ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

『蘭』を彫る

2012年06月16日 | ガラス工芸・サンドブラスト

 

延々、ガラス修行ブログが続いてしまいます。なにとぞ、ご辛抱ください。 m(--)m

次のお題は、蘭?カトレア? です。 ”カラー”に続き、シンプルなデザインほど誤魔化しが効きません。

シンプルなように見えますが、”しわ”が寄っている花びらは、実は、しわの本数+1のパーツ数に分かれていています。マスクを剥がしては、彫り、剥がしては彫り、の繰り返しです。まだまだ序の口ですが、この図柄が複雑になればなるほど、その地道な作業の繰り返し回数が増えていきます。根気のいる作業ですが、常に緊張感を強いられる(?!)ため、飽きたり退屈することはありません。

緊張感の理由ですが、ガラスは彫りすぎた場合、ほとんどリカバリーの方法がありません。このお皿のように、厚みがあれば、少々彫りすぎても大丈夫ですが、薄いガラスでは、一箇所を深く彫りすぎて、それをごまかすために全体的に深く彫らなければいけなくなった場合、最悪、ガラス地に穴があいてしまう、という事態になってしまいます。

沈め彫りは、こちら側から見て手前に見えるパーツから順に彫っていきますが、始めのほうのパーツをいきなりガラスの厚みギリギリまで彫りすぎてしまった場合、隣のパーツを彫り進める時に、どうしても先に彫ったパーツにも砂がかかってしまうため、ギリギリつながっていたところにとどめをさして、貫通させてしまう、という次第です。まだ経験が少ないため、生地に穴をあけるような大きな失敗はありませんが、初心者にはありがちなミスということだそうです。過ぎたるは及ばざるがごとし、ですね。

 


Adobe CS6を学びます (^^;;;

2012年06月11日 | ROSE POSYのひとりごと

思うところがあって、いまさらながら、AdobeのCreative Suiteを勉強することになりました。

通学はちょっと厳しいかなぁ。。と思っていたところ、あるITスクールで、オンデマンドで通信教育を受けられるという、まさに願ったりかなったりのサービスを見つけました。

しかも、このコースはソフトウエア込みでして、アカデミックパックが適用されるので、私は社会人ながらも、学生・教育機関と同じ価格が適用されます。 Adobeさん、ありがとう!

そして、ありがたいことに、私の勤める会社の福利厚生の一環で自己啓発活動の費用の一部を負担してもらえるため、今回のコースの費用は、その負担上限内に収まったので、実質的に無料で勉強できることと相なりました。 しかし、自分がお金を出していないと、ついついおろそかになりそうなので、あえてブログで宣言することで、自分を律して真剣に挑みたいと思います。

かくして、私は、自称・『学生』となりました。 新しいソフトウエア製品を学ぶのは、ジュエリーCAD以来、久しぶりです。しかも、今回は独学です。気合入れて頑張らなくっちゃ!!

受講期間は4ヶ月。オンデマンドですので、4ヶ月間は、好きなだけ受講し放題なのですが、今回選択したパッケージ、”Design & Web Premium”は、こんなに沢山のソフトウエアが含まれてるので、仕事や家事をしながらの4ヶ月では、2つくらいが精一杯かも・・・・。




30年後には、金が掘りつくされる?

2012年06月10日 | ジュエリーよもやま話

6月9日の池上彰さんの特集番組をご覧になりましたか?ちょっと衝撃でした。

以前も何度かこのブログでお伝えしましましたが、中国が熱心に金を買い集めています。中国の政府機関も、金を最もふさわしい投資対象として国民に推奨しているような発言をしています。

日本がバブル全盛だったころ、投資家は、国内外の不動産や、絵画骨董など、市場価値が需要供給に左右されるものばかりを買い漁っていたために、バブル崩壊とともに保有している財産の価値も下がって、すべてを失ってしまいました。その失敗をふまえて、中国では、長期的に、しかも国際的に価値が安定しており、ほぼ値段が下がらない”金”への投資が注目されています。

今や、中国の国民の51%が金を購入できるほどの生活水準になっている(政府公称)とのことで、富裕層から一般市民まで、財産として金を買うことがブームとなっているようです。この番組では、ある貴金属店が立ち並ぶことで有名な街で取材をおこなっていましたが、あるお店では、1kgのゴールドバーが月に40~50本売れ、アクセサリーも月700~800kg売れる(金額にして総計8億円以上)とのことでした。点数でなくて、キログラム単位、ですよ、、、。しかも、某郊外都市の一店舗で・・・・。驚きですね。

売れ筋の商品は、チェーンや、”福”などの文字が刻まれた、中国の縁起モティーフが主流で、デザインやセンスのへったくれもないようなものばかりのように思います。貯金代わりにこつこつと買い集めるリピート顧客を飽きさせないために、とにかく商品のバリエーションは豊富なようですが、そもそも、購入動機がコレクションであり、装飾用ではないため、ファッション性を重視した商品はあまり重視されていないようです。デザイン代や加工費が上乗せされた商品より、地金の金額に近い商品が投資対象として人気ということなのでしょう。


いまどき、日本でこんなリングしてる人はまれですよね。

中国経済は、そろそろバブルがはじけるともいわれており、先行き不安から、先物や不動産よりも、将来ほとんど価値が下がらない金へシフトしているようです。中国政府は、金の保有高を10年以内に今の10倍(現在、世界一のアメリカの保有量より多い)に増やすと宣言しています。


縁起物の文字や文様が人気のようです。
レーザー彫刻やジュエリーCADが大活躍でしょう。

・・・とはいえ、地球上の金の埋蔵量は有限であり、オリンピックの公式プール3杯分しかないそうです。このままのペースで採取し続けると、30年後には枯渇(掘り尽くす)そうで、今の中国の勢いによりさらに加速し、その年数を大幅に短縮することになりそうです。金が中国によって買い占められ、市場から姿を消して価格暴騰したら、次に何が起こるのでしょうか?


『カラー』を彫る 

2012年06月09日 | ガラス工芸・サンドブラスト



初級課題の7つめは、シンプルなカラーです。  

絵的に単純すぎて、自分でも気の効いたコメントのしようがない感じね。(--;

沈め彫りは、輪郭のラインを均一に同じ深さに彫っていくのですが、私のこの作品は、(とくに左側の花)は、輪郭の深さが一定ではないですね。 

結果的には、カラーの花の、ひらひらした雰囲気がでて、立体感が生まれた(と、個人的に思っている)のですが、初心者のくせに基本に忠実じゃないのはいけませんですね。自己判断で勝手にアレンジしちゃだめでしょ、、、(^^;

 お皿の裏側です。