ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

【ガラスを彫る】あさがおのぐい飲み

2012年08月19日 | ガラス工芸・サンドブラスト


夏らしく、あさがお柄のぐいのみをです。 涼やかな透明感を演出するため、”平彫り”で作りました。

このステムつきのぐい飲みグラスは、形も素晴らしいのですが、色がなんとも気に入っています。ベース地はアンバーという、ごく薄い琥珀色で、なんともいえない優しい古風な雰囲気があります。

色の層をかぶせた、”被(き)せガラス”は、東京(江戸)の伝統工芸に指定され、もともとは江戸切子の素材です。しかし、被せガラスは、職人さんの後継者不足や、独特の色を出すための材料となる希少金属の高騰、不況による売り上げの減少などから、工房の経営を圧迫し、多くの工場が閉鎖してしまったそうです。

被せガラスが製造されなくなれば、当然ながら、江戸切子は絶滅してしまいます。サンドブラストも同じことです。

しかし最近、東京スカイタワーの人気に伴って、東京の下町に息づく江戸文化とともに、江戸切子がにわかに見直されて、お土産に求める人が増えているようです。

ぜひ、この良い流れが、被せガラスの復興につながっていくことを願っています。

さて、今宵は、あさがおのグラスで、きーんと冷えた冷酒といきますか。


フェミニンなパールのワイヤー・ペンダント

2012年08月18日 | ジュエリー作品&試作品


1つのことに執着するととことんまで研究してみたくなるたちでして、ワイヤー・ワークを極めたくなってきまして、いろいろな制作技法を一通り体験してみています。

ワイヤーを使用した装飾品というのは、実に古くからあるようですが、確立した工法とかお作法といったものはなく、いろいろな人がいろいろなやり方で自由に制作しているのが実情のようです。

日本では参考になる情報が少ないのですが、海外では、まずワイヤーの関連書籍が沢山あり、WebサイトやYouTubeやメルマガなどにも、宝の山のように作り方に関する情報があるので、主に海外のソースを収集しています。実際に作ってみて、着けてみて、しっくりいく方法を自分の作品に取り込んでいきたいと考えています。

画像内に、”Crafted by”と表示していますが、私のオリジナルデザインでない作品はこのように表記を区別しています。

このワイヤー作品は、塚本ミカさんというビーズアクセサリーの先生の”NYスタイル”という手法を用いています。天然石をふんだんに使ったエレガントなデザインがとても素敵で、参考にさせていただいているのですが、ご覧いただいてもおわかりのとおり、かなり華奢なつくりのため、出来上がった作品はデリケートに扱うには必要があります。

この制作スタイルでは、接着剤やテグスを使う場面があります。接着剤やテグスでパーツを固定するというのは、彫金などの工法を学んだ私には、どうも落ち着かないと申しますか、やはり抵抗があります。糊やテグスを使う場面になると、なんとな~く後ろめたい気分なるのです。(でも、この方法は、ビーズ手芸ではれっきとした”始末”のテクニックであり、ゴマかしではないのですよ。)(笑)

・・・とはいえ、塚本先生のNYスタイルは、個人的にファンですし、買った本がもったいないので(笑)レシピは一通り作ってはみようと思います。ROSEのオリジナルではないですが、これからの作品紹介をお楽しみに。

 


”ジェム・チェーン”で、コーディネートを愉しもう

2012年08月17日 | ジュエリー作品&試作品


写真が汚くてすみません。 カメラのホワイトバランスの設定を間違ったまま撮影してしまったのを、今気づきましたが後の祭り。撮り直すのも面倒なのでそのままUPしちゃいました。(Copyrightが入っていない場合でも、掲載の画像および作品のデザインの著作権はすべて、ROSE POSYに帰属します!!)

さて、私が最近、せっせと余暇時間に没頭していたのが、小さな天然石のチェーン作りです。

3~4mm程度の石をつないでいくだけですが、 9ピンを使わず、めがね留めなので結構時間がかかります。(肩も凝る!笑)

きっかけは、大きめの石をワイヤーラップしたペンダントヘッドに合う太めのチェーンを探していたのですが、なかなかいいものが見つからず、自分で手作りしちゃおうと考えた次第です。


クラスプの♂♀も手作り。


ペリドットも意外とローズクォーツに似合いますね。

いろいろな色で作っておくと、洋服の色とも合わせられますし、またヘッドとの組み合わせの変化を愉しむことができます。

 
手持ちの、シルバーとあわせてみました。懐かしいCAD作品・・・。

夏になるとヘビロテアイテムとなる、花火模様の透かし珠。

それぞれ、チャックつきの袋に入れて保存しておくと、絡んだり、色あせするのを防ぐことができます。

 


2012年 自家製”甘”梅干の土用干し完了!

