昨年11月の楽器フェアで無料頒布されていたダダリオの新しい弦「NYXL」シリーズ。
その1046(010~046)を実際にギターに張って、しばらく経ったので
使用感をレポートしてみます。
それまで張ってたのはElixirのNanowebコーティング弦、ライトゲージ(010~046)
なので、それとの比較です。
もうここ数年ずっとコーティング弦ばかり弾いていたので、タッチに違和感があるかと
若干不安に思っていたのですが、意外とそうでもなかったですね。
普段使ってるのが「Nanoweb」でコーティングも薄いからですかね。
で、Elixirに比べて3弦~4弦のテンションが高目なのか、あるいは素材の違いなのか、
その辺りの音が従来よりもパリッと立つ感じでした。
フィンガーピッキングで3弦・4弦辺りのリフワークなどやると、延々弾けそうなぐらい
気持ち良い音が出ました。
そして、コーティングしていないのに、割とその「パリッ」が長持ちする印象です。
パリッとはしていますが、テンション強過ぎて弾きにくい、ということもないですね。
全体的に指馴染みが良くて弾き易いですね。
また、楽器フェアでの説明時に「従来品よりチューニングが安定する」と言ってて、
それを全然鵜呑みにするつもりも無かったのですが、この乾燥する時期でも、
確かに、数日触らなくてもチューニングが狂ってる・・・みたいなことは無く、
ほぼ狂ってないということは実感しました。
まぁElixirでも狂うことは無いし、D'Addarioでも多少は狂うので、
どのみちチューニングはするんですが、その狂う幅が小さいかな、と。
・・・というわけで、全体的な使用感としては凄く良かったです。
難点は・・・値段が高いことでしょうか。
単価@1,200円ぐらいしますからね。
普通のD'Addario EXLシリーズだと1個@500円ぐらいですよね、確か。
(最近買ってないから相場が分かりませんが・・・)
毎日5~10時間ぐらい弾いてるから新鮮な弦を数日置きに交換したい!って人や、
未だ初心者で、力み過ぎて弦を切ることが多いような段階では、
やっぱりEXLシリーズのように安い弦をこまめに交換する方が良いかも知れませんね。
あと、僕みたいなリーマンは、どうしてもギターを弾く時間が少ない割に
お小遣い節約のために、弦交換時期も長く取りたい・・・ということになると
やっぱりコーティング弦が良い、ということになりますからね。
僕も、やっぱり次回以降はElixirに戻そうと思いますし。
そういうわけで、そこそこの頻度・時間でギター弾いてる(弾ける)人で、
お金にも余裕が無いわけでもなく、且つコーティング弦が感覚的にダメな人には
良い選択肢かな?と思いました。
値段は高くても、値段に見合った効果は確かにあるかな、と思うので。