ROCK O' MOTIVE blog

Co-heyによるギター話、CDレビュー、その他雑記・雑感等

オーダーその後(メンテ)

2009-10-31 09:01:09 | ギターオーダー
昨年完成したオーダーギターですが、引渡しから1年ちょっと経過して
電気系統(スイッチ、プラグ)に不具合が出て、音が出なくなって
しまいました。

実は、スイッチを切り替えたときに若干ノイズが乗る、というのは
半年前ぐらいからちょこちょこあって、騙し騙し使ってたのですが
8月の某日、突然、音が出なくなってしまいました。

ついでにアーミング後のチューニングの不安定さも気になっていたので
これを機に、以前にTom Andersonの修理をお願いした某有名工房の
腕利きリペアマンにリペアとメンテをお願いしました。

で、スイッチを交換してもらいつつ、ナットを、James Tylerなどでも
使用しているらしいトレムナット(Trem Nut)に交換してもらいました。

あと、写真には写ってませんが、ペグも、シュパーゼルは内部機構の
遊びが若干あって、それが微妙なチューニング狂いの一因かも?とのことで
GOTOHのマグナムロックに交換してもらいました。

所詮(?)シンクロトレモロなので、アーミングしてもチューニングが
狂わない、ということは無いのですが、おかげで、以前よりは
やはり安定した気がします。

まぁ、気のせいかもしれませんが(爆)
これでまたガンガン弾くぞ~!
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オーダーの総合評価

2008-11-01 00:30:32 | ギターオーダー
・・・というわけで、いろいろ書いてきましたが、
最後に、今回のオーダーに関しての総合評価・感想を
以下のとおりまとめてみました。

★5つが最高評価です。


【デザイン】★★★★★
 ⇒ 文句なしに自分好みです。
   意図したわけではなかったものの、結果的には
   Greg HoweのESPエンドース時代のモデルみたいな感じに
   なりましたし(笑)
   完成して約半年ですが、今でも毎日眺めてニヤニヤしてます(爆)

【弾き易さ】★★★★★
 ⇒ 予想どおり、以前のTom Andersonに比べて
   格段に弾き易くなりました。
   逆に、改めてTom Andersonを弾くと、ネックが分厚く、
   ポッテリした印象です。
   これはこれでちょっと困りものですが(苦笑)

【重量】★★★★★
 ⇒ 工房では3.2kgとの申告(?)でしたが、自宅の体重計で
   量ったら2.8kgでした。どっちが正しいんだろう?(^-^;
   いずれにしても、非常に軽いので、ギターを持つこと自体が
   ストレスになるようなことが全くありません。

【木工】★★★★★
 ⇒ 特に文句ありません。値段相応、あるいはそれ以上の
   仕事だと思います。

【塗装】★★★★☆
 ⇒ トップ材の塗装などは文句なしですが、
   細部や背面など、一部、塗装が粗いかな、と。
   まぁ、一人で作ってる工房で、値段も値段だけに
   これはこれで良しとすべきでしょう。
   ある程度の規模以上の工房で、木工と塗装とで
   各々熟練プロがいる、とか、お値段50万円とか
   払ってたりしたら、そらもう超絶クレーム入れますが(爆)

【音色】★★★★☆
 ⇒ こればっかりはオーダーの宿命というか、
   完成するまでどういう音か出るのか分からないので
   もはやある種のギャンブルなわけですが。
   最初は、レスポールっぽい箱鳴りっぽさ(?)が
   若干気になりましたが、もう慣れました。
   ミディアムスケールで、009~からのゲージの弦を
   張ったりすると、テンション弱くてダルダルになるかと
   心配しましたが、ネック・ヘッドに角度が付いてて
   テンション稼いでるのでそんなことありませんでした。
   むしろTom Andersonよりテンション強いかも?
   まぁ、そんなこと言ってたら、世の中のレスポールは
   みんなダルダルになっちゃいますよね。

