怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義父に頼らなくてはならない面倒さ

2019年01月25日 | 家屋
折り紙教室。指導者は私。子供3人を含め15人ほど集まった。

個人的に折り紙指導は頻繁にやっていたが、集団は初めてだった。
念入りに計画を立ててやさしいものを選んだのに、やはり、ついてこれない人が続出で少々困った。
日本で育った日本人が何気に折ってしまう鶴など、経験の無いこちらの人々には最高に難しいもののひとつだ。

十数人を指導する経験がほとんど私の人生には無かったので、前日は緊張がひどく、よく眠れないのはもちろん、当日の朝の気分が最悪だった。
なんでこんなことを気軽に受けてしまったのだろう、と後悔した。
そういうわけで、今後、折り紙指導をするかどうかは思案中。

さて、ウチの中でのストレス物事のひとつ。

りす部屋の天井の電球が切れている。
六つあるうち3つもだ!当然明るさは半分だが、生活には差しさわりがない。

なぜなら、この天井の照明を長時間使っていると、義両親たちに言われるんだ。
「部屋全体を明るくする必要はありません」
コーカソイド種の彼らはどういうわけか、夜間の部屋の照明は薄暗いのを好む。
日本在住時、あれは私が20歳前後の頃だったろうか、白人好きのおじさんが「やつらはせこいから電気を使わないように薄暗い環境で暮している」と得意にしゃべっていたものだ。若い頃は年長者の話を素直に信じたものだ。
いや、いまでもコーカソイド種の皆さんは、モンゴロイド種の我々よりしみったれた生活をしている印象がある。
義両親たちもその一例だ。
そのおかげで、この三つも切れた電球を替える意欲が失われている私。
めったに使わないのだから、きちんとしておく必要もなかろうと。

義父に言えば、早速、彼自身で交換作業が始まるだろう。
「使うな」と私に言う本人が使えるように交換するのだからなぁ・・・・
ま、このまま数ヶ月黙っておこう。



ドイツで一番寒い家はウチだっ

2019年01月13日 | 家屋
スーパーの広告に面白いものを見つけた。アプリで操作する住まいの室温、防犯システム。
イラストのひとつに室温コントロールの例が載っていて興味深かった。

寝室を除いてみな20度以上だ。右上の居間らしき部分が23度であるのは私にとってかなり高い。
ウチは20度前後の部屋が多い。寝室の18.5度もえらく高い。
寝室は基本、暖房しないウチ。先ほど確認したら13度だった。実家の冬の寝室が10度に届かないことを考えると非常に暖かいこちらの寝室。
この広告は例としてこの数値を出しているだけだろうから、それが基準というわけではない。
適当に選んだ数値だろうが、それでもウチより高いのはうらやましく思ったりして。うう、今これを書いているこの瞬間も寒くて毛布を抱きながらだ。

下は通っている語学学校の室温。

やはり、体感どおり高めだ。

ドイツ中で一番寒い我家、ということで決定。
私は寒さに弱く、体温作るのに余計なエネルギーを使っているのだろう。だから痩せる。
お勧めの減量方法のひとつに、冬場の室温を下げることをお勧めだっ! 義両親との同居で精神的にストレスを得るのも減量効果に繋がるが、これは個人差が激しく、女性の場合ストレスで大食になり太る例が多いらしい。
私は見事に寒さと同居ストレスでガリガリになったっ!
ああ、望ましくない減量だ、やはり、お勧めするのは危険すぎ。


寒さに強く、暖房しすぎ

2018年12月14日 | 家屋
図書館の窓が大きく開かれていた。
室温が上がりすぎたからだろう。いつまであけておくのだろうか、と心配した。
暖気が逃げてもったいないではないか、という自分の財布でないところまで気にしてしまう貧乏症な私。

窓から見た風景はこんな感じ。クリスマスマーケットの一部がそこでも行われているんだ。

最高外気温が1,2度くらいになると、どこでも暖房がきちんと入るようになる。
それはいいのだが、暖房効きすぎで窓を開け放つことも多いここ。もちろん、換気の意味で開けていることも多い。
通っている語学学校も強度に暖房が効いていて、おそらくみんな汗をかいているのだろう。臭いんだ。
「窓を開けていいですか」と一応断って、開け放つ。ただ、私は寒がりなので10分ほどで閉めてしまう。

