ROCK O' MOTIVE blog

Co-heyによるギター話、CDレビュー、その他雑記・雑感等

Scott Henderson, Jeff Berlin, Dennis Chambers 『HBC』

2012-10-27 12:40:23 | Music Review

スコット・ヘンダーソン(Gt)、ジェフ・バーリン(Ba)、デニス・チェンバース(Dr)の
フュージョン界の名手3名によるプロジェクト「HBC」です。
(各人の頭文字の直結という、安直なネーミング・・・)

楽曲的にはジャズ/フュージョンの名曲のカヴァー主体、とのことです。
正直、MVP(Mark Varney Project)のアルバム『Centrifugal Funk』で
フランク・ギャンバレとブレット・ガースドがカヴァーしていた
ハービー・ハンコックの「Actual Proof」ぐらいしか記憶にありませんでしたが、
一応、名曲と呼ばれる曲なのでしょうから、最近のスコヘンのヘンテコな
セッション音源のカット&ペーストみたいな曲よりは「曲」として成立していて
全然聴き易かったです。(笑)

テクニック的には3名とも言うこと無しのレベルなので、安心して聴けます。
3名の絡み方、インタープレイが、正にライブを目の前で観てるかのような
絡み方ですね。(実際にライブ録音なのかどうかは分かりませんが・・・)
個人的には、スコヘンのギター、Tribal Techの最新作より良かったです。
ブルース系ソロアルバムに近い、エモーショナルなプレイでした。

例えば、このHBCが来日したら、東京だとBlue NoteやCotton Clubや
STB 139あたりの会場で、チケット6,000円~8,000円ぐらいで
ライブとかやるんじゃないですかね。
そういうライブでの各人の華麗な個人技や3名間でのインタープレイを、
わずか2,000円前後のCDで何度も繰り返し体験できる・・・と考えれば、
すごくお得だな、と思います。(僕は輸入盤で買ったので1,300円でした)

MVP、Vital Information、Vital Tech Tones、Tribal Techなど
フュージョン系技巧派ミュージシャンのセッション企画アルバムが好きな人なら
買って損の無い「アタリ」のアルバムですね。お薦めです。

コメント (2)
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Greg Howeの新バンド:Maragold

2012-10-08 16:13:10 | guitar

Greg Howeが歌モノの新バンド:Maragoldを結成したそうです。

ティーザー動画のみですが↓

チラ聴きしただけでも、なんだかカッコ良さげなサウンドですね。
リリースが楽しみです!

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まとめてCDレビュー

2012-10-07 15:06:27 | Music Review

最近は忙し過ぎて新たなブログネタも生まれないぐらい
毎日が定型パターンで過ぎて行ってます。

そんな中でも一応CDだけは買ってチェックしてたりしますが
これまた長々とレビューする時間も無い、というところで
最近聴いたCDの幾つかを簡単に以下ご紹介。

Chris Brooks『THE AXIS OF ALL THINGS』
 … オーストラリアのギタリスト、Chris Brooksの2ndアルバム。
   2003年発表の1st『The Master Plan』は名盤でしたね。
   本作は2011年発売でしたが買い忘れてたので買いました。
   うーん・・・前作のような、Dream Theater+Vinnie Moore的な
   ダーク&プログレッシブな音像を期待していたのですが、
   本作はもっとアメリカン?なメタルフュージョンですね。
   楽曲的に悪いわけではないんですが、こういうフュージョンなら
   やってる人、アメリカやらイタリア辺りに他にも結構いっぱいいるよねー
   的な感じで若干没個性になってしまったかも。
   とは言え、相変わらず巧いのは巧いので安心して聴けましたが。

FLYING COLORS『FLYING COLORS』
 … 元DTのマイク・ポートノイ(Dr)、スティーヴ・モーズ(Gt)ら
   プログレ界隈の人達によるプロジェクト。
   インストではなくヴォーカルものです。
   プログレの人が、COLDPLAYみたいなのやってみたくなった、
   という感じでしょうか。何かそんな感じの音像です。
   プレイは当然安定してるし、楽曲も意外と悪くないですね。
   聴けば聴くほど良いな、と思うスルメ的アルバム。
   スティーヴ・モーズ、久々に聴きましたが、そんなに
   弾きまくってるわけじゃないけど、やっぱ巧いですね。

Cyntia『Endless World』
 … キャバ嬢メタルのALDIOUSが所属するSPINNINGレーベルによる
    アイドル・メタル・バンド、Cyntia。
    どうせメタルと呼べないポップロックなんだろうと思っていたのですが
    意外とヘヴィで、一応「メタル」と呼んで差支えないかと。
    楽曲も想像以上に良く出来てた。
    ギターのYUIのプレイは・・・うーん・・・リフは良いけど
    ソロの部分はもう少し頑張って欲しいかな、と。
    今月発売のYG誌に出るらしいので観てみたいな、と。

LIV MOON『THE END OF THE BEGINNING』
 … 国内シンフォニック・バンドLIV MOONの4thアルバム。
   ギターは前作に引き続き大村孝佳。
   相変わらず彼ならではのネオクラ的プレイ炸裂。巧いなぁ。
   ゲストで元EUROPEのキー・マルセロがGt&Voで参加。
   ギターはともかくヴォーカルってどうなの・・・?と思ってたら
   意外とまとも(失礼)でビックリ。YouTubeでPV観れます。

HESS(Harry Hess & Friends)『LIVING IN YESTERDAY』
 … 元HAREM SCAREMのVocal:ハリー・ヘスのプロジェクト。
   期待を裏切らないハード・ポップ・メタルな音でした。

Circus Maximus『Isolate』
 … 最近ファン急増中(?)のノルウェー発プログレッシブ・メタル・バンド
   Circus Maximusの2007年発表の2ndアルバム。
   良い!良い!とあんまり周りが言うので聴いてみたら確かに良い!
   Dream Theaterの『Images & Words』と、Queensrycheの
   『Operation:Mindcrime』とTNTの『Intuition』あたりの
   良いところをミックスした感じ?
   ギターも巧い。これは良い!

Circus Maximus『Nine』
 … というわけで上記2ndアルバムがあんまり良かったので
   つい買ってしまった今年発売の3rdアルバム。
   前作は割とファスト&ヘヴィな曲もあったのに比べて
   ミディアムテンポの曲が多いので、最初の印象は「地味…」でしたが
   何度か聴くと前作に負けず劣らずのクオリティ。
   今年のLOUD PARKに来るそうですね。観たい。
   でもラウパーじゃなくて単独公演で観たい。
   (さいたまスーパーアリーナは遠い…)

IT BITES『MAP OF THE PAST』
 … こちらはUKのベテランのポップ系?プログレバンド:IT BITES。
   再結成後のVo&Gt:ジョン・ミッチェルは結構良いですね。
   楽曲は全編、地味に良いです。
   これも聴けば聴くほど味が出るスルメ系アルバムですね。

TRIBAL TECH『X』
 … スコット・ヘンダーソン率いるTRIBAL TECHの最新作。
   買い忘れていたので買いました。
   正直、つまらなかった。つまらな過ぎた。
   でも良いんです。お布施だから。
   と言いつつ、今後もスコヘンがこんなのばっかりやってるようだと
   もうついていけないかも・・・

コメント (3)
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