【納期】★★★★★
 ⇒ って言うか、一般的には、オーダーするとき、みなさん
   納期は特に気にしないんですかね?
   最初っから年単位が当たり前、みたいな覚悟で
   オーダーする、とか?
   僕は、最初に「他の仕事もあるでしょうから、充分
   余裕を見て、いつ出来ますか?」と確認したうえで
   「その納期は、熟慮のうえで回答されたものですから、
   責任を持って納期を守って下さい。その納期を想定して
   僕もこのギターを使って活動する予定を立てる以上、
   納期を超えたら困りますから必ず守って下さい」
   と、値段や仕様と同様、一つの「契約条項」として
   納期も設定しました。
   (契約条項なので、災害や病気・事故など、やむを得ない
   理由がないのに守られなければ契約違反になります。)
   おかげで(?)納期は守られたので文句はありません。
   もし皆さんがオーダーされる場合、DGさんに限らず、
   「契約条項」として納期を設定することを検討した方が
   良いかも知れませんね。
   ま、うるさい客だと言って、逆に注文断られるかも
   知れませんが・・・。

【値段】★★★★★
 ⇒ 具体的な金額はさすがに公表しませんが(笑)、
   覚悟していた金額よりかなり安いです。
   まぁ、工房にとっての試作品的なところもありつつ
   材とかにもこだわらなかったとか、値切り交渉とか(爆)
   まぁ要因はいろいろあるかと思いますが、
   多分「えっ?マジで?」って言われるような金額で
   作ってもらえたので良かったです。
   上記の「塗装」の点でも触れましたが、50万円のギターは
   木工・塗装など、50万円の精度があるかも知れません。
   そういう意味では、他の工房で50万円出して作ったら
   もっと精度の高いギターが手に入るのかも知れません。
   でも、僕の求める精度は○万円で充分ですし、今回は、
   ○万円で、○+10万円ぐらいの内容があると思います、ハイ。
   そういう意味で、良い買い物だったと思っています。

【総合評価】★★★★★
 ⇒ トータルでは、今回のオーダー結果に大満足しています。
   下手に妥協して「吊るし」のギターを買わずに、
   オーダーして良かった、と本気で思っています。
   吊るしのギターだと、ここまで満足が得られるギターは
   (自分にとっては)無いと確信できます。
   今後、長い付き合いになるギターを、非常に良い形で
   入手できたかな、と思います。

というわけで、今まで書いてきたことが、皆さんの何かの
参考になれば幸いです~(^-^)
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オーダー内容/ピックアップ

2008-10-22 23:04:39 | ギターオーダー
PUは、ブリッジ側をセイモア・ダンカンのJB(SH-4)にしようとは
決めていたのですが、それ以外は特に決めてませんでした。

まぁ、今まで何となく、PU配列がS-S-Hのギターを使う機会が
多かったので、今回もS-S-Hにしようかな、と思ってたのですが
センターのシングルPUなんて、今までほとんど使ってこなかったし、
今後も多分使わないよな・・・と自分のプレイスタイルを改めて
分析してみて「んじゃセンター要らね」とあっさり捨てました(笑)

で、何となくメタラーっぽい感じで、フロントもハムバッカーに
して、H-H配列にしてみました。

だったら、スイッチも、各ハムバッカーをフルで出力するのと、
あとは各ハムバッカーの中央側1つずつを出力する、という
3点切り替えで良かったのですが、「幾らシングルPUの音は
使わないとは言え、たまにはシングルPUっぽい音を出したいときが
あるかも・・・」と思って、各ハムバッカーの音をタップで
出せるよう、5点スイッチにしてみました。

で、PUの種類ですが、僕は正直、PUの音の違いとか良く判らないので
ブリッジにダンカンJBの場合、フロントに何を搭載すべきか
良く判らなかったので、「何がいいですかね?」とDGさんに訊いたら
ダンカンJAZZ(SH-2)を勧められたので、「んじゃそれで」と決めました(爆)。

将来的に、もし音色がどうしても気に入らない、ということでも
あれば交換するかも知れませんが、多分、自分の耳が慣れる方が
早いと思いますので、そんなこともないだろうな、と(爆)。

