ROCK O' MOTIVE blog

Co-heyによるギター話、CDレビュー、その他雑記・雑感等

新星

2007-11-28 23:56:55 | 雑誌/書籍/教則本
今発売中の「YOUNG GUITAR」の付録DVDに、
19歳の新星ギタリスト、菰口雄矢くんのプレイが収録されています。
もう皆さんご覧になりましたか?

先日、遅ればせながらこのDVDをやっと見たのですが
いやもう感心しました・・・。

テクニック的には19歳なのにかなり高いレベルです。
って言うか、これだけ弾ければもう十分でしょ、という感じです。

まぁ欲を言えば、フレーズの表情付けとか、もっと
年齢を重ねると深みが出てもっと良くなるんでしょうが、
そこまで完璧なギタリストはさすがにこの年齢では
世界中探してもいないでしょうから(逆にいたらビックリです)
そこは今後の成長に期待するとしても、それを勘案しても
十分素晴らしいですね。

あと、感心したのは、テクニックもそうですが、デモ演奏の
楽曲が非常に良く出来てることでした。
今回のDVDでは、いかにも打ち込みと分かる、ややチープな
音質のバックトラックでしたが、ちゃんとしたミュージシャンと
スタジオ録音したバージョンを聴いてみたいな、と思わされました。
実際、僕は「テクニックを観る」ためじゃなく「曲を聴く」ために
このDVDを何回も繰り返し観ました。
そういう意味でも才能豊かなんでしょうね。

それにしても、どういう家庭に育って、どういう環境で
どういう練習をしたら、19歳でこんなレベルに達することが
できるんでしょうね・・・・。

まぁこういう人が「天才」ってことなんですかね・・・?
なんか、安易に「天才」の一言で片付けるのもどうかと
思うのですが、でも、まぁ、努力はそれなりにしたんでしょうが
でも才能もあった、ということなんでしょうかね・・・。
うーん、うらやましい・・・
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The Return of The Mother Heads Family Reunion

2007-11-19 22:21:32 | Music Review
今年7月に発売された、リッチー・コッツェンの最新アルバムです。

すいません。発売当初に買ってて、レビューしようと思ってたのですが、
頭の中で書いた気になっていて、実際に書くのを忘れてました(爆)

タイトルどおり、あの1994年の名作「Mother Head's Family Reunion」
(以下、便宜上、MHFRと省略します)の続編的な扱いです。

最初に1曲目を聴いた瞬間、「あれ・・・?これって、MHFRの2曲目の
"Mother Head's Family Reunion"のセルフパクリ?」と思いました。
だって、曲調とか、サビのメロディの符割りとか、結構似てるんですもん・・・。

次に、2曲目を聴いた瞬間、「あれ・・・?これって、MHFRの1曲目の
"Socialite"のセルフパクリ?」と思いました。
だって、曲調とか、サビのメロディの符割りとか、結構似てるんですもん・・・。

・・・という感じで、1回目に聴いたときは、「まぁ全体的に
曲もプレイもクオリティ高いのは分かるんだけど、何ちゅうか、
こう、MHFRのセルフパクリな感じで、今一つインパクト弱いよね・・・」
と思ってました。

とか言いつつ、何となく「とは言え、サウンドはやっぱカッコ良いよな・・・。
もう一回聴いてみようかな・・・」という気になって2回目。

また、何となく「ん・・・もう一回聴いてみたいな・・・」と思って3回目。

・・・とかやってたら、いつの間にかヘヴィロテになってました(爆)

まぁ、最初に感じたような印象を完全払拭することはできないのですが
でも、正直、良いアルバムだと思いますし、お気に入りの一つになりました。

サウンドも素直にカッコ良いと思いますし(ドラムがグルーヴィーで
GOOD!)、テクニックも最高ですし、歌も上手いし、楽曲も、
聴けば聴くほど好きになってきました。

というわけで、スルメのような(?)噛めば噛むほど味が出る、
みたいなアルバムかな、と思います。
僕と同じような第一印象を持たれた方も、とりあえず何回も
「噛んで」みて下さい(笑)

というわけで、僕の最終的な印象は「ん~、コレ、名盤やね!」でした(爆)
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U2

2007-11-15 23:56:44 | アンプ
またアンプの話です(笑)。

ギターを始めて早20数年。
それなりに練習も重ねたし、雑誌のコンテストに入賞したりもして、
最近では僕もいっぱしの中級者気取りでした。
(中の上ぐらい気取り?)