2012年08月15日 | ROSE POSYのひとりごと

 
今年は、”甘”梅干を漬けました。 工程についてはこちらをごらんください。糖と塩で、10%の減塩梅干に挑戦しています。

心配していた、カビや腐敗もなく、うまく漬け上がりました。ここまで来れば、もう安心。いよいよ、土用干しです。

梅の天日干しは、終日家にいられる日を選びます。もし、干している途中で、にわか雨でも降って梅を濡らしてしまわないように注意したり、乾き具合をみながら途中で梅の表裏をひっくりかえしたり、愛情をかけてやる必要があるのです。

今週は、お盆で多くの人は夏休みを取っていますが、私も、(とくに予定がないにもかかわらず)1日だけお休みをとり、朝から梅を干すことにしました。

今日は、ありがたいことに、夏らしい青空に恵まれました。(夏らしい=暑いっ)朝からカンカンと日差しが照りつけています。さあ、干しますぞぉ~。

今年は、4Lサイズの梅なので、なかなか見栄えがします。

わたしは、紫蘇入りの赤い梅干がなぜかあまり好きではなく、いつも作るのは白梅干です。

表面がほどよく乾燥し、太陽の力で梅はおいしそうな色になりました。 あまりひからびないうちに、頃合を見計らって梅を取り込みます。 よく、”三日三晩夜露に当てよ”、といいますが、私は1~2日でおしまい。皮がしっかり乾いていれば、十分です。

 

タッパー容器に丁寧に詰めて、保存します。いつもは梅酢を少し入れて保存していますが、そのまま保存しておくと、梅自身から”蜜”が染み出してきて、しっとりするそうなので、今回は入れないでみます。


こんなだった梅が・・・・、

中サイズのタッパー1個におさまってしまいました。


 

1年後ぐらいに味見をしてみたいと思います。うまくできているといいですね。

【豆知識】

”おにぎりに梅干を入れると腐りにくい”といわれますが、最近の実験で、作ってから時間がたったおにぎりの細菌数を調べたところ、菌が繁殖していないのは、梅がごはんに触れている部分だけで、おにぎりの表面は、梅を入れないおにぎりと同程度に菌が増えていたそうです。

そこで、気温が高い時期のおにぎりの食中毒対策として、以下の方法が有効です。

1) 梅干を細かく刻んで、ごはんに混ぜ込んでにぎる

2) 梅酢を少々、ごはんに混ぜ込んでにぎる
   (梅酢の塩分が強いので、その分手塩は少なめに)

うちでは、2の方法を採用しています。”酢飯”になってしまうほど沢山入れなくて大丈夫。ほんの少しでOK。よーく混ぜ込めば、1)よりもまんべんなく殺菌効果を発揮します。梅干の副産物として出来る梅酢はこうした活用方法があるのですね。


涼感アマゾナイトのYネックレス&ペンダント

2012年08月11日 | ジュエリー作品&試作品

ひさしぶりの作品アップです。

今まで何をやっていたの??今、実は来る日も来る日も、”あるモノ"を作るのに没頭しておりました。ようやく写真に収めたところなので、それらをご披露できるのは、この次の投稿になるかと思いますのでお楽しみに!

その合間に息抜きで作ったのが、このネックレスとピアス。

この作品に使った石は、すべて手持ちのありあわせの石の寄せ集めなのですが、うまく調和したかなー、と思う作品です。(実は、以前にこの材料でまったく同じデザインの作品を作りまして、人にプレゼントしてしまったので、残った材料で同じものを作りました)

メインストーンは、アマゾナイト、キューブ状の石もアマゾナイトです。白い石は、まるで氷のような、フロスティな質感の半透明な石ですが、これは、ホワイトジェイド、つまり、翡翠(ヒスイ)です。

 

小さいブルーの球は、ハウライト・トルコ。トルコ石の代用品です。色がトルコ石よりも、アマゾナイトに合うので使いました。(^^;;;そして、雰囲気を柔らかくするために淡色パールを間に入れました。