汗かくほど高温にしないほうがいいと思うのだが温度設定が面倒なのだろうか。
めったに人が来ないような場所で暖房入れる必要ないのに、と思うこともしばしばだ。

また、人々が外套を脱ぐとひどく薄着なのにも驚かされる。
Tシャツ一枚のような子供などうようよいる。ティーンエイジャーくらいになると冬のお洒落のためにちょいと冬らしく装ったりしている場合もあるが、もしかして暖かすぎるのを我慢しているのか?
こちらで生まれ育つと、寒さに強くなるのだなあ、とつくづく思う。

このドイツ鉄道の広告に季節感を感じない。

モデルのこの二人の薄着加減が冬とは思えない演出だ。

いや、演出云々じゃあなくて、実際こういう格好で列車に乗っている人が多いからなのだろう。
薄着すぎやしないか?
子供はシャツ一枚のようだし、母親演じる女性はブラウスとその下にTシャツを覗かせている。
私はこの時期に電車でこの薄着振りは無理だ。いや、私にもできるくらい暖かいのだろうか?

ウチなど、義両親と私はブクブクに着込んでいるぞ。夫は年中セーターを着ているのであまり参考にならない。この変人は真夏の室温28度でも冬用セーターを着ているんだ。
私など、ポリエステル綿がぎっしり詰まった外出用の上着を家着にしている。日本の関東以西の人たちもそういう工夫をしていると読んでいる。ああそうだ、私も実家生活のときは薄手のコートの古いのを家の中で着ていた。

みな、外套の下はしっかり着込んでもっと室温を下げればエネルギー消費が抑えられていいのではないか、というのは日本的な考えなのかもしれない。
日本にはあるではないか、環境省が勧める冬場の暖房設定20度。
義両親の暖房設定は20度。おお、世界標準なのかい?だが、知人友人たちの家を訪問すると、確実にウチより暖かい。実際に「25度にしています」「寒いの大嫌いで30度にしています」などと聞いている。
ドイツには室温設定に関する政府機関等の推奨値はないのだろうか。
あったとしても、ドイツの各家庭では「そんなの関係ない」とガンガン温めている気がする。


レースのカーテンは飾りなのかも

2018年11月27日 | 家屋
年に1,2度程度、義母はカーテンを洗濯する。
洗濯が終わった後、濡れたまま再びカーテンレールに取り付ける。
初めてこのやり方を目の前で義母がやって見せたときには、ずいぶん怠惰な方法と思ったものだ。
カーテンの洗い方を検索すると、大抵のサイトは洗った直後にカーテンレールにつけると記載されているのでそれが普通なのか、と納得した。(ブログやホームページは他の人が書いたものをそれとなくコピーして作られるものも多いので、上位に並ぶ記事のもともとの執筆者が同じ可能性も高いことをここ数年で知ったものだが)

カーテンを取り付ける前の部屋の印象がとても広く感じたものだ。上の写真のカーテンの向こうはサンルームなので、必要ないのではないか、とも思う。
乾くまでまっすぐ下ろした状態にしておく。
下はすでに乾いたので、このように整える。

ものすごく時代遅れなインテリアだよなぁ。と思う。
寄生している私がこんな感想を持つだけで反論をもらいそうなものだ!

レースのカーテンさえない家はここに多い。
日本の首都圏のカーテン使用目的は、外から見えないようにすることと、冷暖房効果のためだろう。
ここではカーテンはその役目をすることは無理なように思える。
ぶ厚い断熱材入りの壁と、二重になったガラス窓が暖気を逃さず、夜間は鎧戸を下ろして外から見えなくする、あるいは断熱効果を更に高める。

そういうわけで、将来はカーテンのない生活をしたいものだ、とこの洗濯作業手伝いで結論付けた。

断熱材

2018年10月28日 | 家屋
いつものようにバス代節約、健康増進のため片道4キロを歩いていたらこんな光景を見つけた。

ピンク色がきれいなので、近寄ってよく見ようとしたんだ。

ピンク色は包装で、白いのは発泡スチロールのようなものだった。
建築中の家に置かれているということは断熱材だろうな。
こういう物体を家の壁に取り付けるって、日本では不可能なような気がする。
一般家屋について全く建築の知識はないので想像だけだ。こちらで暮して、降水量や体感湿度が全く違うことで素人結論としてそう書いてみた。
日本の家屋は夏を基準に考えて造らないと腐ってしまうのではないか。
まるで蒸し器の中にいるような関東以西の日本だ。断熱材など入れたらとろけちゃうぅ~