ちなみに、なぜブリッジがダンカンJBかというのも、単純に
「今までTom Andersonに載せてたので、耳が慣れてるから」でした(笑)。
別に「JBが好き」とかじゃなくて、ダンカン以外のディマジオとか
SuhrとかTom Holmesとか、他のメーカーのPUとの音の違いも
正直良く判らないし、あれこれ実験する時間も金も気力もない、
というところで「もう、今までどおり、JBでいいや」、と。(^-^;

そういえば、一つこだわったのは、「ボディーへの直付け」です。
ピックガードに吊るすと、なんか「吊るした」っぽい音になりますよね。
箱鳴りっぽいっていうか。
それが好きだという方もいるでしょうし、実際、ホントのストラトは
Fenderを始め、そうあるべきなのでしょうが。
直付けにしたのですが、軽量化のためにボディの内部をザグったせいで
結果的には箱鳴りっぽさが残ることになってしまいましたが・・・。

あと、ボリューム/トーンのノブですが、これはこだわりました。
DGさんのデフォルトだと、普通のプラスティックのノブなのですが
これはルックス上、絶対に金属のノブがカッコいい!とこだわって、
金属のものにしていただきました。

というわけで、要するに、音質云々よりもルックスにこだわる、
僕はそんなギタリストだということです(爆)
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オーダー内容/ジョイント

2008-10-12 00:31:34 | ギターオーダー
ネックとボディのジョイント部分は、写真のように
4点ボルト止めです。

カットがかなり深いので、さほど手が大きくない僕でも
24フレット近辺のハイポジ部分に、楽々、指が届きます。

DGさんの工房を訪問して、試作品(今、ちょうど完成して
売りに出されてるサンバースト塗装のヤツ)を弾いたとき、
ハイポジ部分を弾くのに全くストレスを感じなかったので
ビックリしました。

この点に関して言えば「妥協してVigier買わなくて良かった・・・」と
本気で思いました。(^-^;
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オーダー内容/ブリッジ

2008-10-08 08:03:43 | ギターオーダー
僕が今回、ブリッジに求めた機能は
「シンクロトレモロでアームが付いてる」
という、ただそれだけでした。(笑)

で、採用したブリッジは、Dr.シーゲルこと(故)成毛滋氏の
シグネチャーSTMにも搭載されていた、弦間ピッチ10mmの
Argus製「THE TEN」です。

オーダーする前は、ブリッジはウィルキンソンのVG300とか
いいかなーと何となく思ってたんですよ。

なぜかというと、まぁ、音がどうとかではなく、何となく
Suhrとか高級ギターにはウィルキンソン搭載が多いかな、と(爆)

では、なぜTHE TENにしたかと言うと、

(1)狭い方が弦跳びフレーズとか速く弾き易いような気がした。

(2)今はもう生産されていなくて、DGさんでももう在庫の
  数点限りなので、10mmピッチのブリッジは、今後、
  もうなかなか手に入らないだろう、と言われて、
  何となくプレミアム感を感じた。

という単純な理由です(^-^;

まぁ、もう在庫が無い、ということは、数年後とかに
ブリッジ交換の必要が出た場合にどうすんの?という
問題はありますが、まぁ、それはそのときにまた
何か対応を考えようかな、と・・・。

ちなみに、もし色の選択肢があれば、ブリッジやペグ、ノブ等
金属パーツは全てゴールド系で揃えたいなーと思っていたんですが、
THE TENがシルバー単色しかなかったので、まぁそんじゃ
シルバーでもいいや、と思って、今回は金属パーツ類はシルバー統一です。
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オーダー内容/ボディー

2008-09-12 08:54:24 | ギターオーダー
ボディーの材質は、トップ材がフィギュアド・メイプルで
バック材がアルダーです。

メイプルトップの場合、バックはマホガニーとかの
組み合わせが一般的かな、と思うのですが、今回の
ギターオーダーにあたっては「重量を出来るだけ軽くしたい」
という思いがあったので、重いイメージのあるマホガニーは避けました。
まぁ、実際あんまり違わないのかも知れませんが。

メイプルは、一応フィギュアド(Figured)と謳うように木目が出ています。
でも、高級ギターにあるような、気持ち悪いぐらいにウニュウニュと
「これでもか!」とうねってるような(?)バリバリの木目じゃなくて、
うっすら出てるぐらいの控えめな(?)木目です。
僕はあんまり木目が出てなくても気にしない、安上がりな性格なので(爆)
DGさんの在庫材でOKしました。

