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林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

粛々と慰霊の旅

2015-04-10 | 床屋放談

天皇皇后両陛下が慰霊の旅を終え、パラオ共和国から帰国された。

両陛下の平和への強い願いは尊く、全面的に信頼できる。
一方「積極的平和主義」を唱える安倍首相ほど胡散臭いものはない。
口先で誤魔化しているが、アメリカの戦争を応援することが、首相の「積極的平和」なのだ。

両陛下の慰霊の旅は、政治介入が禁じられている中で、精一杯ご意志を表わされたのでは。
戦争を知らない政治家と
戦争でいい思いをした人の子や孫が、戦争の悲惨さを風化させている。
中国への対抗策は必要だが、安倍首相はアメリカ頼りに偏り、むしろ危険だ。

お二人の旅は、日本人に過去の残酷な戦争を思い出させる。
その結果、安倍政権によるなし崩しの軍国化を巧妙に妨げてきた。
安倍首相と皇室は互いに快く思ってはいまい。
安倍首相は宮内庁長官を更迭するだろう。

しかし両陛下は、これからも粛々と、好戦的な安倍首相を牽制し続けて頂きたい。



ところで「粛々」です。
古い電子辞書では「粛々」には以下の意味がある。

  ①つつしむさま ②静かにひっそりしたさま ③ひきしまったさま 
  ④おごそかなさま。「葬列がーと歩む」


森生は以前からこの「粛々」を連発する政治家が嫌いだ。
政治家の「粛々」には、電子辞書には載っていない5番目の意味がある。
例えば醜聞を暴露された場合や、不適切な寄付金を受け取った場合。

  ⑤周りが何といおうと構わず進むさま。「与えられた職務をーと遂行する」

安倍首相を支えている菅官房長官が、沖縄で「粛々と」と言い、翁長知事が猛反発した。
⑤の意味があるので、反発は当然である。

  週1回更新するブログ「小肥りじいさんが見た風景」を愛読している。
  普段はほのぼの系で愛読者が多い。
  しかし最新の記事は「粛々」につい考察されており、普段の記事とは趣が違う。
  森生は小肥りさんのお考えに賛成します。ぜひご覧くださいね。

  150410


落葉松の雨の音

2015-04-09 | 歌の翼に

朝からの雪は夕方から雨に変わり、夜まで降っていた。
結局、一日中youtubeの森をさ迷い、素敵な歌に辿り着いた。

       「落 葉 松」 野上彰作詞 小林秀雄作曲

です。

先ずピアノの前奏に心臓を鷲掴みにされ、詞の始めの1行で耳が釘づけになってしまった。
歌詞は簡潔。メロディはしっとりと品が良く、優しく暖かい。そしてピアノ伴奏が華やかである。
本来は合唱曲らしいけれど、大勢のクラシック畑の実力派歌手がソロでも歌っており、どれもこれもが素晴らしい。

       ・・・・・・・

       落葉松の 夜の雨に  わたしの 心が濡れる

       落葉松の 陽がある雨に  わたしの 思い出が濡れる

       落葉松の 小鳥の雨に  わたしの 乾いた眼が濡れる

        ・・・・・・・・

野上彰のこの歌詞は明らかに北原白秋の影響があり、多くの人が軽井沢の秋を思い浮かべるようだが、森生は断然八ヶ岳高原です。

初めて八ヶ岳高原の落葉松を見たのは、25年も前のことだった。
八ヶ岳高原ロッジに上がってゆく道の両側の、圧倒的な落葉松並木の新緑を、今でも時々思い出す。

       

建設中とその直後の高原音楽堂でのことは、愉快なことばかりではなかったが、時は全てを浄化し、懐かしい思い出に変えた。
あの野郎め、どこでどうしてるかなぁ。きっといい爺さんになっただろう。今なら握手できると思う。

勿論、音楽祭を終えた秋の八ヶ岳高原と、落葉松の林も素晴らしかった。
近年は、ああいう達成感が全くなく、悲しい。

       落葉松の 夜の雨に  わたしの 心が濡れる

       ・・・・・・・・・

 

季節外れの冷たい雨の午後。落葉松に降る雨の音が、じじぃの耳の中で鳴り続けていた。

写真は「八ヶ岳高原ロッジ」「TSUKEMEN 」「宝建設」さまから拝借しました。

150409


雪の日はしょうがない

2015-04-08 | 歌の翼に

今朝は布団を被っていても寒かった。

国営放送では、室外で天気予報をするようになったお嬢さんが、日替わりの上等なコートを着て、寒い寒いと繰り返す。
そんなに寒けりゃもう少し布団の中にいよう、とまた布団に潜りこんだ。

余談ですが、
籾井会長は安倍さんの成長戦略に協力したいのなら、予報士のお嬢さんに、寒い寒いと言うな、と指示すればいい。
あの寒い寒いという発言が、どれだけ経済活動を阻害し、経済的損失を生んでるか、考えてみたまへ。

ま、じじぃは寝てればいいんだろうけどね。

そううわけで、1時間半も愚図愚図して、やっと布団から這い出し雨戸を開けると、雪がワラワラと降っていた。
散り始めた桜に降る本格的な雪である。桜に吹雪とも言いますね。

数日前は、花粉症対策が終わらないうちに、紫外線対策と熱中症対策が必要な日が、突然やってきた。
今日は防寒対策と体調管理が必要である。股引はどこだ。



日記をパソコンの中で見失い、昨日は、何とかしなくては、PCデポで治療してもらわなければ、と焦る気があった。
しかし、雨でもしょうがないのに、雪では猶更しょうがない。

    雨が空から降れば
    オモイデは地面にしみこむ
    雨がシトシト降れば
    オモイデはシトシトにじむ
    ・・・・・・・
    しょうがない
    雪の日はしょうがない
    おうちの机でひとり
    ブログをかけば
    ブログもまた
    雪の中
    しょうがない
    雨の日はしょうがない
    しょうがない
    ・・・・・・・

しょうがないので、youtubeで小室等を探し出した。随分老けていた。いい歌だけど視聴数が少なく、身につまされる。
そうして、ひねもすyoutubeの海を漂っております............。

 

記事はミゾレ状態になりましたが、12時現在、当地はまだ雪が降ってます。

150408


過去よさらば、か...