いつもの10月よりは天気の良い暖かい日々が続いた。
外は暖かいけれど、家にいると寒いと感じる時期だ。春と秋にひと月ほどこんな現象がある。
関東周辺では、真冬でもそんなことがあるので不思議には感じなかった。
だが、辛い。寒くて。
本格的な暖房は入れてくれないし(義両親たちの主義)、私自身の感覚でもまだ暖房は早い、と思ってしまう。
りす部屋で着膨れてごろごろしている。
ポリエステル綿が詰まった外出用コート、コーデュロイパンツの下にはレギンス。
長袖Tシャツは二枚重ね、その上にセーター。
それでも寒いので私の身体がおかしいのかと、何度もネットで検索したものだ。
結論は、寒がりはどこにでもどんな体格の人でもあるようで、今の私の状態は病気で寒いのではない、ということだ。

早く、もっと寒くなって本格的に暖房を入れるようにして欲しい!



小便器をしげしげと観察したのは生涯で初めてかもしれない。

2018年10月15日 | 家屋
定期的に診察を受けている医院のトイレ。
洋式便器と男性用小便器が並んでいる。トイレの個室がいくつも並んでいるわけではなく、ドアひとつでそこを開けるとこのようになっている。

今までの人生で、男性小便器をこんなに近づいてみたのは初めてかもしれない。

一般家庭にこのような小便器があるのだろうか?
実家暮らしや知人・友人・親族などのトイレを思い出そうと努力してみた。
もしかして、比較的家屋の大きい田舎の家庭には男性用トイレがあるかもしれない?

欧米の小便器についてよく読んだ記憶。
身長の高い欧米人用の高さに取り付けられているので、日本人男性は使うのに苦労する、って。
それは本当なのだろうか。
目の前のこれを見る限り、そんなに高い位置にあるような気はしない。
メジャーを持っていたら、高さを測ったことだろう。
そうだ!
次の診察の予約が12月に入っている。
その時はメジャーを持って行って、高さを測ることにする!

夫は煙突掃除など絶対にできないだろう、この家屋の維持は不能になるのは明らかだ。

2018年09月08日 | 家屋
2ヶ月ほど前にもらったと思われるマッチ。

イラストどおり、煙突掃除会社のものだ。
中は着火しやすいように長い。すぐに折れそうな印象の品だけれど、ここではこの品質で受け入れられる。

家屋のいろいろな設備の説明をさらっと受けてはいるが、今のところ保守管理は義両親たちがせっせとやっている。
煙突掃除はさまざまな仕事の中で一番大変なものだ。
業者任せにせず、自分たちでやってしまう。それでも、煙突管理会社のチェックを受けなければならないらしい。
いったい、いくらかかるのだろう。
夫はそういうことを知っているのだろうか。
彼は、仕事とテレビを観ることくらいしかできないのではないか、と心配になる。

私の具合が悪いとき、夫はここで普通に売られている日清のインスタントラーメンを作ってくれた。故郷の味が必要だろうと思ってだろうが、その味は凄まじかった。
あの単純な調理法をどのようにアレンジしたのか(ちゃんと作り方はドイツ語で印刷されている)体験したことのない不味さに驚いて具合の悪いのを一瞬忘れたくらいだった。

インスタントラーメン作りと他の物事を一緒にするのは違うのだろうが、それでも心配になる。
義両親たちが動けなくなったら、この家屋は数ヶ月で機能不能、崩壊するだろう、ぎゃーっ!!