バック材は、アルダー3ピースボディです。
1ピース(単板)、2ピース/3ピース(張り合わせ)とか
こだわる方もいらっしゃるのでしょうが、僕はそのあたりも
全然気にしないので、安いデフォルトのヤツにしました。
張り合わせた継ぎ目が気になる方もいらっしゃるでしょうが、
今回、裏面は黒の塗りつぶしなのでどのみち関係ナシ、と(笑)。

んで、今回、カーブドトップ加工がされています。
これも、別にカーブドトップが好き!とかPRSみたいにしたい!とか
ESPの“HORIZON”モデルみたいにしたい!とか、そういう思いが
あったわけでもなく、むしろ、変にボディトップが加工してあると、
手の置き場に困るとかあるんじゃないの?という偏見があったのですが、
DGさんの試作品を弾いてみたところ、弾きにくさとかは別に
感じなかったし、むしろ普通のコンター加工ぐらいじゃありきたりで
面白くないなぁ~と思っていたので、これでいいや、と(笑)。

DGさん的には、レスポールやPRSなどと比較しての、カーブド加工の
膨らみ・えぐり具合とか、かなりこだわられたようですが、まぁ、
これも、正直、僕にはそのあたりの違いが良く判りません(爆)

でも、今となっては、ルックス的にもゴージャス感(?)があって、
カーブドトップにして良かったと思ってます、ハイ。

ボディカラーは・・・これは、結構悩みました。
何といっても、ギターの印象に与える要素としては
色が一番が強いわけですからね・・・。

元々、今回のようなシースルーブラックが「カッコいいよなぁ~」と
ずっと気になっていて、最初はそれにしようと思ってたのですが、
途中でギター雑誌の広告とか見てたらオレンジ系もいいよなーとか
気になりだして、どちらにしようか、かなり悩みました。

でも、まぁブラック系の方が、将来もっとオジサンになっても
「派手だな、オイ!」とか自分にツッコミを入れずに使えるかな、とか(爆)、
将来、何かの折に人前で弾く際も、とりあえず普通のロックでもメタルでも
ジャズでもフュージョンでもポップスでも、何のジャンルを弾いてても
黒なら違和感は無いかな、とか、そういう保守的なことも考えつつ(笑)
最終的には初志貫徹で(?)ブラックに決めました。
これも、今となっては、これで良かった、と満足しています。

そういえば、「重量を出来るだけ軽くしたい」という要望を出していたので、
その要望に応えるべく(?)DGさんがピックアップ周辺をザグって
くれていました。勿論、トップ材とバック材の間(?)部分ですが。

おかげで重量的にはかなり軽くなって、その点は大満足だったのですが、
ザグったせいか、音が何となく「箱鳴り」っぽい感じがします。
まぁ、セミアコとは言いませんが、レスポールっぽいと言いますか。
若干モコっとしてる、と言いますか。

自分の当初イメージとしては、本来のストラトっぽいと言うか、
「箱鳴り」よりは「板鳴り」っぽい音をイメージしていたのですが
これだけが唯一の想定外事項でした。

まぁ、「これはストラト形状のレスポールだ」ぐらいに割り切って
弾いてるうちに「まぁ、これはこれでいいかな」と音にも慣れましたから、
今はもう特に不満には感じてはいないんですが。

とは言え、「音質」って、ギターの重要な要素の一つですし、
人によっては絶対に我慢・妥協できない部分かも知れませんので、
もし皆さんがどこかにオーダーされる際は、注意すべき点かも知れませんね。
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オーダー内容/ヘッド付近

2008-08-30 19:20:25 | ギターオーダー
ヘッドの色は、最初はボディーと合わせたマッチングカラーが
いいかなーと思ってたのですが、追加料金が発生する、と
言われたので、デフォルトのまま(ナチュラル)にしました。
追加料金と言っても、1,000円とか、全然大した金額ではないのですが
ミョーなところでケチな根性が出てしまいました(爆)

