怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

物乞い

2015年11月08日 | ひとびと
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在独ブログ仲間の記事を読んで初めて知った。「現代の日本では、路上などで金銭をせびる行為は法律で禁止されているのだそう。
そういう物事は禁止されるとかされないとかを考えたことがなかったんだ。単に、日本では人に乞わなくてもコンビニ弁当廃棄物などたやすく食料が手に入るから物乞いする必要ないと思っていた。

ドイツにはたくさんいる物乞い。いろいろな関係の人々がこれをやっていて、ここ数年はその違いを見分けられるようになった。
写真のこの男性は「おなかがすいています」と書かれた紙を置いていた。
瞬時に思い出した小説がある。
この短編集の冒頭の作品。
クリスマスの夜に失業した主人公の女性が、ホームレスの男性が書いた「三日間食べていません」を読み、ハンバーガーを買って与えたというシーンだ。
私は数秒間、この小説との葛藤をし、何もしないことを選んだ。理由はそのYさんが詳しく書いているとおりだ。
東南アジア某国では、両足や両手のない子供が物乞いをしているのをよく見かけた。
現地の友人には決して金を与えるなと注意された。誘拐された子供たちが手足を切断されてそのように使われていると聞かされた。金を与える行為がますますの誘拐を誘発すると。(そして、子供の手足切断!)

ちょっと気が滅入る文章を書いてしまったので、いつもの義母ケーキで締めくくろう。

週末には焼かずに入られない義母。
 
レモン味のスポンジ台を焼き、その上にナッツと砂糖を混ぜたものを塗り、再び焼く。
義母のケーキは一般のドイツ人より甘さ控えめでおいしいけれど、でも、食べられる量の限度はあるんだぞ、わかってくれよ、お義母さーん!これを書いた直後に彼女に言われた、「りす、ケーキ食べなさいっ」。