Temple of Shadows
ANGRAの9月発売最新アルバム。
最初に聴いたときは「なんだよ~前作の『REBIRTH』の方が良かったなぁ~
メロスピ系の曲も数曲あるけど、やっぱ前作の“Nova Era”を超える曲って
なかなか書けないもんなのかなぁ~」とか思ってちょっと失望しました。
2回目に聴いたときは「ん~でも、この2曲目、3曲目、6曲目、7曲目
あたりはなかなかカッコ良いかも・・・」と思いました。
3回目に聴いたときは「ん~、他にも4曲目、5曲目、8曲目、9曲目
とかも結構良いかも・・・」と思いました。
5回目ぐらいで『REBIRTH』と聴き比べてみて、「ん~、最初は
前作より悪いと思ったけど、こうして聴いてみると、音質もそうだし
楽曲の構成とかアレンジとか、前作に比べて明らかに進歩してるよなぁ・・・
今作の曲に比べたら“Nova Era”も何だかショボく聞こえる気が・・・」と
思いました。
・・・・ってのを繰り返してたら、10回目ぐらいから「良く考えたら
これ、ANGRAの最高傑作じゃないの・・・?」と思いました。
で、20回目ぐらいから「これ、近年のメタル系アルバムの中では
最高傑作じゃないの・・・?」と思いました。
今作についてはいろいろと「ガッカリした」系なレビューを
あちこちで見ましたが、実際に僕もそうでしたけど、聴き込めば
聴き込むほどに良さが染み込んでくる(?)アルバムだと思います。
ギター面では、まぁハイテクと言えばハイテクですが(今月号の
Young Guitarでもライオンさんマークでしたね)あまりそういうことを
考えずに楽曲に集中して聴ける、非常に良い仕上がりです。
ギタリストのためのギター、っていうよりかは、楽曲ありきのギター、
っていうか。(本来そうあるべきですよね~)
というわけで、楽曲、構成、歌詞の世界観、ギタープレイなどなど、
非常に充実した内容で、個人的にはすごく気に入りました~!
お薦め度:80%(メタル系の人はとりあえず要チェックでしょう!)