メインストーンの下の部分は、いぶし銀のスペーサーをあしらい、アンティーク風の既成フックを使用したので、ワイヤーは渋い光沢のティンカッパーを選び、ネックレスはめがね留め、イヤリングはTピン、9ピンで作っています。ピアスの金具も手作りですよ。(先端はちゃんとリューターで丸めて、つるつる滑らかにしてありますヨ)

夏にぴったりな、涼しげな雰囲気のアクセサリーになりました。

  


リアル・コミュニケーションが失われていく・・・。FB中毒の人たちについて。

2012年08月10日 | ROSE POSYのひとりごと

このブログでは、あまり、個人的な”ぼやき”は書きたくないのですが、最近あんまり目に余るので、書いちゃいますよ。

最近、ひっきりなしにスマホをいじってる人に出くわしますよね。そして、今、誰もがFacebookに夢中になっています。ブログやTwitterをやめて、Facebookに切り替えた人も多いでしょう。いつでもどこでも、スマホのカメラで写真をパチリ、そしてすぐさまFacebookにアップ。とても便利な世の中になりました。

そう!このFacebook、ヘビーユーザが激増していますが、ちょっとおかしいんじゃないの?という現象が起こっていることも確かなのです。

私が会社の飲み会や女子会などで、すでに何度も遭遇している光景があります。まず席に着くとほぼ全員が一斉に、スマホを自分の目の前に置く。 そして、だれかが、乾杯もそこそこに、お店の中をパチリ→FB、にアップ、出てくる料理や飲み物をパチリ→FBにアップ。あちこちで同じ動作がはじまります。

お互いにタグ付けしたり、写真をシェアしたり、といったことも・・・。そして、頻繁に携帯画面をチラ見、何かを着信するたびに画面をチェック。自分の投稿に”いいね!”が押されたり、コメントがくるのが気になってしかたがないようです。

さらには、そこにいる人同士で、誰かが投稿した写真をサカナに”いいね”の押し合いっこがはじまり、会話の途中でも、断りもなく携帯に突然向かい、到着したコメントに返信したり、挙句の果てはタイムラインを追っかけだしたりしてFBの世界に完全に没頭しちゃっています。わざわざ、リアルに集まってるのに、なんだかなぁ・・・・。

  

ふたりきりでランチやディナーに行ったときに、これをやられると、相手を正面からぶん殴りたい衝動に駆られます。(^^;でも、実際にいるんです。ランチを撮影→FB投稿→コメントや”いいね!”を頻繁にチェック→コメントに返事書く・・・ この一連のプロセスを相手がいるランチ中にやるのです。えっとーー、もしもしー?私の話、聞いてます??あなたと私しか、ここにいないんですけど?

話中にチラチラとスマホを見られるのも気が散るし、相手がスマホを頻繁にいじりだすと、会話は止まるし、ネット友達とのチャットを『今、おっぱじめるかよ・・・』という悶々とする気持ちから、美味しいはずの食事も食べた気がしないし、なんのためにわざわざ会って同じ時間を共有しているのかわかりません。

以前、子供のいる友達と1年ぶりに会食したのですが、しきりに携帯に何か打ち込んでいるので、『それ、今じゃなきゃだめ?』と聞いたら、『今すぐコメントしないと、ママ友が”私の投稿、見た?”って電話かかってきちゃうのよー。ごめん、すぐ終るから』と超高速でコメントを打っています。バカバカしすぎて笑いたいのですが、本人が真剣なんで、笑えません・・・・

FBは、使い方を間違うと、有害な”おもちゃ”としかいいようがありません。
いい歳をした大人たちが、いったいどうなってしまったんでしょう?

仕事場でも同様です。会議中でも、自席で作業中でも、夢中でスマホをいじっている人がいます。重要なディスカッション中に、iPhoneがブーと鳴るたびに手にとっては、”ぷすっ”と笑ってるやつがいます。立派なスーツを着たそこそこの歳のオトコがやってるのを見ると、ほんとに日本はこのままで大丈夫か?と思ってしまいます

会社の経営者からしてみたら、社員が仕事中にプライベートなFBをやることは給料ドロボーも同じ。国全体で、就労人口の就業時間中の総FB時間を合計したら、どれだけ生産性の低下になっていることでしょうか。(^^;;;

  


