20年越しの納得

今から20年ぐらい前に、Mark Varney Projectの作品群の一つに
GITの学生２人によるユニット「Richie & Antti」によるアルバム
『Generator』という作品がありました。
スコヘンの指導を受けていたとかで、スコヘンがゲスト参加していたりして
僕も良く聴いてました。

その片割れの「Richie」は、オランダのジャズ・フュージョン・ユニット
「Richard Hallebeek Project」の「Richard Hallebeek」だった
・・・ということを、ついこの間知りました。

あぁ、RichardでRichieね・・・、と言われてみれば納得なのですが、
そんなことも知らずに、両方とも普通に別人だと思って聴いてました・・・。
あー恥ずかしい・・・

Richieは本国に帰って、ちゃんと精力的に活動してるんですね。
Anttiはどうしたんでしょうね。
まぁ、今日日、GIT卒やバークリー卒なんて掃いて捨てるほどいるわけで
ギターで生計を立てるのも大変でしょうからね・・・ 

R&AのCDは押入れの奥にあるので引っ張り出すの面倒臭ぇと思ってたら
Amazon Prime Musicに『Generator』があったので、
最近、久々に聴き直しているのですが、今聴いても良いですね。
スコヘンのプレイも流石ですね。
懐古。

Fahrenheit - Richie & Antti

矢沢永吉「ROCK IN DOME - Tokyo Dome Live 2015.9.5」

20～25年ぐらい前、スタジオ・ミュージシャンが花形だった頃は
「マイケル・ランドゥが参加しているから・・・」
「バック演奏がTOTOのメンバーだから・・・」とか、
「誰誰が参加しているから聴く」という音楽の聴き方もありましたね。

そういう聴き方、久しくしていなかったんですが・・・

久々にやってしまいました。

エーチャンの昨年9月の東京ドーム・ライブのDVDです。

これ、ギターでジェフ・コールマンが参加してるんですよね。
どうしてもジェフのライブ・プレイが観たい！と思って・・・

ちなみにもう一人のギターは、元C-C-Bの米川英之さんです。
米川さんって、エーチャンのバックとかやってたんですね。
知らなかった・・・ 

矢沢永吉の曲は、知ってるようで、ちゃんと知らないのですが、
でも、どこかで聴いたことがあったり、聴いたことが無くても
シンプルかつメロディが良いので、聴き易いですよ。
なんだかんだ言って、歌も上手いですしね。 

で、ジェフは、まぁバックバンドなのでそんなに見せ場は無いですが
堅実なプレイをしていますし、短くてもソロを弾くときには
さすがのプレイを見せてくれます。
金髪イケメンだからか、あるいはリードプレイが多いせいか、
映像カット的にもやや多めですね（笑） 

このDVD、ミックス的にはギターの音が結構ハッキリしてて、
僕はヘッドフォンしながら観たのですが、ステージの立ち位置どおり
右チャンネルが米川、左チャンネルがジェフ、と、振り分けられて
いるので、二人のプレイが結構生々しく聴けて良かったです。
細かいニュアンスなども聴き取れて、ギタリスト的には
ナイスな編集でした（笑）

いちいちバック演奏のミスなんて修正してる予算も時間も無いだろうから
ほぼ無修正なんだと思いますが、それでもミスらしいミスも聴き取れず、
さすが二人ともトッププロの演奏だなぁ～と思いました。 

ジェフは、いつもの水色のFenderストラトだけでなく、
メタリックレッドのFenderストラト（ロッキング・トレモロ付き）、
ギブソンFlying V、レスポール、 そして昨年の来日公演時に
初めて使ってたFreedom Custom Researchの紫ラメのストラトなど、
色々なギターをとっかえひっかえしながら弾いてるので、
ビジュアル的にも楽しめました。 

僕みたいに、ジェフだけが観たくてこのDVD（又はBlu-ray）を
ゲットする人が世の中に何人いるのか不明ですが（爆）、
ジェフのライブ演奏が観れる映像作品は、cosmosquadのDVDしか
無かったかと思いますので、もっと映像で観たい！という人には
一つの選択肢としてお薦めしておきます（笑） 

The Defiants 『The Defiants』

というわけで、YouTubeだけでは我慢できず、先行配信曲まで買ってしまった
The DefiantsのCDが遂に4月末に到着！
早速ヘヴィロテです！

全編、Danger Dangerファン、メロハー・ファンなら歓喜せずにはいられない
名曲揃い、捨て曲無しの安心クオリティーですね。

ギター的に言えば、ロブ・マルセロって本当にプレイにソツが無いですよね。
何でもキレイに弾けますよね。キレイに弾き過ぎてスリルに欠けるぐらいですが。
でもこのぐらい弾けたら楽しいだろうなぁ・・・

ホント、D2ファン、メロハー好きの方はマストバイですよ～！

今年もやってくる！

今年もジェフ・コールマンが日本ツアーをやるとのこと。
やったー！ 

http://www.jeffkollman.com/live-shows.html

神奈川は6/30（木）に、前回と同様のMotion Blue Yokohamaですね。

サポートは：

　ギター：米川英之（C-C-B）
　ベース：瀧田イサム（Ark Storm）
　ドラム：川口千里
　キーボード：矢吹卓

とのこと。 

僕はきっと行きます！

神奈川近郊の方も是非！

BABYMETAL 『METAL RESISTANCE』

4月発売の、BABYMETALの2ndアルバム『METAL RESISTANCE』を買いました。

BABYMETALは、ホントにホントの初期は、キワモノのアイドル企画だろ、と
思っていたんですが、音源を聴くと、ちゃんとメタルしているから、
普通に聴けちゃうんですよね。
バックバンドも「神バンド」で演奏はバッチリですしね。

1stアルバムも結構好きだったので、2ndも買ってみました。

初っ端の「ROAD OF RESISTANCE」は、DRAGONFORCEが参加した、
いかにもドラフォな曲です。
勿論、ハーマンのイケメン・プレイも炸裂！

2曲目の「KARATE」は、先月のヤング・ギターにスコアが掲載されてましたね。
いわゆるピロピロ的なギターソロが無いせいか、ヤンギのランキングでは
「脱初級!?」のクジラさんマークでしたが、これ、実際に弾いてみると、
このDjent的なリズムの細かい刻みとか、キレ良く弾くのは結構ムズいですよ・・・

 

その他、デジタル・ハードコア、ジャーマン、メタルコア、プログレ／ケイオティックなど、
本格派（？）メタルファンが聴いてもニヤリとするようなネタが満載です。

全体的に見れば「雑食」な感じで、ヴィジュアル系的な曲や、「これ、メタル？」的な、
ちょっと良く分からないネタもありますが、総じて楽曲的／プレイ的なクオリティは高く、
すごくこだわって作られている作品だなぁと感じます。

ジャンルが統一されてないから、いわゆる普通のバンドのような「いちアーティストの作品」
という感じとは違いますが、ホント、もはや単なる「ネタ」を超えた「作品」ですね。
良い曲、多いですよ。 
そうやって、「音」がしっかり制作されているからこそ、全米39位とか、海外でも
受け容れられているんでしょうね。 

メタルファン、ギターファンは、「アイドルでしょ？」「キワモノでしょ？」的に
ヘンに毛嫌いせずに、一度聴いてみると良いかと思いますよ～！