庭仕事、命。

2018年07月10日 | 家屋
タイトルは決して大げさな表現ではない。
今日、街中で半時間ほど会話したB夫人は81歳。子供たちが成人する頃、ダンナさんに離婚を求められ別れた。
住まいも財産もほとんど受取ることなく、製本工場で働いて生き抜いてきたそうな。
「去年年末、7歳若い友人が亡くなってね」
と話し始めた。
「彼女は専業主婦で、安楽に暮してきたのに私より早く逝ってしまうなんて」と悲しんでいた。
私は彼女を励ますために「B子さんが元気なのは、働いていたからではないですか?身体を動かすのは健康な長寿に繋がるのでしょうね」と言った。
するとB子さんもその説に心当たりがあるようで「そうね、この年でも自転車で半時間は楽に移動できるし」と答えた。
そういうわけで、毎日庭仕事で激務の義両親たちも、健康な長寿の鏡のようである。

ここの日光は非常に強く、帽子も被らないで作業するのは日本人には危険すぎる。
一人で池の脇にいて、意識を失って池に落ちたら確実に溺死。水深1.5メートル。

ミラベレと呼ばれている木の剪定作業。
切った枝葉は普通のごみ収集に出すには大量すぎるので専用の収集所の車で運ばなければならない。

一段落すると、これまた太陽の下で寝転がって休憩。
私も誘われるが、断る。日焼けによる皮膚がんはコーカソイド種に多いのに、どうして知っていて太陽に当たりたがるのかまったくわからない。

こんなに忙しいのに、義母はちゃちゃっとケーキを焼く。
いらない、と言っても焼く。止めてくれ・・・・

そういうわけで、下手すると、私より長く生きるのではないかと予想できる義両親たち。
私は運動不足、毎日同居の神経遣いでうっかりすると体重減。
日本人遺伝子には合わない食事と生活習慣。

義両親が他界すると、さまざまな不都合がでてくるが、私が死んでもあまり影響はない、という事実。
うわー。あまり、考えるのはやめておこう!


庭仕事は怒鳴りあいながらする義両親たち。

2018年06月22日 | 家屋
ウチに休暇旅行の習慣が根付いていない理由のひとつに、庭の手入れから逃れられないことが挙げられる。
以前もこれをテーマにして書いた記憶がある。
子供の頃、夏休みに長期旅行にいけなかった義姉などは、現在庭のない集合住宅暮らしだ。頻繁に二人の子供たちとあちこち旅行している。
私たち夫婦は、単に経済的な理由だ。ドイツに暮らす人たちを観察していると、まったく旅行をしない人々もたくさんいる。夫のように旅行に関心のないドイツ人だって、在住外国人だって多くいるんだ。

さて、その夏場に重要な庭仕事。
昨日はりんごの木の剪定作業だった。

収穫まであとひと月くらいか。そんな時期に枝を切るのね。
ちょいと頭に置いておこう。

何しろ、夫も義姉も庭仕事にまったく興味がない。
義両親たちがいよいよ動けなくなったら、もしかして、私一人でやるのかい??

高い位置で電動のこぎりを振り回すなんて、私には無理だ。

義母はなるべく将来のことを考えないようにしている様子。
いま、この瞬間の仕事に熱中するのか彼らの人生。

切り取った枝葉はそうした専門のゴミ収集所へ持っていく。
幼い頃からこうした仕事ぶりを義両親の子供たちは見てきたはずなのに、まったく関心を示さないのはどういうわけだろう?
ごく小さい頃は「危ないから近寄るな」ときっと義母は言っていただろう。
そのうち、面倒になって、子供たちは勝手にテレビを観るだけの生活になったのか?
しっかりしつけなかったツケが回ってきたものだぁ~
っていうか、夫の激務、週末さえ事務所に行かなければならない状況では、無理だろう。
いったい、義両親たちが現役で働いていた頃はどうしていたのか?
うう、疑問がいろいろふつふつ涌いてくる。





脱水機が庭を飾る、何でもアリ、ドイツ?!

2018年05月27日 | 家屋
毎日、家屋と庭の手入れに余念がない義母。
夏場のベランダは日光浴用。私に「ここに長椅子を出すから、もっと日焼けしなさい」と諭した義母だ。うー、日本との感覚の差に改めて驚く。

池のハス。

義両親同居でも極楽浄土・・・!?

さて、庭の角を見ると、何やらいつもとは別の物資が置かれていることに気づいた。
ひゃっ。今年に入ってから再起不能になった脱水機。

義母の母親が使い始めたいうこの品、つい数ヶ月前までの65年間、修理しながら現役で働いてくれていた。
手洗いが好きな義母と私には必須の品だ。今は、別の脱水機を使っている。

それにしても、庭に脱水機を飾るなんて。ドイツ人って、そういうの、好きなの?ウチの義両親だけ?