でも、まぁ、完成品を見てると、むしろナチュラルの方で
良かったかな、とも思っています。

ヘッドの形は、DGさんのデフォルトです。
ヘッド形状に関しては、個人的に「この形は絶対イヤ!」
という好みはあるのですが、逆に「この形でなければイヤ!」
というようなこだわりも無いのですが、DGさんのデフォルト形状は
幸い、イヤな部類ではなかったので(笑)、そのまんまです。

ペグは、今回はブリッジがフロイドローズじゃないので
チューニング安定のため、ペグはロック式にしよう!と
決めてたのですが、どこのメーカーがいいのかとか、
使ったことが無いので、決めかねていました。

ロック式ペグだと、有名なところだと、シュパーゼル、シャーラー、
あるいはゴトーとかなんでしょうが、ぶっちゃけ、まぁ、
どれも似たりよったりだろ、と勝手に決め付けて(爆)、
Suhrとか高級メーカーでシュパーゼル使ってるところ
多かったよな、確か、ってぐらいの感じのテキトーな選び方で(爆)
シュパーゼルにしてみました(^-^;

ナットは、DGさんのデフォルトで、牛骨です。
これも特にこだわりありません。
ナットで音質が変わる、とか、正直よく分からないので(爆)

ナット幅は、40mmです。
これもDGさんのデフォルト仕様ですが、これは良かったです。
Tom Andersonは42mmぐらいなので、今回、たった2mm程度ですが
狭くなって、最初は少し違和感ありましたが、すぐに慣れました。
弾き易くなりました。
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オーダー内容/ネック・指板

2008-08-03 22:59:06 | ギターオーダー
ネックは、もう、最初から「ミディアムスケール、24フレット」
と決めていましたので、その点は、迷いはありませんでした。

指板のRは、何となくIbanezとかの速弾き向けギターが400Rとか
だったりするので、そのぐらいの「超マッ平ら」にしようと
思っていたのですが、DGさんのサンプルギターを触ったとき、
正直、指板の真ん中がボッコリ凹んでるように感じて、
最初は「あ~、これが噂の(?)400Rの指板か~」と思ってたら、
DGさんに「いや、これ、305Rなんですけど・・・」と言われて、
「え~?305R~?!これ、400Rじゃないの~?!」と、根拠なく
疑ったりしてみたのですが(笑)実際に手に取って弾いてみると
それまで使ってたTom Andersonよりもずっと平らに感じたので、
これだったらいいかな、と思って305Rにしました。
(DGさんによると、Tomは250Rぐらいみたいですね。)

ネック材は、メイプルがデフォルトで、それに何の不満も無いので
そのままメイプルにしました。

ちなみに、よく「バーズアイメイプル」とか、ネックの木目を
気にされる方がいますが、僕は全く気にしませんでした。
だって、多分、木目とか、音に関係ないですし、普段弾いてるときに
ネックの裏の木目とかいちいち見ないですしね(笑)。
弾かずに飾ってても、裏側だからこれまた見えないですしね(笑)。
ま、僕のネックへのこだわりは、気温や湿度の変化で簡単に
反ったり曲がったりしなければいいや、ってなぐらいのもんです、ハイ。

指板材は、つい最近まで、メイプル指板のギターは嫌い・・・
というか、手になじまないなーと思っていたのですが、
これもDGさんのサンプルギターを触ってみて、手触りとか
凄く自然に感じたので、「お?メイプルもいけるかも?」と
考えを改めました。

DGさんからは、エボニーもご提案いただいたのですが、
エボニーは、あの硬さが僕にとっては何かイヤなので、
エボニーという選択肢は最初からなかったのですが、
今まで馴染んできたローズ(もしくはローズ系の材)にするか、
新鮮な(?)メイプルにするか、正直、凄く悩みました。

が、結局「ピロピロ弾いてる人にはメイプル指板が多い」
ような気がしたので、結局、イメージ優先で(爆)
メイプル指板にしました。

DGさんのデフォルト仕様だと、メイプル指板でも
フィニッシュが表面ツルツル系の塗装ではないので
汗をかいても滑らないし(笑)手に馴染んで弾き易いです。
(サテンフィニッシュって言うんですかね、こういうの・・・?)

