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林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

HOW INSENSITIVE

2006-09-07 | 歌の翼に

 天気も気分もスッキリしないので、レコードを聴いた。
ボサノバである。
森男が20代の頃、小流行があったきりで、今はあまり聞かなくなった。

 ボサノバは、ブラジルの情熱的なサンバのリズムに、クールなモダンジャズを程よく混ぜた、50年前の新しいポピュラー音楽。
ハーモニーが美しく、感情をあまり込めないクールな歌いかたにも特徴がある。
森男は、随分集めた。

 中でも、ドリス・デイの「LATIN FOR LOVERS/DORIS DAY」がいい。ボサノバの名曲が入っていて、特に好きなものは、

   「HOW  INSENSITIVE」 だ。

2番目の歌詞を、慣れないが英語で写してみる。

     Now he's gone away
    And I'm alone with the memory of his last look
     Vague and drawn and sad
     I see it still all the heartbreak in that last look
     How he must have asked
     Could I just turn and stare
     In icy silence
     What was I to do
     What one can do
     When a love affair is over, is over

 凡その意味は分かりますね。ドリス・デイはこれを、切々と歌っている。

 林住期(7/29)になると、この歌の切なさがよく分かる。「love affair is over」 です。
森男は「love affair 」はとうに過ぎ、今や「all is over」。
これを理解出来ない、デリカシーが無い爺とは付き合いたくないね。

 ボサノバ専門の歌手に、アストラッド・ジルベルトや、ラナ・レオンがいるが、二人ともふてくされた歌い方で嫌い。音程も怪しい。
森男が20代の頃、既にいいオバサンだったカテリーナ・バレンテ、東京に住んでいたヘレン・メリル、スペイン系のヴィッキー・カーなどの方がいい。男性ベテラン歌手も多勢歌っている。
もちろん、ドリス・デイ姉さんが、すごくいい。
先輩(9/1「爺の井戸端会議」)は、小野リサに痺れるそうだが、森男は名前だけで、歌は聞いていない。

 世間は何かと言うと「癒し」とか、「和み」とか言う。なのに、何故ボサノバが流行らないのか、不思議だ。音楽業界は怠慢だ。

 歳はとりたくないもので、この大切なレコードを、掃除するつもりが、間違ってゴム糊を噴射してしまった。缶の字が読めなかったのだ。
色々手を尽くした結果、洗剤でゴムを除去したが、雑音が入る。ヤフーのオークションで、完全盤を売っているだろうか。出来ればCDが欲しい。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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御礼 (川越いも)
2006-09-08 23:21:53
当方ブログにお立ち寄りいただき、また

ご紹介もしていただき、ありがとう

ございました。いつまで続くか、分かりませんが気長にのんびりとやっていきます。

ところで、ドリスデイとかヘレンメリルとか

懐かしい名前が出てきました。

ニューヨークのため息、ヘレンメリル、

横浜のため息、青江三奈、なーんちゃって。

私、ヘレンメリル+スタンゲッツのCD持って

います。

ボサノバと言えば、私はセルジオメンデス

&ブラジル66で目覚めました。今から40年

も前の話です。



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なるほど (森男)
2006-09-09 08:55:43
あっはは。

そうだったのか。

返信を焦ってましたが、このコメントに替えますね。
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