怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

灯油

2008年08月13日 | ここの生活
先日、灯油屋の車が来て、地下室の灯油タンクに給油をしていった。
さすが北国。
8月にすでに灯油の準備をするのだ。
関東に住んでいた私にはちょっと驚きだ。

下の写真は車から給油ホースを取り出しているところ。



ホースを地下室の窓から入れているところ。



これは地下室の灯油タンク。



さて、この日支払った灯油代、なんと、
約100万円・・・!(€6000)

どのくらいの量を買ったのか、正確に聞き取れなかったが確か数千リットルだと思う。
リッターあたりの価格がどうであれ、暖房する期間を9月から4月ごろまでの8ヶ月とすると、ひと月当たり12万5千円かかることになる。

ひと月12万円の暖房費・・・・

はっきり言って、今の夫の収入ではこの家を維持していくことはできない。
(だいたい独立して生活できないので、ここに寄生しているのだけど 

ドイツの月額手取り
は一般に、日本より低いように思われる。

「物価は日本より安いのだろう」と思われる人も多いだろう。
(父がこう質問した~)
ユーロが高いせいで、円に換算すると何でも1.5倍くらい高くなる。
たとえば、日本の100円均一のような店がときどきある。1ユーロ程度で販売している。
単純に換算すると170円ショップ~

ドイツ在住の日本人の方々のブログには「物価は日本と同じくらい」に感じていると書かれているものも多い。
個人的な感覚の差も大きいので、単純に日本とドイツの収入や物価の差を語ることはできない~


が、わたしには「なんだか生活コストは高いぞ~」なのだ。

やはり暖房費年間100万円は高い。
うちは冬場は室温20度を上回らないように設定している。
家が大きすぎるのか。
だいたい北国に住むこと自体が無理があるのか。
(ヒトは熱帯仕様の体だと思う。寒さから身を守る厚い毛皮が無いから)

周辺の家みんなうちレベルの大きさだから、それぞれ数千リットルの灯油を1年に使っているのだろう。
ドイツ、あるいはヨーロッパ全体でいったい個人でどのくらいのエネルギーを使っているのだろう?
もっと家を小さくしたら、あるいは集合住宅のほうがエネルギーの節約になるのでは?
少子化に悩むヨーロッパだが、これ以上人が増えてますますエネルギーを使うようになったら、大変なのではないか?


郊外の家に付き物は自動車。
ドイツのバスはそれほど便利ではない。
うちから街中に出るバスは、1時間に1,2本。
義父母や夫など不便すぎてバスを利用しないので、私に乗り方を説明できず、困っていたものだ。
別のもっと規模の大きい街に住む日本人知人も嘆いていた。
「バスが不便、車がないと生活できない~」

去年12月にここにきてすぐに義父母から光熱費の無駄遣いについて注意するよういいわたされていた。
ことしはもっとすごいことになるだろうな~
「水道管を守るためだけに暖房はあると思え」
となるかも~
ああ~
熱帯に住みたい~


ちょっと気分を変えて・・・


甥のM雄くん、このTシャツが大好きだとか。
私が去年の今頃、実家付近の激安店で買ったお土産~
りすおばさん、M雄くんをなんとか日本ファンにしようと躍起になりそう!








10 コメント

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そ、そ、そんなに!? (はなはな)
2008-08-14 01:48:38
そりゃ寒いだろーが。
そんなに使うもんなんですか!?

ちゅうか、それを維持出来る収入ってのがやっぱりすごいなぁって思うけど。
ドイツの収入のフシギなんだろうか?^^;
ほら、ドイツって有給制度とかとっても整ってるでしょ?そういう話だけで、私の中では、収入状態もいいんだって思ってた。
りすさんの記事でいつも”現実”が見えてきます!

