな動物ですから、さすがに自分の寝起きする場所を汚したくなかったのでしょう。狭いケージで過ごさせたのが偶然ながら功を奏しました。トイレ内に新聞紙を置いた作戦もよかったかも知れません。

後日談ですが、新聞紙をトイレ内に入れるのを止めてみたところ、ちゃんと猫砂の上に”うん●”をするようになりました。(さすがに埋めてはくれませんが。笑)

これで、まずトイレ問題は解決です。”うん●”連発で、大変失礼しました。


新入り猫お迎え 大猫様がやってきた!-初日

2016年10月10日 | ねこの話

義母が飼っていたトモ君(10歳オス)を我が家に迎え入れるプロジェクトです。

初日は、先住猫のネネさんとは対面させません。

ネネさんを寝室に隔離してから、トモを家に放ってみました。



クンクンかぎながら、不思議そうに家の中を探検しています。



あちこち、のし歩いています。おびえた様子はありません。



畳の部屋が気持ちいと見えて、いきなりごろんと仰向けになって寝てしまいました。義母宅から自宅までの電車の移動で疲れてしまったのかもしれません。


それにしても、引越して来て早々、アウェイ感をみじんも見せずにくつろぐ姿は、さすがは大猫様の貫禄でしょうか。


しかし、ここは本来ネネさんのテリトリーです。(ネネさんのトイレと猫タワーがある部屋)
しばらくトモ君は、ケージの中で落ち着いていただきましょう。


ケージはせっかくの3階建てなのに、ずっと1階でトイレの横に座っています。


つづく。




新入り猫お迎え 準備編(3): 押入れを開けさせない対策

2016年10月09日 | ねこの話

新入り猫のトモ君(10歳オス)を我が家に迎え入れるための準備その3です。

トモは馬鹿力で、家中のふすま戸を開けてしまいます。部屋に入られるのは仕方がないのですが、押入れには入って欲しくありません。

猫に開けられない程度にふすまを外側から戸締りできないかと、これまたネットで入手した方法を試してみることにしました。

(1)厚手のしっかりしたダンボールをこんな形に切り取ります。
   (厚みが足りない場合は複数枚を貼り合わせてもいいと思います)



(2)紐を通して結びます。(この紐が取っ手になります)

(3)出来上がり。 「くさび」です。


(4)引き戸の隙間にくさびをしっかりと押し込みます。

くさびを取りはずすときは、紐を引っ張ります。

強度を増すには、複数のくさびを併用してもいいかもしれません。接触する面が多いほど摩擦抵抗が強くなります。

使っているうちにヘタレることも想定して、(1)の状態で予備をいくつか作っておきました。

あまり格好いいものではありませんが、賃貸住宅で出来る対策としては、このくらいしかソリューションを思いつきませんでした。


新入り猫お迎え 準備編(2): 猫のベランダ脱走対策

2016年10月09日 | ねこの話

新入り猫、トモ君(オス10歳)を我が家に迎え入れるプロジェクト、準備編その2です。

10月とはいえ、まだ真夏日があったりして、我が家はまだ窓を開けっぱなしです。猫をケージからいよいよ出したときに、ベランダから脱走することが心配になってきます。

ねねさんがまだ若い頃に猫のベランダ脱走防止対策について投稿したことがありました。今はねねさんも大人の分別がついて、網戸を破るようなことはしなくなったし、ベランダに出しても大丈夫になりました。マンション大規模改修工事で隣のベランダとの仕切り板が改善されたので、お隣さんのベランダに行く心配もなくなりました。

しかし、トモ君は戸建て住まいでベランダと言うモノを経験したことがないので、柵の間から落ちたり、柵に飛び乗ろうとして滑落する恐れがあり、ベランダに出ないようにする必要があります。。

そこで、急ごしらえですが、これもネット情報を参考にして、DIYで防護柵を作ってみました。
前回の対策同様、またしてもワイヤーネットの活躍です。



突っ張り棒を2本、ワイヤーラックを2枚使って結束バンドで作る簡易な柵です。全て100円ショップで購入しました。


棒とネット、ネット同士は結束バンドを使って留めています。
突っ張り棒の張力で、結構がっちりと固定できていると思います。

網戸自体は、元々、両面テープで貼るタイプの簡易ストッパーをつけてあります。
こういうやつです。


自作ゲートの高さは、私(身長150cm)が、「よっこいしょ!」とまたいで超えられる程度です。人がベランダを出入りするときにちょっと不便ですが、窓を開けた瞬間に猫に飛び出される心配がありません。

はたしてトモ君にこの簡易柵が機能するでしょうか?

