怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

野いちご

2010年07月05日 | 風景


去年は全滅したプランターのいちご、今年はうまく行ったようだ。
カメラの調子が悪く、左のプランターの写真など、ほとんど理解不能に撮影されている。申し訳ない、カメラを買うお金を稼ぐまでこの状態が続く・・・
右はネットをかぶせているいちご。こうしないと黒歌鳥(アムゼル)が大喜びで食らい尽くすからだそうだ。

さて、今年は野いちごも勝手に我が家で生育している。

非常に小さく、痛みやすいのだが、糖度は抜群で非常においしい。
集めた野いちごは水洗いせず、そのままヨーグルトなどと混ぜていただく。


野いちごはなぜか木の影とか、壁沿いの暗いところなど、要するに日本だったらどくだみが生息しそうなところに密生している。
こういった場所にはいちごだけでなく、さまざまな生物がいるわけで、なかでも嫌なのは巨大なナメクジ。
うっかり、触ってしまったりして「ぎゃ~」と叫びながら収穫作業する私。
いくら叫ぼうがド・田舎のここ、だれにも聞こえない。
毎日の収穫がしばらく可能である。毎日ちょっとした恐怖感と共に収穫に勤しむ・・・(私、と続けたいが、基本、庭仕事が嫌いなものでね)


義母が言うには、現在普通に栽培して販売されているいちごは、戦争後しばらくまで普通に手に入れることができなかったそうだ。
ネットで調べると、かなり以前から存在してはいたようだが(いちご)ここの地域が田舎すぎるからか、ドイツではいちご栽培農家が育ちにくいのか、理由ははっきりしない。
(にゃいさん、何か、ご存知か?)

「昔は森に行ってこの野いちごをとってきたのよ。昔の野いちごはもっとおいしかった」
と義母は私に説明する。
森や野原に自生していたいちごやきのこなどは、定期的な手入れや薬剤散布・輸入物のえさを与えられるペットの犬の糞などで土壌の性質が変わり、
今では見られなくなった品種のものも多いそう。

おまけ写真。
去年はたわわに実ったうじ虫入りさくらんぼ。
今年は去年ほど収穫量がないようだ。そのままほうっておいている。
気が向くと、脚立を持ってきていくらか取って食べてみるのだが甘みも少なく、
したがって、昆虫達にもあまり魅力がないらしく、うじ虫は去年ほど発見されない

もう一つおまけ写真。
夫の夕食「パンケーキ」。
まったく、何度もやるので得意料理になってしまった。私は絶対食べないのだけれど。






4 コメント

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野イチゴ (上野ぱんだ)
2010-07-06 11:22:38
今年は、果物の値段が格段に高く感じます。日照不足で出回りも遅れているし・・・
でも、先日、高いお金を出して買ったフランボワーズは、かつて食べたことのない美味しさでした。直売所だったせいもあるかな・・・?
私も野イチゴ、公園で摘んでみましたが、小さすぎて潰れました。そんなに美味しいんだ!今月、私が戻る頃には、イチゴのシーズンは終わってるだろうなあ・・・
デジカメ、今、一段と進歩して、私も新しいものがほしくなりました。でも、ハードディスクだけ買って我慢・・・ううう・・・
それと、どうも私達は、料理に含まれる油分で胃をやられるようですね。先日、すっごく疲れてるのに、チョコも受け付けなくなっていた自分。ああ、恐ろしい・・・塩こぶにお茶漬けがいちばん!
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上野ぱんださま、 (りすより)
2010-07-06 22:30:53
え・・・デジカメ、進歩していますか。
やっぱ、日本で買いたい・・・
こちらで買う話が浮上中なのです。(わたしが我慢できない)

野いちごって、栽培不能のようですね。
運がよければ庭にやってくる、って感じ?

日本人が日本人の味覚をしているのは、
その食生活の習慣からでなく、もう、遺伝子レベルで固定されているものなのではないか、って思うこのごろです。
しかし、チョコレートもだめとなると、欧州生活厳しいですよね~
そうだ!ハリボーはどうだ?あれ、無脂肪。
塩こぶにお茶漬け・・・高級品だぞ~、ここ!
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遅まきながら・・・ (にゃい)
2010-07-09 23:20:40
ドイツのいちご事情・・・
残念ながら、存じ上げませんが、
露地栽培は、日本でも、沢山は採れません。
ハウス栽培だと、量も質も向上すると思いますが、エコなドイツには合わないか??

先日、軽井沢に行ったら、森の中に
一面、下草が野いちごの所がありました。
何だか、幸せな気分になるわよねー。
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にゃいさま、 (りすより)
2010-07-11 17:00:01
なるほど、露地栽培はだめですか。
こちらではいまの季節に露地物があるのですが、セルフサービスで収穫、計量販売しているのを良く見ます。
また、ハウス栽培もあるようです。
ウチ周辺では見かけませんが、ニュルンベルク空港周辺では大規模なハウスがあります。
(夫がミュンヘンを嫌うもので、帰省時に利用する空港はニュルンベルクなのだ)
冬場に出回るきゅうりはオランダ産のようですが、
オランダだって冬のはずだから、ハウス栽培でしょうね。
いったい、食料にどのくらい原油が使われているのか怖いです。
冬にはきゅうり食うな、って思ってしまいます。
ちっともエコじゃないです、ここの生活。

あら~、軽井沢の野いちご、ですか~
なんだか、ウチあたりのと全然イメージ違っていいですね~
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