>M雄くん
かわいい~
もっともっと思いっきりへんな日本語のとか~(笑)
外国の方相手の土産物屋に売ってるのとか~
是非着せて欲しいです!
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南。 (Haru)
2008-08-14 09:12:44
ドイツって、南の方がアルプスに接しているから寒いんですよね。
以前ミュンヘンに住んでいた時,夜散歩していたら何とマイナス9度でした(苦笑)
以来マイナス1度とかだと、「今日は暖かいな、、、」と感じるようになりました。
東京の冬なんて、ドイツで言わせればまだまだ秋ぐらいのものです。
寒さには大分強くなりました(笑)

因みにベビーシッター宅は、薪をくべる暖炉と、「ペレ」というものを使用する暖炉が2つあり、冬場はむちゃくちゃ暖かいです。
その温風を、他の部屋にも流すよう、両親そろって大工事!!
日本じゃあ絶対業者に頼んでいるところですよね。
正直、何でもかんでも自分達で作ってしまうここのお父さんにはびっくりです。
、、、でも、子供の遊び道具はバンバン買うんですよね、、、
それこそ工夫して手作りのおもちゃで一緒に遊ぶ方が、子供にとっては何千倍も価値があると思うのですが、、、

M雄くん、日本柄の服が目茶似合いますね。
まだ彼がかわいらしいうちに、日本の子供がお祭りに着るハッピなどを着させてあげてはいかがでしょう、もちろん手ぬぐいの鉢巻付で。
きっとすっごくかわいいと思います。
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冬支度ね~! (ろーずまりーs)
2008-08-14 10:07:24
おはよう!
灯油のトラックが庭に入って
小さくく見えますよ。
それだけお庭が広々って事でしょうけれど。

それにしても、タンクも大きい!
何のお仕事で使うのって感じ、
日本の北海道でも見ませんね。
冬の間の蓄えをこれでまかなうんですか
スケールが違いますね。

今の内伸び伸びと暮らしてください。

Tシャツ着てはしゃぐ姿、
可愛いですね。
日本製は安くても可愛いのがありますよね。
良く似合ってる!

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すご~~い (南風)
2008-08-14 22:12:06
すでに 用意するのも凄いけど
備蓄できるお家が凄い!消防法とか?
家 自体のつくりが まったく違うんでしょうね~

へ~~ 今夜もエアコン ガンガンの我が家からは創造も 本当にはるか彼方です!
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はなはなさま、 (どいつりす)
2008-08-15 02:04:22
まだ、ドイツの手取り収入については研究中(?!)です。

ここの「扶養範囲内で働ける」額はひと月400ユーロ(約6万8000円、年間約80万円。
日本は130万円まででしたっけ?
ドイツのほうが、厳しいですよね。
ハローワーク(職安)に行くと、400ユーロまでの求人が並べてあって、おもしろかったです。(行ってみました~私、労働の許可あります)
400ユーロの実質の購入力は百円均一、1ユーロショップの店のことを考えると4万円くらいかな、と思っちゃいます。

暖房は人間を暖めるだけでなく、家の設備の保護、という役目もしているようです。
長期で家を空けるときも、暖房は入れっぱなしにしておかなくてはいけないそうです。
関東以西(北海道とか、もしかしたら、ドイツと似ているかも)の暖房の感覚とはかけ離れているのです。

そうそう、例のハエの絵本、まだ見つかりません。
街中の図書館は貸し出し中。
近所の図書館は「古いので処分した」と、信じられない回答。
うう~
手に入りにくいと、ますます読みたい・・・

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Haruさま、 (どいつりす)
2008-08-15 02:13:34
毎日、新聞の天気予報を見ます。
バイエルン州の気温は、何気に北のほうが1,2度高いことが多いです・・・
ドイツ全土をみると、完璧に北が暖かい・・・
北が暖かいなんて!
と、ちょっとです。

ベビーシッターお家、なんだか面白そうなご家族ですね。
ちょっと、ハチャメチャそうなところが
冬場温かい家、うらやましいです。
もちろん、東京近辺の寒い日の家の中よりここのほうが暖かいのですけど、義父は20度まで、とせこい・・・おっと、エコいので・・・
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ろーずまりーsさま、 (どいつりす)
2008-08-15 02:23:28
北海道のタンク、ご覧になったことがあるのですか?
どんな感じなのでしょうね~見てみたい~

街中はかなり家々は小さくなります。
でも、そのほうが灯油の使用量は少なくていいな~と思ってしまいます。
だって、100万円ですよ、100万円。
聞き違いか、確認しちゃいましたよ。
「ゼクスタウゼントオイロ」
やっぱり、100万円・・・・