もちろん、後日、首尾をご報告する予定です。


※10/13 追記 <首尾報告>

トモは立ち上がると顔が簡易柵から出る程度ですが、飛び越えることはしませんでした。
網戸があるので、柵を飛び越えたところで向こうへは行けないと理解できたのかもしれません。数日間、窓を開放したままでしたが、体当たりで柵を突破するところまでは至っていません。そして、ネネ同様に、トモも”よじ登り”ができない猫ですので、一応は、機能しているというご報告でした。

よじのぼりが心配な方は、出入りが不自由になりますが、窓を完全に覆うように、上下2枚セットすると万全かと思います。さらに100円ショップのものでなく、もっと太くて強度の高い突っ張り棒を使えば安心でしょう



新入り猫お迎え 準備編(1): ケージの導入

2016年10月07日 | ねこの話


新入り猫
のトモ君(10歳オス)を我が家にお迎えするためのプロジェクト。
まずはインフラの整備が必要ということで、準備編その1です。

インターネットで情報収集したところ、はじめはいきなり対面させずに隔離しておいたほうがよい、と書かれていたので、パーティションで仕切ることができるキッチンにケージを設置することにしました。

ぜいたくなことに、3階建てです。(階ごとにユニットで買うことが出来るタイプです。)
猫トイレも買いました。トモの体格に合わせて、トイレもジャンボサイズです。

そして、トモがまず落ち着けるよう、そしてねねさんがキッチンに入ってきてもいきなりご対面とならないように、目隠し用の布をかけようにしました。(ベッドスプレットを洗濯ばさみで留めてあるだけです)

さっそく、ねねが「にゃんだ?にゃんだ?」と偵察にやってきました。興味津々です。

高いところが大好きですなじゃじゃ馬、ねね姫様はさっそく3階へ。

ネット情報によると、”猫が使っていたもの(匂いがついているもの)を入れると安心する”、と書いてあったので、義母宅から持ってきたトモのお気に入りの座布団を1段目と2段目に敷いてみました。ねねさん、目ざとく気づいたか、「やだー、なんかオジサンの匂いがする~!」とばかりに、座布団のない3段目にいきなり登ったのかもしれません。

"新居”にまんざらでもない様子でまったりとくつろぐねね。
そこは、ねねさんのおうちじゃないですよ!


つづく。

 


我が家に大猫様がやってくる!

2016年10月04日 | ねこの話

久々の猫トークです。ねねさんは、10歳のオバサン猫になりました。(オバサンなのに可愛い。羨ましすぎるっ。笑)

ねねさんには、幼児期に亡くなったオス猫ちゃんのほかに、もうひとり、兄弟猫がいます。その子は、子猫のときに義母の家にもらわれていきました。

その義母が認知症となり要介護状態になったため、とうとう、猫を飼い続けることができなくなったので、我が家で引き取ることになった次第です。

「トモ」といいます。

10年前、義父が病気で亡くなり、少しでも義母を慰めるにはどうしたらいいだろうと考え、、「そうだ、ペットがいい。猫を飼おう!」ということで、ちょうど友人が里親を探している子猫がいて、4頭生まれたうちの3頭をいただきました。私の自宅に、オス・メス一頭ずつ引き取り、義母宅に、オスを一頭置いてきました。

50年連れ添った伴侶を失って悲嘆にくれる日々を送っていた義母。そこへ、突然、子猫がやってきて、「何でこんなときに・・・??」と困惑しつつも、夫の名前の一部を取って、「トモ」と名づけたのでした。トモのおかげで、義母はかなり早く悲しみから立ち直ることができました。(子猫の世話で忙しくせざるを得なかったのが、かえってよかったのかもしれません)

生まれたての頃は虚弱児で、獣医から、「この子は助からない」と宣言されたその子猫が、こんな立派な大猫さまに育ちました。

体重6kg。体長も長くて、ねねさんとは似ても似つかないがっしりした、タヌキのような体型です。しっぽは写真に写っていませんが、かなりぶっとくて、全体的に長毛でふっさふさ。見た目、メインクーンの特徴に似ています。メイクーンMIXかも。

顔は精悍で強そうですが、性格はいたって温和でおとなしいです。物静かな老人に育てられたせいなのかもしれません。体に似合わず声が小さく、ハスキーボイスでにゃーにゃー優しく鳴きます。

なにせ10年も住み慣れた一軒家から、先住猫のいる狭いマンションに引っ越してくるのですから、いろいろと大変なことになりそうで、心配なことだらけです。

・義母宅のように家中、破壊されるのかしら?
(飼い主が高齢者ゆえ、しつけが行き届かず、この子が幼少時に、壁、ふすま、ありとあらゆる家具に爪とぎされて、ボロッポロの家になりました。)

・やはり、”うん●”は、トイレの外にしてしまうのかしら?
(長年、義母のトイレ掃除が行き届かなかったせいで、なぜか、”大”のほうはトイレの外でする悪習がついてしまいました。仕方なく、トイレ横に新聞紙を敷いて、いつもそこでさせています。私が義母宅に通って、義母の介護とともに猫の世話全般もしています。)

・まさか、粗相やスプレーをしまくったらどうしよう?
(スプレーはおさまりましたが、粗相はときどきするようで、義母宅はおしっこ臭いです。)

・ねねとケンカをして、怪力で倒してしまうのではないか?
(凶暴性はないですが、とにかく力が強い!その気になったら、ネネなんか簡単に押し倒して噛み殺してしまえます。)

・隙あらば外に飛び出す癖がついてしまっているので、玄関やベランダから脱走してしまうかも?


一方、ねねは、箱入り娘として溺愛され、悪癖はないものの、自分が猫であるという自覚がないまま育ってきたお嬢様猫なので、今後、この2頭の関係がどうなるか不安でいっぱいです。

しばらくは猫の話題が続きそうですが、このトピックがこれから新入り猫(成猫)を迎える方々にとって参考にできるような良い方向に向かうことを願ってます。