何やら見慣れない鉢だとおもったら、これはその脱水機の脱水槽なのだそう。

ひゃーっ。なんでも庭を飾る根性。

去年からウチを東側を飾っているバーベキュー道具のことを記事にしていた。夏向きオブジェに変更
家の中には義母が子供の頃から使っていたケーキ型が壁を、炭を入れて熱するアイロンが棚を飾っている。
こうやって、家財道具がどんどん展示され、ついには博物館になっていくだろう。
うっほ、料金徴収してウハウハになれるかっ!





便利な義父と義母。住まいの修繕、手入れに欠かすことはできない。

2018年03月25日 | 家屋
寝室と廊下に敷かれているじゅうたんの境目がボロボロになっていたのは1年ほど前から気付いていた。
義父に話すと、きっと「使い方が悪い」などと叱られそうなのでずっと黙っていたんだ。
普通に暮していても家や家具などは老化や消耗するものだとは皆納得しているとは思うのだが。
境目のボロボロの下は、コンクリートの床がみえた。そのコンクリートの表面に塗りつけられていたと思われる接着剤がボロボロになっていて、掃除機で吸い取ることができた。
全部はがして吸い取りたい気持ちになったものだ。
先週外出から帰ってくると、その境目には細長い金属板が打ち付けられていた。

端っこのほうは、もう、じゅうたんが擦り切れている。壁紙もはがれかかっている。

ボロボロの家も、こうして直しながら使っていくこの生活。
義父がいなかったら、すさまじいことになっていただろう。
夫は、まったくこうしたことに関心がないもの。

義母のこの室内装飾はもう、時代遅れはなはだしい。

捨てたくてたまらない私の衝動を抑えている。
義母のおかげで家の中が清潔に保たれていることを考えると、彼女の古い趣味を否定するのは全く見当違い、ということになるからねぇ。




みんな引越ししている例の一部、日本風の物がいっぱいある台所

2018年03月11日 | 家屋
腱鞘炎続行中だが、日常生活にはさほど差し障りない。
やはり、PC操作が治癒を遅らせているのだろうなあ。ブログを書かないって発想ができない現在の私。

周囲の仲間が次々と新居を構えて報告してくる。
ドイツ人女性P子さん。知り合った頃から数年は旦那さんの両親の家の二階で生活をしていた。
二世帯同居で生活空間は完全に別だった。理想的な住まい方だと思う私だけれど、やはり何かあったに違いない。数年前にそこを出て賃貸住宅に引っ越した。

今回は家屋を購入したらしい。長く事実婚だった二人。それぞれに元配偶者の間にできた娘が一人づついる。
その娘さんたちも成人しているので一緒に住むことはない。(例外も多いが!)
娘たちも独立し、自分たちも正式に結婚したので、家を所有したいと思ったのだろうな。(なんだかいろいろ順序が違うような気もしないこともないけれど、今の世の中何でもアリ、だからな)

台所の写真を見てちょいとがっかりした私。なんだか、日本のそれと酷似しているじゃあないか。
添えられた文章を読んで納得。「一時的な様子」だそうで、これからもっとすっきりと片付けられることをほのめかしていた!

私が招かれるときには、ドイツらしいすっきりとした台所になっていることだろう。
他人のことながら楽しみだ。いいなぁ。

やっと気付いた

2018年03月06日 | 家屋
人気の義母ケーキ。
気温が低かった先週は、冷蔵庫に入れなくてもゼラチン入りフィリングがうまく固まる。
台所の裏にある食糧小部屋は10度から14度だ。

祝い事や訪問先へのみやげには上に飾りがつく。これは自家消費用。

先週末は、偶然知り合ったドイツ人男性とその家族・親族を訪問した。そのドイツ人男性は東京在住で、夫と同じ職業だから彼のお母さんが「是非この機会に会いましょう」って提案したんだ。
出張でミュンヘンに来たその男性、日本語力抜群だった。夫があとからいじけていたものだ。
その時にこのケーキを持っていったんだ。
訪問先の家族3人はそれぞれ一切れしか食べなかった。けっしておいしくなかったわけではなさそうだった。
夫と私は、義母に鍛えられ、軽くふたきれを食べるのが義務だから、無意識にふたきれを食べた・・・
私たち二人の方が、他の三人より体格が小さいのが笑えた。食べる量と体格は比例しない。

