Intervalsの最新アルバム『CIRCADIAN』に関して、TAB譜を買った等の話は書いてましたが、
アルバムとしてのレビューはしていませんでしたので、簡単ですが、以下に。
今回も前作『The Way Forward』、前々作『The Shape of Colour』に引き続き
全8曲のコンパクトな構成です。
個人的にはマル。
無駄に曲数が多いよりも、良い曲だけを厳選してくれた方が良いですよね。
曲調・サウンド的に、先に書いたダウンチューニングのせいもあってか、
以前よりもDjent的というかアグレッシブな要素が増えていて、
そのせいで最初の印象は正直あまり良くありませんでした。
前作『The Way Forward』が、どちらかと言えばメロウな曲が多く、
それをたくさん聴き込んだせいで、Intervalsのアグレッシブサウンドに対して
慣れていなかった、というせいもあったからでしょうか。
(とはいえ、Intervalsは、初期はかなりアグレッシブですけどね・・・)
例えて言えば、ジョー・サトリアーニを期待して聴いてみたら
Animals As Leadersが流れてきた、ぐらいの違和感、でしょうか・・・?(^-^;
良い/悪い以前に「期待していたのと、ちょっと違う・・・」みたいな。
でも、先行配信シングル「5-HTP」「Lock & Key」等を聴き込んでいたせいで、
徐々に慣れて行き、2~3回通して聴くと、最初はギョッとしたアグレッシブな曲も、
良く聴けば、ちゃんといつものIntervalsのようなメロディックな要素が
たくさんあるな、と気付いて、すぐに好きになりました。
どの曲も良い曲だな~と思いますが、そうやって聴き込んでいくと、
今回はどちらかと言うと、そのような「アグレッシブな曲」の方が
個人的にはすごく気に入りました。
Tr.2「Vantablack」、Tr.4「Lock & Key」、Tr.5「Signal Hill」、
そしてTr.6「String Theory」辺りです。
特に気に入ったのはTr.6「String Theory」ですね。
楽曲構成もサウンドも、静と動、緩と急のバランスがドラマティックでカッコ良いですね~!
この曲はギターだけでなく、ドラムが非常にカッコ良いですね!
YouTubeにドラムのプレイスルー動画もありますが、あまりにカッコ良いから
何度も観てしまいます!
この曲でゲストソロを弾いているMarco Sfogliですが、今までソロアルバムとか聴いても
正直ピンと来なかったのですが、この曲のソロは起承転結もハッキリしているし
非常にメロディアスで素晴らしくて、ああ、この人、本当に上手くて良いギタリストだな、
と気付かされました。(気付くのが遅い?)
というわけで、何だかんだ言って、結構気に入ってしまいました。
僕のように前作、前々作を好きだったIntervalsファンの期待を裏切らない作品かと思いますので
従来のファンは是非ご一聴を!