あと、DGさんのデフォルト仕様だと、24フレット目に
ポジションマークが入らない・・・ということに
ネック製作終了間際になってギリギリで気が付いて、
僕は、見た目上、24フレット目にもポジションマークが
入ってる方が好きなので、慌てて入れてもらいました。
うかつにも見落とすところでした。
いやー危なかったです(^-^;

フレットバーは、あまりこだわりがないので、DGさんの
デフォルトのままです。
そんなに太くも高くもない、という感じです。
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オーダーに至る経緯(その9)

2008-07-08 00:41:22 | ギターオーダー
<前回からの続き>

・・・で、某大手工房でのオーダーは先方の「お断り」という
予想外の手により見事失敗に終わり(涙)一旦はそのまま
スゴスゴと引き下がってきて、しばらくの間は
「んー、何か、もう、オーダーとか面倒臭くなってきたな・・・」
と思って1ヶ月ぐらい放置していました。
(ここでまた、僕の「面倒臭がり」という悪い癖が出ました。)

かと言って、そのままずっと放置していても状況は何も変わらない、
というわけで、これじゃイカン!と改めて工房を探し出しました。

でも、「遠いけど安い」とか「近いけど高い」とか、
既製品のギターを探してたときと同じで、どこも一長一短、
みたいな感じで、なかなか次の候補を決めあぐねていました。

そんなとき、ふと思い出して、DG工房さんのホームページを
覗いてみたところ、偶然、アップされたばかりの
「カーブドトップモデルの試作品」の写真が載ってました。

今でも写真がありますが、サンバーストなカラーは正直、
なんか落ち着き過ぎというか、メタル向きじゃない(?)
感じがしたのですが、カーブドドップの曲線美(?)とか、
全体的なフォルムが凄く自分の好みとマッチしてて、
一目観た瞬間から凄く気になる存在になってしまいました。

で、その後、数日間、事ある毎にその写真を眺めていました(笑)。

やがて「DGはミディアムスケールに特化してるから、ここならいいかも?」
と思い、メールでいろいろと仕様や価格を質問してるうちに、
価格も自分の想定範囲内(しかも幅的には安い方)に収まることが判明。
何となく自分の中で「ここに決めた」と思うようになりました。

まぁ、正直、これ以上探すのが面倒臭かった、というのもありますが(爆)

とは言え、個人工房だということで、「で、腕前はどうなのよ?」
という不安もありましたが、良く考えると、あの、機材関係には
ムチャクチャうるさそうな(失礼)古川師範代が2回も
カスタムオーダー(パーツだけのオーダーだと更に数回?)している、
という点で、
「あんなうるさい人を納得させる仕事をしてるんだから、
 ま、腕は確かなんだろうな。
 腕が悪けりゃ、師範代のことだから、2度もオーダーしないだろ・・・」
と、それだけの事実で勝手に信用しました(爆)

でも、個人経営だし、最後までちゃんと作ってくれるか不安だし
(正直、お金払ったのに持ち逃げとかされたら追跡不可能かも?
とか、そんなことも考えてしまいました(爆))
まぁ、信用できるかどうかの判断は、やっぱり実際に会ってみる
のが一番だな、と思い、工房を訪問することにしました。

そして、実際に工房を訪問して、一応、ちゃんとここで
実際に作られてるんだな、という製造現場を確認し(笑)、さらに
「あ、こういう方が作ってるのね」と製作者の顔も確認して(爆)、
ついでに、サンプルギターを実際に触ってみて、ネックの握りとか
ボディの形状・重さとかも凄く気に入ったということもあり、
よし!ここでオーダーしよう!と遂に決定することになりました。

そして、勿論、DGさんは「お断り」はせずに、快く受けて下さいました(爆)

***********************************************

・・・とまぁ、ここまでが、オーダーに至るおおよその経緯です。

結構回数かかりましたが、でも、書籍化するには
ちょっと回数が少ないですかね~(爆)

