ちょっと前の話になりますが・・・
昨年11月、Tom Anderson Guitar Gallery 2016に行ったときのことです。
色んな機種を試奏しながら、主催者の代理店スタッフさんと話していたところ、
とある機種のSwitcheroo(スイッチュルー)システムに話が及びました;
スタッフ: この機種のスイッチシステムは、Tom Andersonの独特のスイッチシステムで
Switcherooっていうシステムなんですよ~
僕 : (持ってるから知ってるけど、とりあえず知らないフリして・・・)
へぇ~!?そうなんですか~?!
スタッフ: フロント/センター/リアが個別にON/OFFやシングル/ハムが切り替えられるし
どういうセッティングでも、このスイッチで、リア一発にできるんですよ~!
僕 : (ウン、知ってるけど)へぇ~!!凄いですね~!!
スタッフ: 次に、こっちの機種なんですけど・・・
さっきみたいな複雑なスイッチシステムは無いんですが、トーンのポットを引っ張ると
ハムバッカーがシングルに切り替わるんですよ~!!
(と言いながら、トーンポットをクイッと引っ張り上げる)
僕 : ・・・・・・えッ??
スタッフ: いや、ですからね、こうやってポットを引っ張ると、ハムがシングルになるんですよ!
僕 : ・・・・・・・ええええッッッ????
スタッフ: ホラ、音も変わってるでしょ?
僕 : (ジャラ~ンと弾いてみて)た、確かに・・・
で、でも、コレって・・・
スタッフ: ????
僕 : ・・・・え、えっと、このシステムって、割と普通にトムアンに付いてますかね・・・?
スタッフ: ??? ハ、ハイ、まぁ、普通っちゃ、割と普通ですかね・・・
僕 : (そんなの知らなかった・・・・・・まさか僕の7弦ギターって・・・???)
そして、自宅に帰ると、僕は、真っ先に、自分のTom Anderson Drop Top 7に向かい、
手に取ると、トーンポットを引っ張ってみたのですが・・・
ひ、引っ張れるやん・・・
し、知らんかった・・・
この7弦ギターを買って6年も経つのに、こんな機能があるなんて、今の今まで知らなかった・・・
代理店や楽器店を通さずに個人輸入したのだから、こういうふうに知らないことがあっても自己責任なのですが
精密機器とかならまだしも、ギターはギターなんで、取扱説明書があるわけでもないし、
スイッチは左右に切り替えるもの、ポットは回すもの、ってのが万国共通の仕様でしょ?!
そんな「隠しコマンド」があるなんて思わないヨ・・・ orz と、軽く落ち込みました(涙)
・・・というわけで、無知であるが故に、6年間も、自分の持ってたギターのポテンシャルを活かし切れていなかった、
というお話でした。
この7弦ギター、2ハム仕様だから、あんまりサウンドメイクの幅が無い、HR/HM専用ギターだな、
と思っていたのですが、この「ポット活用」によって、サウンドの幅が一層広がりますし、
対応できるジャンルも広がりますね。
いやー、ホント、このイベントに行って良かったです(恥)
自分から聞いたわけではないですが、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ですね・・・
ホント、代理店スタッフに感謝です・・・・
なのに、個人輸入で、誠に申し訳ない・・・
代理店を通さないと、やはり多少は安くなったりするのでしょうか?、
そうですね、ブランドにもよると思いますが、国内通常価格の50~60%ぐらいで買えたりしますよね。
海外との直接やり取りの手間暇と諸々のリスク(商品が届かない、偽物だった、傷物だった、商品説明と違う、アフターサービスが無いetc.)を取ってでも安く買うべきか、安心のために代理店を通して買うか、悩ましいところですね。