ONE DAY MORE

漫画家・村田順子の
美食と薔薇 華麗なものが
大好き人生☆。.:*・°☆

執事カフェ

2007年05月22日 | 美少年
ついに行ってしまいました「執事カフェ」
20年来のジャニオタ仲間がハマって、通い倒しているのを冷ややかに見ていたんだけど、「予約入ったけど行く?」と誘われ、わざわざは行かないけど、誘われたら行くしかないわね(なぜ?)ということで行って来ました。

テレビで見るかぎり「ちゃんちゃらおかしい」と思っていたし、だいたい池袋の外れの殺風景なヤオイ同人誌専門店の地下・・・という立地条件がもう超~NG。
せっかくならもっと夢見せてくれよ~~!!城とまでは言わないけど、せめて小さな洋館、もしくはフレンチレストランくらいのクオリティが欲しい。
どうせ安普請な空間で安っぽい男が、うそ臭いサービスをしてくれるんだろう~と思っていました。燕尾服萌えなら、社交ダンスの競技会で充分。

入り口は思っていた通りチョイ殺風景。
地下に降りエントランスで待たされている間も、テーマパークのアトラクション入り口にいる気分。
扉が開き、さっそく出迎えてくれた執事は、どこかのホストにいそうなタイプでまあまあハンサム。でも、お世話をしてくれるフットマンが顔も身のこなしも話し方もぜんぜんダメダメ。「あ~あ」とため息つきつつメニューに目を通すと、まず驚いたのは、お茶の種類の多さ!!あとセットメニューも思いのほか充実で、選ぶのに迷うほど。
友人は3段重ねのアフタヌーンティセットを、私はキシュ・ロレーヌとケーキのセットをオーダーして、働いている男の子たちを横目で見ながら(ひとりかわいい子めっけ~~!)、ついでにお客さんも観察しつつお話に花を咲かせました。
やっと来たお茶とケーキとキシュは、目からウロコが落ちるほど美味(マジ)!
女性は欲張りだからね。男性の質はもちろんのこと、雰囲気も良くなくちゃダメだし、美味しくなくてはリピーターにはならない!!これ重要。
そうこうしているうちに、執事たちの交代の時間になり、次に我々のテーブルについてくれたフットマンは、な、なんと店一番の人気者のアート君でした
アート君は、スーパードルフィーそっくりな瞳を持つ金髪のハーフ。(きたのじゅんこさんが描く美少年の面影も)本当にキレイで、所作にも品があり「お帰りなさいませ!」「行ってらっしゃいませ!」という声にハリと色気が…。私チョイメロメロ(笑)。
確かに彼は100%非日常だったわ。Jにもいない、人形とかアニメキャラのような不思議な男の子です。

友人曰く「初回にいきなりアート君がつくなんて、すごい強運!!」らしい。
無欲の勝利かしら?(笑)
ケーキもお茶もすごく美味しかったし、値段もリーズナブル。ヘタな喫茶店でお茶するするよりぜんぜんお得のような気がします。
人気の秘密が少しわかって、私も通ってしまいそうな欲求にかられておりますことよ。
指名できないのが、また切なくていいのかも。勉強になったわ。

週末は、仕事の合間に『パッチギ2』のレイトに行ったり、アラン・デュカスが青山に出した華麗なビストロ『BENOIT(ブノワ)』でランチ。
『パッチギ2』・・・けして嫌いじゃないけど、いろんな要素詰め込みすぎ!そこにカタルシスはなかった。惜しいね。1の出来が良すぎただけかな?


前菜の前のオードゥブル2種
甲殻類をつぶしたスープ「ビスク」(大好物)と
牛肉のタルタル(生肉のたたき)