ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ぶどうのタンブラー(紫バージョン)

2014年01月12日 | ガラス工芸・サンドブラスト

段彫りコースはいよいよ終盤戦に入りました。ブルーベリーに続いて果実モノです。

みんなが大好きな葡萄柄です。男性も葡萄の柄は好きみたいですね。

上の写真のアングル、ちょっと面白いでしょう?裏側からアップにしてみたものです。
実際はこんな感じ。底面にもワンポイントを入れています。



この課題のポイントは、ぶどうの実にハイライトを入れることで、より球らしくみえるように彫ることです。

メリハリをつけるために、光が当たる手前の実だけにハイライトを入れるのですが、調子に乗っているうちに全ての実にハイライトを入れてしまいそうになり、先生に”ぜんぶやっちゃだめよー”と注意されました。(^^;

それとパーツ(ぶどうの実)の重なりが多いので、背面のパーツの色飛びにも注意しないといけません。口でうまく説明できないのですが、これがすごく難しいのです。後ろの パーツから順にマスクをはがして彫っていくのですが、最前面の実を彫るころには、最背面の実の色がすでにかなり薄くなっており、”ヤバー、色が飛んじゃう!”と 焦って、これ以上背面の実に砂がかからないように、はがしたマスクを貼り戻してみたり。(邪道です)

最初から計算して彫れるようになれば、ぶどうの房全体の色の濃さが均一になるはずなんですけどね。まだまだ私には無理です。

はっぱには、”ヨレ”と呼ぶアクセントを入れて雰囲気を出します。のっぺりしていた葉っぱがかっこよくなった!この”ヨレ”のテクニックがこれからいろいろな場面で役立つことになるそうです。

葡萄柄、もっといっぱい練習して、いつか葡萄の房が沢山なっている大きな作品を作ってみたいなぁ!とあこがれます。


バイキング・ニット 練習中

2014年01月08日 | ジュエリー作品&試作品


”バイキング・ニット”をご存知ですか? 恥ずかしながら、私はつい最近まで全く知りませんでした。
某アクセサリー素材の卸通販サイトで登録しているメルマガで、バイキング・ニットの講習会をやるというお知らせが来て、「バイキング・ニット?何それ?」と画像検索してみてどのようなものか初めて知った次第です。

要するにバイキング・ニットとはワイヤーを使って紐状のものを編んでいく手法です。「編み物関係はちょっと苦手かなぁ・・」と思いつつも、ワイヤーを使った技法はひととおり知りたいので、講習会に申し込んでみました。

道具はこれだけ。なんだか、ありものでも十分代用できそう・・・(^^;

プラスチック製でなんだか、ちゃっちい感じなんですが、米国からの輸入品ということもあってか、お値段はべらぼうでした。(価格はいいません。ググって調べてみてください。笑)こんなニッチは道具はそうそう売れるものでもなさそうだし、モノの値段とは需要と供給の関係で決まるものなので仕方ないです。ただ、ネットで販売しているのを見ただけでは、おそらく食指が動かなかったでしょう。講習つきということで飛びついてしまいました。道具を買うというより、バイキングニットを教わる教授料と思えば悪くないです。

想像していた作業とは全然違いました。クロッシェのようにかぎ針で編むのではなく、心棒を中心にワイヤーを曲げて結わえていくような感じです。技術もへったくれもなく、(笑)ひたすら同じ作業の繰り返しなのですが、この方法を最初に考えた人はまさにすごいと思う。

講習でひととおり道具の使い方を教わってきたので、さっそく家でも練習してみることにしました。

100円ショップで銅線を購入してきて、無心の境地でひたすら編む。
ムフフ、この作業は結構楽しいかも!

柔らかく細い銅線でだいぶ慣れてきたので、手持ちのワイヤーも使ってみる。
編んでいる途中で色を変えることもできます。

綺麗に網目が整うようになるまでは、まだまだ練習が必要ですかのう。orz

チューブに小さいビーズを編み込んだり、中にビーズを閉じ込めたり、チャームを留めつけたりしても面白そうですよよっしゃー、遊んだるどーっ! \(^^)/


ノバラのミニ一輪挿し

2014年01月06日 | ガラス工芸・サンドブラスト

粛々と課題作をアップしていきま~す。 

今回は、ノバラの小作品です。

赤は、瑠璃に次いで難易度が高い色だそうです。

ごく弱い圧力でゆっくり根気よく何度も確認しながら彫っていけば、それほど大きな失敗はないはずなのですが、長時間の作業で集中力を欠いてきたり、飽きてきて一気に作業スピードを上げようと焦ったりすると、これが初心者には仇となります。

おっかなびっくり、様子を見ながら彫っているため、色を落とすのが精一杯です。自由自在にイメージどおりのグラデーションがつけられるようになったら、絵を描いているように楽しいでしょうね。

 


ブルーベリーのグラス

2014年01月01日 | ガラス工芸・サンドブラスト

あけましておめでとうございます。皆様にとって、この1年がどうぞ明るく楽しいものでありますように。

今年の東京の元旦は、とても暖かく穏やかでした。

今年は怠けてとうとう年賀状を出せませんでした。私のような人が多いのか、近所のDPEショップでは2日から開店し、お店の端末で年賀状を作成・印刷できるサービスを引き続きやっているとのこと。なので、戴いた方にのみ返事を出そうなどと悠長なことを考えていたら、我が家に届いた年賀状が昨年よりも驚くほど激減していました。「え?これだけ?!」ありゃりゃりゃ・・・。

”ネットでつながっているから、年賀状はいいや”、と思う人が増えたのかもしれませんし、メールやLINEやFBがあれば一斉配信で済んでしまいますもんね。それに、最近はプライバシー保護の観点から、住所や電話番号をやたらと人に教えなくなりました。勤務先やサークルなどで知り合いや親しい人が出来ても、教えるのは携帯の番号やメアドまでで、自宅の住所までは教えあったりしないのが普通になってきましたしね。

親戚でも、高齢の方からもめっきり届かなくなりました。(喪中はがきが来なければご存命ではあるでしょうが・・。)若い人が年賀状を出さなくなり、また年賀状を欠かさなかった年代の方が高齢化してそういうことになっていくと、年賀状という文化はいつか滅びていく運命にあるのかもしれません。

さて、話題は変わりまして今年最初の作品紹介です。

彫ってみたらガラス地が淡いブルーでした!またしても大当たり。青地のガラスはあまり見たことがないかもしれません。

 

ブルーベリーといえば、以前、苗を買ってきてベランダで育てていたことがあります。小さい木に咲いた可愛らしいすずらんのような花にせっせと筆で人口受粉してあげたところ、少ないながら実もなりました。それはもう嬉しかったです。

しかし、ようやく実が青紫色になったので、「よし、明日の朝、収穫しよう!」と翌朝楽しみに起きてみると、すでに鳥さんたちに全部食べられた後でした。がっかり。鳥さんたちも毎日やってきては食べ頃を見計らっていたんですね。”早起きは三文の徳”とは、よく言ったものです。英語にも同様の諺がありますしね。

The early bird catches the worm. (早起きの鳥は虫を獲る)

来年は、受粉したら鳥よけの網をかけよう・・・・なんて思っているうちに冬になり、落葉した後は木ごと枯れてしまい、次の春にはとうとう芽を出しませんでした。(涙)たぶん、暖地向きではない品種を買ってきてしまったのかもしれません。完全に知識不足でした。