別にFBに誰が何を書いたっていいんです。でも、タイミングやTPOを考えて欲しいのです。
仕事中や人と会っているときにさえ、ガマンできずにFBいじってる人はやっぱり理性がないというか、自制心に欠けているというか、麻薬中毒患者か、躾のできていないサルと同じだと思うのですよ。

どこかで、『FBにはまる人の特性は、自分大好きナルちゃんか、寂しがりやのカマッテちゃんのいずれかだ。』、と書いてあるのを読んで、なるほどなーと思いました。 1日何回も投稿しないと気がすまない人や、暇さえあれば自分の投稿の反応をチェックしてる人は、ぜったいに、ナルか、カマッテちゃんに間違いないですね。また、別の書き物には、『FB中毒のほとんどの人は、投稿になんらかの”演技”や"脚色”をしている。それは、”いいね!”の反応が欲しいから、つい無意識に作為的になるのだ。』 ふーむ!なかなか的を射ています。

他者に自分の存在を認めてもらいたいのは人間の自然な欲求だとは思いますが、度を過ぎると、やっぱり変です。病的です。

・・・・
なーんて、こんなことをぼやく、私の頭の方がどうかしているのでしょうか? 

  

しかしながら、人の心は移ろいやすい。熱しやすい人は冷めやすく、流行しやすいものは廃るのも早いのが世の常。 アメリカで大流行したセカンドライフは、もはや過去の遺物ですし、日本ではFBと入れ替わる形で、すでにMixiがそうなりつつありますし・・・。10年後、”そういえば、あんなのあったよなぁ。おれもハマったっけ。”と昔を懐かしむ日が来るのやもしれません。

同感していただける方は、”いいね!”をおしてください。 (笑) 


買ったものが不良品だったけど・・・

2012年08月10日 | ROSE POSYのひとりごと

 

アクセサリーのパーツで、”バチカン”というものがあります。もちろん、何か、みなさんはご存知ですよね。はい、ペンダントトップをチェーンにつけるための金具ですね。

<役に立たない豆知識>

”バチカン”の語源ですが、バチカン市国となんらかの関係があると思っている人がいて、私もそのひとりですが、カタカナですが、れっきとした日本語です。 バチカンの”カン”とは
、”鐶”と書きます。”鐶”は、元々、引き出しの取っ手に使用する金属の輪や、茶道に使う茶釜の上げ下ろしをするために使う、鉄製の輪状の道具をさすようですが、要するに、『切れ目のある環状の金属製部品(環状の金具)の総称を、”カン”と呼ぶようです。・・・で、バチカンの”バチ”は、三味線のバチ、つまり、バチに似た形のカンだから、バチカン。(^^)


さて、雑学はさておき、先日、あるお店で、シルバーの開閉式のバチカンというのを購入しました。
こんなやつです。

コレ、とても便利な商品なのです。 パールや連珠や径の太いネックレスにもつけられて、取り外し可能なペンダントトップを作りたい、と思っているときに使用しています。

さて、話はバチカンの説明ではなくて、ですね。(前置き長すぎ!笑)最近、このバチカンを買ったのですが、いざ使おうとしたら、金具がきちんとは留まらない不良品であることに気づきました。(><;)

このバチカンは購入してから、すでに3週間以上経っていたし、価格も600円くらいのものなのであきらめようかなと思ったのですが、念のため、お販売店にメールして交換の可能性についてお伺いしてみました。
すると、すぐにお詫びのメールが届き、代替品を送る旨の連絡がありました、そして翌々日には、交換商品と、故障品の返送用に切手を貼った返信用封筒が一緒に送られてきました。

今回は、不良品の交換という、ごくありがちなケースですが、このお店は、すぐに代替品を送ってくれましたし、返品も、宛名が印刷された返信用封筒に入れてポストに投函するだけなので、とても楽でした。たとえ安価な商品でも、こうした、迅速丁寧なアフターサービスをしてくれるお店は、安心して長いお付き合いが出来ますね。


  


さて、アフターサービスで、よくありがちなのは、『故障品を送って下さい。到着次第、代替品を送ります』、とか、”購入して7日以内は返品交換可”、といったクーリングオフ期間をふりかざして、期間を過ぎた返品を断る、といったケース。自社のルールを顧客に押し付け、事務的な対応をする店(企業)は、顧客の視点に立っていないという姿勢が嫌なので、”この店でしか手に入らない!”ということがない限り、私は二度と利用しないことにしてま
す。