2015-04-07 | じゃじゃ馬馴らし

というわけで、日記が行方不明になったパソコンを、新狭山のPCデポへ持っていこうにも、朝から冷たい春雨が止まない。
車の乗り降りで、パソコンを濡らしたくはない。
それにHPで調べると、料金が35000円もする。55歳以上割引を使ったってハンパじゃない金額だ。
......う~む

そもそも無くした(いや、多分どこかに紛れ込んだのだろう)日記は今年の1~3月分と4月は5日間分だ。
朝飯に何を食ったか忘れるくらいだから過去3か月、何があったのか殆ど記憶にないけれど、なぁに大したことはなかったはずだ。
平々凡々の、おまけのような3か月だったと思う。

大金を使い、過去を振り返ることもあるまい。
安倍の晋ちゃんも未来志向と言ってるではないか。(ま、晋ちゃんくらいの若造なら未来も大望もあるだろうけどな)

というわけで、一昨日の真夜中から昨日一日、大いにパニクったが、朝からの寒さで少し冷静になっております。
それに、PCデポに電話で事前相談をしたら、

  データは復旧できますけれど、特定のファイルの復旧はできません。

  だって警察は、容疑者のパソコンやケータイから、消去した過去の情報を復旧してるじゃありませんか。

  あれは何十人もいるスタッフが、虱潰しに履歴を辿り証拠を炙り出してるのであり、当社ではそこまではやってません。

  ふ~ん、ファイルもデータの一種じゃじゃないんですかぃ。

  ともかく一度パソコンを持ってきてください。

以後、リカバリーだの何だのと噛み合わない遣り取りでへとへとになった。
パソコン業界人は宇宙人ですな。(相手は、じじぃは原始人と思ってるだろうよ)

氷雨はじじぃの出鼻をくじき、花を散らし、まだ降り続いている。

  もぅいいや、過去よさらばじゃ。

という気分が、ようやく芽生えてきた。さて........。

お断わり。PCデポの担当者は意地悪、と受け取らないでくださいね。森生がとろいだけですから。

150407


消えた日記

2015-04-06 | じゃじゃ馬馴らし

降りそうで降らない日が続き、すっかりだらけてパソコンを動かしていたら、今年の日記が無くなってしまった。
毎晩寝る前にその日の出来事をパソコンに入力しているので、いつものようにデスクトップのショートカットをクリックしたら、さぁ大変だ。

  Microsoft Excel
  申し訳ございません。C:¥Users¥Morio¥Document¥2015日記が見つかりません。
  名前が変更されたか、移動や削除が行われた可能性があります。

と出たのである。

名前を変えるわけはない。
ウッカリ削除したのなら、ごみ箱にあるはずだが無い。
移動っていわれても、一体どこへ移動したんだ。

ドキュメントほか手当たり次第に検索したけど見つからない。そのうちデスクトップのショートカットも消えてしまった。
一晩経てば自動的に治ると思ってたが、治らなかった。

夕方、電脳の神様が往診してくれたが、「あんたは弄り過ぎよ、こじらせちまったようだ」とキビシイご指摘。
弄った覚えはないけどなぁ......
結局、本狭山のPCデポに入院させなければならないのかなぁ.....

そういうわけで、暫くの間「林住記」はお休みします。

150406


菜の花の辛子和え

2015-04-02 | 知ったかぶり

レンジでチンするだけで菜の花の辛子和えができる、と辛子和えの素(日本食研)に書いてあった。
へー茹でなくてもいいんだ、簡単だな、と感心。早速試してみた。

         
袋の裏には、洗った菜の花を、チンしてから水でアクを洗い流し、絞ってから菜の花を切り分ける、と書いてある。

そこで、水洗いしてから先ず切り分け、2分間チンしてから笊にあけ、水道水でアクを洗い流し掌で固く絞り、深い皿に入れる。
そして辛子和えの素を適量振り掛け、混ぜ合わせて出来上がり、と順序を我流に改善。

出来上がった菜の花の辛子和えは、鮮やかな春たけなわの色に仕上がった▲
菜の花はほろ苦く、栄養たっぷりな春の味。料理の天才だぃ。

但し、蕾の状態の菜の花を使ったけれど、ちらほら黄色い花が混じっているほうが、趣があって宜しかったかと。
だから写真は、近所の菜の花畑から失敬しトッピングしただけのものです。

菜の花の写真はセコムさんの「食材物語・菜の花」から拝借しました。
内容は充実して頗る便利です。日本食研さんは不愛想。

150402


生きぬく桜

2015-04-01 | あらら!

手厚い保護作業が施されている弘前城のような例外もあるが、染井吉野桜は普通60年くらいで寿命が尽きるそうだ。
聖天院の染井吉野も、多くがぼろぼろになり伐採された。

しかし、高麗殿の池のそばにある染井吉野は、伐採した切り株から新芽が出て、にょきにょきと育ち、花を付けている。
励まされる風景ではあるけれど......。

150401