M雄くんは、年中お祭りしているみたいな性格です。
この日も少々風邪気味だったのに、元気に走り回っていました。
よし、次も気に入る土産を買ってやろう!と、張り切ってしまいます・・・
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南風さま、 (どいつりす)
2008-08-15 02:32:49
南風さんのお家、冷房にかかる電気代、どのくらいでしょうね~
興味あります。
絶対、年間100万円にはならないでしょうね~
だったら、南国に住みたい~

そうそう、灯油の家庭で買える量って、決まっているらしいですね。
確かに、ここはコンクリートの塊の家で、夏でも室温は30度を超えない地下室で備蓄しますから、数千リットルを個人で買えるわけですね。
なるほど、なるほど・・・・
ああ~18リットルづつ買う生活が懐かしい~
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ひゃくまん!!!? (ふら姉)
2008-08-15 08:14:15
はぁ~、量と金額にビックリ…。
んでも、冬に家中20℃だなんて、羨ましいぞ。

北海道で外に置いてる灯油タンクは490リットルです。
我家では半分くらいになったら配達を頼むのですが、家によっては定期的に入れてもらってるところもある。
家の中に置く場合は90リットル、他に18リットルポリタンク数個分を一緒に入れてもらう場合が多いかな。

昨冬はその前の冬より灯油代が高く、さらに冷え込む日が多かったので、冬の間特に寒い1・2月は3万5千円以上かかりました。およそ月350~400リットル使ったことになります。
灯油は茶の間のストーブと2階のポータブルのファンヒーター、それに給湯器で使ってるとはいえ、これは住んでる借家が古くてボロで寒いからで、普通の暖かい仕様の家はこんなに使いません(苦笑)。
我家の場合(あくまでも我家限定・爆)、これだけ焚いても真冬には茶の間は20℃になんてならなくて、せいぜい15℃程度かな~? しばれた日の朝は10℃ないもの(爆)。
だいたい12月~3月の間は、茶の間のストーブは、24時間焚きっぱなしなんですけどね~(苦笑)。
風呂場にも暖房なんてないので、もし我家に年寄りがいたらお風呂に入るのも命がけ…?(滝汗) いくら湯船のお湯を保温状態にしていても、浴室内が寒いので、身体を洗う時もシャワーは出しっぱなしにすることもありますわ~。

でも、すでに灯油代は昨冬の1.3倍強になってるので、これからやってくる冬はいくらになってて、どれだけ使うのか、考えただけで怖くてしょうがない…。生活できるんだろうか? でも焚かないと確実に家の中で凍死するだろうし(爆)。
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ふら姉さま、 (どいつりす)
2008-08-17 01:20:00
わぁぁぁ~
そうですねぇ~
20度、というのは、ご指摘のとおり確かに高いですね~
東京近辺の冬は不思議で、やったら寒く感じることがあり、室温23度にしても寒いことがあったりします。(熱帯仕様の私のからだだけかもしれないけど・・・)
そんな思い出から、20度は寒い、と書いてしまったわけです。

「古くてボロ」のおうち、ということは古い家屋は寒冷地仕様ではない、ということなのでしょう・・・
北海道に移住してきた昔の人々は、もっと南から来たから、寒さに対する生活の方法は知らなかったのでしょうね~
最近なのですか、北海道に適したおうちが作られるようになったのは?

東京周辺で、真冬の朝の家の中は(実家の例)8度でした。
暖房すれば、すぐに18度~
北海道、たいへんですね~

ここも、地域や家によって、家の中の体感温度は違うようです。
うちは比較的暖かなようで、寒くて眠れないことはなかったです。
(実家では毎冬、そんな夜があった~)

茶の間のストーブ24時間稼動、って危険ではありませんか?
いや、寒いのだから危険も何も言ってられないって!?
そうだ~そうだ~

借家にお住まいってことは、将来、お引越しの可能性もあるわけで、そうしたら、その寒さからも、さようならなんですね。

暖房費100万円、こちらも去年より価格は上がっているそうです。おそらく、日本以上だと思います。
妙な想像で悪いのだけど、義父母が突然死したら、夫と私は路頭に迷います。
暖房できない家で凍死するしかないし・・・

北海道の来る冬が、暖冬であることを遠くから願っています~
エネルギー節約に地球温暖化はいいのでは、とちらちら思っちゃうのだけど、これも不謹慎?
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