林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

下着泥棒

2007-04-16 | 床屋放談

  横尾忠則「腰巻お仙」

 常習の下着泥棒が捕まった。
 民放はこういう話題が大好き。

 下着を物色し自分の下着の中に突っ込んでいるのをを写していた。

犯人は中学の先生だった。
校長先生はいつものように、

 驚いた、泥的先生は真面目教育熱心で生徒たちに信頼されていた。

この言い草は、部下をしっかり観察していなかった、という意味である。

先生だって何万人もいれば、こういう人物がいても不思議じゃない。
校長先生同様、普通の先生もそんなに信用してはいけないのだ。

相田みつを先生も、人間だもの、と言っている。

世間は犯人先生を非難する。
そりゃそのとおりだが、被害者もチョット....、だね。

何度も被害に逢っていながら、性懲りも無く、夜、下着を外に干していた。
外でヒラヒラ見せびらかすから、先生、アタマに充血してしまったのだ。

犯人をおびき寄せて、隠しカメラで撮って、逮捕に繋げたのは偉い。
でも今夜から、下着は夜になったら家の中に取り込もうよ。

江戸時代は、風鈴を夜になると家の中に取り込んだそうだ。
チリン、チリンが隣近所に煩かろうと。
長屋だって下着は取り込んだに違いない。
えっ?、お腰の下に下着なんか無かった、ってか。

▼うんちく
画像の「腰巻お仙」はニューヨーク近代美術館が60年代の代表的作品に選出した由。
横尾忠則先生がアングラ劇団「状況劇場」のために制作したポスターです。
貼るそばから盗まれた貴重品です。
森男は先生作「浅丘ルリ子」嬢のポスターを秘蔵してます。


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