林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

夏祭チョトマテクダサ~イ

2017-08-07 | 高麗便り

夏祭りには、日が暮れてから行った。会場は団地でいちばん広い公園だ。
上り坂が多い右下がり団地に、こんなに大勢の住民が、特に子供たちがいたとは驚きだった。

班長は朝9時に集合し、午後から始まる夏祭りの準備作業を、という指令があったけれど、じじぃは当然知らんぷり。
猛烈な蒸し暑さがぶり返し、こんな日に作業を手伝ったら死んじまい、却って迷惑だろ?

だがあらかじめ、夜の部での給水係兼駄菓子配り役を仰せつかっていたので、5時半に会場入りしたのだ。
そして、森生班長が所属する部の部長から、盆踊りに出演するおばばたちの溜まり場に配属された。

  

準備はすっかり済んでおり、溜まり場を取り仕切るおばさんは、薄いアッパッパーを汗だくにして大張り切り。
何もかも自分でやってしまうので、森生じじぃは完全にお邪魔虫。
部長も同じような境遇で、コンデジ持ってウロウロ。

でも森生はね、おばばたちに気に入られたみたいで「お父さん、これ」と駄菓子を分けて下さいましたよ。えへへ。
ばぁさんたちに、お父さんと言われる謂れはないけれど、物を頂くのは悪い気はしない。

そういうわけで、結局3時間半、駄菓子を前歯で食う以外、何もすることは無かった。
相棒になる予定のおじぃさんは、お祭を忘れたらしく、最後まで顔を出さなかったが、何の問題も無かった。

  

親しい人は、団地選出の市議先生とグリーじぃの他は、誰も会場に来なかったみたいだ。

丸川珠代先生の、背は高いが腰は低い旦那と、アブラ切った県議先生と、痩せた市長が来臨し、それぞれ舞台上にてご挨拶。
日本国埼玉県日高市の未来は安心だ。場所が場所だから当然の約束だが、民進党はどこでどうしているのやら。

市議先生は気配りに忙しく、グリーじぃはフランクフルトの売店で、美声を張り上げていて、近づけなかった。

幼児も混じるチンピラ男女のモダンダンスは騒々しく、御免蒙りたい。
土管おばば連のフラダンスは良かった。中でも、

    チョト待テクダサ~イ

がユーモラスでトロピカルでホンワカで哀感もあり、特に良かったなぁ、音楽が。
余裕の笑顔で踊れば、もっと良かったのにね。

   

夜9時丁度、今夜2回目、最後の出し物の盆踊りが、めでたく終了。おばぁさんたち、相当消耗したようだ。

お祭り最後の挨拶で自治会長は「このあと、役員さんたちは、冷たいものでも飲みながら、反省会をやりましょ」などという。
後片付けは、明日の日中に、ゆっくりやるらしい。
じじぃは行かないよ。

  

   数年前まではわが猫額亭でも、祭太鼓や炭坑節やドラエモン音頭が聞こえたものだ。
   ところが最近、全然聞こえないのね。ウルサイっていう苦情があり、自治会が音量を絞ってるのか、じじぃの耳が遠くなったのかも。
   相棒の予定だったおじぃさんにも、聞こえなかったんだろうな。

   170807



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