ROCK O' MOTIVE blog

Co-heyによるギター話、CDレビュー、その他雑記・雑感等

【2014楽器フェア】Strictly 7 Guitars

2014-12-06 16:44:56 | guitar

今回の楽器フェアで、メタラー系ギタリストが注目してた機材の一つは、
間違いなくこの「Strictly 7 Guitars」はないでしょうか!

元々はアメリカのメーカーですが、島村楽器が代理店となって
この秋から日本に本格上陸、ということで、7弦~8弦ギターの選択肢が
また広がりましたね!(良いことです!)

Strictly 7(=断然「7」でしょ!)と言っておきながら、ラインナップには
6弦や8弦もあるのが節操無くて面白いですが(笑)

確か2年ぐらい前(?)、YouTubeでの機材デモ演動画で有名な
Ola Englundが使い始めたことでその存在を知ったのですが
(Olaは現時点ではもうエンドースしてないみたいですが)、
以後、いつか触ってみたいと思っていたので、今回がチャンス!と思って
試奏させていただきました。

最初に7弦ギターを試奏したのですが・・・

まず最初にビックリするのが、ネックの感触。
普通のギターのような「かまぼこ型」というか、丸みのあるCシェイプではなく、
「かまぼこ“板”」というか、丸みの無い、分厚い板そのもの、という感じです。
最初、触った瞬間、左手が「アレ?」とビックリしました(笑)

リフは、まぁ何とか弾けるけど、ハイポジでのソロっぽいフレーズなんかは、
ネックの感触が違い過ぎて、指が思うように動きませんでしたね。
普段からネックを握り込むようなフォームの人は、クラシックフォームというか
親指をネック裏に持ってくるようなスタイルへの修正を強いられてしまうかな、
と思いました。
まぁ、慣れれば問題無いんでしょうけど、最初はちょっとつらいかな?と。

ハイポジと言えば、これ、最初24フレットだと思っていたら、26フレットでした。
これも左手が「アレ?(1弦24フレットで)E音のはずなのに、何故にF#?」と
ビックリしました(笑)。
これも「慣れ」なんでしょうけど、プレイの幅が広がる、という意味では
良いことなのかな、と思います。 

出音は、そういう分厚い「板」みたいなネックで、スケールは27.5インチ、
しかもスルーネックなので、やっぱりボディ鳴りというか、リフを弾いたときの
重厚感が凄くて、これはDjent系の人には特に好まれるギターなのかな、と思いました。 
その「鳴り」があまりに心地良いので、試奏のときは、(島村楽器が代理店の)
BAD CATアンプを歪ませて、ずーっと低音でズンズクズンズク弾いてました(笑)

逆に言えば、そういう「鳴り」が他のデタッチャブルネックタイプのギターよりも強い分、
アンプの方の音作りをきちんとやらないと(Bass音をカットするとか)、
特に7弦あたりの音がボボボボ・・・って感じで輪郭がボヤけて、抜けが悪くなってしまう
のかな?とも思いました。

そして、せっかくなので、生まれて初めての8弦ギターも試奏してみました!
8弦モデルは、スケールが確か30.2インチで、同じく26フレットでした。 

こ、これはもう、全然弾けない・・・
8弦なんて、もうベースの世界ですね。
左手も右手も、弦のテンションに耐えられません・・・。

僕がこれを弾きこなすには、相当の修行が必要だな、と感じました・・・
でも、弾きこなせたら、8弦の重低音から26フレットの高音まで使えて、
ホントに世界が広がるんでしょうね!

個人的には、鋭角的なリバースヘッドを含めて、ギターの形状としては
すごくカッコ良いなぁ~と思いました。
非常に好みのルックスです!

ネック形状はやっぱり慣れが必要ですが、でも、一旦慣れてしまえば、
分厚い「鳴り」と26フレットの高音で、凄く良い武器(?)になるんじゃないかな、
と思いました。

値段的には30万円台後半ということで、なかなか手が出づらいところですが、
まだまだ日本でも使ってる人も少ないし、これからの「狙い目」の一つでは
ないでしょうか・・・。

それにしても、あの「鳴り」の気持ち良さが忘れられないです・・・。
あー、これも欲しい! 


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