怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

冬場のバス待ちは辛い

2018年02月13日 | ここの品々
池の水が凍り始めて数日になる。
2009年1月5日の記事に凍った池の上で作業をしている義父のことが書かれてある。

果たしてこの数日の氷の上に立っても大丈夫なものか。
1920年代のインゴルシュタット市内の様子を撮影した書籍を見ていたら、ドナウ川が凍ってその上を人が歩いている写真があった。
義母が子供の頃の冬場はいつも雪が降っていたそうな。ホワイトクリスマスが当たり前だった。
そういった写真や証言と比較すると、ここは完全に温暖化が進んでいるものと単純に思う。

温暖になった、とはいえ、日中の気温が0度をちょっと上回るうくらいだと外出は億劫になる。
最近、さまざまな物事に手を出しすぎて疲労困憊している私。約束した物事は達成しなければならないので外出せざるを得ない。

冬場のバス移動はつらい。
高齢者がよく使っている買い物カートは便利だ。日本のそれより見かけは倍の大きさがある。大きいとたくさん詰め込めるので重くなる。
いくら車輪がついていても、重いとそれを引きずって歩くのは少々辛い。
バス停に到着して、帰りのバスの時刻表を見ると15分後。
暖かい時期はなんでもない15分だが、寒いとその場でじっと座っていることは難しい。
そばにあるスーパーを一周してこようか、とも思うのだが、大荷物と一緒にそこまで行って戻ってくるのには15分は短い。

また、スーパー内で大きなかばんでうろうろしていると、万引きに間違えられる可能性が高い。
嫌な思い出だが、写真の車輪付きかばんより小さい品でスーパーを回っていたときに経験してしまった。
店を出たときに一組の男女が後ろから声をかけてきた。明らかにスーパーの店員ではない雰囲気だった。
そういう仕事をしている人たちだろうな。
疑いが晴れて、別れるときの挨拶がこうだった。
「ありがとう、バイバイ!」
日本だったら謝罪の一言が入るだろう。または、早速疑われたその人物は店にクレームを入れるか、新聞投稿欄に長々と自分の経験を書き連ねるか。
ここのテキトーなやり方はいいときもあるし、悪いときもあり、だな。

そういうわけで、このかばんでスーパー巡りはなるべくしないようにしている。
他の在住日本人で、車を持たない仲間たちも、大きなかばんで疑いをかけられるのを避けるために工夫している様子。

自動車のない生活は不便だけれど、これはかなりの節約になるからね。
一家に3台も4台も車を所有できる余裕のある家庭はここに存在するのだろうか。









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