さて、先日の日曜日は気温も上がり、天気もよかった。

壁3面がガラス張り、天井もガラスのこの部屋は「冬の庭」と呼ばれている。
長いこと、なぜそのように呼ぶのか謎だった。冬場にここを使うことはめったにない。暖房設備はあるけれど、断熱効果ゼロのこの部屋を暖めるのはムダでしかない。
夏場の週末はここでケーキを食べる。冬はほとんど使わない。

そこに置かれている温度計を見てびっくりした。27度!

天気がいいと、外気温が多少低くてもここはかなり室温が上がることを知った。
義母がときどきそこで本を読んでいたりするのは充分な暖かさがあるからだろう。
冬に晴れると庭のように利用できる、ということで「冬の庭」って呼ぶのだろう。
と、悟った。(正しいかどうかわからないが!)

みんな次々と引越しするのをよだれたらして傍観しているりす

2018年03月05日 | 家屋
夏ごろに出産予定の近所の中国人から、引越し先が見つかったという連絡が画像とともに来た。
現在の住まいはとても狭くて赤ん坊と一緒はちょいと苦しいな、と私も思っていたところだ。

家屋写真はいつも実物より良いので、実際はどんなだろうか、とちょいと思案。
中国人は浴槽を使うことは日常的にあまりない様子。ってことは贅沢だな、とうらやましく思う。

階段の上に記載されている8.33㎡の部分は、もしかして物置だろうか?こちらで真剣にこうした図を見た経験がないのでよくわからない。

居住部合計約66平方メートルは充分な広さだろう。
家族3人でしばらく暮せるぞ。(第一子と第二子の性が違うとそれぞれに個室を与えるのが難しいだろう、と思った)

ここのところ住居を買ったとか、より大きなアパートに引っ越した、という報告をたびたび聞かされる。
まるで、私たち夫婦はドイツで一番貧しく暮しているような印象だ。
すでに諦めたのも事実。
このまま同居人生突っ走れっ、がんばれ、りす。
・・・って自分を応援。

インゴルシュタットの高級住宅街

2018年02月21日 | 家屋
年末に知り合った義両親世代のドイツ人女性宅に招かれた。
ドイツの冬らしいどんよりとした画面。いくら修正しても明るくならない。

ここを歩いていて、何か変だな、空が広いぞぉ、と思った。

おお、二階建ての家がほとんどない。上に高くない分、地上面に広い。
もしかして、ここは高級住宅街か?

新しい知人G夫人はこの住宅街に住んでいるが、親族の家に間借りをしているのだそう。
充分すぎる広さの居間と、これまたでかい寝室。小さな台所付き。もちろん専用のバストイレ有り。
一人で使うにはもったいないくらいだ。
共有玄関も素晴らしく広く、感動させられた。

さて、彼女の手料理をごちそうになった。

義母と同世代といえども、食べるものの好みは全く違うことを認識。
まず、魚料理が出る、というところで違う。義母は仕方なく魚棒など出来合いのものを使うものね。
出来合いと言えば、この写真の皿の上の半分以上は出来合いの品を温めるだけのものだ。
ウチではまったく買わないので、私は自分の人生で数度しか食べたことがないものばかりだった。
そういうわけで、他人の手料理に招かれるのはとてもいい経験だと思っている。
おいしかったぞぉ~。
「次回はパイ生地でホウレンソウを挟んだイタリア料理にしましょうね」
とG夫人は言った。

さて、家に戻って義母にこの地域の話をすると彼女はよく知っていた。
「商売が上手くいった人たちが集まっている地区よ」
いろいろな店や会社の名前を挙げていたが、聞き取れず記憶に残っていない。
G夫人は他地域から去年引っ越してきた人なので、インゴルシュタットの商売成功者ではないことだけは確実だ。
うん、金持ちの親族がいるとこういう幸運に恵まれるのね。
いや、きっと、彼女もガンガン稼いでいた人なんだろうなぁ。
働かざるもの、義親の支配下になるべき。
と、しんみりと思ってしまった。