8月6日・・・夫の誕生日。
今年はどこに食べに行こうか??というレストラン
選びはとても楽しい。
誕生日とか結婚記念日とか大義名分があると、心置
きなく贅沢できますからね~。
で、今回は場所を移転してから一度も行っていなか
った川手シェフ(ル・ブルギニオン=菊地さんの弟
子)の『フロリレージュ』に決定!
ところが夫の誕生日の約1ヶ月前に電話をしたのに、
予約が取れたのは2ヶ月後でした。さすが。
というわけで、1ヶ月遅れのお誕生日会です。
まずはシャンパンで乾杯。
私はブドウジュース。
ここはノンアルコールでも、一皿一皿料理に
合わせてアレンジをしてくれるそうなのですが、
さすがに何杯もジュースは飲めないかな~?と、
この後はフランスの微炭酸水にしました。
次回はノンアルのコース、やってみたい。
ステキなお品書き。
何やら暗号のようです。
カトラリーも、変わってます。
こんなカッターのようなナイフははじめて見ま
した。
アミューズは、ゴーヤの凍ったムース。
ふわふわのムースがほんのり苦くて、口に入れ
ると雪のようにとけてなくなりました。
これは川手シェフからのプレゼント。
コースには入っていない、自家製ヌイユの前菜。
この謎の木の器の中には、なんと熱々の酒蒸し
パンが入ってました。
中国の包子(パオズ)のようなもの。
これがフランス料理で出て来る新しさに驚き。
薄切り牛肉のカルパッチョ。
野菜のピューレとバジルとあとなんだっけ?
うま~いうま~い!!もうめっちゃ旨いです。
夫はお皿ごとにワインをお任せで出してもらう
コースを選びました。
なんと、鮎には日本酒が~。
鮎と鮎の肝で炊いた糯米のリゾット。
美味しいよ~~う。
牡蠣フライ。
フライと言っても、海藻を衣にして揚げてい
るので、まるで苔むした別の生き物のよう。
ほんのり海の香りがしてとっても美味しいです。
白いものはレモンの凍ったメレンゲ。
これを牡蠣と一緒に口に入れると、一瞬でとけ
て冷たいソースに変わりました。
メインは、分かち合う塊肉。
私たちはチキンのローストでした。
豚も食べたかったなぁ~。
絶妙の火入れで美しい~ロゼ。
柔らかいお肉と、出た~泡のソース
手前の黄色いのはレモンのソルベ。これも
ソースでした。
デセールは2種。
マンゴーのアイスクリーム。
これがまたスゴイ。
カカオをザクザク削ったものを手で丸めて、そ
れを赤紫蘇のゼリーで巻いた摩訶不思議なデザ
ート。
カカオと紫蘇が合うなんて思ってもみなかった。
プティフールは、巨峰のコンポート。
最後にいただいたフレッシュなミントティーも
大変美味でした。
ステージのようなオープンキッチン。
ここを囲んでコの字にカウンターがあります。
お料理も空間もステキで斬新で、本当~に感激
しました。
川手シェフはず~っと一番奥の隅っこの目立た
ないところで、背中を向けて黙々と肉とかを焼
いていて、スターシェフなのに存在感を消して
いる、その奥ゆかしさが(師匠の菊地さん同様)
人間性の魅力なんだな~と痛感いたしました。
ご馳走さまですぅ~。