天気も気分もスッキリしないので、レコードを聴いた。
ボサノバである。
森男が20代の頃、小流行があったきりで、今はあまり聞かなくなった。
ボサノバは、ブラジルの情熱的なサンバのリズムに、クールなモダンジャズを程よく混ぜた、50年前の新しいポピュラー音楽。
ハーモニーが美しく、感情をあまり込めないクールな歌いかたにも特徴がある。
森男は、随分集めた。
中でも、ドリス・デイの「LATIN FOR LOVERS/DORIS DAY」がいい。ボサノバの名曲が入っていて、特に好きなものは、
「HOW INSENSITIVE」 だ。
2番目の歌詞を、慣れないが英語で写してみる。
Now he's gone away
And I'm alone with the memory of his last look
Vague and drawn and sad
I see it still all the heartbreak in that last look
How he must have asked
Could I just turn and stare
In icy silence
What was I to do
What one can do
When a love affair is over, is over
凡その意味は分かりますね。ドリス・デイはこれを、切々と歌っている。
林住期(7/29)になると、この歌の切なさがよく分かる。「love affair is over」 です。
森男は「love affair 」はとうに過ぎ、今や「all is over」。
これを理解出来ない、デリカシーが無い爺とは付き合いたくないね。
ボサノバ専門の歌手に、アストラッド・ジルベルトや、ラナ・レオンがいるが、二人ともふてくされた歌い方で嫌い。音程も怪しい。
森男が20代の頃、既にいいオバサンだったカテリーナ・バレンテ、東京に住んでいたヘレン・メリル、スペイン系のヴィッキー・カーなどの方がいい。男性ベテラン歌手も多勢歌っている。
もちろん、ドリス・デイ姉さんが、すごくいい。
先輩(9/1「爺の井戸端会議」)は、小野リサに痺れるそうだが、森男は名前だけで、歌は聞いていない。
世間は何かと言うと「癒し」とか、「和み」とか言う。なのに、何故ボサノバが流行らないのか、不思議だ。音楽業界は怠慢だ。
歳はとりたくないもので、この大切なレコードを、掃除するつもりが、間違ってゴム糊を噴射してしまった。缶の字が読めなかったのだ。
色々手を尽くした結果、洗剤でゴムを除去したが、雑音が入る。ヤフーのオークションで、完全盤を売っているだろうか。出来ればCDが欲しい。
ご紹介もしていただき、ありがとう
ございました。いつまで続くか、分かりませんが気長にのんびりとやっていきます。
ところで、ドリスデイとかヘレンメリルとか
懐かしい名前が出てきました。
ニューヨークのため息、ヘレンメリル、
横浜のため息、青江三奈、なーんちゃって。
私、ヘレンメリル+スタンゲッツのCD持って
います。
ボサノバと言えば、私はセルジオメンデス
&ブラジル66で目覚めました。今から40年
も前の話です。
そうだったのか。
返信を焦ってましたが、このコメントに替えますね。