顧客満足度の高いサービスとは、よい商品を提供することだけではありません。サービスの品質を最も問われるのは、クレームやトラブルが発生した場合です。モンスタークレーマーが急増する今日、コンシューマービジネスに関わる企業やお店にとっては、日々の苦情処理の対応に頭を抱えていることとと思います。しかし、自己防衛のために"当店の方針では・・・”などと自社ルールを押し付けるような事務的でぞんざいな対応をすると、すぐにクチコミサイトや掲示板などで非難・炎上してしまい、その企業が運営するTwitterなどにもネガティブコメントを書かれるなど、大げさに言えば、企業の信用を失うという損害を蒙ることになってしまいます。

消費者同士のバイラル・コミュニケーションを侮ってはいけない、というのはこうした怖さがあるからです。逆に、クレームも1つのビジネスチャンスと捉えて、顧客目線に立って柔軟に対応することで、結局は『損して得取る』ことになると思います。悪い噂だけでなく、良い噂も広がっていきます。人には、自分が経験した感動をみんなにも共有したい、という欲求があるからです。ほら、現にこの私が、たかがバチカン1個のことで感動しているでしょう?(笑)

みなさんは、『カスタマー・エクスペリエンス』、と言う言葉をご存知ですか?ちょっとしたバズワードになっておりますが、顧客が購入行動を通じて経験する価値のことです。カスタマーサービスを通じて得る顧客の経験が、期待以上に素晴らしい場合、その企業に対する顧客の評価は上がり、ファンとなりリピート顧客となる確率が高くなります。自社や自社製品のファンを増やすには、いかに良質なカスタマー・エクスペリエンス、つまり"感動体験”を提供するか? が成功のカギとなるようです。顧客と同じ目線に立っていなければ、当然、感動を呼ぶカスタマー・エクスペリエンスは提供できませんよね。

 


ねねさん、とろけちゃいそう

2012年08月08日 | ねこの話

ひさしぶりにねねさん登場です。

この連日の暑さに、ぐだぐだ気味なねねさんです。
でも、赤ちゃんのときよりは、だいぶ暑さに強くなりました。自分で少しでも涼しい場所を探して移動し、お水もよく飲みます。風通しに気をつけてあげれば、もう熱中症のようなことにはなりません。

今日はそんな昼下がりのねねさんのフォトショット。

保冷剤を置いたアルミマットで涼む。ほえ~。きもぴー。


うっとり・・・。ぼ~~。

爆睡中。

やば、あんよがかわいい・・・。


起きたばかりで、スッキリしてるねね。アルミ板のレフ効果でおめめが綺麗。

・・・と思ったら、また床の上に移動し、寝てしまった?うなぎ猫かっ。


『いやん、起きてるわよ。ただ、アンニュイな気分なの・・・・。』

 

暦的には、もう立秋なんですよね。でも、暑い・・・。

でも、留守するときは、一部屋だけエアコンをかけておきます。ねねさんはエアコンはあまり好きではありませんが、暑い部屋にこの子ひとりをおきざりにして出かけていくことがなんとなく後ろめたく・・・・。

ねね、ごめんね。早く涼しくなるといいね。


【ガラスを彫る】ワイルドローズ/リリー 

2012年08月05日 | ガラス工芸・サンドブラスト

 

サンドブラストに戻ります。”沈め彫り”の習作です。今日は2点同時掲載です。

まずは、ワイルドローズ。

彫った側は、このお皿の裏側で、この写真は表面(つるつるした面)を撮影しています。目の錯覚とも言うべきでしょうか。このローズの手前の花弁、どうみても奥にへっこんで見えますよね。でも彫ったのは花びらの輪郭部分だけなのです。

花びらにふくらみをもたせたいなら、真ん中を一番深く、縁に向かって徐々に浅くなるように彫っていく必要がありますが、沈め彫りの場合は、輪郭のみを強調して彫る技法ので、そういう調整は想定外です。要するに、上記のようにならないようにするには、彫り過ぎない、ということしかないなんですね。