今後は、僕が実際にオーダーするにあたって、
パーツ/スペック的にこだわった部分、あるいは逆に
こだわらなかった部分がそれぞれあり、そういう情報も
ひょっとしたら皆さんが今後ご自分でオーダーされる際などの
参考になるかな、と思うので、次回からは、具体的な
オーダー内容についてパーツ毎にある程度詳しく
書いてみようかと思います。
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オーダーに至る経緯(その8)

2008-07-01 22:28:24 | ギターオーダー
<前回からの続き>

何も分からないまま悩んでるより、実際に工房に行ってみれば
何か分かるさ!と思い、工房を訪ねることにしたのですが、
それでも、評判とかいろいろ調べたうえで、とりあえずは
まず最初に、オーダーで有名な某大手工房を訪ねてみたのです。

「とりあえず訪ねてみた」と言いましたが、カスタムオーダーでは
有名な工房なので、その場で上手く値段の折り合いが付けば
もうその場で正式発注してもいいかな、ぐらいには思ってました。
(どこの工房か、敢えて名前は伏せますが)

時は某月某日・・・(日付も敢えて伏せます)

まずは工房に入り、ひとしきり店内を眺めた後で、店長に

「あのー、初めてのオーダーを考えてるんですが・・・」

と話しかけると、

「ハイ、どんなスペックでお考えでしょうか?」

と訊かれたので、

「えっと、ストラトで、ミディアムスケールで、24フレットで、
シンクロトレモロで・・・(以下省略)・・・って感じだと、
お値段的には幾らぐらいですかね?」

と、自分が望むスペックを伝えたわけですよ。

そしたら、

「うーん、そのスペックだと、勿論製作は全然可能なんですが、
 ウチのレギュラーラインには無いから、ちょっとお値段的には
 追加料金がかかってしまいますねー。
 ここにオーダーシートと料金表があるので、お客様のご要望どおりに
 チェックして行くと・・・ホラ、こんな感じです。」

と見積もり額を見ると、当初想定していたよりもずっと高い値段が!

まぁ、値段はともかく、自分の望むスペックを満たしていることが
重要だし、何よりもオーダーと言えば○○、ってなぐらいに
人気と信用のある工房だから、他の工房に行ったとしても、まぁ
大体同じような感じの見積もりになっちゃうんだろうな・・・と思い、
予算オーバーだけど、これ以上あれこれ悩むのも面倒だし、
もういいや!ここに決めちゃえ!と思い、

「じゃあ、その見積もりでオーダーお願いしたいと思うんですが・・・」

と勇気を振り絞って(?)言ったところ、

「今、今度の楽器フェアに出品するギターの製作に追われてるので、
 オーダーはお受けできません。
 いや、お受けしてもいいんですが、最低3ヶ月は製作に入れません。
 製作に入れないのにオーダーを受けちゃうと、こちらとしても
 プレッシャーになるので、むしろオーダーしないでいただけませんか?
 もしオーダーしたいのであれば、また数ヶ月後にご来店ください。」

との信じられない返事が・・・。

オイオイ、それってカスタムオーダー工房が言うことかよ?と
耳を疑いました。
個人客よりも楽器フェア優先かよ!
オーダーするな、だと?!
個人客のオーダーで成り立ってるカスタムオーダー工房で、
そりゃありえねー対応だろ!と。
それとも、大手メーカーの下請け作業がいっぱいあるから
余裕かましてんのか?!
個人経営の工房ならまだしも、お前んとこは大手だろ!と。
(くどいようですが、工房の名前は伏せます。)

まぁ、会社としての工房にしてみれば、楽器フェアは
自分の会社の重要なPRの場ですから、重要視するのも
分かりますし、楽器フェアに向けていろいろ焦ってる、
という内情を話してくれたという点では、ある意味、
正直っちゃー正直かも知れませんし、変に安請け合いされて
数ヶ月放置されるよりは良かったのかも知れませんが・・・。

でも、こちとら、○十万円の出費を覚悟して、勇気を振り絞って
発注しようとしたのに、まさか断られるとは全くの想定外でしたので、
あまりにショッキングで、もうそれ以上は返す言葉もなく、
そのままドアを開けて、トボトボと自宅に帰りました・・・。

<続く>
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