怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義母パン

2012年12月08日 | 義母
義母は週に一度、一週間分のパンを焼く。(市販されているものも食べるのだが)
この様子を見るたびに、実家近所に住んでいるスイス人B子さんを思い出す。色も形も同じようなパンを焼いていた。
彼女の旦那さんは日本人なので、普段の基本の食事は和食だ。確か、マクロビオティックが基本の食卓だったかな。
何度か食事に呼ばれたけど、玄米を食べていた。
「ヨーロッパ人は乳製品を摂り過ぎで病気になるのよ」
そのヨーロッパ人からの言葉だ、ものすごく説得力があった。
日本語も達者だし、日本の食事を作るのだから、パンを恋しく思うことなど無いのだろうと思ったのだけど。
日本の一般的なぶわぶわの白いパンは口に合わないのだろうな。
自分で材料をそろえて、義母のように一週間に一度、今でも焼いているのだろうか。
義母は恐ろしく大きくて古い「電動パンこね器」を持っているが、B子さんはどうしているのだろう。手こね?
材料でさえ故郷よりひどく高いだろうに。いや、スイスも日本に負けず劣らず物価が高いらしいけど。
お義母さまと同居していたけれど、彼女も元気に暮らしているのだろうか。二世帯住宅だから、ウチよりずっと楽勝生活だろうな。

義母パンを見ながら、いつも思い出すのは日本のスイス人。
世の中、国際的になったものだ。