そして、リリー。

リリーは、花びらがそっくり返っているので、表から見ると縁が手前に出っ張り、花弁の真ん中が奥にへっこんでいる自然の姿となり、ちょうどよい質感が表現されてます。



サンドブラストはなかなか奥が深いです・・・。


年代別の商品展開には限界がある

2012年08月04日 | ROSE POSYのひとりごと


さて、先日の"マーケットを見ていますか”の投稿では、いつになく自己炎上してしまいまして、われながら大人げがなかったと、反省しています。m(_ _;)m

あれから頭を冷やしたのですが、それでも今もって30代の女性を、”ガールズ”の部類にいれるのはおかしい、という私の見方は変わっていません。20代と30代を同じマーケット・セグメントに入れてはいけない、その理由については説明不足だったと思います。

かなり知ったかぶりなことをいっていますが、私、今さら暴露するのもなんですが、本職はマーケティングでございます。マーケといってもさまざまな仕事があり、広報(PR)以外のあらゆる仕事を経験してきました。・・・といっても、ファッションとは程遠い世界の業界ですし、所詮は一介の勤め人に過ぎず、日頃たいした事はしていないくせに(笑)ついつい世の中の事象を職業眼で見てしまうクセがあり、なにとぞ上から目線の物言いをお許しください。

  


さて、30代の話に戻ります。30代とはどんな年代なのか?
『まだまだ私は若い。かなり見ため的にはイケてる。』と思っていても、社会や周囲の環境が、いやでも女性に年齢を自覚させます。雑誌やTVなどのメディアからは、30代の女性のためのファッションへの誘導戦略(笑)が待っています。”そろそろ、ファストファッションは卒業しない?”、とか、”一歩先行く大人のリュクス・スタイルのススメ”などといったコピーが気になりだし、『”若作りのイタイ女”って言われてないだろうか?『バカっぽく見えないだろうか?などと、どこかで30代という自分の年齢を潜在的に意識しているはずです。

顕在的意識としても、今まで何の疑問もなく好んで着ていたファッションや装飾品が、ふと、ある日突然、”なんとなく安っぽくみえるかなぁ・・・”といった違和感を自覚しはじめ、”ステータス”だとか、”ハイクオリティ”だとか、”一生モノ”といった言葉に強く惹かれるようになっていく、、、そんな年頃が30代の前半。

そして、30代後半ともなると、”アラフォー”などと呼ばれ、(アラフォー、アラフィフ、アラカンといった言葉は女性に対してしか使われず、年齢を揶揄するような嫌な言葉ですが)ファッション的にもさらなるセグメントの絞込みに追い込まれ、いやがおうでも本当の大人の女性へのマインド・チェンジが進んでいきます。


さらに30代は、ライフステージの上でも多くの女性にとって大きな変化がある活動のピーク期といえます。社会的にもプライベートでも、キャリアアップや結婚・出産などの経験を通じて、10代、20代とは精神面の在り様が大きく変わっています。 

ヤングではないけども、まだ中年の域ではない、そういう複雑な世代を、20代といっしょにして、”ガールズ”と呼んでしまうというのは、悲しい現実だと思います。30代の女性の皆さん、どう思われます?女子とかガールズ、と呼ばれるのは、なんだか精神的に未熟で軽薄な印象がしませんか?最も、最近は精神年齢の幼稚な大人の女性が増えていることは確かですが・・・。


  

 

話が変わりますが、QVCやShop ChannelなどのTV通販をみていると、海外の斬新なデザインや珍しい石を使った商品が、50代とか60代の女性に飛ぶように売れています。一見、若い人向けかというようなデザインがどんどん売れています。購買動機は、安いからではなく、『目新しさなんだと思います。TV通販で衝動的にジュエリーを買う人はだいたい富裕層が多く、市場の陳腐な商品に飽きている女性が多いのが事実です。人とは違うものが欲しい、そうした欲求をかなえたい女性は、いかにも”マダム向け"といったデザインの商品にはうんざりしているはずです。

また、地上波のTV通販によくある、控えめなダイヤとか1粒パールとかといった定番商品は、いまだにデザインが古臭くてやぼったく、おそらく中高年をターゲットにしていると思われますが、実はその年代の女性はその手のシンプルなアイテムはすでに持っているし、買い足すとしても、より上質なもの、または先に言ったように、人とは違ったものが欲しいはず。オマケにピアスをつけるとか、ちゃっちぃペンダントをつけるとか、そういう売り方はもう古すぎます。

つまり、何がいいたいかというと、やっぱり、"世代別”などという画一的な見方でマーケットを考えるのはもう終わりにしたほうがいい、ということですね。