でも、最近ちゃんとアンプを通して練習するようになって、
自分がいかに「ちゃんと弾けていないか」を痛感するようになりました…。

速弾きとかすると特にその「弾けてなさ具合」が良く分かります。
自分では「テンポ♪=○○で6連符ぐらい余裕で弾けるぜ!」ぐらいに
思ってたのに、アンプを通すと全然音が一つ一つ鳴ってないし
ノイズだらけだし、逆にきちんとキレイに音を鳴らそうとすると、
かなりの「遅弾き」になっちゃうし…

バークリー音大教授のトモ藤田さんが「アンプを通さずに練習すると、
やった分だけ無駄になるから、ちゃんとアンプを通して練習しましょう」
みたいなことをおっしゃってましたが、だとすると、僕の場合、
ほとんどのキャリア、約20年ぐらいが丸々無駄ということになりますね…

思えば、どんなに練習しても、いつまで経っても上級者との差が
埋まらないというか「壁を突き抜けた」感が無かったのは、
つまりそういう事で、単に年月だけ重ねて上手くなったつもりに
なってただけだった、ということなのかな、とも思えて来ました…

まぁ「それが現実だ、仕方ない」「現実を直視しろ」と言われれば
その通りだし、実際、もっと上手くなりたければここから初心に帰って
コツコツ練習するしかないのでしょう。

それはその通り。そりゃ分かる。
もしこれが他人の話で、自分が客観的立場にいたら、同じことを
言うと思います。
「このままずっと気付かないでいるより、今、ここで
 大事なことに気付いて良かったじゃないか!」とか
「気付いただけでも、それが進歩してるってことだと!」とか
「ここから新たな気持ちでガンバレ!」とか。

そりゃ分かる。そりゃ分かるんだが、でも、やっぱり自分の人生の
大半が無意味だったという現実は直視し難いものがあります…
論理的には理解できても、心情的には受け容れ難いですよ、やっぱ。

というわけで、そういう現実を目の当たりにして、最近、非常に鬱です…
コメント (2)
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斜に構えてみる

2007-11-07 21:15:46 | アンプ
最近、練習するとき、こうやってアンプを斜めにしてます。

なぜかというと、普段練習するときは椅子に座って弾いてるんですが
こうやって斜めに置くことによって、スピーカーから出た音が
ダイレクト&ストレートに、椅子に座ったときの耳の高さに
届いて来るからです。

普通に水平に置いてると、それはそれで良い音がするんですが、
ダイレクトに音を聴くと、本来弾くべきでない弦に触ってしまった
ときのノイズのような、細かいミスもちゃんと聞こえるからです。
水平に置いたときに比べて、音がダイレクトに耳に届くので
ちょっと耳が痛い、って部分も若干ありますが、「自分のプレイを
ちゃんと聴く」ことが大事だと思って我慢しています。

まぁ、僕の場合、自分のミュートの甘さ(=ノイズの多さ)に
ヘコんでしまって、そういう意味でも「耳が痛い」んですが(爆)

あと、ちゃんとピッキングとフィンガリングのタイミングが
合ってると、いわゆる「音が抜けてくる」というか、ちゃんと
音が耳に届くというか、ダイレクトに「抜け」が伝わってくるので、
逆に「抜けてない」ときに「あ、ちゃんと弾けてないな・・・」と
気付かされます。

・・・っていうか、気付いてばかりなのですが(爆)

思えば、ギター始めた頃から、こういう質の良いアンプで、
こういう練習方法でちゃんと練習していたら、今頃は
もっと上手く弾けるようになっていたかたと思うのですが、
今頃気付くとは・・・と、かなり残念です・・・。

でも今からでもやるしかないですね(-_-;

・・・って、斜めに置くと、何かアンプに悪いことでも
ありますかね?真空管が悪くなるとか・・・?
普通に考えて、多分そんなこと無いだろうと思って
やってるんですが・・・。
コメント (4)
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