ROSE POSYのハンドクラフト・ブログ

”手仕事”の楽しさをお伝えできればと思います。ROSE POSYオリジナル作品もどうぞお楽しみ下さい。

ラピスラズリのペンダント

2013年03月04日 | ジュエリー作品&試作品


先日のニュースで知ったのですが、百貨店で高額商品の売上高が前年比よりアップしているそうです。アベノミクスによる景気回復に期待する消費者の反応の現れだとか・・・。 

景気が回復基調だからといって、人々の収入が急に増えるわけもないので、2011年の震災ショックで心理的に瀟洒品を買い控えていた富裕層が、ようやく財布の紐を緩めたくなってきた、ということに他ならないと思います。

それ以外のトリガーとしては、消費税が上がる前に、前から欲しかったものを買い急ぐ動きもあるかもしれません。とはいえ、パールや高級時計が売れ筋商品とのことで、流行に関係なく長く愛用できるものを選んで購入している点では、バブル期とは異なる消費傾向といえますね。

前置きはこのくらいにして、前回のローズクォーツに続きまして、一緒に購入した大きなラピスラズリも、ワイヤーラッピングでペンダントにしました。 (大きすぎて、ペンダント以外の使い道がないのです・・・)

ローズクォーツとおそろいのデザインです。こちらは、一部、ツイストワイヤーをつかってみました。2本のワイヤーを寄ってスクェア状にしたワイヤーは、ラウンドワイヤーに比べて光を多方向に反射させるので、動くたびにキラキラと光って、ワンパターンになりがちなワイヤーセッティングにちょっと変わった表情を加えることができました。 



ツイストワイヤーは弾性にやや劣り、折れ曲がりやすく、プライヤーの跡が付きやすいので細心の注意が必要です。たくさん使うとうるさくなるので、ポイント使いをするのが良いようです。

それにしても、ラピスラズリは断然ゴールドカラーが似合いますね。  

 


フェミニンなローズクォーツのペンダント

2013年03月03日 | ジュエリー作品&試作品

仕事と家事でいっぱいいっぱいのしんどい毎日。 忙しさの合間を縫っての作品づくり。

アウトプットが溜まっているにもかかわらず、ブログ更新の優先度はいかんせん低く、ついさぼり気味になっております。毎日続けられる人ってえらいなあ・・・・。

さてさて、今回の作品は、屋外の自然光の下で撮ってみました。室内だとそのままではなかなかキレイに写らなくて、光の調整がいろいろ面倒くさいのですが、自然光って意外といいものですね。

会社の近くにあるアクセサリー材料店の店頭で、大ぶりのローズクォーツとラピスラズリのルースがディスカウントされていたので、2つとも即買いです。

石の表面に小さいパールとゴールドパーツで流れるようなラインを施し、大粒の淡水パールをあしらってみました。


優しいミルキーピンクの石に全体的に細かく入ったクラックが大理石のように繊細なマーブル模様を織り成しています。

ローズクォーツは比較的硬度の高い石ではありますが、この石のようにただ研磨しただけでなく、カットが施されてエッジがついていたり、クラックが存在する場合は、注意して取り扱う必要があります。爪留めの場合は、ちょっとハンマーで叩いたりヤットコで抑えただけでも、一箇所に大きな圧がかかったり、振動や衝撃で石が割れることがあるのです。

ワイヤーラッピングは、このような脆そうな石でも安心して作品に仕上げることができます。


ブライダルリングのよもやま話

2013年03月02日 | ジュエリーよもやま話

先日、外苑前のレストランでランチをしたのですが、お店の出入り口に綺麗なデザインのブックレットが置いてありました。"ご自由にお持ちください”とあったので、既婚のくせにちゃっかりいただいてきました。

どちらも、ブライダル・ジュエリーの販促マテリアルですが、かなり上質の紙を使った、分厚い手帳といった感じです。どちらも、オールカラー。表紙からして、ワクワクの予感です。

まず1冊目。ベージュに金色のカバーがかかったほうは、 ”シライシ”という、銀座の老舗のダイヤモンドジュエリー店のもの。









・・・贅沢なカタログ、と思ったら、ノートも兼ねていたんですね!白紙のページがふんだんにあります。
花の写真以外にも雰囲気のいい挿絵のついたページが多数あり。


ジュエリーデザイナーさんの、手描きのデザイン図もありました。

 
最後のページは、ジュエリーデザインについてと、ダイヤモンドの知識について紹介されていました。

とてもよくできてます。 もったいなくて捨てられません。ずっととっておきたくなります。

もう1冊(黒と赤の冊子)は、EXCELCO(エクセルコ)という、ブライダルジュエリー専門店のカタログです。

こちらは、すべて商品の紹介となっていますが、黒か白のバックに商品写真だけの、思いきったシンプルさ。
しかも、かなり拡大された写真を使っており、リングのディテールを惜しみなくたっぷりと見せてくれます。

そのリングの1つに、斬新なデザインを発見してしまいました。



写真をさらに接写してみると・・・

おお~。 よく見ると、メインストーンの下に、ちっちゃいダイヤが鎮座していらっしゃいます!
やるなぁ・・・・。

話が変わりますが、2012年の婚姻数の累計は、684,233件だったそうです。一方、離婚件数は、235,719件とのことです。対比率で単純計算すると、離婚率は35%ということになります。 (もちろん、去年結婚した夫婦の1/3が離婚すると言う意味ではありません。) この離婚率は年々急上昇しているとのことです。なお、晩婚化傾向から、20代・30代の未婚率も同じく急上昇だそうです。

離婚が増えるということは、再度結婚する人の数もまた増えるということです。たとえ再婚であっても、婚約の印としてエンゲージリングを贈るのが一般的になってきていますし、結婚年齢が上がっていけば、年齢にふさわしくより高額な商品が求められると考えられます。つまり、婚約指輪・結婚指輪の売れ行きは、今後、数も金額も増えていくことになるかもしれません。